2008年07月03日

ついにやっちまった…(笑)

テーマ:合唱
 事の始まり(?)は2週間前、前回のシュテックフェルトでの合唱練習の後。
 前回の練習日、6月19日はサッカーのドイツ戦だったので、合唱練習をいつもより30分早く終えた。サッカーファンが観戦のため大急ぎで帰ったあと、椅子の片づけを手伝ってくれた団員のおじさんたちとしばらくダベっていた。
 合唱団の次の出番は、7月13日のローテンベルク教会での礼拝なのだが、そこで歌う曲の話になった。シュテックフェルト教会のJ牧師の提案で、合唱団の元指揮者であり、亡くなった引退牧師H氏(2006年9月21日の記事 参照)の作った讃美歌"Ich bin verknügt, erlöst, befreit"(私は楽しまされ、救い出され、自由にされている)を歌うことになったのだが、その歌について一人のおじさん曰く、


 「残念だよなぁ。この歌をH氏が四声(合唱用)に編曲していなくて。」



 ……!!


 そか(*゚Д゚) 四声にするのは私がやればいいわけだ。


 幸い、6月26日は合唱練習が休みで、2週間あるし余裕♪なんてその時は思っていたのだが…いつものように寸前にならないと尻に火がつかない私のこと、ようやく作業に取り掛かったのは昨日であった(苦笑)
 言葉のリズムやアクセントに気をつけて和音やリズムを決める、という初歩的な部分はもちろんだが、礼拝まで残りの練習が2回しかないし、あんまり難しくしたらきっと歌ってもらえないよなぁ…と思ったので、なるべく各声部の音があっちこっちへとばないように気をつけながら曲を書いてみた。やろうと思えばいくらでも複雑に出来てしまうものなのだけれど、意外に単純かつきれいな編曲をするというのは難しい。
 といいつつも、四声にする作業自体は3時間ほどで終わった。でも、自分で書いた楽譜はほとんど「スケッチ状態」なもので、歌ってもらうにはキレイに清書せねばならない。(もちろん今日、音楽ソフトウェアなんてものもあるわけだが、実は持ってない^^;)
 更に合唱曲は何が大変って、音符の下に歌詞をきちんと書かねばならない。それをミスなくやるのは本当に手間のかかる作業である。仕事の合間に時間を見つけては楽譜を書き、間違っては修正液塗りまくりながら、合唱練習開始20分前になってようやく完成!!牧師館に駆け込み、「うわ、これは大変な作業をしたもんだね@_@;」とJ牧師に目を丸くされながら、コピーしてもらう。

 で、いよいよ合唱練習。私をこの作業に駆り立てた(!?)おじさんは、この日休みだったのでちょっと残念。
 「四声にしてみたけれども、どんな風に響くか歌ってみないとわからないです。もしかしたら練習の後で『私はなんとゆー駄作を作ったんだ、やっぱり歌うのやめよう』って言ってるかもしれないけれど(←ここで笑いを取る^^;)、とりあえず練習してみましょう」と言って、練習開始。
 今回私が作った合唱版では、ソプラノがいつも讃美歌のメロディーを歌うようになっている。すでに前回の練習でメロディーの音取りは終わっていたので、他のパートの音取りをしてソプラノと合わせるというやり方で練習していったのだが、最初に二つの声部を合わせた時に合唱団のメンバーの目の色が変わった。どうやら気に入ってくれたようである。最初の部分を四声で合わせた時には、あちこちから「キレイ~!」「いいよねぇ」という声が聞こえたので、私も嬉しくなって調子に乗ってしまった^^;
 一通り歌い終わったら、みんなが拍手してくれた。私自身も、意外ときれいに響いたので驚いた。(←本人が驚いてどうする…爆)しかもなるべく難しくならないように作ったかいがあって、7月13日のローテンベルク教会の礼拝に間に合いそうだ。
 更に合唱団の方から、「これは絶対、うちの教会の礼拝でも歌わなくちゃいけないわよ!」という声が…^^; 「歌わなくちゃいけない」って、そこまで言っていただけるなら本望でございます(*^ ^*) ぜひ歌ってやってくださいまし。

