十刃(エスパーダ)
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「数字持ち」の中から選抜された、特に優れた殺戮能力を持つ十体の成体破面。殺戮能力が高い順に1から10(ヤミー解放後は0から9)のナンバーを与えられ、体のどこかに自分の数字の刻印がある。「数字持ち」の破面を『従属官(フラシオン)』として従える権限が与えられるなどの巨大な権力を持つが、その地位は力のみによって維持され、より力の強い者が現れると即座に淘汰され、数字が下がるか後述の「十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)」となるが、実力が付けば再び戻ることが出来る。現十刃中、4以上の数字を持つ十刃は虚夜宮を破壊しかねない解放状態の強大な力故に虚夜宮内にある天蓋の下での解放を禁じられている。十刃にはそれぞれが人間が死にいたる要因である十の死の形を司っており、それらが各々の能力・思想・存在理由となっている。なお、順番は番号が判明しているものをヤミー及びリリネット解放前の昇順で記載する。作中では、十刃の数字のNo.の部分が#に表記される事もある。


コヨーテ・スターク
声 - 小山力也
破面・No.1(アランカル・プリメーラ)/第1十刃(プリメーラ・エスパーダ)
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司る死の形:「孤独」
仮面の下顎骨の部分を首飾りの様に着けた黒髪の中年の男。手袋のような物をはめており、左手の甲に『1』の刻印がある。常に気だるげで寝起きが悪く、戦闘や非常時においても消極的な態度を見せる怠慢な性格。その性格から争いを好まず、「出来れば皆が戦っている中で、戦っているフリだけでもして事を過ごしたい」という発言をし、相手の京楽から共感を得ている。京楽が本来の二刀流を封印して戦っていることをわずかな癖から見抜き、『花天狂骨』の『艶鬼』のルールを先んじて把握するなど、洞察力も高い。実は、スタークとリリネットは破面化した際、通常は肉体と刀に分ける虚の力を1体の虚が2つの肉体に分けた半身の様な存在である。リリネットが自身の斬魄刀のようなものであるため、解放前は四角形の四つの角に牙がついている鍔がある刀を武器として扱う。過去に、仲間の虚達が自身と共にいたせいで消滅した境遇から、孤独を癒す為に破面化し、自分と一緒にいても滅びない存在である強い仲間を求めていた。その能力を藍染に見込まれ、仲間を求めるという点で利害が一致した。そのため、仲間に対する情は怠慢な物腰に反して強く、藍染への忠誠心が高い。虚圏でのグリムジョーとノイトラとの対戦後の一護達の前に現れ、織姫を第五の塔へと拉致した後、リリネットと共に藍染の空座町への侵攻に同行し、京楽と交戦する。他の2体の十刃を圧倒した【卍解】への興味から、京楽に【卍解】を促すために帰刃し加勢に加わった浮竹との戦いも展開し、その後ワンダーワイスの介入を機に一度は京楽を一時戦闘不能状態に陥らせ、バラガンへの弔い合戦として新手のラブとローズを追い詰めるが、再び現れた京楽の『花天狂骨』を使った戦いにより敗北した。

斬魄刀:『群狼(ロス・ロボス)』
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分身であるリリネットと一体化することで解放される。解放すると、オオカミの毛皮のようなコートをまとったカウボーイを思わせる姿に変わり、左目部分にポインターの様な仮面の名残が形成される。リリネットが変化した2丁拳銃(会話も可能)で戦う。自分の魂を引き裂き分かち合う能力を持っており、スターク自身でありリリネットでもある狼の弾頭を召喚したり、霊圧の剣を創造する事も可能。狼の弾頭は攻撃を受けると分裂する上、標的に喰らい付くことで大爆発を起こす。
解号は「蹴散らせ『群狼』(けちらせ『~』)」

技「虚閃(セロ)」
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色は青。解放前は構えなしで胸から、解放後は銃から放つ。

