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2005年03月28日

ほめられる方が怖い…(汗)

テーマ:オルガン・即興
 イースターの月曜日、ドイツは祝日である。今日の仕事が終わるとやっと一息…なのだけど、この猛烈な連続お仕事のせいで、疲れている上、ろくに準備していなくて、正直なところほとんど全部ぶっつけ本番。牧師はお隣の教会と交換講壇なので、昨日の説教をそのまま使えるのだけど。いいなぁ、とか思いつつ…。

 今日の1曲目の讃美歌はEG108「淡い喜びをもって」。(日本語では讃美歌21の321番)昨日使いそこなったネタ、コンチェルトで即興してみるが、どうも構想がちゃんとまとまらないまま始めてしまったので、危うく迷子になりそうになる。何とかごまかして讃美歌に入るなり、やってしまった平行5度。嗚呼もうボロボロではないか、と思いながら、一般の礼拝参加者にはわからないのをいいことに平然と伴奏しつづける私。こんなだから即興上達しないんだよなぁ…(自爆)
 途中に出てきたEG110番「世界の全て、イエス・キリスト」も謎の讃美歌で、れっきとした教会旋法の讃美歌なのに、メロディーに突然「導音」が出てくる。この導音はやっぱり、後代の人が付け加えたのか?などと考えているうちに、伴奏の和声付けも見事に教会旋法と長短調の混ざった、様式不明の和声付けになってしまった。あ~あ…(沈没)
 一事が万事、こんな調子だったので、「十字架を通らねば、復活はありえない」ことをテーマにした、お隣の教会のS牧師の説教がとてもよかったのが唯一の救いか。

 礼拝の後奏を引き終わって帰り支度をしていたら、初めて見る女性が二人、2階席のオルガンのところに登ってきた。親子のようである。「今日のオルガン奏楽、とてもよかったと思うので、オルガニストの顔を見に来ました」だそうで…ニコニコして返事をしながら、内心真っ青。いやぁ、これだけ適当にやっちゃって、ほめられるのは正直言って怖い(((;゚Д゚)))
 そりゃ無論、プロとアマチュアとの差の一つは、準備時間が短くてもそれなりのレベルのものが提供できる、ってところにあるのはわかってる。でもだからって、こうまであれこれやらかしたあげく、ほめられていいということにはならないのだ。深く深~~く、仕事ぶりを反省させられた今日の私であった…_ _;
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2005年03月27日

イースタースペシャルです^^;

テーマ:オルガン・即興
 早く起きねばならないと思うと眠れないことはよくあるが、更に冬時間→夏時間への切り替え日で1時間早く起きなくては、と思うからもっと眠れない。1時間ごとに目が覚めてしまって、おそろしく寝不足のまま起き出すハメとなる。