 大学の作曲法の授業でこの手の作業はさんざんやらされるので、メロディーに和音をつけて四声に編曲するのには慣れているけれども、書いた曲を実際に合唱団に歌ってもらうのは今回が初めてだ。だから、「歌ったらどういう響きになるか」をイメージしながら書くのに、実は苦労していた。でも、大学で机上でやっていたことが、実際に役に立つと今回はっきり証明されたと言える。やはり大学ではいい勉強(=職業訓練)をさせてもらったなと実感させられた。

 編曲も含め曲を書くことも、実は教会音楽家の仕事の一部である。大先輩たちは、毎週のように礼拝に向けて曲を書いていたのだ。しかも、次の週の礼拝に呼び寄せるのが可能な歌手・合唱団・楽器の編成で、臨機応変に曲を書いていたのである。今日の教会音楽家は、やろうと思えばその過去の遺産だけで十分礼拝の仕事をこなしていけるのだが、今でも自分の持っている合唱団向けに曲を書く教会音楽家もたくさんいて、曲はどんどん増えている。

 そういう意味で


 ついにやっちまった…


 な気分(爆) まさか自分の合唱団のために曲を書くなんて、今まで全く想定してなかった…^^;

 でも、考えてみると作曲法は、ピアノ科の頃からずっと私の得意科目でもあった。基本的にこういう作業が好きなのだと、改めて今回思ったのであった。また機会があったら、ぜひやってみたいと思う。








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2007年11月07日

本当に振るのか…(汗)

テーマ:合唱
 …実は…ブログをサボっているうちに、9月からとーっても神経の磨り減るプロジェクトが始まっていたりする。



 な~んと



 シュテックフェルト合唱団と



 B女史率いるプリーニンゲン合唱団との



 合同コンサートプロジェクト(滝汗)



 
 …まだ事情を知らない方はこちらのエントリ をどうぞ…_ _;


 いや、B女史から申し入れがあったときはびっくり、オロオロしたんだけど、今までも何年かに一回やっていたみたいだし…。
 第3アドヴェントの週末、12月15日・16日両日が本番で、メインのプログラムはヴィヴァルディのマニフィカート。他にJ.S.バッハのマニフィカートから「グロリア」と、コラール等も歌う。プリーニンゲン・シュテックフェルト両方で別々に練習し、12月8日に時間をとって合わせをすることになっている。夏休み後に楽譜をもらった時には、量がものすごく多いような気がして焦ったのだけど、練習は「まあまあ」順調に進んでいる。

 「まあまあ」と書かねばならないのは… 何というか、ヴィエルヌのミサ曲の練習 の時と比べると、合唱団の方が乗り気ではないからで…_ _; CD聴いてもらったりして、曲の良さをアピールしたので少しはやる気が出たみたいだけれど、どうやらプリーニンゲン合唱団とはあまり一緒にやる気が起こらないらしい。
 こっそり「なんでそんなに気が進まないの?」とうちの合唱団員にきいてみたところ…「全体的に歌い手が高齢化しているプリーニンゲンより、うちの合唱団の方が上手いと思うんだよね…」という、なかなかうちの合唱団らしい(?)答えが返ってきた…^^; これはB女史には絶対に聞かせられないぞ…_ _;

 10月から私も、プリーニンゲンの合唱練習に顔を出して、そちらの状況を見に行っている。水曜日の夜8時が練習日程なのだが、私にとっては空港合唱団の練習日でもある。空港合唱団を振った後、プリーニンゲンの合唱練習に顔を出し、木曜日はシュテックフェルトの合唱練習日…と、週の半ばは息つく暇もない忙しさになってしまっている。
 で…顔を出していっしょに歌ってみて、うっかり(!?)うちの合唱団員のお言葉の意味を理解してしまった…。身びいきかもしれないが、うちの方が上手い気がする…(ぉぃぉぃ^^;)B女史も、もうちょっと音程のこととかうるさく言えばいいのになぁ、と思いつつ練習に出ているこの頃である。

 …ま、そういうB女史には絶対に聞かせられない話はともかく。
 2回コンサートをやるなら、ちょっとだけ何か振らせてもらえないかな~、と内心思っていたのだけど、何せオケ・ソリストの手配とかが全部B女史任せだし、プリーニンゲンの教会の改築が行われているせいで2回目の会場が決まらなくてごたごたしていたので、なんとなく聞いてみるのも気が引けてそのままになっていた。

