代表質問の内容。
次は、都市基盤整備についてです。


市駅周辺の開発はどうするの?

という話と、

浸水対策はどう進めていくの?

という話です。



■枚方市駅周辺再整備について

【質問】
先ず、一点目の枚方市駅の交通環境の改善については、歩道の拡幅、外周道路の整備及び高架下道路を活用した公共交通の改善に向けた取り組みが掲げられており、これらは何れも総合文化施設の開設に合わせた暫定的な措置ということなのか、改めて事業目的及びスケジュールについてお伺いします。
また、これらの事業は、今後の駅前広場の拡張や本格的な道路整備などにどのようにつながっていくのか、枚方市駅北口の整備も含め、将来的な整備構想との整合性についてお伺いします。



【答弁】
枚方市駅周辺の交通環境の改善についてお答えいたします。
枚方市駅周辺再整備ビジョンにおける、交通環境に関する課題としては、駅前広場への通過車両の抑制や交通動線の円滑化、安全・安心な歩行空間の確保などをあげています。
これらの課題に対応するため、交通環境の改善に向けた取り組みを進めているところであり、その一環として、総合文化施設の開設に合わせ、外周道路の整備や歩道の拡幅などの取り組みを行うものです。
なお、駅前広場の拡張や本格的な道路整備などについても引き続き検討を進めてまいります。

【質問】
次に、官公庁団地における庁舎整備と市民会館跡地を含む街区への民間活力導入について、官公庁団地、市の方では⑤街区と呼んでいますが、この街区においては、公的ストックの活用モデルとなるよう、庁舎の効率的・効果的な整備手法を検討するとされています。
しかし、市民が枚方市駅周辺に求めているのは、時間消費型商業施設の立地等、本市の中心地にふさわしい賑わいの創出であり、それを実現するのは、いわゆる市の方では④街区と呼んでいますが、枚方T-SITEと連続する市役所・市民会館敷地等における民間の大胆な発想による利活用にあると考えます。
そのためには、時期を逸することなくスピード感を持って取り組みを展開していくべきであり、以前の答弁にありましたような10年後の市役所移転を待っていては民間事業者も相手にしないのではないでしょうか。
もっとスピード感を持って、④街区の更地化を推し進めてもらいたいと考えるところです。
その一方で優れた民間事業者が出てこなければ、スピードアップも覚束ないと思います。そのため、市長自らの決断とトップセールスが必要と考えますが、見解をお聞きします。


【答弁】
枚方市駅周辺再整備を推進する上で、この市民会館と市庁舎がある街区は、まち全体の活性化や新たな賑わいを創出する重要な拠点であると考えております。
そのため、この市民会館と市庁舎がある街区の早期利活用に向け、総合文化施設の着実な事業実施と官公庁団地が含まれる街区における合同庁舎化の合意形成に向け、全力で取り組んでまいります。

【意見・要望】
官公庁団地における庁舎整備と市民会館跡地を含む街区への民間活力導入について、意見要望です。現段階の合同庁舎化でも連鎖型のまちづくりということで、時間がかかると思います。 さらなるスピードアップ策も検討すべきと要望します。




■市駅周辺再整備についての推進体制について

戦略官というポジションがあるのですが、
それが機能するのかどうか。

【質問】
次に、枚方市駅周辺再整備の推進体制の強化と戦略監の位置付けについて、お尋ねします。
戦略監は、これまでからも関係機関等との協議・調整をはじめ枚方市駅周辺再整備の総合調整の役割を担っておられたと理解していますが、今回、改めて位置付けられた目的はどこにあるのか、お尋ねします。
また、戦略監を総合調整担当に改めて位置付けるだけでは体制強化につながらないと考えるところですが、戦略監周辺の組織・権限はどのようにして整備していくのか、戦略監の処遇・待遇も含めて質問いたします。
併せて、④街区、⑤街区に民間活力を導入できるかどうかの成否の鍵を握るとも考えられます。そのためには、外部人材の登用も含め、スピード感を持って事に当たれる推進体制を構築することが肝要であると考えますが、市長の思いをお聞かせください。

【答弁】
戦略監につきましては、枚方市駅周辺再整備の推進に係る総合調整機能の充実を図るため、その役割を明確化し、あわせて、庁内の意思決定や、部門間の事務執行における調整などに関与できるよう、必要な権限を付与するものです。
こうした体制強化を含め、国・府や民間事業者等を含めた庁内外の関連セクションとの一層の連携を図りながら、スピード感を持って、事業を推進していく考えです。

【要望】
枚方市駅周辺再整備事業は、市の最重要課題であることから、外部人材の活用をはじめとして、しっかりと推進体制を構築し、スピード感を持って推進いただくよう要望します。




■浸水対策について

【質問】
次に浸水対策について。市長は市民の生命と財産を守る施策の一つとして、浸水対策を推進すると述べられています。
毎年、日本各地で集中豪雨や台風による浸水被害が発生している状況となっており、浸水対策事業は、市民の生命と財産を守るために最優先に取り組んでいただかなければならない施策であると考えます。今後、どのように浸水対策を進めて行かれるのか、お伺いいたします。

【答弁】
近年、計画降雨の基準を上回る豪雨が多発していることから、本市では、下水道浸水被害軽減総合事業を進めています。
現在、蹉跎排水区において、走谷や北中振地区などで雨水貯留施設の整備事業に取り組んでおり、府道八尾枚方線に設置する雨水貯留管は、平成28年度から工事を進めていく予定です。
さらに、楠葉排水区では、市道楠葉中央線に貯留管を整備するため、平成28年度に実施設計を行い、平成29年度から工事に着手する予定です。
また、下水道計画に基づき、新安居川ポンプ場及び溝谷川ポンプ場は、排水能力の向上に向けた整備を進めており、船橋本町雨水支線整備工事につきましても、引き続き工事を進めていきます。
今後も、市民の生命と財産を守るための重点施策として、浸水対策事業を精力的に進めてまいります。

【意見・要望】
浸水対策については、強い思いを表明していただきましたが、この件に関しては、以前から多くの議員の要望もありますし、個人のがんばり、地域の力では、どうすることもできない部分があり、自治体責任が問われる事業でもあります。大きなお金も必要になりますが、是非継続的に着実に進めていただきたいと要望させていただきます。




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枚方市議会議員
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未来に責任

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