1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2015年01月08日(木) 22時17分37秒

ピアノトリオ

テーマ:僕と1日と音楽と





久しぶりにピアノトリオを

集中して聞いている

単純に年末年始に買った盤に

ピアノトリオが多かったのだが

この1月は新鮮に響いてきている






トリオ、というところがまた良い

三者の切り合いの方向性如何で

音楽の性質ががらっと変わってしまう

ジャズの醍醐味であり

ピアノトリオはその三者の

音楽的な反射神経が

明確に音楽に表出されやすい

要は三者の目指すところが

剥き出しで出てくるのだ







そしてどれもCDである

手に入れたのは主にブックオフ

本当に日本はジャズ天国なのだなと

つくづく感じずにはいられない





Ode/Nonesuch





現代のジャズシーンでの筆頭格

僕個人のブラッド・メルドーのベストは"Largo"だが

この2012年作にもあの魔法のような

ピアノタッチがふんだんに盛り込まれてはいる

反面、とても最先端である

タブレット時代の音楽とでも言おうか

グレーの背景(まさにジャケットの色だ)に

ひたすら目を慣れさせるような

そんな風景を音越しに何度も感じた







リズムの脱・構築が独特で

進んでも進んでも見通しが立たない所などは

どうしようもなくジャズなのだけど

まだもう少し消化に時間がかかりそう

久しぶりに"ついていけなかった"

レコードである





モリエンド・カフェ [HQCD]/ヴィーナスレコード





ヴィーナス・レコードの諸作については

おおむね好物である

ジャケットの好みや企画の善し悪しはあれど

趣味丸出しの一貫した作品作りには

職人としての気概が感じられる

最近はセコハンでも安く出回っていて

音もよく良質なレーベルだと思う






ロマンティック・ジャズ・トリオの2009年盤

全編ラテン・スタンダードときた

コーヒー・ルンバの"Moliendo Cafe"を筆頭に

大好きな"Green Eyes"も入っている

他にもある一定の年齢の方には

超有名曲が目白押しなのだが

僕はそれほど知らない

ほとんど新曲に聞こえる






ただこのリズム隊の仕事は

文句なしに素晴らしい

既存のラテンリズムにほんのひと工夫

お酢の一滴のように加えたリズムが

甘いラテンのメロディをぐっと締めてくれる

ピアノは総じて甘口だと思うが

楽しく首をふりふり聴けてしまう

いいレコードだと思った





ムーズ/ユニバーサル ミュージック クラシック






一転して旧譜へ

パウエルの54年ヴァーヴ作

僕のもっとも好きなパウエルがここにいる

バラードをもつれさせて引きずって

絡んだまま最後まで押し切ってしまう

こんな事ができるのは

後にも先にもパウエルだけなのである






スウィングする"Butter Cup"や

"Fantasy in Blue"も良いのだが

どこかへ置いていかれたような

"I Get a Kick Out of You"がたまらない

ライナーノーツの佐藤秀樹氏は

"痛ましい乱れ"と書かれているが

"弾かない美しさ"が"乱れ"となってしまうのは

解釈の違いだけなのだろうか






バド・パウエルにもなると僕自身

あまりトリオのメンバーにこだわりがなくなる

はっきり言ってドラマーが

アート・テイラーだろうがブレイキーだろうが

どちらでも良い

パウエルのソロバラードを聞くと

現代ならリズムマシーン相手に

ピアノを弾いたのではないだろうか

と思ってしまう






Night & The Music/Palmetto Records






今回、一番の優等生盤だ

フレッド・ハーシュの2007年盤

総合力が一番高く

録音も選曲も解釈も全て良い

ドラム・ベースの絡み具合

ピアノの適度な甘さの塩梅

アーティスティックな姿勢

フレッド・ハーシュの親近感のある

ピアノを存分に楽しむことができる






近年のハーシュの作品はどれも良いと言う

僕の棚にはデビューしてすぐの録音が2枚あるが

どれもまだエヴァンスの残り香が強くて

リズム隊との間に空間をたっぷりと置いていた

しかしこのレコードではその間が

比較的心地よい距離感に収まっている

この距離感にはあまり出会えない

例えば近年のECMの諸作などは

僕の感覚から言えばかなり遠く感じる







1曲目の"So in Love"からして良い

そのまま流れるようにアルバムが進んでいく

何度も聞きたいと思わせてくれる

好盤である

ここまで聞き通したあとに残る疲労感

これもジャズの醍醐味だと

久しぶりに認識した




AD
2015年01月04日(日) 23時00分41秒

Bob Dylan & The Band / "Planet Waves"