技「無限装弾虚閃(セロ・メトラジェッタ)」
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解放後に使用。銃から虚閃を連射する。


バラガン・ルイゼンバーン
声 - 飯塚昭三
破面・No.2(アランカル・セグンダ)/第2十刃(セグンダ・エスパーダ)
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司る死の形:「老い」
王冠のような仮面を着け、右目付近や左頬などに傷がある。大帝の二つ名を持つ豪胆な態度の老人。「虚圏の神」・「虚圏の王」を自称しており、従属官達との間には絶対的な上下関係が存在し、陛下と呼ばれている。自分より下だと判断する者を餓鬼や蟻呼ばわりし、藍染の身に何か起きた場合、ハリベルら藍染に忠誠心の高い十刃の反対を押し切り自ら戦闘指揮を執るなど藍染に次ぐ権限の持ち主。そのため、京楽の見立てでは第1十刃(プリメーラ・エスパーダ)と見ていた。従属官に骨状のパーツで組み立てられる自前の椅子を持たせている(作中では、ポウ、アビラマ、ジオの3人が椅子のパーツを所持)。藍染のことをボスと呼ぶ。『2』の刻印の箇所は不明。自身の老いの力で彼に接近した人間の動きをスローモーション化させる能力を持つ。さらに、意志を持って触れるだけで触れられた人間の特定の部分を老いに沈め、ダメージを与える事が出来る。砕蜂が反応しきれないほどの速さの響転も使用する。6人の従属官を引き連れ藍染の現世空座町への侵攻に同行、藍染たちが身動きが取れなくなったため自ら戦闘指揮を執る。従属官達が全て倒されてからは砕蜂と大前田と対戦、老いにまつわる能力や斬魄刀の解放による力で砕蜂達を窮地に陥らせる。しかし、砕蜂の卍解『雀蜂雷公鞭』の攻撃を受けてしまう。老いの力で直撃を免れるも、爆風のせいで身動きが取れない状態となってしまうが、ワンダーワイスの雄叫びによって爆風がはれ、砕蜂達に加勢してきたハッチと対戦することとなったが、ハッチの策と砕蜂の至近距離からの『雀蜂雷公鞭』の攻撃を受けたことで激昂。その後、ハッチの右腕を朽ちらせたが、気付かぬ内に、切り取られたハッチの右腕が自分の腹の中に転送されてしまい、自分自身が朽ちることとなり敗北。敗北後、藍染に滅亡の斧を投げつけ消滅。大虚時代は、被っている王冠が違うこと以外は解放後と同じ姿をしている。過去に、大勢の虚を従えていたが、離反前の藍染らに自分の部下を殺されてしまい、以後藍染に対する忠誠心は全く持っておらず、根に持っている。強大な力と体のサイズからヴァストローデ級であったと推測できる。

斬魄刀:『髑髏大帝(アロガンテ)』
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解放前は自前の椅子を変形させた巨大な鉞のような形状をしている。解放する際、斧に埋め込まれた目玉から発せられた黒い炎にバラガンが包まれる。解放後は全身骨だけの姿になり、、頭には王冠、手にはブレスレットを着け、ボロボロのコートを纏った西洋の死神のような姿になる(また骨の各部が鎖でつながれているようで、封印状態でつぶれていた右目部分にも傷跡があり、解放前の刀剣についていたものと同じ目玉が首飾りとなっている)。自らの老いの力に特化されており、バラガンの周辺の建物すらも朽ちさせることが出来る。その特性から彼に接近して攻撃することは非常に困難である。自分自身が朽ち果てない様、体表に自身の力を退ける結界が張られている。結界内に老いの力が入ると、全く機能しなくなる弱点を孕んでいる。
解号は「朽ちろ『髑髏大帝』(くちろ『~』)」

