にっし~の世の中思ったこと考えたこと(西形公一のブログ)

にっし~(Nissy)が世界のこと、社会のこと、政治のことや選挙のこと、そのほか広く世相のことについて感じたことを、小ネタ中心に書いていきます


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ちょっと間があいてしまいましたが、こちらもぼちぼちやっていきますので。
さて、今日の話は先の世界大戦について。

第二次世界大戦で、最大の戦死者を出したのは、
おそらく「独ソ戦」でヒトラーのナチスドイツと戦史上最大の戦いを繰り広げた、
スターリンのソ連であると思う。
その死者は、2000万人に及んだといわれる。

ソ連は大陸国家なので、それ自体の資源も豊富だが、
それでもナチスドイツとのこの壮絶な戦争、
西側(特にアメリカ)の膨大な軍需物資の支援がなければ、
戦い抜くことはできなかったはずである。
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これを「レンドリース」(Lend-Lease)というのだが
では、地理的にみて、米・英からの補給ルートはどこか。

1)ヨーロッパ・ノルウェーの北、北極近くの航路。
 (『女王陛下のユリシーズ号』とかで有名なルート)
2)アフリカ南方回り、イラン経由、南方ルート。
 (いわゆる「ペルシャ回廊」)

そして。

3)アメリカから太平洋を渡ってウラジオストックに上陸するルート。

この「3」、何なんだと思う方も多いはず。
日本とアメリカは、もちろんご承知のとおり、太平洋戦争の激戦を戦っていた。
しかし、日本とソ連は「日ソ中立条約」で交戦状態にはなかった。だから、

a.ソ連のフネがアメリカ太平洋岸に行き、
b.太平洋岸のアメリカの港で補給物資を満載し、
c.太平洋戦争を横目に日本近海を通って、
d.ウラジオストックに物資を陸揚げし、
e.シベリア鉄道で独ソ戦の後背地ウラル地方に物資を送る

…というルートが可能だったわけである。

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実はこのルート、米英からソ連に渡った補給物資の
半分以上が使ったとも 言われているそうだ。
太平洋にはドイツ海軍がいなかったので、安全だったのだろう。

ナチスドイツの側からすれば、日ソ中立条約があるとはいえ、
同盟国・日本の目の前(おそらく津軽・宗谷両海峡)を
最大の敵国・ソ連の戦争を支える資源や補給物資が
通過していくのだから、 さぞや悔しい話だったと思う。
日本の陸軍・海軍も、
目の前を行く「同盟国最大の敵」ソ連の輸送船団を
そのまま通していたのだと思うと、なんというか。

もっとも連合国の圧倒的な物量・生産量を考えれば、
もしも太平洋回り・日本近海ルートが使えなかったとしても、
たぶん他のルートが増強されただけの話で、
戦争は長引いたかもしれないが、
けっきょく勝敗や帰趨には影響がなかっただろう。

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それでも、第二次大戦中、
ソ連軍の補給・輸送や後方兵站にとって鉄道は重要だったが、
大戦中にソ連自身はたったの92両しか機関車を製造できず、
アメリカからは実に1981両を 受け取っていたというし、
またトラックは実に38万台がアメリカからソ連に供与されたとのこと。
この後方支援がなければ、独ソ戦は立ち行かなかったはずである。
そしてソ連は戦後、このレンドリースの支払いを
「膨大な戦死者であがなった」という理由で、
また実際には冷戦の開始のため、踏み倒した。
確かに2000万の戦死者をどう考えるかは、
なかなかむずかしいところではあるが…。
そして、それはヒトラーの犠牲者であると同時に、
スターリンの犠牲者でもあるわけだが。


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戦争は生命が失われる悲しいことであると同時に、
資源の壮大な無駄・浪費の場でもあるわけだが、
そうした「戦争経済」の面から、
我われの「安全保障」を考えることも大事だと思う。
もう「総力戦」が経済的にできなくなったから、この21世紀、
現代の戦争って「短期戦」か「ゲリラ戦」の
どちらかになっているのだし…。

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