テーマ:僕と1日と音楽と






あけましておめでとうございます

今年も見てくださっている方々

なんとなく見てってください

大した文章ではありません

すぐに途切れます

たかがブログです

それでも見ようと思うあなたに

ひとつだけ







明日から

どこもかしこも仕事が始まります

僕も始まります

既に働いている人もいますが

2015年は明日から

事実上始まるのでしょう







世間ってのは煩わしいもので

しがみついては離れようとしない

赤子の甘えのように

可愛くはありません

人と人が利益を求めて衝突して

結局は疲弊してしまい

なんだかんだで寝たら治ってしまう

まるで毎日が熱病のようなのです







見たくもないこと

聞きたくもないこと

話したくもないこと

そんなことばかり

かと思って

指のしわを見て













宗教

自己啓発

出世話

競争

思想

あなたが何かに偏らず

ただただ、純真でありますように







口車

二枚舌

思いすごし

恨み言

誰彼かまわず問い詰めて

責任のがんじがらめに合いませんように







情報過多

行列

行進

評価

前や後ろや左や右と方角を決めず

価値観のコンパスを持ちませんように








音楽


きっとあなたに

心震わせる

幸福な出会いがありますように





Planet Waves/Sony



いつまでも若く

いつまでも若く

あなたがそのままで

若くありますように





AD
2014年12月22日(月) 21時45分11秒

The Impressions / "People Get Ready"

テーマ:僕と1日と音楽と







青に茶を混ぜたような

性格をしているのに

よくそんなに元気でいられるなと

我ながら思っていると

案の定、揺り戻しが来た

それは休日にやってきて

結果的に何も手につかない

何もかもやりかけで忘れて

すべてを後に回してしまう







積み上がった食器

包みかけのラップ

内容の覚えていないレコード

ふきだまりの埃

その全てが一つの空間で停滞して

空気の抜かれたタイヤのように

地面に気怠く身を任せている

僕もその中に溶けながら居て

何も感じなくなるのだから

楽というのは恐ろしい








つぎ込んだ時間が金になり

時間はそのまま欲に変わるのだが

欲が形になって、ろくなことはない

ネックがぽっきりと折れたマンドリン

9時間と大層な笑顔と摩擦

欲に変わるにはどうやら

首の線が細すぎたのだ






永遠の詩 (全8巻)3 山之口貘/小学館





寝る前に山之口獏の詩を

ひとつ読むことにしている

明確に言葉が弾んでいる

うねうねと言葉が動き

やがて立ち上がっていく姿を見るようだ

今日という日はここまで、と

寝床で自然と時間が仕切られる







文という文字の並びから

詩という芸術表現になるまでの

その過程を生々しく見せた詩人は

彼を置いて他にいない

鋭い切先を望むべくではないが

大木で頭を叩かれたいのなら

一度覗いてみる価値はおおいにある





ピープル・ゲット・レディ/USMジャパン





暖かくほっこりとしたコーラス

包み込むようなカーティスの歌声

シリアスな側面で語られがちな

インプレッションズの音楽も

冬になればこんなに実用的な音楽になる

パラパラと綺麗な星空が落ちてくる






"People Get Ready, There's a Train a Commin'

You Don't Need no Baggage, You Just Get on Board

All You Need is Faith, Hear The Diesels Hummin'

You Don't Need no Ticket, You Just Thank The Lord"


準備はいいか、列車がやってくる

荷物はいらない ただ飛び乗るだけ

信心があればいい ディーゼルの音を聞き

チケットはいらない 主に感謝すれば






もうすぐクリスマス

Imagineよりも大切な歌





AD

[PR]気になるキーワード

1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>