技「死の息吹(レスビラ)」
セピア色の羽根
触れたもの全てを朽ちさせる息を吐く。一箇所でも触れた場合は、そこから徐々に朽ち始めてしまう。技を食らった後回避するには、朽ち始めた部分を切り落とすしかない。護挺十三隊屈指のスピードの砕蜂ですら回避しきれないほどの速さで、特性上攻撃のみならず防御にも転用できる。生物や物体に限らず、鬼道さえ朽ちさせることが可能。

「滅亡の斧(グラン・カイーダ)」
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帰刃形態のバラガンの武器である巨大な黒い戦斧。右腕から鎖に繋がれて出現する。破面化前にも同様の武器を所持していた。アニメ版では描写が補完され、戦斧を振るうと「死の息吹」のような老いの力が発生、距離の離れた標的を切り裂く。破面となる前も老いの力を宿していたが、前述のように飛ばす事は出来ず直接斬りつけて効果を発揮した。


ティア・ハリベル
声 - 緒方恵美
破面・No.3(アランカル・トレス)/第3十刃(トレス・エスパーダ)
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司る死の形:「犠牲」
現十刃の紅一点。金髪・褐色肌の女で睫毛が特徴的。顔の下半分は服で隠れているが、ファスナーを外すとマスク状の仮面の名残があり、それが、胸上部まで伸びている(アニメ版では、胸下部にも仮面の名残があり(解放後も同様)、刻印の部分のみ露出している状態となる。)が、口元の仮面の下は特に変わった口など無く、至って普通である事が解放後で分かる。ファスナーを外した時の右乳房の内側に『3』の刻印がある。従属官は皆女性。比較的冷静で思慮深く、戦闘面でも慎重な戦い方を取る。スターク・ウルキオラ両名同様藍染への忠誠心は他の十刃と比べ、比較的高いと思われる。部下の従属官達に対しては戦士の気構えを諭したりと気さくに接している為、彼女らにはとても慕われており、自身も戦いに敗れた部下達を称え、その部下の仇を取ろうとするといった部下思いの一面を覗かせている。また、虚化した一護の霊圧を十刃級と評するなど、探査神経にも長けている。アパッチら従属官達と共に藍染の現世空座町への侵攻に同行し、日番谷と交戦。部下が元柳斎に倒されたことを機に斬魄刀を解放して戦うも、日番谷の「氷天百華葬」で氷漬けにされ一旦は敗北。ワンダーワイスの介入でその状態から脱し、仮面の軍勢介入後はひよ里・リサ・日番谷と3対1の戦いを展開するが、バラガン、スタークが敗北したことで十刃の力を見限った藍染に切り捨てられた。その際、彼に反旗を翻すも、逆に返り討ちにされる。アニメ版では服の露出度が控え目になっている他、大虚時代はヴァストローデ級だったことが明らかになっており、眼以外は全て仮面で覆われている以外は解放後とよく似た姿をしている。アパッチ達とはその頃から共に行動しており、ある時のいざこざから元バラガンの部下だった破面に恨みを抱かれ、殺されそうになったところを藍染に助けられ、愛染の下についたというエピソードが追加された。

斬魄刀:『皇鮫后(ティブロン)』
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解放前は真ん中が空洞になっている巨大な段平のような形状で、背中に添えている。空洞に霊圧を集め、斬撃を強化することもできる。解放する際は、二枚貝状の波がハリベル自身を包み、さらに巻貝状に回転、その水を大剣で切り裂いて現れる。解放後は、口元の仮面が消え、さらに、首から胸までの仮面の名残の形状が変わり、肩にショルダーガードを着け、下半身にはミニスカートを纏い、背中に鮫のヒレを2つ着けた姿となり、持ち替え可能な大剣(鮫の頭部のような形状)を装備している。両頬に藍色の仮面紋が現れる。水圧や水温を変化させた水を多用した戦法をとる。また戦場に満ちた水を使ってのさらなる大技を持っていたと日番谷に推察されるが詳細は不明。アニメ版ではルピを破った「千年氷牢」を逆用し、水分量を増した更に強力な「断瀑」を使用した。
解号は「討て『皇鮫后』(うて『~』)」

