ツール・ドゥ・ロワール=エ=シェール第4ステージ、KINAN Cycling Teamの存在感をアピールする1日となりました。

この日のレース後、新城雄大選手がフェアプレー賞に選出。

今大会初めて、ポディウムへと上がる栄誉にあずかりました!

 

開幕以降、果敢にトライを続けてきたチームは、大会後半戦は目に見える結果が残すべく戦いを続けていきます。

 

第4ステージのレースレポート、写真と合わせてご覧ください。

レースレポートは、4月14日付メディアリリースからの引用となります。

 

これまでの走りが評価されてフェアプレー賞を獲得した新城雄大

 

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ツール・ドゥ・ロワール=エ=シェール第4ステージ

序盤から奮闘した新城雄大がフェアプレー賞を獲得

14 April 2018

 

●ツール・ドゥ・ロワール=エ=シェール(Tour du Loir-et-Cher、UCIヨーロッパツアー2.2)

第4ステージ ブレ(Bourré)~ブレ 183km

 

●KINAN Cycling Team出場選手

塚本一樹 
中西健児
雨乞竜己
新城雄大

 

KINAN Cycling Teamが出場中するフランスのステージレース、ツール・ドゥ・ロワール=エ=シェール(Tour du Loir-et-Cher、UCIヨーロッパツアー2.2)は、4月14日に第4ステージが行われた。

スタートからフィニッシュまで、終始アップダウンの連続となった1日は、リザルトこそ新城雄大の76位がチーム最上位だったが、大会開幕以降続けてきた積極的な走りが実りフェアプレー賞を獲得。

ポディウムに登壇し祝福を受けた。

 

大会は後半戦へ。

ここまでの3ステージでは、激しいペースの変化やめまぐるしく変わる気象コンディションなどに苦しめられる選手が続出。

KINAN Cycling Teamは第3ステージで新城や中西健児が集団内の好位置をキープしながら、バイクトラブルや他選手の落車に起因する足止めで後退。

狙って臨んだステージで悔しい結果に終わった。

 

ここから残る2ステージは雪辱戦。

特に、この日行われる第4ステージは、スタート直後から山岳カテゴリーに含まれない急坂をこなすなど、アップダウンの繰り返し。

前半には最大勾配18%の山岳ポイントを2回通過するほか、後半にも2カ所の山岳ポイントが控えている。

今大会のクイーンステージと目され、総合争いからは遅れをとっているKINAN勢は、サバイバルが予想される中でどれだけレースを動かせるがポイントになる。

 

ステージでチーム紹介に臨む4選手

 

ウォーミングアップを行う中西健児

 

塚本一樹は急坂を使ってウォーミングアップを行う

 

選手、そしてチームとしてアピールを期して迎えた1日は、これまで同様にスタートからアタックの応酬。

新城や中西もこの中に加わるが、簡単にはプロトンの容認が得られず、完全に抜け出すまでには至らない。

新城が数秒のリードを奪いかけながらも集団のチェックにあった直後に8人の逃げが決まる。

KINAN勢はあと一歩のところでレースを先行することができず、メイン集団に待機することとなった。

 

やがて勾配18%の区間へと突入。

このところの雨で路面はウェットで、さらには苔が生い茂り滑りやすいコンディション。

1回目の上りでメイン集団は前方に位置していた選手がバランスを崩したことをきっかけに大渋滞。

ほとんどの選手がバイクを降り、走って上ることを強いられた。

これにより一度は後方へと下がったKINAN勢だったが、2回目の上りを終えてから新城、中西、雨乞竜己はメイン集団へと復帰。

勝負どころに向けて、立て直しを図った。

 

バイクを押して走る塚本一樹

 

激坂区間でバイクを押して走る新城雄大

 

バイクを押して走る雨乞竜己

 

集団内でバイクを押して走る中西健児

 

しばらくは逃げとの差をコントロールしていたメイン集団だったが、丘陵地帯をめぐるコース設定も関係してか、後半に入っても思うようにタイム差が縮まらない。

終盤2カ所の山岳ポイントでさらにペースを上げて、逃げる選手たちの吸収を目指す。

スピードアップする集団にあって、前が見える位置を走ってきた新城ら3選手だったが、この日最後の山岳ポイントでメイン集団が分断し、後方に取り残される。

周回コースに入るまでに前方へ戻りたいところだったが、そのままグルペット状態になった後続グループでフィニッシュを目指す形になった。

 

集団内で走る中西健児

 

レース後半の登坂区間へと入っていく雨乞竜己

 

集団内で走る新城雄大

 

4選手の逃げ切りが決まってから約12分で新城と中西が、さらに約7分後に雨乞がそれぞれフィニッシュラインを通過。

この3選手が最終ステージへと駒を進めることとなった。

なお、塚本一樹はレース序盤の急坂で遅れを喫し、中盤までにリタイア。

チームはこれで2選手を失った。

 

グルペットでフィニッシュする新城雄大

 

グルペットでフィニッシュする中西健児

 

フィニッシュする雨乞竜己

 

存在感を示すべく集中して臨んだステージでのビッグリザルトこそ生まれなかったが、レース後に新城がオーガナイザー(主催者)選定のフェアプレー賞に選出されたことが発表された。

大会開幕から逃げ狙いのアタックなどの果敢な走りを繰り返してきたことが、ヨーロッパでも一定の評価を得た格好。

各賞ジャージの選手たちと同様にポディウムに登壇し、フィニッシュエリアに集まった多くのファンから万雷の拍手を受けた。

 

