この質疑は、

決算審議に使う資料をしっかりと書いてください。

という内容です。

決算書以外に
私は事務事業実績測定調書というものをチェックしています。


決算書は数字しか書いていないのですが、
こちらのほうが

・事業の目的
・事業の目標とその結果
・前年度からの実績の推移(3年分ほど)

などが確認できます。

しかしよくよく見てみると、
目標が前年度実績をそのまま流用していたり
(そこに確たる根拠があればいいですが)

目標に対しての達成率がすごく低いのに(達成率50%とか)
来年度以降も改善する予定が今後の方向性に記載されていないものがあります。

この調書、本当に1年間の事業の見直しとして使われてるのかなと
疑ってしまいます。

確かに調書を書くのは大変ですし、
これ以外にも様々に書くものがあると思うので
これだけに力を入れてられないという気持ちもあるのでしょうが、
公式の資料ですのでもう少ししっかりと書いて欲しいなと思っております。

中身がないのであれば極論ですがもうやめればいいと思います。





【質問】
事務事業実績測定について、その調書を丹念に見させていただいたところ、
部署によって記載内容は様々ですが、その中に数値の誤りがあるものや、
指標の設定の仕方に疑問が残るものなどが散見されます。

そこで、まず、事務事業実績測定調書は、
誰が作成して、どのような意思決定を経て、
内容を定められているのか、お伺いします。



【答弁】
事務事業実績測定調書につきましては、
原則として、各事務事業所管課の担当者において作成したものを、
所管課長・部長が決裁のうえ、
取りまとめ部署である行政管理課に提出することとしております。
その後、各部から提出された調書について、
行政管理課において確認を行い、公表しているところです。


  

                                          
【質問】
 私は、事務事業実績測定調書は、事業実施状況を把握し、
必要な見直しを行うために有効なものだと思いますが、
本来の趣旨、目的に照らして、現行の記載内容については、
いかがなものかという印象を持っています。
指標の設定の仕方等を含め、より充実したものとしていくため、
記載内容に係る一定の質や水準を担保するための
仕組みづくりが必要ではないかと考えます。
例えば、指標設定において、
前年度の実績をそのまま次の年度の目標としているものや、
目標に対する実績が50%を示しているのに
今後の方向性を「現状のまま継続」としているもの等を
機械的にピックアップして、
その事務事業の内容を再検証するなどにより、
調書記載内容の充実や
精度の向上につなげることができるものと考えますが、
いかがでしょうか。




(行政管理課長答弁)
【答弁】
 委員お示しのとおり、
事務事業実績測定調書の記載内容の
さらなる精度向上や均質化を進めていくことは必要と認識しており、
市民に対する説明責任の履行や行政の透明性の向上の観点からも、
今後、各部署に、その作成の趣旨の一層の浸透を図るとともに、
作成期間の十分な確保を行うなど、
取り組みの充実を図ってまいりたいと考えております。




【要望】
職員の意識改革も進めていってほしいと思いますし、
一方で何か仕組みを作っていくことも重要だと考えてこの質疑をしました。
この事務事業実績測定にかかわらず、
おそらく庁内的にいろんな資料をいろんな部署に提出しないといけなくて、
それが原課にとっても負担になっているのだと思います。
システムを一元化するなど、
仕組み的に負担を軽減させるような方法も考えることも
視野に入れていただければと思います。