技「波蒼砲(オーラ・アズール)」
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解放前に使用。皇鮫后に霊圧を溜め、相手に放つ技。
誌上掲載時は「蒼剣砲(プロジェクティル・アズール)」と表記されていた。

技「灼海流(イルビエンド)」
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解放後に使用。大剣から放つ熱気で氷を溶かす技。ハリベルが使用する技の中で最も使用頻度が高い。

技「断瀑(カスケーダ)」
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解放後に使用。高圧力の激流で相手を押しつぶす技。

技「戦雫(ラ・ゴータ)」
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解放後に使用。剣の刀身から水の塊を放つ。

技「虚閃(セロ)」
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色は黄色。解放後に使用。剣先から放つ。


ウルキオラ・シファー
声 - 浪川大輔
身長:169cm 体重:55kg 誕生日:12月1日
破面・No.4(アランカル・クアトロ)/第4十刃(クアトロ・エスパーダ)
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司る死の形:「虚無」
作中で最初に登場した成体の破面。角が生えた仮面の名残を左頭部に被った、痩身で真っ白な肌をした黒髪の男。左胸に「4」の刻印がある。孔が喉元に開いていて、緑の両眼の下に、垂直に伸びた緑色の線の仮面紋があるのが特徴。コート状の破面死覇装を着ている。また本人は気付いているか否かは不明だが、気に入った敵の体に獲物の印として自分と同じ場所(喉元)に穴を開ける癖を持っている。霊圧は薄緑色をしている。斬魄刀を解放していない状態でも浦原の「紅姫」の攻撃を素手で跳ね返す、卍解・虚化状態の一護の攻撃を受けてもほぼ無傷である等、登場初期より高い戦闘力を見せていた。表情及び感情の起伏が極端に少なく、冷静沈着な行動をとるが、自分の目的外の者や関心から外れる者、気に障る者を「塵(ゴミ)」、「屑(クズ)」、「下衆(ゲス)」と呼んで見下す傾向もある。藍染から一護に関して全て任された事などからも分かるように藍染からは信頼を得ているようで、ウルキオラ自身も藍染に恭順の姿勢を見せており、十刃のリーダー的存在のようにも見える(険悪な仲間たちをいさめる、藍染の指示を伝えるがてら見舞うなど)為、一護は当初彼を第1十刃(プリメーラ・エスパーダ)と見ていた。尚、戦いの中でも動きをまるで読めないことから一護に石像か機械と戦っているかのように思わせていた。一護の潜在能力に関しては藍染の脅威には至らず、殺す価値無しとし、その力の不安定さから自滅、もしくは自分達の仲間にできるとの判断を下しているが、実際は一護の力に注目している。織姫の能力の特異性もいち早く見抜いていた。一護や織姫の言動から人間の心理や感情に対し納得しがたい思いを抱いており、織姫の語る「心」の存在にも懐疑的な目を向けている。また力の差を見せ付けても尚も挑んでくる一護に感情を露にしたこともある。アニメのミニコーナーでは、「死神図鑑ゴールデン」でアニメ本編の大人の事情で、一護との勝負がお預けになっても気にしなかったり、斬魄刀異聞編が終わってからも暢気に自宮で紅茶を飲んでいるなど自身の出番については悠長な態度を取ったり、「アランカル大百科」では藍染にも見せていない刀剣解放第二階層を市丸に見せられるのを必死に阻止したりとコミカルな一面を覗かせている。破面化の時期は定かではないが藍染の反乱から一カ月ほどのち、藍染の命によってヤミーを伴い、一護の現時点の実力が脅威にたるかどうかを調べるために現世に赴いた。一護を殺す価値なしと判断し虚圏に帰還した後は、織姫の能力に目をつけた藍染の命令で、ルピ達と戦っていた仲間の命を交換条件にし織姫を藍染の元へ連行。その後織姫の監視と教育を兼ねた世話役になる。虚夜宮に乗り込んだ一護を迎え撃ち、虚化による攻撃に驚愕するものの結果的にはこれを一蹴するが、独断で織姫を連れ去ったグリムジョーとの対戦中に反膜の匪で閉次元へと一時幽閉された。藍染の現世侵攻の際に帰還後、虚夜宮の守護を任され、再度捕らわれた織姫を助けに向かった一護を「破壊すべき敵」として認め一護と一騎打ちを展開、一護の虚化に伴い斬魄刀を解放し一護を再起不能の状態に陥らせるが、完全虚化した一護に圧倒され、左腕・下半身・内臓を吹き飛ばされるほどの大打撃を受ける。最後は理性を取り戻した一護と決着をつけようとするも、先のダメージで肉体の灰化が始まり、散り際の決着を一護に拒否された後、人間に関心を抱いたことを一護達に吐露し、織姫と心を通わせながら消滅した。今際の際には、織姫が語る「心」が自らと彼女の間に存在していたことを悟る。

