黒澤公人のドキュメンテーションシステムの100年(1960年-2060年)

一次情報ダイレクトアクセス時代のドキュメンテーションシステム


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書架に、図書を置くためには、順番を決めておく必要がある。

通常は、分類順だ。(言語別、購入順別などもある。)

利用したら、元の位置に戻す必要がある。

 

閉架書庫の場合は、利用を制限することもできると、図書の取り出しや戻しを、きちんとした管理下で実施することも可能だ。

 

問題は、開架書架の場合だ。利用者が自由にアクセスできるので、利用が多いと、書架はどんどん乱れていく。本も傷む。貸出中にもなる。

本をきちんと管理したいが、自由にアクセスできるので、どんどん本は利用されていっていまう。

 

すると、行方不明本もでてくる。一度、行方不明になると、簡単にはわからない。

なにせ、本だらけなのだから、行方の不明の本が、どこにあるのかわからない。分類番号順にならんでいるはずなので、その番号のところを探せば、見つかるわけである。通常は、それで、見つかるのだ。

 

見つからないのは、誰かが、図書館の中で利用している可能性がある。

 

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東京大学附属図書館が変貌を遂げている。

東京大学附属図書館アジア研究図書館も、膨大な資料を図書館と自動化書庫を活用して新しい展開を考えている。

2016年のパンフレットをみると、新分類表を研究していると書いてあり、新しい分類表はできあがりつつあるようだ。

 

2016年リーフレット

http://u-parl.lib.u-tokyo.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2014/09/102-4_U-PARL_leaflet_2016_Ja_150_RGB_ask.pdf

 

じつは、2017年リーフレットが送られてきたので、いろいろみている。

大量の資料を自動化書庫との連携で運用するのが、今後の課題だろう。すでに、たくさんの研究と準備を進めていると思われるので、成功にむけて、エールを送りたい。

 

アジアには、たくさんの言語などがあるので、あたらしい分類表は、非常に大事なツールになるにちがいない。すべての資料を書架に並べることは難しいので、自動化書庫を利用することになると思うが、自動化書庫は、分類別管理は難しい。フリーロケーションにすると、図書はバラバラに位置になってしまうし、

固定ロケーションにしてしまうと、図書の増加にともなう再配架ということができない。固定にしたら、場所を変更するのは難しくなってしまう。初めはいいが、10年、20年たつと、問題が発生するかもしれない。

 

そこで、登場するのは、OPACやデジタル目録というものだろう。

実は、U-PARLのホームページでも、すでにやっているので、なかなかやるじゃないかと思ったしだい。

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http://u-parl.lib.u-tokyo.ac.jp/archives/japanese/collection-temporary-use

 

「アジア研究図書館」の開館に向け、U-PARLでは新たなアジア研究資料を収集しています。この春、その一部が一時的に利用できるようになりました。総合図書館書庫の地下1階に配架されており、その他の書庫資料と同様にご利用いただけます(学外ILLには非対応)。

配架されている資料はこちらです。
地域ごとに絞ってごらんになりたい方はこちらからどうぞ。
アジア全般関連資料
東アジア関連資料
東南アジア関連資料
南アジア関連資料
中央ユーラシア関連資料 (*5月15日現在未公開)
西アジア関連資料
辞書類

 

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これを発展させるといろいろできそうな気がする。

 

たとえば、新分類表のホームページをつくる

 

大分類

  中分類

    小分類

 

で、分類一覧を作成して、その分類をクリックすると

その蔵書の一覧が 分類順に表示される

   

     1.。。   書架にあり

     2.。。   自動化書庫  -> 出庫指示

     3.。。。  書架にあり

 

というリストができることになるかもしれない。

このリストを作成するのに、OPACを毎回検索させるという方法も、いいかもしれない。

 

もしくは、毎日 夜中の2時に、図書館システムのバッチプログラムを仕込んでおいて、

毎日作成するという方法もある。

分類コードの他に、著者名一覧も作成することも可能だろう。

 

