継続して絵本を贈るプロジェクト

継続して絵本を贈るプロジェクト

きんだあらんどぶっくくらぶ ~宮城県石巻市の子どもさんたちへ~




   



子どもの本専門店 きんだあんらんどきんだあ王子


<営業日> 月 火 木 金 土 日 (定休日:水曜日) 10:00~19:00 

606-8354 京都市左京区新間之町通り二条下る頭町351

 Tel(075)752-9275 / Fax(075)741-7690

 HP http://kinderland-jp.com

 mail kodomonokuni@kinderland-jp.com


にじいろクレヨンアート(NPO法人設立認証申請中)(旧称:石巻こども避難所クラブ)

 

所在地 宮城県石巻市蛇田字中埣40-1-6

HP http://nijiiro-kureyon.jp/index.html



 (左:にじいろクレヨン代表 柴田滋紀氏 右:きんだあらんど代表 蓮岡修)

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少し遅れましたが、1月12日に京都で開催されました、にじいろクレヨン代表の柴田滋樹さんによる『継続して絵本を贈る支援』の報告会の様子をご報告いたします。
『継続して絵本を贈る支援』は、支援者の方がオーナーになり、東北で被災された家族の子供さんに絵本を贈る事業ですが、これは、被災直後から石巻の仮設住宅集会所を回って子供たちと遊ぶ活動を続けているにじいろクレヨンとの共同事業でもあります。
 現在、絵本を現地石巻に送り、そこからにじいろクレヨンの方で、子供さんに向けて発送を行います。その時に、手紙ややり取りを残すことで、子供さんと遊ぶ活動をより継続的に関係付け、いつでも帰れる場所として心に残してもらう事に力を入れておられます。

 
  

 今回は、柴田氏自身が、関西の支援者に対して報告を行いたいとの希望から、急きょ報告会を企画いたしました。
 
 場所は、京都インパクトハブ。烏丸鞍馬口駅徒歩2分の烏丸通り沿いにある、一見素通りしてしまう由緒ある町屋のような佇まいの玄関が目印。
 中に入ると、インターナショナルに対応できる、共同オフィスと、能舞台や豪華な竹庭を有した、本格的な文化発信スペースです。その共同オフィス部分を今回は報告会の会場として使用させていただきました。

急な連絡にも関わらず集まっていただいた4名の支援者と、蓮岡、報告者の柴田さんが参加者で、予定通り1時から始まりました。
 

 柴田さん自身も仮設住宅に暮らしておられ、残っている人たちが、いろんな理由で去ることができない現状を説明されました。
 現在も石巻市では約9400世帯、約14500人が仮設住宅に暮らされています。確かに復興住宅も建築が進んではいますが、土地の造成が最終的に終わるのがこれから3年後が目安であることです。
それから建築を進めるので、まだ復興といっても時間がかかるということ。
現在住んでいる人が、住宅へ行きたがらないのは、経済的な理由もあるが、まったく新しいつながりを一から作るのが大変だからという問題があること。など、
中々見えにくい実情を説明していただきました。
その中で、支援というのも徐々になくなっていき、ボランティアも減り、残っているのが絵本の支
援であるということを強調されてました。
絵本を受け取られているお母さんとの関係性がよくなってきて、つらい現状なども聞けるようになってきたことなど、続けているからこそ培われた関係性があり、これからもっと必要になるのではないかと言われていました。
 それぞれの支援者からも質問がでて、自分が支援しているお子さんの様子などを、嬉しそうに聞いておられました。
 現在、年齢が高くなってきたので、低学年に向けて支援者の選定を行うべきか、支援を求めている人を優先して続けていくべきか、など、支援の方法についても話し合いができました。
 実際にどのような状況で絵本が手渡され、読まれているかを現地の人から聞くことでより自分たちの活動が理解できる。4名の支援者と貴重なお話を共有し、東北がもっと身近に感じた報告会でした。
 夏ごろに、一度現地の状況を実際に視察し、支援をしているお子さんに会えるようなツアーを組みたいなとも話しています。
 今月の25日26日と石巻に行き、現地で講演とにじいろクレヨンの活動参加を行います。
 また現地でのリポートを載せたいと思っています。
 集まっていただいたみなさん。ありがとうございました。柴田さんもお疲れ様でした。

      
          

 

                                                 蓮岡