2005年02月15日

受難節プロジェクト開始!

テーマ:合唱
 今日から寄せ集め合唱団「ダ・カーポ」の受難節プロジェクトのプローベ(練習)開始である。本番は3月13日・20日の両日で、メーリンゲンの2つの教会の礼拝で歌うことになる。
 よりによって雪が降って、思いっきり積もっている。前回のアドヴェントプロジェクトの第1回プローベも雪の日だったよなぁ、と思い出しながら、何とか練習会場の教会にたどり着いた。合唱団用の楽譜がかごに入って置かれてある。この教会のW牧師(おっとりした女性牧師である^^;)が、隣りの教会まで行って借りてきてくれたのだ。

 この合唱団、プロジェクトごとに案内を配って歌い手を募るのだが、今回は女性12人、男性4人の申し込みがあったと聞いていた。男性4人ということは、テノール2人にバス2人?と前回の顔ぶれから予想していたのに、行ってみたらなんとテノール4人!!!!全国的なテノール不足で有名なドイツであるからして、これはほとんど奇跡である。……と感心している場合ではない。開始前に合唱団の代表とちょっと話をして、4曲用意してあったうち、4声のハスラーの"O Mensch, bewein sein Suende gross"は急遽諦めることにした。もう一つ4声の曲、テゼ共同体の"Nada te turbe"があるが、これは難しくないしなんとかなるだろう、という結論に達した。他2曲はソプラノ+アルト+男声の曲である。

 雪のせいか定刻には10人ぐらいしか来ていなかったのだが、とりあえず発声練習をはじめたら、何人か後から入ってきた。
 15分ぐらいかけてしっかりと発声練習をした後、まずは"Jesu, deine Passion"(イエスよ、あなたの受難を)から。有名な受難節のコラール(ヴルピウス作曲、1609年)なのだが、まずはピアノで伴奏しながら全員にコラールを歌わせてみたら、意外と自信なさげに歌っているので少し心配になる。
 3声の合唱曲に編曲したのはペツォルトで、1982年だから最近のものだ。アルトの音取りをしたが、おばあちゃん2人なのにとてもしっかり歌ってくれている。それから男声の音取り。これも我らが4大テノール(爆)が最初にしてはまあまあの音程で歌ってくれた。さて、とソプラノを歌わせてみたら、コラールのメロディーしか歌う必要がないのに、何ゆえかヨレヨレではないか。一番人数の多いパートなのに、しっかりしてよね…_ _;
 見るに見かねたアルトのおばあちゃん達が一緒に歌って音取りを手伝ってくれ、何とか歌えたので、ピアノで伴奏しながら3声で歌わせてみる。他の声部が聴こえてくると、とたんに危なくなったのが男声。アルトのおばあちゃん達は健在である。

 あちこち直しながら一通り歌えたところで、次の曲に移る。"Du schoener Lebensbaum"。新しい讃美歌作者として有名なトラウトヴァインが、17世紀のハンガリーの歌を1974年にドイツ語用に編曲したものである。(日本語版は讃美歌21の314番「神の国の命の木よ」)3声に編曲したのはアンガーで、1991年。これはさすがに知らない人も多いと思ったので、時間をかけて各声部の音取りをした。"Jesu, deine Passion"よりはるかに問題が多いだろうと思ったのに、思ったほどでなくてホッとする。これも、ピアノ伴奏付きで一通り歌えるところまで持っていく。

 ここまで来たら、もう残り時間が15分になってしまった。慌ててテゼ共同体の"Nada te turbe"の練習に入る。ドイツ語の歌詞とスペイン語の歌詞両方がついていて(原語はスペイン語)、ドイツ語で音取りを始めた。この教会ではもう何度も歌っているので、メロディーはみんな知っているらしく、一安心。打ち合わせではドイツ語だけ歌うことになっていたのに、やはりスペイン語も…という希望が出た。しかし…やばいことに発音指導の準備をしていない!私はこの讃美歌を知ってはいるが、見よう見真似の「似非スペイン語」で今まで歌っていたのである(汗)
 ところが!強い味方がいたのである。我らが4大テノールの中に、この合唱団唯一の外国人の歌い手がいたのだが、なんと母国語がスペイン語なのだそうだ。まさしく素晴らしい天の助けである!とりあえず、発音の質問には彼に答えてもらって、この場は切り抜けた。

 こうして、第1回プローベは何とか終了。今日はものすごく身体がだるくて、どうなるかと思っていたのだけれど、ひとまずホッとした。次のプローベまでに、体調を整えていろいろ準備しようと思う。
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2005年02月10日

世界祈祷日のテーマは…

テーマ:ピアノ
 3月の第一金曜日は世界祈祷日。毎年一つの国をテーマにして、その国の人たちが作った礼拝順序と歌を元に、教派を超えて世界中の教会が礼拝を捧げる日である。この礼拝は世界中で教会内の女性が中心となって計画し、とり行うことになっている。今年もその日がだんだん近づいてきた。