 ところが。先週、B女史から直々に電話があって、


 「コンサート、2回出来ることが決まったから、シュテックフェルトの教会での本番、振ってもらえないかしら。



 
 な……@_@;




 何ですってぇーーー!?@_@;




 こんなに驚いたのは何年ぶり?って感じ…@_@;

 B女史の方から話を持ちかけてくるなんて…これは完璧に想定外。…あ、ありえない…




 …と思いつつも、B女史のありがたいお申し出、


 無論、即座にOKしたのである。


 こういうチャンスを逃しちゃいけないでしょう、やっぱり^^;(ちゃっかり)




 そして、今日再び、プリーニンゲンの合唱練習にオケのスコアを持って顔を出して、いろいろ確認。
 何だか電話での話が夢みたいな気がしていたのだが、今日ようやく実感…



 本当に振るのかぁ…(汗)



 今年は合唱の本番のない、楽なアドヴェントを過ごす予定が、いきなりオケつきとはね…(汗)
 でも、この際、勉強させてもらうつもりで頑張りま~す!!



 ※コンサート日程 : 12月15日(土) 18時~  聖アントニウス教会    指揮:B女史
               12月16日(日) 18時~  シュテックフェルト教会  指揮:私
  ヴィヴァルディのマニフィカートの他に、B女史のオルガンソロやソリストのみの曲もあり。
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2007年05月03日

前向きな人たちのパワー

テーマ:合唱

 昨日から肩が痛くて頭痛がひどいまま、一番仕事の多い日・木曜日を迎えた。

 別に病気なわけではないのだが、寝違えたのか、昨日の朝起きたら突然肩が痛かったのである。これで指揮の仕事をするってのはつらい。実際、昨日は空港合唱団の日だったのだが、倍ぐらい頭が痛くなって帰ってきた。今日は肩は少しいいが、相変わらず頭痛がひどかった。

 気分が晴れないまま仕事を始めたのだが、幸いにして、よく頭痛の種をもたらしてくれるピアノの生徒が珍しくおとなしかったので助かった…(^^;)どうもこの調子の悪さは、気候のせいでもあるらしい。ピアノレッスンの後、リコーダーアンサンブルの練習に顔を出したら、指揮者のKさんもものすごく具合が悪そうで、練習は早めに切り上げ。他のメンバー(ほとんどお年寄り)も昨日から調子を崩した人が多いようだった。絶対に天気のせいだとみんなで勝手に納得し(^^;)、私は途中で軽食をとって、シュテックフェルトの合唱練習へ。


 ヴィエルヌのミサ曲上演が終わったあと、シュテックフェルトの合唱団はちょっと「祭りの後」みたいな雰囲気になっている。しかしそれでもやる気いっぱいなのがこの合唱団のいいところ。「教会合唱団が、教会暦の大きな祭日の礼拝で歌わないとは何事か」という意見が飛び出し、次の聖霊降臨祭(ペンテコステ)の礼拝(5月27日)には人数が少なくても歌うんだ~!!という流れになり、今そのための曲を練習している。

 ドイツの状況を知らない方のために、人数が少なくなる理由をちょっと説明しておかなくてはならないかもしれない。ドイツの学校には、教会暦の大きな祭日前後に1~2週間の休みがある。日本の学校では「春休み」とか「冬休み」なのが、「イースター休み」「クリスマス休み」「ペンテコステ休み」という風になるわけだ。更に州ごとに休みを微妙にずらして、バカンス先の混雑緩和をしている。

 この州の今年のペンテコステ休みは、5月27日(日)~6月10日(日)の2週間。ドイツの場合、土曜~次の土曜の1週間単位でバカンスに出かけるのが標準なので、5月26日(土)から出かける予定を組んでいる人たちが当然多いのである。それで27日に歌いに来れるメンバーは、普段よりはるかに少なくなってしまうわけだ。

