中盤戦を迎えたツール・ドゥ・ロワール=エ=シェール。

ここからは、いよいよ総合成績を見据えた戦いが本格化していきます。

KINAN Cycling Teamもこの日に備えて準備を進めてきました。

果たして結果はいかに!?

 

それでは、第3ステージのレポートをお届けします。

満載の写真にもぜひご注目ください。

レースレポートは、4月13日付メディアリリースからの引用となります。

 

周回コースに入る新城雄大

 

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ツール・ドゥ・ロワール=エ=シェール第3ステージ

難コースに苦戦も残るステージで雪辱を誓う

13 April 2018

 

●ツール・ドゥ・ロワール=エ=シェール(Tour du Loir-et-Cher、UCIヨーロッパツアー2.2)

第3ステージ ドゥルエ(Droué)~ヴァンドーム(Vendôme) 178km

 

●KINAN Cycling Team出場選手

塚本一樹 
中西健児
雨乞竜己
新城雄大

 

フランスのステージレース、ツール・ドゥ・ロワール=エ=シェール(Tour du Loir-et-Cher、UCIヨーロッパツアー2.2)は4月13日、第3ステージが行われた。

急坂や未舗装区間が含まれる難コースでKINAN Cycling Teamは新城雄大の73位が最上位。

レース終盤に苦戦を強いられ、トップから3分以上の差をつけられた。

出走4選手はいずれもフィニッシュし次のステージへと駒を進めており、残り2日間での雪辱を誓う。

 

冷雨の中でのレースとなった前日の第2ステージ。

雨乞竜己がスプリントを狙って臨んだが、寒さと序盤からのハイスピードの影響もあり上位進出は果たず。

とはいえ各選手がステージを終えるごとにコンディションを上げており、大会中盤以降のステージに期待を膨らませる1日でもあった。

また、このステージで椿大志がリタイア。

残るステージを4選手で戦う。

 

第3ステージは、ドゥルエ(Droué)からヴァンドーム(Vendôme)までの178km。

前半と後半にそれぞれ1カ所ずつ山岳ポイントが設定され、終盤はヴァンドームの周回を約2周走ってフィニッシュ。

周回コースは途中、短いながらも勾配8%の上りがあるほか、未舗装区間も登場。

例年このコースでプロトン全体が活性化しており、今回も個人総合成績を視野に入れたレースが展開されると予想された。

KINAN Cycling Teamとしては、これまでのステージ同様逃げのチャンスをうかがうほか、周回コースでは好位置から勝負できる状況を作り出せるよう意識して臨む。

 

コース確認をする中西健児と石田哲也監督

 

入念にウォーミングアップする新城雄大

 

ウォーミングアップを行う中西健児

 

そして迎えたスタート。

序盤に2選手の逃げが決まり、KINAN勢はいずれもメイン集団に待機。次なる展開へと備える。

山岳ポイントの上りなど、要所ではしっかりと前方を確保し、大きな変化にも対応できる態勢を整えていく。

逃げとメイン集団とは最大で約7分30秒の開きとなるが、有力チームを中心にペースをコントロール。

KINAN勢もそれに合わせる形で淡々とレースを進行させた。

 

集団内を走る塚本一樹。カメラに向かってピースサイン

 

集団内を走る新城雄大

 

ピースサインをする雨乞竜己

 

後半に入ると、メイン集団は逃げを本格的に追い始めたほか、終盤の周回コースを意識してペースが少しずつ上がっていく。

KINAN勢も集団内でのポジションを上げ、好位置で勝負できる状況が見えてくる。

 

しかし、残り30kmから立て続けにトラブルが発生。

中西健児がホイールトラブルでバイク交換し、後方からの追い上げを余儀なくされる。

さらには、位置取りが激しくなった集団内の各所で落車が次々と発生。

これでスピードダウンを強いられ、クラッシュを免れた選手たちとの差が広がっていく。

強い横風も相まって、KINAN勢の前方復帰は厳しい展開となってしまった。

 

周回コースへと入る塚本一樹

 

中西健児(左)と雨乞竜己が周回コースへと入る

 

最終周回に入る新城雄大

 

新城が第2集団で、中西、雨乞、塚本一樹の3人は第3集団でヴァンドームの周回コースへ。

先行する選手たちへの合流はかなわなかったが、4人ともフィニッシュを通過して次のステージへとつなげた。

 

フィニッシュする新城雄大。チャンスがありながらトラブルに苦しめられた

 

塚本一樹のフィニッシュ。徐々にハイレベルのレースに適応している

 

フィニッシュする中西健児

 

総合争いを含め、プロトン全体が激しい動きとなることを見越し、このステージに集中力を高めていたKINAN勢だったが、この大会の厳しさや難しさを痛感する1日となった。

それでも、ステージを追うごとに集団内でのポジショニングや、勝負を意識した動きに手ごたえをつかむなど、選手たちは徐々にヨーロッパレースに適応しつつある。

あとは、限られた機会の中でチャンスを作り、それを生かせるかにかかってきている。

 

フィニッシュ直後、新城雄大を中心にレースを振り返る

 

14日に行われる第4ステージは、ブレ(Bourré)を発着する183km。

スタート直後から山岳カテゴリーに含まれない急坂をこなすなど、終始アップダウンが繰り返されるコース設定。

前半には最大勾配18%の山岳ポイントを2回通過するほか、後半にも2カ所の山岳ポイントが控えており、今大会のクイーンステージと目される。

KINAN勢はいずれも総合争いからは遅れてしまったが、サバイバルが予想される中でどれだけレースを動かせるがポイントになる。

 

 

