着物ドレスの作り方(製図・裁ち方その1)
洋裁の製図や仕立ての基礎を理解している方向けです


もとの着物は、(大柄の)小紋、お袖は中振袖くらいの丈がありました

ドレスのデザイン
前襟ぐり:ボートネック
後襟ぐり:Vネック
ウエスト切替なし
うしろファスナーあき
(スカート裾の三角マチの製図はありません)
フォーマル感のあるドレスにするには、動くのに必要なだけのゆるみを加えるのが良いと思います

後中心側の左右を一枚でとるので、肩幅+縫代=布幅となります
スカートも裾で布幅いっぱいになるように使います

↑ 着物を解いて広げたイメージ
両端が袖、中央2枚が見頃、見頃の真ん中の白い所が衿の切り込み
小紋の柄は一方向なので

(↑イメージです)
裁断も柄向きを考慮します
わざと、右と左で「柄の向き」を逆に仕立ててある着物もありますので
よく確認されたほうが良いと思います

おくみや衿の布で三角マチをとります
*アレンジ
ウエストで切り替えれば、中振でない、普通のお袖の着物でもできます
またその場合、後中心側の見頃を左右一枚ずつとれれば、
前見頃の肩幅を優先させることができます
(上から三枚目の画像の、後中心の縫代分を肩幅にまわせます)
*ご注意
経年の色ヤケは肩や内揚げに現れやすいです
また、内揚げの「おりあと」がきついことがあります
お着物の状態にあわせて、デザインをご考慮されるのが良いと思います
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