似合うスーツと、着たいスーツはちがう。

「エルメスのスーツからグンゼのパンツ」まで、約9000着の服を着てきてわかったこと教えます。モデル歴30年 木村公一のブログ


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ワードロープの中で決して安価ではないスーツ。
投資のリスクは最小に抑えたいと誰もが考えます。

そこで、買う際に陥りやすい失敗を避けるために、
僕自身が心得としている「鉄則」を3つお伝えします。


まず鉄則1
「買い物はひとりで行く(特に女性と行ってはいけない)」

恋人でも奥さんでもお母様でも、
店員は買い物の主導権が女性にあることを見抜き、
最後は必ず女性に同意を求める。

しかし、職場でどんな人に囲まれて、
どういう立場で人と会い仕事をしているかなど、
彼女たちにはわからない。
ここは意志を持って自らが見て決める、が正解。

自分を一番知っているのは、自分。

女性は華やかさを優先的に選ぶ傾向にあり、
職場がどんな環境かは知る由もない。

もし一人がどうしても心細い場合は、
ニュートラルな立場で意見を言ってくれる
男性の友人や同僚と行くようにアドバイスします。

鉄則2
「登場場面が思い浮かぶものを選ぶ」

単品で「いい!」と近視眼的に購入して、
着る機会の少ないことはよくあること。

どんなタイプのスーツが欲しいのか、
事前にイメージを明確化しておくのも大切。

さらに自分の持ち物と合わせてトータルに考えると、
本当に使えるものか絞られる。

そのためには買い物の際に、
日頃使っているシャツを着て行ったり、
バックや腕時計、財布などを持ち込んだりするのも、
具体的に見えてわかりやすいと思う。

そして鉄則3
「背中までチェックする」

スーツの試着の際「一歩引いて、全身のバランスを確認する」
ことが大切なのは言うまででもないが、
印象把握のためには、実は背中の表情はとても大切。

しかしながら後ろ姿は自分ではなかなか見にくいので、
店員の方に着てもらって見せてもらうのもアリです。

またショップでは、実際に鏡に映った自分の姿を注視するのは気恥ずかしもの。
でも今はスマホがあるから、スマホで写真を撮ったり、
とってもらったりして、落ち着いて吟味するのもいい方法だと思う。

セミナーでよくお話しする

人の
正面は見せるもの
背中は見られるもの

表情はいくらでも作れるが
背中は習慣、コンディション
がそのまま現れる。


スーツも何事も大切なものは見えないところにあるのかもしれない。


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「肩でしっかり合わせた」適正サイズのスーツも、
よりパーフェクトに着こなすためには、
もう一つ手間が必要。

パンツの裾合わせはもちろん、
袖丈、着丈、ウエストの補正を施すことが大前提となる。


まずは着丈、ベストの目安は、
お尻の丸みが消えて脚にスっと流れていくくらい。

袖丈より着丈が短いとモードの印象が強くビジネスでは落ち着きを欠く。
それより長いと足が短く見えてしまうのでご注意を。


そして袖丈は、袖口からシャツが1~1.5cmのぞくくらいが鉄則。


もし肩とヒップ周りのサイズが合わないようであれば、
それはそもそも諦めるべきスーツ。

補正にも全体のバランス加減があり
本来のシルエットが崩れるようなら潔く諦める。

お直しのオーダーは、繊細なテクニックを要するもで、
その服の作りや特徴をよく知っている買ったお店で頼むとスムーズ。


お店で買う既製服は誰にでも合うように作られている。
もし余裕があるならビスポークで自分に合うスーツを
作ることをお勧めします。

スーツが自分の体に合わせてくる。
ご主人様気分は気持ちが良い。


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良いスーツの各部や内部へ目を向けてみる。

プロフェッショナルな製作技術がそのクオリティーを支え
着心地をに反映してる事がよく分かる。


そもそも立体で動的な人間の身体に平面の布をいかにフィットさせるか、
様々な裁断、縫製、アイロンがけの手法が工夫されてきました。


しかし、あまりに様式美にこだわって細かいところに入り込んでしまうと、
肩のラインやラベル、袖付けの綺麗さ、カッティングの良さなど、
より気にかかるべき作りの判断を見失しなってしまう。


例えばセールスポイントとして、
ジャケットの裏側のお台場仕立て、
袖口の本切羽、袖山のマニカカミーチャ、
あるいはフロントに施したステッチなのをうたうスーツもありますが、


現代ではこうしたディテールに特に機能的必要性はありません。


かつて言われたように「凝ったディテールの仕様が上質なスーツの証明である」
というような説明も、年々価格競争が進んで、
低価格帯のスーツでもハンドメイド風の仕様を実現しているいるので、
目安として成り立たなくなっています。


デザインポイントとしてもやりすぎると仰々しく、
本筋とはずれてしまいます。


それよりも、スーツはもっと基本的な構造に関係した部分が大切。

「袖付け」「ゴージライン」など異なるパーツ同士の接合部分が丁寧になされているか、
などが主な点検のポイントになる。

ほかに、最近人気のアンコンタイプのジャケット
(裏地、芯地、肩パッドを極力省いた軽い仕立て)ですが、
軽量や軽い着心地を重視した分、ごまかし効かないので、
クオリティーの差がそのまま現れる。

上質なものでないと型崩れし、せっかくの投資が無駄になる。
着てみてヘタらなさそうな生地か、「袖付け」「ゴージライン」に気遣いがあるか、
特に注意する必要がある。

この写真は今から15年くらい前に撮影したもの。
今見ても、たぶん着ても古臭くないと思う。


流行とは
最先端で、最も早く時代遅れになるもの。
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野暮用で3ヶ月アップしていませんでした。
また始めます。

今日は何気に難しいパンツの話。



パンツ選びは、正しいウエスト位置から始まる。


当たり前過ぎる事だけど、
何だろう、
自分の脚の長さに納得がいかないのか
採寸でヨイショッとひと上げしてしまう。


スーツ選びでは、ジャケットにまず目が行くのは当然だが、
ボトムのパンツも油断禁物。
案外採寸間違いで、足が短く見えている人がいますが、
みなさん大丈夫?


