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2015年03月11日(水) 22時07分26秒

音楽雑記

テーマ:僕と1日と音楽と






やっと
何もない日を過ごすことができた
煩わしさから放り出されて
音楽でも聞こう
スイッチの箱に鍵をして
なめくじのように過ごそう






聞きたいものはたくさんあった
まとめて聞ける喜び
手に取るだけでも嬉しい
夜が長ければ良いのに






Travelogue/Flying Fish Records







クリス・プロクターは
アコギインストの名手
今流行りのタッピングやらで
パチパチと派手にやらかす訳ではない
フォークのピッキングに従順で
穏やかでため息をつくような
そんな音楽だ





ギター一本でくつろぎを演出することは
きっととても難しい
あのジョー・パスの
ヴァーチュオーゾだって
まるで綱渡りしているような
綻びも緩みもない
張り詰めた音楽だった






弦の鳴りがひたすら美しい
アスリート型の音楽が幅を利かす中
楽器と音楽はこうあるべき
という素敵な盤である






マイ・ピープル/ビクターエンタテインメント








ウェザーリポートを含めた
これまでのザヴィヌルの音楽を
綺麗に見通せる96年作
彼の目指したところは
いわゆるエスニックだと
巷の文章ではある
一言で言えばそうなのだろうが
その価値観でも狭い気がしないでもない






一聴した時の地図の広がりがすごい
Google Earthの画面を見ているように
一気に視野が地球規模で遠のく
その視点のままリズムが刻まれていき
彼のヴォコーダーを使った歌声が
地図の上をべたべたと塗りたくっていく
けったいな音楽だと思う






裏ジャケットを見ると
演奏者の名前の横に
出身国籍が書かれていて
あらゆる国と地域から参加しているようだ
その様子がどうにもアメリカ的だと思ったら
冒頭の話声はエリントンだった








Voodoo/Marquis Music








今まさに聞きながら書いているが
あまりグッとこないというのが
正直な感想である
選曲、アレンジ、"Voodoo"のタイトル含め
彼女のダークでミステリアスな
キャラクターを立てたいという
意図は見え隠れする
反面、ジャズの範疇に止めようとする
プロデュースに無理を感じる







基本は全て生音
声の出なくなった
シンディ・ローパーのような声で歌う
時折ハッとするトランペットが入ったり
彼女自身のギターの腕も良いとは思うが
もっと泥臭い方が僕の好みだし
アレンジもその方がピタッとくる気がする
ブルーズに魂を売って欲しい
というのが希望である













ウラジミール・シャフラノフは
知らないうちに4枚も揃っていた
彼の81年のライブ盤
冒頭の"Moon and Sand"から
歌心満載のフレーズがこぼれてくる
寒い日にはたまらない
ジャケットのクリーム色も良い





"Who Cares"のような歌物が良い
コルトレーンやモンクの曲もあるが
後にスタンダードで開花していく
硬軟分けたフレーズ
リズム隊との溌剌としたやり取り
後の録音の方が音は良いが
演奏全体の出来はこちらの方が好みである







なかなかどうして
今日は書きにくい一日だった
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2015年02月23日(月) 23時08分35秒

Randy Newman / "Randy Newman"

テーマ:僕と1日と音楽と









右に大きな2
左に小さなふた桁
並んだ数字に奇妙な耳鳴りがする
冗長になりそうだから
手助けがほしい







言葉があふれる
流れ出す取り残された足場
飲み込まれては表面に顔を出し
喘ぐように空気を吸い込んでいる
立ちすくんでいるのは
やはり取り残されたあなた
明るいものばかり見ていては
ゆっくり寝ることもできないのに







魚の気持ちになって
塩を塗られてみたところで
誰のどの傷口が痛むのか
考えもつかないから
口を噤んでみた
風船が空気でいっぱいになる
どんどんと膨らんでいく







包丁を使っていた僕の横で
妙に現実味のある音がした
カタカタと鳴るそれは
誰かにとっては重要らしい
気分の尺度を届けにきた
一体どこにそんな童心があるのだろう
今まさに空は霞んでいるのに








Randy Newman/Reprise / Wea








人の優しさがあふれているから
明日は雨になりそうだと
ランディ・ニューマンが言った
きっと僕もそうだろうと思う
相変わらず勇み足を引かず
闊歩している人たち
あのピアノの音が
あんた達に聞こえるだろうか







またカタカタと音がした
そいつもやはり
明日は雨になりそうだ
と言った













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2015年02月16日(月) 22時15分43秒

Peter Cincotti / "Peter Cincotti"

テーマ:僕と1日と音楽と








余裕がほしい
ゆったりと間を取った生き方が良い
せかせかとしたくない
行間を大きく開けて
そこにいろんなものを漬け込みたい






特にやる気のないときも良い
体が何を欲しがっているのか
わからないときもある
太陽を右から左に見ているのは
北のほうに仕事があるからだ






過去の記憶にそれほどの魅力がなくて
置いてきた荷物を取りに帰る
その事実が煩わしくて
捨てたものも数多くて
袋の口を縛っていると
はちきれそうな中から
しまってたはずのものが顔を出したりして






また夜がやってきた
空気が揺れる音がする
耳でも覆っていないと
作り物でもいいから
ゆとりを持たないと









Peter Cincotti/Concord Records






本当はシナトラが聞きたかったのだけど
偽物のほうがよかった
ネクタイをゆるめたジャケット
とにかく嘘っぽい
「浮気はやめた」と歌っても
真実味がなくて
それが魅力と言えないこともない







ピアノと歌が達者で顔も良い
これがデビュー作という
コンコードというレーベルも
重ねてどこか作り物っぽくて
今の気分にぴったりなのだ






焦りのない歌ばかりかと思ったら
"Come Live your Life With Me"で
少し思い直してみた
また夜がやってくる
それもまた良くなった
今となっては






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