魂の価値

テーマ:

私の職場に来るお客様の話です



人間観察が好きな私にとって

今の職場は実に有意義だ


ジャンルに拘らない

色んな人を見ることが出来る



だけど

彼女を見る度私は

「彼女の幸せは一体、何だろう?」と考える



出来るだけ詳しく描くので

「彼女」を、想像してみて下さい



歳の頃は40後半

だいたい、身長155cm、体重70kg

髪には白髪が交じり、無造作に結ばれている


下着のようなキャミソールも

その上のカーディガンも、汚れていて所々擦り切れている


何故かミニスカートで太い生脚を大胆に露出

吐き潰したパンプスは、これまた汚れている


いささか派手な服装の割に

顔はノーメイク


その表情は

何にも気を使っていないことが見て取れる無頓着ぶり

口はいつもだらしなく開き

頬の肉も垂れ下がり、怠惰な日常が知れるようだ



そんな彼女は、時折私の職場に現れて

色々と難癖を付ける


いや

本人には難癖のつもりはないのだろうが


一度来店すると、なかなか帰らない


「トイレにお札を落とした。見えているのに、取れない」と

既に流した後のトイレまで呼ばれる


流す前に呼べっての

流した後に便器を見ても

最早、何もない


それでもお客様が納得するなら、と

便器に手、突っ込みましたよ

パシャパシャやって「何もないですね」と言えば

「そうですか」と諦めてくれた


それに味をしめたのか

彼女は毎回私を選んで色んなことを言ってくる


「お財布を持ってないから、ビニール袋に私のお金を包んで」

「これは幾ら?何が他と違うの?」

「雨で疲れちゃったから、座りたい」

会計の後で「今はお金がないから、このまま待っていて。取って来るから」



面白い人だ



彼女は、退屈している


誰にも相手にされない日常に


それで

夜中まで明るい我が店に来るのだ




この世は愛されたい人で溢れている



欲しい、欲しい、欲しい


そういう声なき声が、聞こえるようだ



あなたの幸せって、何ですか?



私はいつも、言葉に出さずに彼女に問い掛ける



容姿の問題が、この場合

彼女の生き様ももろに露呈してしまっている


何も努力しないで、何も頑張らないで

何も気を使わないで


得られる幸せって、何ですか?


色んなこと捨てて

怠惰という言葉がよく似合う


そのあなたの先にあるものって、何ですか?



誤魔化しは、通用しない



もしかしたら、見えないところで頑張っているのかも

何て想像も不可能なほど


彼女は、醜い


その魂が透けて見えるようだ




40過ぎまで、これで通して来て


今後、どうするつもりなんだ?

そのまま朽ちて死を待つのか?

おざなりな日常をやり過ごして


だとしたら


彼女の生きる意味は、どこにある?



心根は生きているか?

感動することはあるか?

もしかしたら、どこかで変わりたいと思ってはいないか?


何らかの希望があるなら

もう少しお付き合いしてみたいと思うのは

私の悪い癖だ


到底救えない


私なんかには、到底




だけど

彼女も救って欲しいなんて

本当は思っていないのかも、知れない


今を、楽しんでいるのかも知れない


寄れば匂うほど風呂に入っていないとしても

他のお客様に後ろ指を指されていても



人の価値観は、否定出来ない




だけど

温かい繋がりを求める私は思うんだ



生まれ落ちた時は、誰も皆同じ


無防備で、頼りない

赤ん坊だった


それが生きるにつれ

この違いは、どういうことだ?



私と彼女は

そんなに違うのか?


同じひとつの命を持ち

たったひとつの人生を生きている


そこに優劣は、ない


優劣はない筈なのに


扱われ方の違いと言ったら!!




それが

今までの生き方の差だと言うのなら


こんなに怖いことは、ない


彼女の今までの生き方を否定することは

自分もまた色んな視線で試されていると感じるからだ



どれくらい真剣に生きて来た?


今ではなく、過去を




彼女を見る度私は


それを彼女と自分

両方に問うている








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声フェチ

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職場に客として

やたら格好良い人が、来る


見れば見る程

惚れ惚れするようなオジサマだ


彼はいつも缶コーヒーと煙草を買って行く


白髪混じりな髪

日に焼けた肌

頬の皺

腕の血管


どれも、素敵



だけど、声がっ!!!!



声がーっ!!!!!



惜しい!!

本当に、惜しい!!



あの人のイメージなら

和彦さんの声がしたなら完璧なのに!!



