やっぱり「匠」 されど「匠」
あいかわらず、我が家は名前探しをしている毎日であるが、
一つ、子供ができる前から二人で「男の子だったらこの名前がいいかも。」
と話をしていた名前がある。
その名前は「匠(しょう)」。
なんでもそうだが、その道を究めることによって
感じれる大事なことを感じて欲しいという意味から。
まあ理系夫婦らしいといえば、それまでの。。。
もちろん、「匠」も候補の一つとして、二人の間では最近また浮上している名前である。
しかし昨今会社でも「プロフェッショナルよりもグローバルな人間になれ!」と
言われるように、最近私はこの名前は非常にいい名前だけど、
ちょっと固いのではないか、と感じ始めてたそんな休日のある日。
朝ご飯をのんびり食べているとき、
旦那がふとあるテレビ番組にチャンネルを変えた。
その名も「刀匠の挑戦」。
旦那は一言。
「鍛冶って、あこがれの職業だったんだよなー。」
その番組では、
刀作りのその道を究めた匠が、
ああでもない、こうでもない、と
1本の刀を作るまでのそれはそれは「匠」の道。
刀に波紋を入れるときには、部屋を真っ暗にして、
一瞬の美にかける匠の魂(?)
明るくしてできた刀の波紋見てみれば、
「何か違う。」と言って、また部屋を暗くしてやり直し。
とにかく「匠」の道なのだ・・・・・。
すごいんだけど・・・。
なんだかついていけない・・・・・・。
私達夫婦は食い入るようにその番組を見終え、
なんだかひじょーに複雑な気持ちになったのだった。
やっぱり「匠」。
されど「匠」。