シウダー・フアレスにて
麻薬カルテル間の抗争で昨年1600人、
今年はすでに2000人以上死んでるシウダー・フアレス。
でも、昼間ということもあり、そんな感じはまったくない。
同じ国境の町ならティファナのほうがすさんだ感じがする。
アメリカ側で国境を撮ってたらセキュリティがとんできた。
撮ったばかりの写真はチェックされる前に消去したので
昨日国境を撮った分はちゃんと残っている。
行きはよいよい、帰りは怖いとはまさにこの国境のこと。
72時間以内の滞在ならノーチェックなので
50¢(もしくはN$7)払って橋を渡るだけだ。
メキシコの入国は誰でも歓迎だが、
アメリカ入国はそうはいかない。特にラティーノ。
しかし、2国を分かつリオ・グランデは
その名とは全然違って浅くて狭い。
これはその気になればあっさり越えられそうだ。
アメリカではこんなに客引きに声かけられない。
両替しろだの、タクシー乗れだの、みやげを買えだの。
メキシコペソは常備してるし、
タクシー乗るほどの距離じゃないことは知っているし、
メキシコみやげならオアハカで買う。
闘牛場を見に行ったら、その前を
機関銃をセットした軍用車が国境に2台走っていった。
これはアメリカではまず見ることはないだろう。
先月もフィリピンのミンダナオ島で戦車を見たばかり。
そういうところはある意味、最前線なのだ。
市場の食堂街も客引きがすごかった。
メキシコなのでマリアッチも歌っている。
オルチャータを飲みながらタコスを食べる。
外国人だからか店のおばちゃんが
タコスの食べ方を教えてくれた。
サルサがあんまり辛くないのはアメリカが近いせいだろうか。
あんまり具の種類も多くないし、
そんなにおいしくなかったけれど、
それでもタコ・ベルよりもよっぽどましである。
おいしくなかったのは意外にも肉がよかったせいだ。
タコスの肉はなぜか脂身の多いくず肉やモツのほうがうまい。
エル・パソと同じで小さな街なのですぐに見終わる。
24時間営業の大型スーパーマーケットに入ってみたら、
国境の町だからか、メキシコにしては物価が高い。
OXXO(オクソと読む。メキシコのコンビニチェーン)もあった。
シウダー・フアレスのほうがエル・パソのダウンタウンよりもいけてる。
10月31日はアメリカではハロウィンだが、
11月1日はメキシコでは死者の日である。
シウダー・フアレスもメキシコなので、
ちょっとは死者の日に向けて盛り上がっているのかと思ったが、
そんな様子は全然見られず。
市役所の建物に11月1日は死者の日とのぼりがあって、
市場のお菓子屋さんで骸骨の砂糖菓子を見つけただけ。
メキシコに来たなあと感じたのは、
シウダー・フアレスに入ってまもなく
どこからともなくMANA が聞こえてきたとき。
MANAはメキシコの国民的バンドである。
道ばたのコピーCD屋がかけているのだ。
うちにもメキシコ・シティで買ったベスト盤のコピーがある。
アメリカの街角でMANAを聞くことはさすがにない。
アメリカ再入国は長蛇の列。1時間もかかった。
帰りは30¢(もしくはN$3)を払う。おつりは出ない。
そんなに厳しい審査をしているようではないのだが、
週末なのでアメリカ側に買い物に出かける人が多いようだ。
なんでもメキシコ側のほうが安いような気がするのだが、
実際のところはそうでもないらしく、
アメリカから家のドアや毛布を持って帰る人を見た。
エル・パソのエル・パソ通り沿いは
中国人経営とおぼしき安い店が軒を並べている。
何軒もの店がスペイン語で
「お菓子はありません」と貼り紙をしている。
なんのことかと思ったら、だから「Trick or Treat」と来られても
あげるお菓子はないよということなのだ。
スパイダーマンや羊男、クッキーモンスターの格好をした子供が
カボチャの形をした入れ物にお菓子を入れてもらおうと
片っ端から店に入っていく。
子供の親も脳みそがとびだしたり、頭から血を垂らしている。
日本にはありえない風景だ。こういうときはアメリカもいいね。
日本には羽目を外す機会さえもない。
「Trick or Treat」ってスペイン語でなんて言うんだろ。
スペイン語圏でハロウィンやってるのなんて初めて見た。

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1 ■メキシコのストリップクラブで麻薬組織が銃撃、米兵死亡
[シウダフアレス(メキシコ) 4日 ロイター] 米国と国境を接するメキシコのシウダフアレスで、ストリップクラブに自動小銃を持った男たちが乱入し、店内にいた米兵1人を含む6人を射殺した。軍当局が4日明らかにした。
マスクをかぶった犯行グループは店内に入ると6人を探し出し、全員に複数回ずつ発砲したという。
軍のスポークスマン、エンリケ・トーレス氏によると、犠牲者の1人はテキサス州エルパソから来ていた26歳の非番の米軍兵士。店内では麻薬が売買されていたとみられ、麻薬組織のメンバーとみられる武装集団は6人だけを狙い、犯行後に逃走したという。
メキシコでは麻薬にからむ犯罪が多発しており、北部モンテレー近郊ガルシア市でも4日、麻薬組織のメンバーとみられる集団が地元警察署長を殺害。5日前に就任したばかりの警察署長が狙われたこの事件では、ボディガードなど4人も犠牲となった。また、ガルシア市長の自宅には「注意しろ」との脅迫メッセージも送りつけられていたという。
カルデロン大統領が2006年後半から軍隊を投入して麻薬犯罪の撲滅に乗り出して以降、メキシコでは麻薬がらみの暴力事件で約1万5000人が死亡している。(ロイター - 11月05日 15:34)