もうね

性格云々と言うより

声重視しちゃっている時点で

終わってるよね


その人が、どんな人なのか確かめようともせず

声が良ければ飛び込もうとしちゃう辺りが・・・



何で

こんな女になっちゃったのかと


自分の過去

ひも解いて考えてみました



TVから流れて来る声に夢中になったのは


何度も書いたが次元大介だ


あの声も勿論そうだが

世の中を斜から見るような

あの口調も大好きだった


そして

小学校の先生


高学年の音楽の先生で

子供に媚びない無茶苦茶強面で

ヘビースモーカー

音楽準備室の灰皿は、いつも吸い殻が山積みで

笑った顔なんて、滅多に見たことがなかった


廊下ですれ違った時

「走るんじゃねぇよ」

そう言ったその声にビクッとして、ドキッとして

・・・惚れてしまった


到底子供に注意するに相応しくない

ドスの効いた声

冷たい視線



だけど

当時の私はまさか「声」に惚れたなどと思い至らず


その先生を好きになったのだと思った


中学生の時

その先生にバッタリ会い

少しお話をして

分かった


「良い声だね、先生」

そう言えば

「ああ、声だけは良く褒められるんだよ」

と言った


なるほど

そうかと納得した


だって私は彼に惚れるだけの

充分な知識などなく

優しくされたことも

誠意を見たことも、ない


なのに

とても焦れて好きだったのは

その「声」という音声、そのものだったのだと


変なのー



多分

こういったフェチというものは


自分の中に巣食う

人とは違う「変」な部分に気付いてしまうこと



その後の10代から今に至るまで


どんなに熱烈な告白を受けても

私は「声」を基準に男性を選んだ


それを

悪いことなのだと思い

あれこれと理由付けをして

「声」ではない、彼の本質も愛しているんだ

などと

自分を誤魔化したりもしていたが


お断りの本音が

いつも「良い声じゃないから」などと

言える筈もなく


そのことを申し訳なく

また、自己嫌悪も抱いていた



そうでない人には、分からないのだ


「良い人なら、良いじゃないの」

そんな言葉を何回も聞いた


「あんなに、アンタのことが好きなのに」

っていうのも



こっちからしたら馬鹿げた話だ


良い人だから付き合ったとして

色っぽい場面に出くわせば

私は絶対的に満足出来ない

良い声でなければ


だったら

する意味もないし

お付き合いする意味も、ない

愛情を伴わないからだ




私の愛用する古い辞書はこう告げる

【fetishism】

①獣の歯や木片などを物神として崇拝すること

②変態性欲の一種。異性の身に付けている物により性的快感を得る



古い

古過ぎる


今やフェチは多様化していて

もっと色んなものに欲情する人達だっているのに


この私を変態呼ばわり?!


あの兄さんだって立派な尻フェチだというのに!!



自分がおかしな価値基準持っているってことは

充分に理解しています


ずっと離れて見ていて

声を聞いた途端に惚れたり


また

仲良くしていても

いざ迫られると

声を理由に冷めたり


そんなこと

繰り返しています



だけど

これが性癖というやつなので

どうかご理解頂きたい



最近あったね、無言電話

突然のメールも


あなたに返事をしないのは


特別あなたの声を聞きたいと思わないからだ


分かって下さい




私の心には

耳という頑なな門番がいて


この許しなければ

心は開かない


それはもう自分ではどうすることも出来ない






傲慢、でしょうか?








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夢は心を映すもの?

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早朝勤務が続く為

起きれないので夜寝ることを諦め


昼に少しだけ寝るというおかしな生活をしています


昼寝ると

必ずリアルな夢を見るのは何故かしら??


色んな音が、耳から入って来るからかしら??



夢は決まって施設のような学校のような

狭い敷地内の物語で


そこで暮らす様々な年齢の男女の恋愛沙汰


私の想い人は

その中の人気者で

いつも女性にちやほやされている


この時点でもう少女漫画のような匂いが・・・


それに

その人がまるで某声優さんのような声と顔を持ち合わせていて

その喋り口調そのまま

余分な色気を漂わせて

派手な出で立ちで

その高い視点から見降ろしてくるから

何とも、悩ましい



私はそんなに彼が好きだったっけ??

とも思うけど


夢の中の私は彼に釘付け


毎回とぅーびーこんてにゅーどな

乙女的恋物語を繰り返している



寝た気がしやしねぇ



今日見た夢は

先日「好き」だと言って貰えたのに

別の女性と出掛けてしまうという悲しいストーリーだった


「しんちゃん・・・」と言って目覚め


そう呼んでる自分がキモイ

しんちゃんて・・・・・・



これ、何かの罰ゲームですか?

