つい、3ヶ月前は元気に伊豆旅行もしました。
まだ5歳7ヶ月、ご飯ももりもり食べて
元気そのものでした。
10月23日夜、目の上が腫れ上がっていました。
直ぐに動物病院に駆け込み、膿が溜まっている、との事で手術入院することになりました。
簡単な手術ってことで、私は気軽に雷牙の頭をなでて「頑張ってね」って別れました。
それが最期とか思っても居ませんでした。
雷牙は私が子宮体がんに罹患し、子宮全摘を受け、一生子供が出来なくなった後にうちにやってきました。主人はうさぎはダメだ、田舎に引越ししたらかってもいい、と言ったのですが、
私にはその頃喪失感が半端なくて、まだまだ経過観察が始まった年。いつ死ぬか、いつマーカーが上がるか、全く先が見えなくて心を病んで家に引きこもりがちになっていました。
自分は人の役に何も立てない。子供も産めない。
臓器提供も献血もできない。何のために生きているのだろう…そう思っていました。
主人は役に立っているから、と言ってくれましたが、頑なになった心は壊れかけていました。
そんな時に昔から飼いたかったうさぎを友達が飼うことになりました。
居てもたってもいられませんでした。
案の定反対した主人に今となったらごめんね、と言う言葉を吐きました
「引越しするまでに私は生きてないかもしれないじゃない」
酷い言葉ですよね、反論許さぬ狡い言葉です。
自分に存在する意味をくれた愛兎でした。
引きこもりがちだった自分でしたがこの頃から
うさぎ専門店にご飯を買いに行ったり、
うさぎフェスタというお祭りに遠出したり、
私の心は正常へと向かって行きました。
よく、強いわね、と言われたりしますが、私は人一倍弱いのです。支えてくれる主人と雷牙が居たお陰で病院で妊婦さんを見ても羨むことは無くなりました。外も沢山行きました。
趣味も沢山出来ました。
友人も沢山できました。
雷牙のお陰で外に出るようになれたからだよ。
ありがとう、ありがとう
まだまだ、そんな日常が続くと思ってました。
信じられませんでした。
簡単な手術なはずじゃ?!どうして!!
涙が止まりませんでした。
火葬に連れていく車がきても、渡したくありませんでした。信じられませんでした。
胸に何かポッカリと穴が空いてしまっています。
まだ、まだ、それは空いたままです
まだ泣き暮らしのママを見てるかな
ごめんね、必ず立ち直るから。
私は弱いからまた雷牙の兄弟姉妹うさぎをお迎えするかもしれない。
でも、
雷牙、大好きだよ!うちに来てくれて
ありがとうね