卵の番人

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*卵の番人

(1995年 ノルウェー)


年老いた兄弟ファーとモーは雪深い土地で

長年共に過ごしてきた。

ラジオを聞いたり、皿洗いをしたり。。。

買い物は馴染みの店の人が配達してくれる、

いつもと変わらぬ日常。

そんな中、遠い昔ファーが旅行の際に作った息子

コンラートが家にやってくる。。。

監督はベン・ハーメル。


「キッチン・ストーリー」のベン・ハーメル監督です。

この「卵の番人」の方が先ですが、

日常の手の届くところに、別世界の空間を

作るのがとても上手ですね。

もちろん映画として、とてもよくできていると思うのですが、

この監督の作品は自分の部屋から隣の家を観察する様な

気さくさで別世界に飛ばしてくれるところが好きです。

でも、正直この”卵の番人”の鳴き声がかなり怖かったのです。


長年やってきた、同じ日常、同じ習慣。

それがある日ふとしたきっかけで思わぬ方へ

気持ちが傾いていったり、予想もしない結果になるのは

とても切ない気持ちになります。

他ではほんのちょっとの変化かもしれませんが、

限られた空間、限られた関係では

大きな流れを変えてしまうことになりかねないことを

後々からふと思いつくような作品です。




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