声優ストーリーばかり書いてるからこうなるの??


それに

現実なら、こんなことでは全く動じないであろう私が


夢の中では少女のように些細なことに傷付き

全く面倒臭い


だけど

どこかで、そんな恋愛を現実で出来なくなった自分への

戒めなんじゃないかとまで勘繰る始末



あれだよ、あれ


「クラスの男子にどうしても告白出来ません」みたいな

可愛いお悩みメール読んでるからこうなるんだよっ!!


いや

お返事、しますよ

精一杯しますけど、ね。。


お姉さんね、

(自分でお姉さんて言っちゃった)

そういう可愛い恋愛してこなかったのよ


こう、ドロドロしたやつが専門なの

(何?ドロドロしたやつって?!)


世界観が違い過ぎて・・・





あ。

世界観と言えば



しばらくゲーム「きゃさりん」にハマっていたが

いくつかあるエンディングのうち

結婚と、悪魔になる結末で女はべらせたので気が済んだ


そして

龍の発売前とあって

また龍4を始めたのだけど


しばらく社長のあの自由な感じと良い声に溺れていたのに


章が変わったら、看守の斎藤に大苦戦

やっとこさ脱獄して真島の兄さんに会ったら

何あのクルクル攻撃?!

南くんで大概疲れてるのに、追い打ちもいいところ

相変わらずのトリッキーな動きに手も痺れるっつーの


だけど

「兄弟」

ああ呼ぶ呼び方


あの世界観


やっぱり好きだ


女には踏み込めない

あの世界


私も欲しい

「兄弟」


絶対に裏切らないと言って片目を失くした真島の兄さんみたいに


私にも出来ること、たくさんあるのに、な・・・









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私信

テーマ:

あなたの私宛ての記事

あの最後の一文が

いわゆる私が求めていた

そして

私にはとても分かり易い

「心の声」だったのだと思っています




私はきっと

考え方で言えば

あなたとは対極にいるのでしょう


私の頭ではそれは単純に知性の差なのだと思っていますし

こう簡単に割り切ってしまう性格のズボラさが為せる業かと・・・


考えてみれば

私はあなたのことを何も知らず

お名前や、生い立ち、年齢さえも。

あなたもそうでしょう


おこがましくも、理解したいなどと望んだことにもう無理があるのかも知れません


ここまで少しやり取りをさせて頂いていて

あなたが私に対して腹を立てていないと、良いのですが・・・

(もしくは、呆れているとか)

(面倒な女だな、おい、とか・・・)




私は弟のように可愛い子が

私にだけ入ることを許したスペースへ

私以外の人を入れたことで

彼の目を信じ

あなたに勝手に「仲間意識」を感じたのです


そして

あなたの書く、なんとも奇妙な文章は

私の脳内からは、絶対に出て来ないような言葉であり

表現だった為

「何か、面白い」と感じ、首を突っ込んだのです


この通り

感覚で生きている故

あなたに対しても、自分の嗅覚を信じて


あなたは何だか、面白い匂いがするから

(失礼な意味ではありません)



