黒澤公人のドキュメンテーションシステムの100年(1960年-2060年)

一次情報ダイレクトアクセス時代のドキュメンテーションシステム


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東京大学に300万冊の自動化書庫は出来上がったという。ただし、環境調整のために、すぐに、入庫することはできないということだ。入庫するにしても、10万冊、100万冊と入庫していくので、その入庫だけでも、たいへんだ。10万冊を入庫するとなると、1日5000冊を入庫しても、20日はかかるので、1ヶ月程度はかかる。1日5000冊入庫すると1コンテナ40冊と計算して、1日125コンテナ、8時間作業として、1時間当たり、15から16個コンテナ、1コンテナあたり、5分未満で、入庫という計算になる。1コンテナに本を入庫するだけなら、1日10000冊も可能かもしれないが、初期入庫というのは、いろいろトラブルが付き物なのだ。

たとえば、同一バーコードがあったり、書誌データが登録されていなかったりで、作業中断が起りやすいので、あまり、楽観的な数字をあげることはできない。

 

数万冊程度入ったら、出庫可能時間とか、出庫可能日という日を設定するとよいかかもしれない。

毎日13:00-14:00の間のみ、出庫受付するとか、もしくは、水曜日だけ、入庫作業をしない日にして、

出庫に対応する。

そのようなコントロールは、どのようにするかというと、OPACに出庫可能時間を設定する。

ICU図書館の場合は、図書館の開館時間が、いろいろなパターンがあるので、そのパターンに合わせて

出庫時間を設定している。

通常の開館の日は、8:30-21:00まで、 21:00になると、OPACからの出庫はできなくなる。日曜日も開館しているが、日曜日は、出庫できない。保守点検をする日などは、出庫停止にする。

そのように、出庫可能時間をコントロールできるので、大量の入庫作業の場合は、入庫作業を集中したい日と、出庫を可能とする日にわけることも可能だ。

 

自動化書庫図書館システムは別々のシステムなので、自動化書庫に入庫しようとする図書データを事前に登録する必要がある。

ICU図書館の場合は、図書館システムで図書の所在場所を、自動化書庫に変更すると自動的に、自動化書庫システムにデータが転送される。逆に、所在場所を、自動化書庫以外にすると、自動化書庫システムからデータが削除される。

 

OPACで、検索された図書が、自動化書庫のあれば、出庫指示するボタンがでてくるので、それをクリックすれば、よい。一度出庫された図書は、入庫されるまで、出庫ボタンを押すことはできない。

 

さて、1日100冊、200冊程度の出庫なら、運用にこまることないが、もし、500冊、1000冊、2000冊が出庫されるようになると、いろいろ考える必要があるかもしれない。

図書館の開館時間を仮に10時間として、1000冊出庫するとなると、1時間あたり、100冊、1冊30秒程度の取出しになる。通常は、出庫図書はコンテナ毎にばらばらに入っているので、コンテナ1時間あたり100個くることになる。

すると日中は、出庫専用となり、開館前、閉館後に、入庫作業を行うようになる可能性も高い。

1日1000冊出庫となれば、自動化書庫もフル稼働で、導入大成功だろう。

1日、100冊から200冊程度の出庫でも、自動化書庫の運用としては、大成功といってもいいだろう。

 

ICU図書館の場合、1日100冊から150冊程度の出庫がある。日中、出庫に忙しいということはないが、休みなく、出庫がくる。

では、入庫はいつ行うのかというと、翌朝、開館後の、1時間程度が、入庫作業の時間に当てられる。

前日出庫されて、利用されなかった本や利用が終わった本を、朝に入庫する。

利用されなかった図書は、別にとっておく必要もない。入れてしまったほうが、扱いも簡単だ。可能な限り、入庫できるものは入庫してしまうのが、一番いい。

 

できるだけ、シンプルな運用にすべきだろう。一人が、1日100冊だしても、気にすることはない。

100冊の図書を書架に戻すのはたいへんだが、フリーロケーションで、100冊戻すのは、コンテナを3つほど呼んで、戻すだけでいい。1000冊の図書も、もどすのも、コンテナ30個ほどなので、1時間程度で入庫できるかもしれない。もし、これが、固定入庫になると、コンテナが1000個必要になるので、何時間も必要になるので、自動化書庫の利用が多い場合は、固定入庫を選択する場合は、その辺を注意しておく必要がある。

 

さて、国立台湾大学図書館の自動化書庫も、平成30年春に稼働するということだ。

現在も図書の入庫作業をやっているのだろうか。

国立台湾大学図書館の自動化書庫の成功も期待したい。

なんどか、ICU図書館に見学にきた。

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