 朝6時(昨日まで朝5時だった時間_ _;)から、うちの隣の教会で礼拝のお仕事。復活祭(イースター)の夜明けに行なわれるこの礼拝は、ルター派の伝統にのっとった美しい典礼で、ろうそくの灯りのみで厳かに行なわれる。個人的にはかなり好きな礼拝である。(朝早いことを除いては^^;)
 この教会では、牧師のほかに典礼歌を歌える司式者がわざわざ特別にやって来る。教会の灯りは全て消してしまって、教会の扉の前で礼拝を始めるので、私はみんなが会堂に入ってくるまで、夜明け前の暗闇の中、オルガンの前でじ~~っと待っていなくてはならない。6時の鐘と同時に、外で礼拝が始められ、「復活の火」が焚かれた。待機している私には言葉は聞こえないが、「夜」…暗闇の中で神が世界を変える出来事を行なわれた、という聖書の箇所を、創世記から順を追ってたどっていっているのである。そして「イエスの死」が語られ、キリエを歌っているのが聞こえた。
 有名なヨハネ福音書の「光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光に勝たなかった。」という箇所の朗読とともにろうそくに火が灯されるのだが、そのろうそくを持った司式者を先頭に、みんなが会堂に入ってくる。3度立ち止まり、「キリストは世の光」という典礼歌を司式者が歌い、他の参加者は「ハレルヤ」で答える。
 祭壇の大きなろうそくに司式者の手で火が灯され、復活の讃歌(Exultet)が歌われる。「喜べ、天使たちよ、天の大軍よ!神の大いなる業をたたえよ」で始まる、美しい典礼歌である。それが終わると、参加者一人一人のろうそくに火が灯される。ろうそくの暖かい光が会堂内に広がっていく。
 そしてオルガンの出番はグローリアから。譜面台の灯りをつけて、司式者の「いと高き神に栄光あれ」という典礼歌に答える形で弾き始める。復活祭の40日前から始まる受難節の間中、歌われなかったグローリアが教会の鐘とともに「復活する」のがこの瞬間である。
 その後はイエスの復活後の物語が朗読され、合い間に「ハレルヤ」や復活祭の讃美歌を歌うのを伴奏する。歌のタイミングをはずすと、礼拝自体の流れが中断してしまうから結構緊張。
 復活祭は伝統的に洗礼を受ける日でもあったから、洗礼について触れ、そして使徒信条で信仰告白。そして、聖餐があった。復活前ではなく、復活後の物語と重ね合わせた洗礼および聖餐理解は角度がまた違うので、興味深いなと改めて感じた。
 聖餐後、再び司式者と牧師を先頭に、自分のろうそくを手に復活祭の讃美歌を歌いながら、みんなが外へ出て行く。そして教会の扉の前で祝祷が行なわれ、礼拝終了。
 久しぶりにこの礼拝に参加して、儀式とは何かということを改めて考えさせられた。キリストの復活については、教会に行っていれば繰り返し聞かされているが、本当に復活祭の日の夜明けに、暗闇の中に光を灯すこの礼拝に参加すると、言葉ではなくて身体で教えを感じ取ることが出来る。頭と身体のバランスが崩れて、頭でっかちになっていることが様々に指摘されている私たち現代人にとって、「儀式」は意外に重要なことを教えてくれているのかもしれない。

 さて、ピンチヒッターの仕事はここまでで、本来の仕事場、ホイマーデンへ向かう。ホイマーデンでは朝8時から墓地で復活祭礼拝をしているが、この墓地にはオルガンがないため金管アンサンブルが出動していて、私はお役御免になっている。10時からがメイン礼拝で、私のお仕事である。
 どうせ早く起きたので、早めに行って2つの礼拝の合間に行なわれている朝食会に顔を出した。ずいぶんたくさん人が来ていて、"Frohe Ostern!"(楽しいイースターを!)の挨拶を交わしつつ、コーヒーとパンとハムの朝食をいただく。
 みんなより一足早く、準備のために会堂に入ったら…オルガンの椅子の上に、ちっちゃなうさぎが3匹並んでいるではないですか。か~~わ~~い~~い♪教会員のMさんからの、私へのプレゼントのうさぎチョコであった。なぜかその下に、お煎茶のパックも…^^;(どこで手に入れたんだ!?)
 今日の一番目の讃美歌はEG103番「高き王座にいます神はほむべきかな」。復活の喜びにあふれた楽しい讃美歌なので、前奏はコンチェルト形式で即興?と考えていたのだけれど、礼拝10分前に考えが変わった。やはり復活のメッセージを伝えねば!てなわけで暗闇の中に日が昇り、讃美歌のメロディーが「光」として差し込んできて派手に盛り上がる、イースタースペシャル即興に急遽変更。無論ぶっつけ本番^^;
 これは大好評だった。「暗いお墓に日が昇り始め、光り輝くのが絵になって見えたわよ!」と礼拝後のフィードバック。即興で、ちゃ~んと言いたいことが伝わるのは嬉しいよね~~♪おまけにお天気が礼拝前はどんよりとしていたのに、なぜか礼拝中に晴れたもので「前奏で太陽を連れてきたのね」と冷やかされてしまった。(←私は超能力者かい^^;)

 そんなこんなで2本の仕事、無事完了。ただし、帰ってきたら即座にベッドに倒れこんで、寝てしまったけれど^^; あと1日でハードな一週間が終わる!ので頑張ろうと思う。
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2005年03月14日