ハイレベルのレースが繰り広げられた大会は、15日に行われる第5ステージでクライマックスを迎える。

最後を飾るのはロワール=エ=シェール県の県庁所在地・ブロワの市街地サーキット。

7.5kmを13周回する97.5kmで争われる。

距離が短いこともあり、スピード感あふれるレースとなることは必至。

KINAN Cycling Teamはエーススプリンターの雨乞を軸に最後のチャンスに挑む。

雨乞にとっても、スプリントを狙った第1、第2ステージで悔いの残る結果に終わっており、3度目の正直とばかりに自慢の爆発力を見せたいところだ。

 

 

ツール・ドゥ・ロワール・エ・シェール第4ステージ結果(183km

1 エミールナイゴール・ヴィニェボ(デンマーク、チーム コロクイック) 4時間26分27秒

2 アスビョルン・クラフ(デンマーク、チーム ヴィルトゥサイクリング) +0秒

3 クリスアンケル・セレンセン(デンマーク、リワルセラミックスピードサイクリング) +1秒

4 ヨセフ・チェルニー(チェコ、エルコフ・アーサー サイクリングチーム)

5 トロンハーコン・トロンセン(ノルウェー、チーム コープ) +1分33秒

6 アリステア・スレイター(イギリス、JLTコンドール) +1分35秒

76 新城雄大(KINAN Cycling Team) +12分4秒

90 中西健児(KINAN Cycling Team) 

118 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +19分9秒

DNF 塚本一樹(KINAN Cycling Team) 

 

個人総合時間

1 アスビョルン・クラフ(デンマーク、チーム ヴィルトゥサイクリング) 17時間32分18秒

2 エミールナイゴール・ヴィニェボ(デンマーク、チーム コロクイック) +1秒

3 ヨセフ・チェルニー(チェコ、エルコフ・アーサー サイクリングチーム) +13秒

4 トニー・ユレル(フランス、ソジャサンエスポワールACNC) +1分47秒

5 ヨナス・ヴィンデゴール(デンマーク、チーム コロクイック) +1分51秒

6 アレクサンダー・カンプ(デンマーク、チーム ヴィルトゥサイクリング) +1分55秒

80 新城雄大(KINAN Cycling Team) +15分33秒

95 中西健児(KINAN Cycling Team) +17分24秒

118 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +27分16秒

 

ポイント賞

1 エミールナイゴール・ヴィニェボ(デンマーク、チーム コロクイック) 21pts

 

山岳賞

1 ピエール・テラソン(フランス、CR4C ロアンヌ) 10pts

 

ヤングライダー賞

1 ヨナス・ヴィンデゴール(デンマーク、チーム コロクイック) 17時間34分9秒

 

チーム総合

1 チーム ヴィルトゥサイクリング 52時間41分25秒

24 KINAN Cycling Team +55分42秒

 

 

●選手コメント

 

・塚本一樹

「ステージを追うごとに技術面、走りのレベルともに上がっている実感がある。日本のレースとは違う経験ができて、今後のキャリアにも必ず生かせると思う。それができれば、もっとチームに貢献ができるだろうし、これからのレースでより精度を高めていきたい。

 

序盤の急坂で対応ができず、それが結果的にリタイアにつながっていることも理解している。日本のレースでは走ることのないようなコースで、バイクを降りて走るなんて経験も初めて。他国の選手との力量がはっきりと分かった瞬間だった」

 

スタートラインについた塚本一樹

 

・中西健児

「第3ステージはバイクトラブルがあり勝負ができずに終わったが、このステージでは個々の力量が試されるレースで、それに挑むことができた。(好リザルトとはならず)自分に足りないものが何かを思い知る、このレースに出場してこそ得られる収穫の1日だった。

 

シビアな位置取りの中で、前の見えるポジションから急坂に入るなど、日本人メンバーでも展開を組み立てることができている。こうした動きは、UCIアジアツアーや日本国内のレースでも、重要な場面で局面を大きく動かすスキルとして生かせると思う」

 

激坂を懸命に上る中西健児

 

・新城雄大

「(開幕以降)ここまでチームとしてアピールができていなかったので、フェアプレー賞という形で存在を示すことができてよかった。残り1ステージは、より高いレベルで戦ったことで得られる賞を獲得して再びポディウムに上がりたい」

 

激坂を上る新城雄大

 

 

【Gallery】

 

ホテルを出発する中西健児はカメラに向かってバンザイ

 

新城雄大も高々とピースサイン

 

選手たちのケアに努める安見正行マッサー

 

SNS用の動画撮影に臨む中西健児

 

アスリチューンでエネルギーをチャージする新城雄大

 

雨乞竜己はアスリチューン・赤でチャージ

 

フランスでの地名度が上昇中の塚本一樹。現地ファンに応じサインをする

 

集中した表情の新城雄大

 

スタートを目前に集中力を高める中西健児

 

ドリンク補給を行う安見正行マッサー

 

第4ステージもイナーメスポーツアロマ「Very HOT」が効果を発揮

 

ハードな1日に備えて補給食「アスリチューン」がたくさん用意される

 

レース序盤の山岳ポイント。18%の上りで選手たちが次々とバイクを降りて走った

 

前の見える位置で上りに入った塚本一樹だったが、大渋滞に飲まれバイクを降りて走ることに

 

メイン集団の中で走る雨乞竜己

 

ペースの上る集団内を走る中西健児

 

 

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU

 

メディアリリースのダウンロード

20180414TdLeC_st4_.pdf