かつて、国会図書館や大規模図書館は、年に1回 増加目録なるものも作成していた。

分厚い本にするには、とんでもない費用がかかったものだ。

 

しかし、現代のデジタル目録なら、ほとんど費用も掛からない。

100万件の資料でも、秒速や分速という単位で、処理を完了してしまうので、図書館システムに負担も

かけることもない。1件あたり数百文字の目録データを、100万件保存したろことで、図書館システムのディスク容量を消費することもない。(目録データの数百万件など、最近のコンピュータには、ほんの小さいなデータに過ぎない。)

 

自動化書庫の成功の鍵は、じつは、この検索、目録システムにかかっているのだ。

この検索、目録システムこそが、自動化書庫を、無駄なマシンにするか、優秀なマシンにするかの決めてなのだ。

 

東京大学附属図書館アジア研究図書館の挑戦(新分類表の開発)に、エールを送りたい。

成功を祈っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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大学ランキングを考えるのに、その大学の先生方が書いた論文の被引用数が大学ランキングの影響します。

 

通常大学は、独自の紀要という雑誌の発行媒体をもっている。紀要は、大学同士で交換されるため、

流通に限界があり、多くの人の目にとまるというのが、難しかった。

 

最近は、紀要の物理的な出版も停止され、リポジトリ―という電子出版形態になってきた。

すると、被引用という概念もかなり変わってくるのだろうか?すこし、気になった。

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現在、おもなE-Bookは洋書が多いので、洋書を前提に書いています。

(和書の場合は、とんでもないほどの利用ルールで、販売されていますので、ここでは、除きます。)

 

図書館の本は通常1タイトル1冊です。それを、何千人、何万人という学生が利用します。

大学の情報源は、主に、先生なので、先生が、何十人、何百人にある本を読むようにいうと、その1冊の本を巡ってとりあいになります。その場合、図書館が取れる可能性は、予約で、読む順番を制御する。

その本を図書館の違う管理下に置き、短期間で読むように設定をする(リザーブ、指定図書制度)。もしくは、複本をいくつか購入する。もしくは、何もしない。

 

その意味で、図書館の貸出数には、1冊の本を巡って、物理的な限界が発生します。

上記の場合、長い期間にわたり、本は、貸出中になるので、書架に戻るということはありません。

 

さて、アクセス数無制限に設定されているE-Bookの場合は、このような問題を気にすることはありません。(アクセス数に制限のあるE-Bookもたくさんあるので、それは、この議論に含めません。)

 

すると、1冊の図書に、数千回の利用という、通常の本とでは比較にならないことを発生します。

(実は、学術雑誌の世界では、それは、すでに経験済です。紙の雑誌ではほとんど利用されなかった学術洋雑誌が、非常によく使われる雑誌に変貌しています。利用回数を集計することができれば、図書の貸出数を越えてしまう可能性もあります。(現在、各データベースの集計はだせるので、手間暇かけて集計すれば、使用合計数をだせる。ここでも問題になるのは、無料の雑誌は集計するのかということですね。すると、だれか、どれだけ利用したかは、不明なので、利用の全体量を計るというのが、むずかしくなる。)

 

5万人規模の大学で、100万冊の図書をもっていたとしても、学生が良く利用したい本は、数万冊あたりに集中してしまうので、一人あたりの貸出数が高くなることはありえない。その意味で、中小規模の図書館は、一人当たりの貸出数という評価は、有利である。1冊に集中する度合いが当然すくなくなるからである。

 

しかし、電子書籍は基本になると、集中度という物理的な限界はなくなる。その意味で、大規模図書館で、E-Bookを導入すれば、(実質的な)図書館ランキング(一人あたりの図書利用という限界)をおおきく改善してしまう可能性がある。

 

-------  実際起こりうる 2つの事例 ----------------

 

ただし、ここで落とし穴もある。大学生はよくつかう本を、格安でE-Bookでは提供されない。

大手出版社も大手アクリケーターの提供するE-Bookコレクションには、しばしば、大学生がもっとも必要としているテキスト類が、巧妙に省かれている。

 

