5月の浅間高原をハイキング
第16回明るく楽しい火山学習会は、5月の連休の最後3日間を使って浅間山で開きます。どなたでも参加できます。家族連れ大歓迎。ただし交通手段は自力で確保してください。
・草津セミナーハウスに宿泊して2泊3日。2泊4食で6000円くらい。
・浅間山北麓で、風景に書き込まれた歴史を読み解く練習をする。
・新緑の浅間高原でハイキングを楽しむ。
・群馬大学生10人ほどが授業として参加します。ほかに社会人数名が参加することも決まっています。
・地元の方の部分参加を歓迎します。
申込み締切り:4月19日(木)正午。
▼予定(予告なしに変更あり)
5月4日
1030 浅間園火山博物館の駐車場集合(ランチ持参)
1045-1230 鬼押出し溶岩散策。一番長いDコース。
1230-1310(芝生でピクニック)
1320-1400 プリンスランドの長寿岩
1410-1440 サンランドの黒岩
1450-1600 観音堂と鎌原集落散策
1630 草津セミナーハウス到着
1800-1900 夕食
5月5日
0700-0800 朝食
0840 草津セミナーハウス出発
0910-1010 地蔵川で追分断面
1020-1210 くりの木プラザから徒歩で押切端往復
1210-1310(くりの木プラザでランチ)
1320-1440 赤川土取場で地層観察
1450-1600 応桑の流れ山めぐり
1630 草津セミナーハウス到着
1800-1900 夕食
5月6日
0700-0800 朝食
0840 草津セミナーハウス出発
(コンビニでランチ購入)
0930-1030 峰の茶屋で軽石観察
1030-1330 小浅間山まで登山。山頂でピクニック。
1330 峰の茶屋で解散
▼持参すべきもの
・地図。国土地理院2万5000分の1地形図「大前」「北軽井沢」「浅間山」を貼り合せたもの。または、昭文社の山と高原地図「浅間山」。どちらを選んでも750円くらい。
・筆記用具。色鉛筆または水彩画セットを含む。
・1日目のランチ
学生団体が流れる溶岩までハイキング
アーノッツは、1月7日 に大勢からなる大学生グループをつれて大雨の中、流れる溶岩とオーシャンエントリーを見に行って、果たしたそうです 。雨と蒸気のなか、長時間あるいたあとで出会った真っ赤な溶岩の感激はひとしおだったでしょう。
このところキラウエアは雨続きらしい。私が行った12月25日が晴れたのは、まことに幸運だったと思うべきらしい。
ところで、日本から大学生や高校生の団体がハワイ島に行くことがごくふつうにあるようだが、キラウエアの見学はせいぜい西側のデッドエンドからオーシャンエントリーを見て終わり。アーノッツのように片道2時間歩いて流れる溶岩まで近づいたという話はまだ聞かない。いまキラウエアまで行って、生きている地球の営みを直接体験させないのはたいへんもったいないことだ。
サンゴとイルカ
ハワイ島は火山島ですが、海岸部にサンゴが生育しています。島の西側に多く見られる白い砂浜は、ほとんどがサンゴの遺骸からできています。サンゴは生物ですが、その遺骸が集積して地層あるいは岩石(石灰岩)になります。
ホナウナウの浅い海底に生育するサンゴ。この写真にはうつっていませんが、ここには魚もたくさんいます。ぜひシュノーケルをつけてもぐってください。初心者でも大丈夫です。ホナウナウ国立歴史公園の駐車場手前で右折して、一方通行の道を100メートル進むと海に出ます。
ホナウナウの南にあるホオケナ・ビーチパークにも行ってみました。着いてすぐ浜辺から双眼鏡で海をのぞくと、イルカの背びれがたくさん見えました。すぐさまシュノーケルをつけて海に入り、150メートルほど泳いだのち、イルカと遭遇しました。10頭ほどのイルカが私の下を右前から左後ろに向かってゆっくりと泳ぎ去りました。沖まで長い距離を泳がなければならなかったので、水中カメラを持参しませんでした。したがって、イルカの写真はありません。
2006年12月25日のキラウエア溶岩(写真)
8月にできた東カイリイリ・オーシャンエントリーから1キロほど山側で、前進するパホイホイ溶岩に出会いました。
黒い溶岩表面の低所を選んで、赤色の溶岩が流れています。その表面はすぐ冷えて銀色になります。そして数時間で黒く変わります。空気中の酸素と結びついて酸化するのです。遠方の緑は、1983年からの噴火で流れ出した溶岩に埋め残されたキプカ。この森の中でB&Bを営業しているところがあるという。
タイミングよく、ちょうど溶岩の先端が小さな 崖を下り始めたところだったので、動きが活発でした。
溶岩をすくうときは、輻射熱がすごいので鼻と口を押さえずにはいられない。
溶岩の先端に棒を突き刺して遊ぶ二人。
日没後。Holei Paliを大蛇のような赤い溶岩が何本も下っているのが見えました。
ペレと戯れるときにもっていくとよいものリスト:
・シャベル
・木の棒
・かける水
・マイクの風除けスポンジ
・軍手
・ヘッドライト
・ジン
夏は暑いから、日中ここに長時間滞在することは苦しいが、冬なら午前中から出かけて丸一日滞在しても大丈夫。ただし、私たちはよかったが、一般に冬は天候不順です。夜道を安全に帰るには、月夜を選ぶとよい。
カラパナ駐車場から1時間で東カイリイリ・オーシャンエントリ。そのあと山側に30分歩いて溶岩流。帰りは、夜道でしたが、駐車場まで1時間で着きました。スバルとオリオン星雲とアンドロメダが見えました。
崖を下った溶岩がゆっくりと流れ広がります
静かに流れ進む溶岩と、冷え固まった溶岩はどうやって見分けるか。それは、簡単です。流れている溶岩に2メートルまで近づくと、輻射熱を感じます。熱くて近づけません。音がしなくても、かならず気づきます。ひとのからだは、流れる溶岩を無意識に避けるようにできています。流れる溶岩の温度は、およそ1000度です。