斬魄刀:『黒翼大魔(ムルシエラゴ)』
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薄緑色の拵えの刀。鍔が折り畳まれた蝙蝠の翼のような形状をしている。解放の際、黒い液体が舞い上がり、雨のように降り注ぐ(アニメ版では、黒い雲が空を覆い尽くし、霊圧の雨が降り注ぐ)。解放すると背中に巨大な漆黒の翼が形成され、仮面の残骸が四本の角のついた兜のようになり、服も下部がスカート状のものに変わる。仮面紋もより大きくなる。翼を使っての防御や、霊圧で形成した光の槍のような武器を使う。解放後は卍解・虚化状態の一護を遥かに凌駕するスピードと戦闘力を得る。
解号は「鎖せ『黒翼大魔』(とざせ『~』)」

刀剣解放第二階層(レスレクシオン・セグンダ・エターパ)
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十刃で唯一ウルキオラのみが可能としている二段階目の刀剣解放。その際、「ドッ、ドッ…」と音がしてわからなかったが、アニメ版でわかるように霊圧を纏わせながら徐々に変貌する。第二階層時は尻尾を生やし、二本の角、鋭い四肢の爪、黒い体毛に覆われた両腕と下半身など悪魔そのものを思わせる姿に変貌する。また虚化時の一護の如く眼球が黒みがある深緑色、瞳が黄色になり、喉元の孔が大きくなって胸に移動している(そこからさらに紋様が下に伸びている)。仮面紋もさらに複雑な形状に変化している。通常の刀剣解放時よりも強さは格段に上回り、通常の霊圧とは異質だと思わせるほどの重く強力な霊圧を放つ(空の上に海があるかの様な息苦しさや、対戦している一護が表情を凍らせ、恐怖を覚えるほど)。尚、藍染にもこの第二階層時の姿を見せていないため、十刃内での真の実力は第3十刃以上のメンバーを超えている可能性もある。

技「虚閃(セロ)」
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人差し指の先端から放つ。他の破面と違い、色は碧色。

技「黒虚閃(セロ・オスキュラス)」
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碧色に縁取られた漆黒の光を放つ。本人曰く一護の黒い月牙はこれに似ているとのこと。虚夜宮の天蓋の半分近くを削るほどの威力がある。一発目は一護の仮面を粉砕して虚化を解除し、二発目は至近距離から放って一護の胸に大穴を空けた。

技「虚弾(バラ)」
彼の場合、軽く手を出す程度の動作でも比較的威力のあるものを放てる。

技「雷霆の槍(ランサ・デル・レランバーゴ)」
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第二階層時に使用。両手で霊圧を集中させて作り出した槍を投げる技。着弾点に虚夜宮の数倍の高さの火柱を上げるほどの強力な破壊力を持つ故か、ウルキオラ曰く出来るだけ至近距離から放ちたくはないとの事。何度も放つ事が可能だが、コントロールに難がある模様。通常の解放時の光の槍と同じく接近戦でも斬撃武器として使用できる。