スーツスタイルの仕上げ、トレンド感は圧倒的にパンツにある。


クールビズが定着しジャケットなしのスタイルが当たり前になってきた夏のシーズン、
実際以上に足が短く見える気がしたり、内勤女性たちの視線が冷たいなら、
パンツのシルエットが悪いのか、お直しが適切ではなかったからかもしれない。


パンツの基本のルールは、パンツをチェックする際、
「正しいウエスト位置で試着し、シルエットを吟味する」です。


サスペンダー仕様は股上がやや深めの設計が主だが、
ベルトタイプのものは、少し股上が浅めを選ぶ。

試着時にウエストの位置を無意識に上げぎみにする人が多いのですが、
要骨で自然に止まる位置までしっかり下ろすが鉄則。



まずはウエスト位置を決め、可能ならベルトを締めてからチェック。
ウエスト位置を間違えると、実際の股下丈が合わなくなる。
脚の長さは左右違うので、股下丈は左右別々に採寸してもらう。
(今はそこまで微妙に対応してくれる店も少ないと思うけど)

シルエットは時代のトレンドもあるが裾に向かって少し細くなるテーパードパンツが、
より細身で脚長に見せてくれる。


またウエスト周りはすっきりと、ノープリーツかワンタックまでに留めておきたい。


ヒップポケットは本来なかったもので、アメリカ人が拳銃を入れるために考案したもの。
ここは物入れとは思わず、バックスタイルとしてシワがなくプレーンに見えるようにする。


必ず聞かれる裾処理については、フォーマルなシチュエーションでないなら、
ダブルがオススメ、幅は3.5~4.5センチが目安。


合わせたいシューズを履き、
アッパー部分に裾がのって軽くワンクッションはいるくらいが基本。


細身のシルエットならやや短め、太目の場合は長めに好みで調整。


こだわるなら、パンツの裾を前よりカカトのほうを少し長めに斜めにカットした、
モーニングカット、美脚効果がありすっきりと仕上がる。


よく使う写真比較だけど、
これもパンツ選びだけでこれだけシルエットが変わる。
勿論同じ人物。



楽だから、みんな履いているからと言うだけで
ジーンズばかりでは枯れたオッちゃんですよ。


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色気ある男の外見力コーチ木村公一です。

スーツのフロントを構成する重要なデザインパーツに襟がある。


そしてラペル(下襟)とカラー(上襟)が縫い合わされて、
この襟の縫い線をゴージラインと呼ぶ。


ゴージとは峡谷や喉のことで、
このゴージラインはV字のくぼみ(ノッチ)を形成したり、
山を登って頂(ピーク)までのびたり。

これがノッチドラペルやピークトラペルと称される襟の形。

ゴージラインは、スーツがまだ立て襟だった時代の喉のラインで、
ジャケットの襟を立てるとそれがよくわかる。

襟の形はノッチとピークのほかに、
フィッシュマウスやディナージャケットに用いられるショールカラーがある。


ビジネスで着るなら、一般的なノッチドラペルが正解。

ピークトラベルはフォーマル度が増すので、
ビジネスには不向きと考えたほうがいいと思う。

ラペルの太さとゴージラインの位置や角度は、
スーツデザインのトレンドを映す目的にされやすく、
常に変動がある。

しかしスーツのベストバランスは大体決まっているので、
その基本ルールを知っていると売る側に翻弄されなくなる。


ラペルの幅は細いとモード寄りになり、
現在では8.5センチぐらいが適切。


ちなみにラペルが太くなったらネクタイも太く、
「ラペルの幅とネクタイの大剣の幅をほぼ等しく」がスーツのルール。

そして一般的に長身の人はゴージラインの位置が低いスーツ、
小柄の人はゴージラインの位置が高いスーツがベター。

これはゴージラインが高いと視線を上に集め、
バランスよく見えるから。


昔のイタリアンスーツなどでは、
ゴージラインが極端に低めのものが多く見られたが、
背が低い日本人には重心がを低くした服は似合わず、だらしなく映る。


またラペルが切れ込むノッチのラインが肩のラインと平行に近いものを選ぶと、
よりきれいに映る。


鎖骨が左右に伸びるデコルテラインの役目をこのゴージラインが果たしてくれるから。

舞台やショーでもデコルテラインのバランスがいいととても魅了的。

それだけ胸元は、見る人にメッセージを発信する部分なのだと思う。
「胸襟を開いて」語り合うという喩えもあるように、
オープンマインドを示す場所でもある。

下の二枚の写真を見比べても、
ゴージランの位置が高ければ礼儀正しく
緊張感のあるような雰囲気になり、

ゴージラインが低いとカジュアルな雰囲気
緩い感じがする。

この辺が男のスーツスタイルの
面白さであり難しさだと思う。




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