今度は純粋に嬉しい依頼^^

テーマ:オルガン・即興
 月曜日の午前中は、何が何でも「休むぞ~!」と決めているので、まず電話に出ない私なのだが、今朝もしっかり居留守を使っていたら、留守電に仕事の依頼メッセージが吹き込まれていた。リコーダーアンサンブルの指揮者Kさんからで、アンサンブルメンバーのKLさんが4月2日にダイヤモンド婚式を教会で行なうので、オルガンを弾いてもらえないだろうかというのである。
 KLさんはアンサンブルでも最年長のメンバーで、80歳前後(のはず)。確かご主人が病気を患っているのだが、ご本人は至って元気である。趣味でイタリア語を習っていて、かなりのレベルだと聞く。私が勤務しているホイマーデン教会の、お隣のプロテスタント教会の会員である。
 4月2日は空いているので、Kさんに電話して引き受ける旨を伝えた。ダイヤモンド婚式といえば結婚60年!!まだ結婚すらしていない私には見当もつかない遠いことのように思えるが、なんにせよ素晴らしいお祝いである。リコーダーアンサンブルも参加し、Kさんの娘さんも礼拝の中でシュッツの曲を歌うとのこと。素敵な礼拝になるといいなと思う。
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2005年03月12日

嬉しいけれど、複雑な気分。

テーマ:オルガン・即興
 珍しく空きの土曜日で家にいたら、これまた珍しい時間に電話がかかってきた。「あの、あなたは私のことを知らないかもしれませんが、Tというものなのですが…」どう聞いてもおばあさんの声である。
 気がつくのに3秒ほどかかった。「もしかして、Hさんのお知り合いではないですか?」「そうです、そうです」と電話の向こうからちょっとホッとした声。
 Hさんとは、一昨年の12月に92歳で亡くなった、私の最年長のピアノの生徒だった方だ。生徒とはいっても人生の大先輩、さんざんお世話になったのは私の方である。そのHさんの話によく出てきたのがTさんで、「元司書で、非常に頭の切れる博識な女性」だと聞いていた。確か東欧出身の方なのだが、直接お電話をいただいてビックリである。
 「私は今、ドイツに身寄りがないので、自分が死んだ時のことを遺言状にまとめようとしているところなんです。そこで、私の葬式の時にあなたにオルガンを弾いていただけないかと思って電話したのです。Hさんのお葬式の時、オルガンを弾いていたのはあなたですよね?あれを聴いて、よかったと思うのでぜひ…」
 ますますビックリ@_@ 確かにその通り、Hさんのお葬式では彼女の遺言で私がオルガンを弾いた。しかし、まさかそれがきっかけでHさんの知り合いの方からこんな依頼が来ようとは。
 「もちろん、喜んでお引き受けします。」とお返事して、遺言状に記入する上でどうのこうの、という事務的な話をした後で、Tさんは遺言状を準備しているなんて、どうしたのだろう?と少し心配になった。そこで「声を聞く限りでは、お元気なんでしょう?」と探りを入れてみた。
 「ええ、病気は一切ないのですが、足腰の関節が固まってしまっていて、上手く動かないのです。それでもう長いこと、家にこもってるんですよ」とのお返事だった。昼食はMaltester(主に独り暮らしの老人を支援する福祉団体)が運んでくれるし、他にも知り合いが何かと外での用事をしてくれるので、不自由はしていないという。
 そうはいいながら、しばらく身の上話をするうちに「今度機会があったら訪ねてきてくださいよ」と言って下さり、お電話番号をいただいた。「いきなり電話をかけて、こんなお願いをして快く引き受けてもらえるなんて、とても嬉しいです。」とTさんがおっしゃるので、「お電話いただいて、嬉しかったのは私の方です。今度近くに行く時はお電話させていただきますね。」と言って、受話器を置いた。

 こういう話が来るのは、ある意味とても嬉しい。亡くなったHさんがその橋渡しをしてくださったことも含め、「人と人との出会い」の不思議さを感じて暖かい気持ちになる。ただ依頼が「お葬式の奏楽」なのでなんとも複雑な気分である。Hさんに依頼されたときもそうだったが、このお引き受けした仕事の時が永遠に来なければいい…とどうしても思ってしまうのだ。人は確かに永遠には生きられないのだけれども…。
 残された時間がどのくらいあるのかわからないけれど、せめてTさんに直接お会いして知り合い、共によい時を過ごすことが出来たらいいなと思う。
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2005年03月10日

助っ人が登場!!