 ペンテコステに限らず、教会暦の大きな祭日は皆同じなので、さっきも書いたように「教会合唱団がこんなことでいいのか?」という意見も出てくることがあって(←もしかして前向きなうちの合唱団だけで、他の合唱団は諦めているのかもしれないが^^;)、今回はバカンスに出かけない居残り組(?)の「人数が少なくても歌おうではないか!」の一言で、27日に歌うことが決定してしまった(笑) 指揮者としてはこういうやる気いっぱいの合唱団は大歓迎なのだが…


 ホイマーデン教会の皆様、突然聖霊降臨祭に休みを取るオルガニストをお許しくだされm(_ _)m


 てな問題もあったりする…。(ホイマーデン教会には、シュテックフェルト教会から私の代役オルガニストを送り込んでもらうつもりで手配を進めている。)


 さて、その聖霊降臨祭礼拝用の曲だが、1曲は起源が13世紀に遡る古い讃美歌、"Nun bitten wir den Heiligen Geist"(私たちは聖霊に願う)をK. ヘッセンベルクが3声の合唱曲にアレンジしたものを選んだ。もう1曲も讃美歌で、"O Heiliger Geist, o Heiliger Gott"(おお聖霊よ、聖なる神よ)のS. シャイトによる4声版だ。

 それに加えて、合唱団のメンバーからの提案で、テゼ共同体 の讃美歌を3曲ほど。テゼの讃美歌は、そもそも合唱用に作曲されているものが多く、さらにきれいで歌いやすい。聖霊降臨祭礼拝では聖餐式があるので、みんなが聖餐を受けている間にテゼ讃美歌を歌うことになっている。(聖餐をどうしても受けたい合唱団のメンバーがいるかも?と内心気にはしているのだが、交代で受けることが…出来るかな?それは後で牧師と一緒に考えようと思う。)

 今日の練習はもちろん、その礼拝用プログラムを全曲やったわけだが、心配要らないほど音はよく歌えている。ときどき迷子になるパート(笑)が出てくるのでその都度直し、あとは発音や曲想に関する指示をこまこまやった。こういうのはやり始めるとキリがないのだが、この合唱団はちょっと言うだけでみんな結構きちんとやってくれるから、やりがいがあっていい。いざ本番になると、言ったことをときどき忘れてくれるのが玉に瑕なんだけど(爆)


 テゼ讃美歌の1曲目を終えたところで、最後列に座っている男性たちが何だかざわざわしている。よくは聞き取れないが中国語がどうのとか言っているので、「なになに?」という顔でそっちを見てみたら、その楽譜の一番下に別の曲が印刷されていて、しかも各国語で歌詞が書いてあるので、「何語なんだろう?」「これは中国語なんじゃないか?」「えー違うよ!?」とざわざわしていたらしい。テゼ讃美歌はいろんな言語で歌えるように、各国語に訳されているものもあるからねぇ~。

 「上から2行目の歌詞のこと?だったら韓国語だよ。」と私。(何が書いてあるかは読めないけど、ハングル文字はわかる^^;)「で、下から2行目のが日本語。」と付け加えたら、みんなが「おお」と言わんばかりの顔になった。「じゃあ一番下の行の右側のは何語?」と聞かれてしまったが…見たことのない文字だ~~!!わかりませ~~ん^^;

 世界にはいろんな言語といろんな文字があるのだな、と一同感心させられたわけだが、そこでソプラノの方から一言。


 「日本人の指揮者(私のこと^^;)がドイツ語でしゃべっているのだから、我々が日本語で歌ったっていいんじゃない?」


 おお、なんて前向きな人たちなんだ~!(笑) 残念ながら今取り組んでいるテゼ讃美歌は全部ラテン語で、日本語訳はついていないんだけれど、今度日本語での合唱、やってみましょうか?^^;

 とはいえ、私は日本では全然合唱の世界とは縁がなかったので、学校で歌うもの以外の曲を知らないのである。どなたかきれいで歌いがいのある日本語の合唱曲を知っていたら、教えてくださ~い!!