また、利用回数で購入する方式の場合でも、既に紙の本と購入済の本がE-Bookでも、もっともよく使われる。よく使われるからこそ、本で、購入したわけだ。E-Bookも当然の結果になり、紙の本とE-Bookの両方をもつことになる。

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基本的に、自動化書庫は、フリーロケーションなので、図書が、どのコンテナに入っていてもよい。

ただし、どこに入っているのかちゃんと、管理されている必要がある。

特に、排列する必要はないので、請求記号や分類を必要としない。

強いていえば、検索できる書誌データがあればよい。

 

何でも放り込んでおいて、いつでも取り出せる。

 

自動化書庫の苦手なもの

1冊1番号のものに限る。

1箱で、複数がパックされているものは、管理できない(帙入り漢籍、2個づつ入ったマイクロなどは

管理できない。)

 

固定ロケーション管理の問題

入庫場所を固定する方法もあるが、

出庫する場合は、問題ないが、入庫の場合は、100冊入庫するのに、100コンテナを呼び出す必要があり、100冊処理するのは、1時間2時間かかってしまう。(フリーロケーションだと、10分程度)

たくさん出庫されるようなものは、フリーにしておかないと、入庫作業が大変になる。

入庫作業に時間が取られていると、その間、出庫作業も停滞気味になる。

 

 

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毎日、100冊から150冊程度出庫される。

それが、利用されて、戻ってくる。

自動化書庫の最大の特徴の一つは、図書が戻ってくるということだ。通常の自動倉庫などでは、あまり例のない運用スタイルだ。

さて、毎日、出庫され、戻ってくる。貸出もされている本もあるので、常時3000冊程度は出庫中となる。

 

以下の作業は、図書館システム上で行うのだが、

 

この3000冊(常時変動しているのだが)に対して、

貸出中の図書を除くと、本来、入庫される本が出てくる。

貸出されていないといっても、たった今、出庫されたものもあるし、先ほど、返却されてものもある。

入庫予定の本もある。

それらの条件をどんどん引き算していく。

 

すると、長期出庫(1週間以上)されていて、本来入庫されていいはずの本が残る。

 

それらを、まず、行方不明本として登録する。

もし、それらが、入庫されれば、解除して、通常利用にすればいい。

 

それでも、行方不明本のままのものが残る。

これの一番疑わしい場所は、通常の書架に混ざっている場合がほとんどだ。

そこで、リストを作成して定期的さがす。

もし、そこで、見つかれば、自動化書庫に戻す。

もし、見つからなければ、蔵書点検の時を待つ(ICUの場合は、1年で開架書庫の半分(約20万冊)を行い、翌年、、開架書庫の15万冊を行う。)自動化書庫のすでに、50万冊近くの図書が入庫されているのが、蔵書点検はできない。)

さて、蔵書点検を2年やっても、出てこないとなると、行方不明が濃厚になる。

 

自動化書庫の間違って入庫されてしまうケースもある。

なんらかの事情によるが、その事情は判別しにくい。

コンテナの入庫、出庫時に、出納ステーションで、冊数チェックを行う。すると、数の不一致のコンテナがみつかる。それをメモしておいて、時間のある時に、点検をおこなう。

そのようなチェックを開始したので、2010年以降なのだが、最近は、不一致の見つかり方も大分少なくなってきた。

 

間違って入庫されたものは、基本的に見つけ出すことは不可能だ。

どうしても、見つけ出したい場合は、作業した時期を割り出して、その時、動いたコンテナを順番に確認する以外にない。

 

本来、入庫されるべきではない入庫の確認

返却処理のされていない図書が、入庫されてしまうこともある。

図書館システム上で、貸出中で、自動化書庫に入庫されてしまったものがないか、定期的にチェックする

 

ICU図書館システムでは、上記の条件のリストを定期的に図書館システム上で作成して、点検をしている。

 

行方不明になって時が経過してしまうと、ますます、発見が困難になるので、できるだけ、毎日、チェックして問題がないか確認している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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