 いつものようにリコーダーアンサンブルに出かけていったら、その世界祈祷日の準備委員に呼び止められた。「世界祈祷日の礼拝の献金の時に、電子ピアノでショパンを弾いてもらえませんか?」だそうで。
 ってことは、今年のテーマ国は…ポーランド!!ですね(笑)
 ポーランド=ショパン、なんてとっても単純な構図だけど、やっぱりそれが一般人にもピンと来やすいだろうなぁ。ペンデレツキを是が非でも演奏してくれなんてさすがに言わないだろう(笑)※注:ペンデレツキはポーランドの現代作曲家。
 正直に言って、電子ピアノでショパンを弾くのは嫌である。ピアノらしくは作ってあるが、あくまで「猿真似」に過ぎない楽器だから、まともに演奏しようと思ったら使い物にならない。だが、教会の会堂内にアコースティックのピアノがないのだから仕方がない。電子ピアノでも音量が問題ないなら、という条件付でとりあえずOKしたが、ちょっとばかり気が重い。

 ともかく、引き受けたからにはぶつくさ言ってないで、選曲にかかりましょうか…。やっぱりマズルカあたりがポーランドっぽくていいかなぁ?(注:マズルカはポーランドの民族舞踏の一つ。ショパンはたくさんマズルカを書いている。)
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2005年02月06日

第2回マティネーはイタリアン

テーマ:コンサート
 今日は第2回マティネー。「イタリアのオルガン音楽」がテーマのコンサートで、私のソロ。
 教会音楽大学在学中の2002年9月に、イタリアにオルガン見学ツアーに行ったのだが、その時に知ったいろいろな曲を使ってプログラムを組んでみたいと一度思っていた。折りしも足を怪我して、足鍵盤を派手に使う曲が弾けなくなったため、足鍵盤のない(又は少ない)イタリア物を弾くにはいい機会だと思って、今回に持ってくることにしたのである。ただし致命的な問題は、どうしたってホイマーデンのオルガンはイタリアンな音がしないことなのだが…_ _;
 ほとんど手だけ…ということでかなり油断して、準備がギリギリになってしまった。結構切羽詰って本番を迎えるハメとなった。

 1曲目はベルリー二の「オルガンのためのソナタ」。ベルリーニといえば、オペラ作曲家として超有名なので「え?オルガンのための曲なんて書いてたの?」てな感じだが、実は学生時代の習作が1曲だけあるのであった。ちなみに見事にイタリアオペラをオルガン版にしちゃったような曲で、派手で脳天気に弾けちゃう曲である。コンサートオルガニストの友人に「アンコールに弾いたらウケるよ」と教えてもらった曲だ。
 雰囲気は一転して、2曲目はヴェネツィアのオルガニスト、メルロの「使徒のミサ」より「サンクトゥス」。この時代のものは、慣れていない私には結構弾きにくいが、美しい曲だと思う。一度コンサートか礼拝で、全部のミサ曲を通して弾いてみたいものだ。
 3曲目はヴァレリーの「ソナタハ短調」。マイナーな曲だがとても美しい曲で、イタリアで講習会を受けた時に、先生が「この望郷の感覚、Mamma mia...!」と叫んでいたのが忘れられない。イタリア・オルガンにある、ヴォーチェ・ウマーナの音色の美しさが、この曲をもっともっと美しくしてくれるのだが、どうもホイマーデンのオルガンではこの独特の雰囲気が出ない。それでも精一杯、思いを込めて演奏。
 次はツィポリの「カンツォーナヘ長調」。これは私の十八番であるからリラックスして弾ける。ツィポリもいろいろな曲を書いているが、このカンツォーナは良く書けている曲のひとつだと思う。
 そして、マルティーニの「聖体奉挙」(←ってこれをプロテスタント教会で弾いてしまう私って…^^;)。カトリック教徒にとって、ミサの中の聖体奉挙はまさしく「聖なる瞬間」で、そのことはプロテスタントの私も承知しているのだが、実際に演奏してみるとやっぱり、プロテスタント教徒の私には感覚的に理解できない「何か」があるのをいつも感じる。カトリックの礼拝音楽は美しくて好きなのに、やはりそれだけでは信仰の壁は越えられないということなのだろうか…。
 最後、そしてメインの曲はフレスコバルディの「トッカータ第7番」(1巻)。この曲は、実はチェンバロで習ったのだが、今回オルガンで演奏することにトライしてみたのだ。思ったよりもすんなりと習ったことを思い出したものの、やはり楽器が違うのでいろいろと弾き方を研究しなくてはならなかった。弾き方に関しては、もう少し検討の余地があると思う。

 今回はなんと、前回よりも聴きに来た人の数が多かった。50人以上は確実にいて、惜しみなく拍手を送ってくれたが、私は家に帰る途中で録音を聴いて、また滅入ってしまったのだった。
 音楽を仕事にすることの一番つらい点は、精神的に全然そういう気分でなくても本番をこなさないといけない点ではないかと思う。この1ヶ月、足を怪我して家で腐っていることの方が多かったので、そんなこんなで精神的にも落ち込んでいた。それでもコンサートは容赦なくやってくるので、「落ち込んでいる自分」に負けていては、とても本番がこなせない。
 今回の出来はもちろん絶好調とはいえなかったのだが、それでも落ち込んでいる自分と戦って、ある程度の戦果(?)をおさめたという意味では、コンサートをやってよかったと言えると思う。イタリア物には、また日を改めて取り組んでみたい。
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