 といった感じで、1時間半の合唱練習を終えたら、かなり頭痛がすっきりしていたのでびっくり。(さすがに完治はしていなかったけれど…。)前向きな人たちのパワーは頭痛も吹き飛ばす効果があるんだなぁ(笑)


 練習が終わった後、牧師曰く「僕はこの合唱団、この前のコンサートのおかげで上手くなったと思う」だそうで。…ん~、そうかな~。もともと結構歌えたと思うんだけれども…(←指揮者、自覚なし_ _;)

 でも、言われてみるとソプラノは高音がしっかり出るようになったと思うし、バスも前よりは迷子になる確率が少なくなってるかも(笑)。もし本当にコンサート企画が功を奏したのであれば、やった甲斐があったというものだ。


 まだ頭痛は完璧には治っていないけれど、家を出る前とは全然違って、いい気分で家に帰って来れるなんて幸せだと思う私であった(笑)

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2007年02月01日

皆さん、目が輝いてますよ?^^;

テーマ:合唱

 いよいよシュテックフェルト合唱団、今日からコンサートへ向けての練習開始。楽譜も昨日借りてきたし、伴奏してくれるオルガニストのHK君とも連絡がついて、無事引き受けてもらった。(1月30日のエントリ参照

 昨年2月にこの合唱団の指揮者となって、初のコンサート。準備万端…と言いたいところだが、実はその準備の一環として、今日の練習はおそろしく重要であることを感じていた。というのも、合唱団の中に不安が広がっていることを耳にしていたからである。何が不安って…



 ヴィエルヌって何者?



 う~ん、そんなに知られていないのか、あの人は…_ _; 確かにオルガン弾き以外はあまり耳にしない名前かもしれないけどさぁ…。

 というわけで、何者かわからない作曲家の得体の知れない曲を歌わされそうなので、合唱団のメンバーは不安に思っているのだ。ここでこの曲が素晴らしく美しい曲だと知ってもらい、しかも歌えないほど難しくないと自信を持ってもらえるかもらえないかで、この後の合唱の出来は大いに変わってくる。

 だから、今日の練習は重要なのだ。もう1月の半ばからじっくり作戦を練っていたのだが、先日牧師から「みんなで一度録音を聴いてみたらどう?」という提案をされていた。注文したCDもギリギリ間に合って手元に届いたから聴けるが、それより限られた練習時間の中でミサの5つの曲を全部つまみ食いするという離れ業をやる予定だったので、1時間半の練習時間を大幅にオーバーしそうで心配である。


 発声練習をして、楽譜を配り、5つの曲をちょっとずつ歌うという今日の練習の流れを説明する。最後に時間と興味のある人はCDを一緒に聴きましょう、ということで、練習開始。キリエのハイライトと最初のフーガの部分、グローリアの最初の部分、サンクトゥスのホサンナと真ん中の部分、ベネディクトゥスの最初の部分、アニュース・デイの最初の部分…はっきり言って、超特急で通過、という感じである。でも、みんなよくついてきてくれた。

 一通りつまみ食いしたら、もうとっくに練習時間を15分近くもオーバーしていた…_ _; さて、時間と興味のある人は残ってCDを…と言ってみたところ、誰一人として家に帰ろうという人はいなかった。これはいい傾向だ、と思いつつ、牧師にお願いしてCDをかけてもらった。


VierneMesseCD
Louis Vierne: Messe Solennelle

 CDは今日届いたばかりなので、私自身もまだ聴いていなかった。パリのサクレ・クール聖堂での録音で、カヴァイエ・コルのオルガン2台(会堂の後ろと祭壇横)を使っていると書いてある。合唱の方は、サクレ・クール聖堂の合唱団およびパリのアメリカン・チャーチの合唱団、更に聖公会の合唱団も加わっての大合唱団で録音されたらしい。

 キリエは嬰ハ短調のオルガン・ソロで始まる。さすがカヴァイエ・コルの大オルガン、CDで聴いてもものすごい迫力だ。合唱団のメンバーが度肝を抜かれているのがわかる。

 このCDの演奏はミサ曲全部で約28分かかっているが、全体的にテンポが結構ゆっくりめなので、私が振り始めると25分かからない可能性が高そうだ。みんな楽譜を眺めながら、時にはすでに今日練習した箇所を口ずさんだりしつつ、28分じーっとCDを聴いていた。最後に、この世のものとは思えないほど美しいアニュース・デイを聴き終えて、牧師がCDを止めた時には、全員の目の色が変わっていた。