ツール・ドゥ・ロワール・エ・シェール第3ステージ結果(178km) 
1 トニー・ユレル(フランス、ソジャサンエスポワールACNC) 4時間16分54秒 
2 ヨナス・ヴィンデゴール(デンマーク、チームコロクイック) +0秒 
3 アスビョルン・クラフ(デンマーク、チームヴィルトゥサイクリング) 
4 ヨセフ・チェルニー(チェコ、エルコフ・アーサーサイクリングチーム) 
5 エミールナイゴール・ヴィニェボ(デンマーク、チームコロクイック) 
6 アレクサンダー・カンプ(デンマーク、チームヴィルトゥサイクリング) 
73 新城雄大(KINAN Cycling Team) +3分15秒 
94 塚本一樹(KINAN Cycling Team) +5分6秒 
95 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) 
117 中西健児(KINAN Cycling Team)  

個人総合時間 
1 トニー・ユレル(フランス、ソジャサンエスポワールACNC) 13時間5分55秒 
2 ヨナス・ヴィンデゴール(デンマーク、チームコロクイック) +4秒 
3 アスビョルン・クラフ(デンマーク、チームヴィルトゥサイクリング) +5秒 
4 エミールナイゴール・ヴィニェボ(デンマーク、チームコロクイック) +8秒 
5 アレクサンダー・カンプ(デンマーク、チームヴィルトゥサイクリング) 
6 ヨセフ・チェルニー(チェコ、エルコフ・アーサーサイクリングチーム) +10秒 
77 新城雄大(KINAN Cycling Team) +3分25秒 
105 中西健児(KINAN Cycling Team) +5分16秒 
120 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +8分3秒 
125 塚本一樹(KINAN Cycling Team) +8分53秒 

ポイント賞 
1 ヨヒム・アリエセン(オランダ、メテック・TKH コンチネンタルサイクリングチーム) 21pts 

山岳賞 
1 ピエール・テラソン(フランス、CR4C ロアンヌ) 10pts 

ヤングライダー賞 
1 ヨナス・ヴィンデゴール(デンマーク、チームコロクイック) 13時間5分59秒 
52 塚本一樹(KINAN Cycling Team) +8分49秒 

チーム総合 
1 チームコロクイック 39時間18分34秒 
25 KINAN Cycling Team +15分55秒

 

 

●選手コメント

 

・塚本一樹

「必要に応じてチームカーへ下がることや、集団の前の方で動くことなど、高いレベルのレースで必要な技術を学びながら走ることができている。今後はこうした動きからチームに貢献できるよう精度を上げていきたい。 

勝負に加われるようになるためには、瞬発的な動きを鍛えていく必要があると感じている。第4ステージでは集団の前方を確実に押さえて周回コースに入りたい。それができれば上位争いも見えてくると思う」


塚本一樹の最終周回の走り

 

・新城雄大

「前半から常に前が見える位置をキープして、重要な局面での動きに備えていた。ペースの上がった後半も(中西)健児さんと連携できていたが、周囲で落車が続いたことでポジションを下げてしまったのと横風の影響で、集団復帰ができないまま周回コースに入ることになった。終盤まではよい動きができていただけに、悔しいレースになってしまった。 

前の方で走り続けられればどんなレースができるのか、というのは個人的にも興味がある。第4ステージは逃げへのトライも含めて、ステージ優勝を狙って走りたい。チームとしてもこの大会で存在感を示すことができていない。残るステージで何としてもアピールしたい」

 

スタート直前の新城雄大

 

 

【Gallery】

 

リラックスした様子でホテルを出発する雨乞竜己

 

第2ステージでリタイアしチームのサポートに回る椿大志は選手たちの様子を写真に収める

 

カメラを向けられおどける雨乞竜己

 

ステージに登壇した新城雄大

 

ステージで紹介を受ける中西健児

 

ステージへと上がった塚本一樹

 

ステージに上がった雨乞竜己

 

UVEX製ヘルメットを装着

 

スペアバイクをチームカーにセッティングする中山直紀メカニック

 

前日のリザルトをチェックしてマークする選手を確認

 

スタート前のコーヒータイム

 

スタートラインについた塚本一樹

 

スタートラインに並んだ雨乞竜己

 

雨乞竜己の最終周回の走り

 

スタート地・ドゥルエの中心にあるカテドラル(教会)前にチームピットを設ける

 

レース補給の準備を進める安見正行マッサー

 

フランスのハードな路面で選手たちの走りを支えるIRCタイヤ「ASPITE PRO WET

 

スタート前のケアを受ける中西健児

 

イナーメスポーツアロマ「Very HOT」が気温変化の激しいフランスでも強さを発揮する

 

スタートまでの待ち時間にくつろぐ中西健児

 

出走サインをする中西健児

 

ステージで紹介されるKINAN Cycling Teamのメンバー

 

選手たちの走りに躍動感を与えるホイール、フルクラム「レーシングゼロ」

 

街のいたるところに自転車のアートがみられる

 

サインに応じる塚本一樹。フランスでも名前が浸透してきている

 

スタート前の準備を進める選手たち

 

談笑する選手・スタッフ。チームのムードの良さを表す

 

NORTHWAVEのシューズが選手たちの足に力を与える

 

チームカーにセットされたスペアバイク

 

スタート前のストレッチを行う雨乞竜己

 

スタート地・ドゥルエの紋章

 

スタート地・ドゥルエの子供たち

 

自転車のオブジェを見ながら通過するプロトン

 

安見正行マッサーがフィードゾーンを通過するチームカーに声をかける

 

レースを終えた選手の脚。土汚れがレースのハードさを物語る

 

 

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU

 

メディアリリースのダウンロード

20180413TdLeC_st3_.pdf