テーマ:合唱
 合唱団「ダ・カーポ」、本番前最後のプローベ。いつものごとく早めに行って、教会の鍵をあけて準備していたら、いつものメンバーに加えて見かけない顔が何人かやってきたので挨拶。隣の教会の合唱団のメンバーや、ずいぶん前にうちの合唱団で歌っていたことがある、というメンバー。団員が助っ人をスカウト(?)してきたらしい。
 牧師も加わって、結局ソプラノ2人、アルト1人、そして…テノール1人が助っ人として登場。ということはうちの合唱団は現在、バスがいないのに

テノール5人!

 …はっきりいって凄すぎる。ドイツ広しと言えど、こんな構成はうちの合唱団だけなんじゃなかろうか…(大汗)

 こんな本番直前になって助っ人が加わるというのはありがたい反面、助っ人の実力次第では危険なのだが、さすがにスカウトしてきた人たちもちゃんと考えていたみたいで、歌わせてみたらなかなかいい助けになってくれていた。ソプラノはしっかりした感じになったし、アルトもバッチリ。新たに加わったテノール氏のために、パート練習で音取りをし直さなければならない箇所もあったが、このテノール氏はなかなかの芯のある声を出す人で、心強い助っ人である。(ちょっと鼻にかかった声だけど^^;)
 テノールにとって低すぎる箇所を1オクターブ上げて歌わせるかどうか、まだ迷っていたのだが、案の定その箇所に差しかかったら、テノールの一人が上げて歌いたいと言い出した。そこで「試してみよう」という台詞が私の喉まで出かかったところへ、助っ人テノール氏が一言で全員を黙らせた

「何を言ってるんだ!これくらいの低音、出るに決まっとる!大丈夫だ!!」



 ♪嗚呼、テノールよ…

 頼もしきテノールよ

 あなたの一番の魅力は その

 全く根拠のない自信♪



 ……無茶苦茶迷惑、ともいうのだが_| ̄|○

 が、それじゃ助っ人テノール氏、キミは低音が出るみたいだから頑張ってくれたまえ。そこまで自信満々に宣言していて、はずしたら怒るよ(笑)

 まとまってきたので、よし!と思って、前回のプローベにいなかった人と助っ人のために、もう一度歌詞のどこをどう歌って欲しいかを説明した。それから歌わせてみたのだが、みんなだんだん楽譜に首を突っ込んでばかりいないで、指揮を見るようになってきているのがわかった。手で何かやると少しずつついてくるようになっている。いい傾向だ。
 自信なさげだった前回とは違い、みんな嬉しそうな表情でプローベを終えた。これで何とか、本番いけるかな!?もっとも、ゲネプロ(最後の総練習)が上手くいったときは本番が危ないというジンクスは有名なので、要注意だけど。

 練習の後で、ちょっとした飲み会&おしゃべり会。ワインとジュースとつまみを持ち込んで、わいわいしゃべるだけなのだが、ちょうど日本の両親から雛あられが届いたので、出してみた。あの小ささと色合いと、甘いのに甘すぎない微妙な味が不思議だったらしく、みんな珍妙な顔をして食べていたからおかしかった。
 今回のプロジェクトは、合唱団も私も慣れてきたことがあって上手くいったね、という話になり、前回のアドヴェント・プロジェクト終了後には、私のやり方に対する批判が、耳にしていたよりもっと多くあったことを合唱団の代表者から聞かされた。今ごろになって言うなんてシュヴァーベン人らしい配慮の仕方だが、自分の合唱団を持ったことがなくて、自信も何もなくおずおず始めたばかりの私には確かにありがたい配慮だったと思う。そもそもプロジェクトの結果だけで結構へこんでいたのに、批判の山まで舞い込んだら、思いっきり鬱になっていたかもしれない。

 ともあれ、あとは2回の本番をこなすのみ!上手くいきますように。 
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