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2016年09月20日(火) 23時36分45秒

"Blue Burton" / Ann Burton

テーマ:僕と1日と音楽と

 

 

 

どうして旅に出なかったんだ

と言われてついハッとなった僕は

まもなく

電車を降りていた

駅から電車を眺めている僕がいる

どこかで見た景色

そのものだった

 

 

 

 

 

空気が余りにきれいだ

見通せそうなものだが

どこへいるのだろう

さては逃げ込んだと

思われていないだろうか

刺さるような視線にさらされて

自分が嫌になった

 

 

 

 

 

 

トマトの皮を針で刺せば

あふれ出す果汁のような

そんな気持ち

触れたくない思いに

目をそむけていたい

そんな気持ち

 

 

 

 

 

 

 

 

繊細とは

脆くて壊れやすいことではない

色んなことを求めて

求められて

世の中は過剰で溢れている

行き届いているだけが

何も繊細の取り柄ではなかろう

 

 

 

 

 

 

歌も然りで

届く範囲ならなんでも取り入れたほうが

良いだろうという

掃除機のような歌が蔓延している

僕たちは歌に何を求めるのだろう

一つ言えることは

求められた繊細には

何の価値もなく

ただそこには不満だけが膨らんだ

薄味のジュースがあるのみなのだ

 

 

 

 

 

 

アン・バートンの気持ちは

きっと今の世相には合いそうにない

ブルー・バートンが録音された1968年から

歌はずいぶんと注文の多い

文化になってしまったからだ

でも僕は彼女の

あけすけな感情表現が

まだ人の琴線に触れることができると

信じ込んでいる

今日の僕も

またその一人だったのだが

 

 

 

 

 

 

"It's Easy to Remember 

And So Hard to Forget"

なんだか17の自分を思い出して

湿っぽくなってしまった

 

 

 

 

 

 

 

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2016年09月02日(金) 17時26分30秒

Dunstan Coulber / Standards for a New Century

テーマ:僕と1日と音楽と

 

 

クラリネットという楽器には

得も言われぬ素朴な響きがあって

どこか心惹かれる部分がある

誰が吹いても良いというわけではないが

かわいらしい小品が

スイングするように吹かれると

これほど良い心地はなくて

ジャズはこうじゃないと、などと

ひとりごちてみたりする

 

 

 

 

 

 

The Dunstan Coulber Quartet / Standards for a New Century

 

 

ナゲルヘイヤーにしては

何の変哲もないスタンダード集

しかも抜群にスウィングしている

おかしなタレントだなぁと思いながら

一通り聞きとおしてみる

 

 

 

 

"The Very Thought of You"という曲

重力とはいったいどこへいってしまったのか

軽やかに昨日の僕をどこかへ連れて行って

そのままきれいな風景にふんわり落としてくれる

メレンゲのようなソフトさである

 

 

 

 

この後、目立ったアルバムを発表せず

活動を続けているであろう

dunstan Coulber氏

Highnoteあたりがこのタレント

もう一度掘り出して

好き勝手にスタンダードばっかり

吹かせてみてはどうだろうか

機運が高まってほしいものである

 

 

 

 

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2015年03月11日(水) 22時07分26秒

音楽雑記

テーマ:僕と1日と音楽と






やっと
何もない日を過ごすことができた
煩わしさから放り出されて
音楽でも聞こう
スイッチの箱に鍵をして
なめくじのように過ごそう






聞きたいものはたくさんあった
まとめて聞ける喜び
手に取るだけでも嬉しい
夜が長ければ良いのに






Travelogue/Flying Fish Records







クリス・プロクターは
アコギインストの名手
今流行りのタッピングやらで
パチパチと派手にやらかす訳ではない
フォークのピッキングに従順で
穏やかでため息をつくような
そんな音楽だ





ギター一本でくつろぎを演出することは
きっととても難しい
あのジョー・パスの
ヴァーチュオーゾだって
まるで綱渡りしているような
綻びも緩みもない
張り詰めた音楽だった






弦の鳴りがひたすら美しい
アスリート型の音楽が幅を利かす中
楽器と音楽はこうあるべき
という素敵な盤である






マイ・ピープル/ビクターエンタテインメント








ウェザーリポートを含めた
これまでのザヴィヌルの音楽を
綺麗に見通せる96年作
彼の目指したところは
いわゆるエスニックだと
巷の文章ではある
一言で言えばそうなのだろうが
その価値観でも狭い気がしないでもない






一聴した時の地図の広がりがすごい
Google Earthの画面を見ているように
一気に視野が地球規模で遠のく
その視点のままリズムが刻まれていき
彼のヴォコーダーを使った歌声が
地図の上をべたべたと塗りたくっていく
けったいな音楽だと思う






裏ジャケットを見ると
演奏者の名前の横に
出身国籍が書かれていて
あらゆる国と地域から参加しているようだ
その様子がどうにもアメリカ的だと思ったら
冒頭の話声はエリントンだった








Voodoo/Marquis Music








今まさに聞きながら書いているが
あまりグッとこないというのが
正直な感想である
選曲、アレンジ、"Voodoo"のタイトル含め
彼女のダークでミステリアスな
キャラクターを立てたいという
意図は見え隠れする
反面、ジャズの範疇に止めようとする
プロデュースに無理を感じる







基本は全て生音
声の出なくなった
シンディ・ローパーのような声で歌う
時折ハッとするトランペットが入ったり
彼女自身のギターの腕も良いとは思うが
もっと泥臭い方が僕の好みだし
アレンジもその方がピタッとくる気がする
ブルーズに魂を売って欲しい
というのが希望である













ウラジミール・シャフラノフは
知らないうちに4枚も揃っていた
彼の81年のライブ盤
冒頭の"Moon and Sand"から
歌心満載のフレーズがこぼれてくる
寒い日にはたまらない
ジャケットのクリーム色も良い





"Who Cares"のような歌物が良い
コルトレーンやモンクの曲もあるが
後にスタンダードで開花していく
硬軟分けたフレーズ
リズム隊との溌剌としたやり取り
後の録音の方が音は良いが
演奏全体の出来はこちらの方が好みである







なかなかどうして
今日は書きにくい一日だった
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