また、全ての破面の中で唯一肉体の殆ど(脳と臓器以外)を超速再生する事が出来る。そのため、超速再生できる眼球を取り出し砕く事で、その眼で見た映像を周囲の者に見せることが出来る。本人は「全てを見通す目」だと言っている。


ノイトラ・ジルガ
声 - 神奈延年
身長215cm 体重93kg 11月11日生まれ
破面・No.5(アランカル・クイント)/第5十刃(クイント・エスパーダ)
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司る死の形:「絶望」
襟の後ろが大きく丸く伸びている長身で長い黒髪の男。左目の眼帯の下に仮面の残骸を残し、そこに虚の孔が開いているために隻眼。舌に『5』の刻印がある。他人を見下したような話し方をするほか、自身を十刃最強と自負し、己の力に絶対的な自信を持っている。長身痩躯だが、消耗していたとはいえ卍解状態の一護を驚愕させるほどの腕力の持ち主。鋼皮の硬度に関しても歴代全十刃中最高であり、実際に斬撃を受けても傷一つ付かず、チャドの「魔人の一撃」を受けても平然としているなど凄まじい霊圧硬度を誇る。崩玉入手以前に誕生した破面である。戦いの中で死ぬことを目的とし、常に強さを求め、戦いを渇望している。認識として『敵』を作った瞬間から呼吸ひとつまでを『戦い』と捉えており、どんな卑怯・非道も厭わず、殺す価値無しと判断した以外は相手に情けをかけることはない。また自身が情けをかけられることも強く嫌う。以前は第8十刃(オクターバ・エスパーダ)で、当時の服装は丸い襟の部分が無く、また髪も現在より短かった。性格も現在の飄々とした冷笑的なものではなく、直情的だった。破面の存在に関して「救われない存在」と諦観的に捉えており、藍染の事は力を与えてくれた存在として感謝している。ネルが女性破面で有りながら第3十刃の座にいたことを快く思っておらず、決闘を申し込み勝負するも敗北した上、戦士として認められず相手にされなかった。その後ザエルアポロと結託してネルの頭を背後から割り、虚夜宮の外へ放り出した。チャドを倒した後、グリムジョーとの戦いで満身創痍の一護に戦闘を仕掛けて圧倒し、元の姿に戻ったネリエル(ネル)との戦いでネルが幼女の姿に戻ったため優勢に立つが、救援に来た剣八との死闘の末、剣八の剣道(斬魄刀の両手持ち)による一撃で深手を負う。止めを刺さずに自分を見逃そうとする剣八になおも戦いを挑み、その末に剣八に切り伏せられ、絶命した。

斬魄刀:『聖哭螳螂(サンタテレサ)』
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解放前は三日月を8の字型に二つくっつけた形の鎌に、「8」の字に垂直に柄を取り付けたような形状をしている。柄の部分からは長い鎖が伸び、鎖を持って斬魂刀を遠くの敵に向けて飛ばしてまた引き寄せる攻撃も出来る。解放の際、鎌の先端にある三日月状の刃の中心に風を呼び起こす。解放すると頭に左右非対称の三日月のような角が生え、腕が(節足動物のような)装甲で覆われ4本に増え、その4本の腕に大きな鎌を持つ姿に変わり、腹部を囲む様に角のようなものがいくつも形成される。他に帰刃前に受けた傷が塞がり、仮面の残骸の口の歯が牙の様になり、顔には仮面紋が現れる。腕や鎌は失っても再生でき、腕は6本まで増やすことができる。解放後は眼帯を外して全力となった剣八を一時は圧し、また応戦できる戦闘力を得る。第8十刃の時は、三日月の形をしていた。
解号は「祈れ『聖哭螳蜋』(いのれ『~』)」

技「虚閃(セロ)」
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舌の先から放つ。他の破面と違い、色は黄色い。

セピア色の羽根
また、霊圧を地面に電流のように流して相手の力量を測るといった能力も持っている。