多分

交われないのならば


しょうがない


私は私の言葉で書きましょう



あなたが書いたように

私も男性を見極める際

時々「ああ、お母様に溺愛された人だ」と感じることがあります


私の場合、これは良い印象ではなく

「あなた、お母様にとても可愛がられたでしょう?」と言う時は

若干の軽蔑を含んでいます


ちゃんとご両親の愛を受けていても

しっかりと自分の人生を自力で歩いている男性は

お母様の愛は糧となり、組み込まれ

その生き様へ変わるもの


大人になってなお、未だどっぷりと母親の愛を垂れ流しているのは

それに甘え、自力で立つことに手を抜いた証拠、と

私は経験から割り出すからです


母の溺愛はある意味とても無責任です


私もそういう愛を持っています


あなたの言う通り

自分の腹から出たものならば

例え、怪物だとしても可愛いものなのです

喜んで命も差し出します


だけど

親の愛は、溺れる程与えるのはもう、無償などではなく

欲の解放に他なりません

愛せば愛す程子供は幸せなはず

そう思った途端、それは有償

というか、欲望の押し付けになってしまう


この匙加減を多くの母親が迷っています

そして多くの母親が間違え

子供を苦しめているのです


子離れ、親離れの問題ですね


ライオンのように早い段階で

厳しい世間に放り出せば良いのです


それもまた愛と、呼べるなら





何度読み返してみても

「何て大変な考え方をする人なんだ」という感想しか出て来ない私でしたが


前回の記事を読んで

なるほど、と思ったことも幾つかあります


私もまだまだ自分の主観で考えていたのだと思うと

お恥ずかしい限りです


何故、ご自分の感覚が信用ならないのか

何故、欲望に揺るいではいけないのか



毎晩薬か酒がなくては眠れない程

色々なことを考えているのにも関わらず


全ての物事の理由と

関わった人達の気持ちを追い切れず


最終的にはいつも

サイコロの目で行方を決めるような

行き当たりばったり、見る前に飛んで毎回大怪我な私は

まだまだ未熟です




考えても見謝るなら、同じじゃないの??

という戯言は

どうか、ここは私の記事ですのでお許し下さい










ロジック出来ないから悔しいんだよーだ(笑)













無償の愛

テーマ:

繊細なお兄様が、私のコメントを受けて

「無償の愛」について語っていらしたので


私なりにずっと感じていたことを少し


長年連れ添った夫婦が

どんなふうに有償の愛から無償の愛に変わるのかは知らない

無償の愛というより、慣れ合いと諦めなんじゃないの?!という気もしないでは、ない


だが

親子の愛に関して言えば

彼が述べたように

「自分が愛されたいと思う前に、愛されているという確信があるからこそ、成立している」というのは

一部の「子」の立場だけに限られる


全ての子供が愛されているとは限らず

また愛されなくとも、親を愛し慕う子もいる


「子」から「親」への愛情と

「親」から「子」への愛情では異なる


少なくとも私の人生の目的は

子に愛されるのではなく

子を、誰かから愛される人間にすることだ

同時に、誰かを心底愛せる人間にすること


そこに見返りなど、はなから求めていない

これを無償の愛と、私は呼ぶ


本当は、これが最も本能と呼ぶべきものかも知れないけどね



だけど

全ての女性が生まれながらに「無償の愛」を知っている訳では、ない



女が「凄い」訳ではなく

それを教えることの出来る人が「凄い」のだと私は思う、なぁ



女は大抵の人が子を孕めるが

それを教わらなかった女は、子を産んでも上手くそれを注げない


多くの女性が、それを親から学ぶのだと思う

そして

愛されたように、自分も子を愛す



だけど

残念ながら私は親からそれを得られなかった


私にそれを教えたのは、治らない病気になった男だった


だから私は

恋愛でも

やはり相手に「無償の愛」を与えたいと思う



だけど、これには無理がある


彼が言うように

愛せば、愛されたいと思うもの

欲はついて回り

純粋であった想いはすぐに欲望に汚される


幾度もこれを繰り返し

得られぬものに地団太を踏んで

相手を傷付けた



だけど、なのか

だから、なのか


私は兄さんに出会って

その生き様と言葉と、影響力にやられて


こちらが何もしなくても

あちらから何かが流れて来るような感覚を知った


つまり

愛情の垂れ流し?

そういう人、だから


私は初めにたくさん貰い物をしたと思い

これはお返ししなければ!と

今に、至る


今まで生きて来て

私はとても出会いに恵まれていると思っていたけれど


それでも得られなかった色々を、あの人はくれた


俗欲とも言うべき

触れたい、寝たい、自分のものにしたいなどは

全てなくなる訳ではないが

そんなもの

まだ望めるほど

何も返せていないじゃないかと

内から自分が言う


それに

今まで私は恋愛に随分と傲慢が過ぎた


欲しい欲しいと、我儘を言って

得られなければ、相手を無能だと感じた


欲しいなら

何故もっと与えなかったのかと

今は、思う


子にするように


振り返れば

過去の私が滑稽だから

幾分、気が楽だ


だけど

踏み外しながらも

階段を登ってきたようにも感じているから

それもまた愛おしくも、ある


絶対に交わらないと分かっていても

恋愛においても「無償の愛」に

出来るだけこの想いを近付けたいと思うのは


そうしたいと思える相手に出会えたからだろう


強欲だった時、私は決して幸せじゃなかった


だけど今は

あの人のブログを読めるだけで幸せだ


逢いに行けば

私の名を呼ぶ


その記憶の隅に住めること


それだけで

とても、幸せ







あなたのように理論立てて書けなくて、すみません

感情論ですが

私は、いつもこうして生きてる