 というか…



 皆さん、目が輝いてますよ?^^;



 最後に、盲目のオルガニストであったヴィエルヌの略歴を簡単に説明して、今日の練習を終わりにしたのだが…即座にアルトの何人かが寄ってきて、口々に「なんて美しい曲!」「いい曲ねェ~」「典型的フランスの雰囲気。素敵な曲だわ」と嬉しそうに言って帰っていった。ソプラノの大御所の人も寄ってきて曰く「ええ、素敵な曲!でも、私たちの合唱団ではソプラノが足りなそうな気がする…」…ええ、ちょっとうちのソプラノ、高音が弱いんで、私もそれが心配なんですけどね…_ _;

 男性陣曰く「思ったほど複雑な曲じゃないんだね」「そんなに難しくないじゃない」。難しくないという発言が出るとは…みんないい根性してるなぁ^^;

 でも、みんなのきらきらした目を見て、今日の練習は成功だった!!と思った。どうやらこの曲は見事にみんなの心を捉えてくれたようだ。この分だと、コンサートまでみんな頑張ってついてきてくれそうである。


 最初の練習が成功だったので、嬉しくて嬉しくて、家へ帰っても興奮状態でちっとも眠れなかった私であった…(*^^*)

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2007年01月30日

会いたかったよぉぉ~。・゜・(ノロ`)・゜・。

テーマ:合唱

 シュテックフェルト教会で、4月1日(日)にコンサートを予定している。メインの曲はヴィエルヌの「2台のオルガンと合唱のための祝祭ミサ曲」。とはいってもシュテックフェルト教会にはオルガンが2台もないので、伴奏部分は1台のオルガン用にアレンジすることになる。

 2月1日(木)から合唱団も練習に入ることになっており、その練習開始に向けて楽譜を手配…等々、バタバタしていた。合唱団用の楽譜は、隣町エスリンゲンのカトリック教会から借りることになった。そこの教会音楽家が知り合いなので、頼みやすかったのである。明日受け取る手筈になっている。

 問題は伴奏してくれるオルガニストなのだが、実は前から目をつけていた人がいた。ハイデルベルク時代の学友HK君で、ソリストコースを修了し、演奏家資格を取った韓国人のオルガニストである。

 昨年の秋、シュトゥットガルトの街中でバッタリこのHK君と再会した。びっくりして近況をたずねたら、現在シュトゥットガルト市内に住んでいて、郊外の教会でオルガニストをしているという。この時から、機会があったらHK君に仕事を頼もうと思っていたのだ。ヴィエルヌのミサ曲をコンサートのプログラムに選んだのも、彼をあてこんでのことだった。

 ところがいざ蓋を開けてみたら、当のHK君と連絡が取れない。メールにも返事がないし、電話はいつも留守電。どうしたんだろう、まさか韓国に帰ったりしてるんじゃ…とやきもきしながらもなす術がなかった。

 いくらなんでも、そろそろタイムリミットだ。合唱団の練習開始日まで待って、それでも連絡がなければ他の人に頼むしかないだろう。予算はそれなりの額を確保したから誰でもやってくれるだろうが、私としてはやはりよく知っている人が伴奏してくれる方が気が楽なのだ。祈るような気持ちでHK君からの連絡を待っていたが、正直に言って今週に入ってからもう諦めかけていた。


 ところが。

 今日寝る前に最後のメールチェックをしたら、なんと23時37分付けで待ちに待ったHK君からのメールが…!!!


 「ごめん、旅行に出ていて、インターネットが見れなかったんだ。今日家に帰ってきたから、明日電話で話そう。」


 

 わ~ん、会いたかったよぉぉ~。・゜・(ノロ`)・゜・。  (←大げさ)



 「明日電話で話そう」なんて書いているところを見ると、「4月1日は時間がないからお断り」ではないらしい。安心するのはまだ早いと思いながらも、早々に喜んでしまった。ギリギリまで待ってよかった!と思った。

 話を詰めるのは明日だが、無理にでも引き受けてもらって、いいコンサートにしよう♪と勝手なことを思う私であった。(←わがままな教会音楽家…^^;

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