京都大学原子炉実験所 小出裕章先生に聞く
・福島第一原発2号機の圧力容器の底の温度計が、300度以上を指し示し、東電が計器の故障とほぼ断定したことについて。
小出裕章 たね蒔きジャーナル(MBS)(2012年2月9日)
http://youtu.be/GIy-vzbLM48ノーカット(wma)
http://goo.gl/9Q3Ec書き起こし・ざまあみやがれい!さんより転載
2号機342.2℃ 圧力容器底の温度計「そうであればどこかで壊れた。(他の温度計もアテにしては)もちろんいけない」小出裕章http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65790308.html水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章先生です。小出さん、こんばんはー」
小出「はい。こんばんは」
水野「よろしくおねがいしますー」
平野「あ、こんばんは。よろしくおねがいします」
小出「はいよろしくおねがいします」
水野「え…今のニュースですね」
小出「はい」
水野「福島第一原発2号機の」
小出「はい」
水野「圧力容器、底の部分の温度計、342.2度。」
▼2号機温度上昇「400℃超」 計器の検査直後に 故障とほぼ断定:報道・資料まとめ水野「これは単に温度計が壊れていると、見るのがふさわしいと小出さんは思われますか」
小出「多分、そう思います。」
水野「ほいー。それはどうし…いうところからでしょう。」
小出「え…熱電対という…温度計を使っていたはずで」
水野「はい」
小出「え…かなり、その…うー……、壊れにくいものなの…です」
水野「へえー」
小出「え…それでそれが原子炉圧力容器のあちこちに貼りつけてあるわけですけれども。」
水野「はい」
小出「え…これまで、そのデータが、う…それなりに送れ…送り続けてきてくれていたわけですね。」
水野「ええ」
小出「結構それがまあ、重要な情報になっていたわけですが。」
水野「はい」
小出「今回の場合には、う……次々とおかしな…おかしいというか、どうしてかなあと思うようなデーターを送ってきたと」
水野「そうですよねえ」
小出「え……それが三百何十度というような、データーについになってしまったということで。もしそうであれば、その計測器がこ…どこかで壊れたと。」
水野「ほおー」
小出「推測することは、私は多分そうなるだろうなと思います」
水野「ええ、ええ」
小出「はい」
水野「ほー。ということは、再臨界ではないということも、ま、前からおっしゃっておりましたけれども」
小出「はい」
水野「これも、キセノンという物質が出るか出ないかっておっしゃいましたよねえ」
小出「はい。そうです」
水野「はあー。これが出ていなければ再臨界ではない…?」
小出「はい。あのー、東京電力がその…キセノンの分析をして、キセノンを検出していないというふうに言っていますので」
水野「はい」
小出「それが正しければ再臨界はないと。」
水野「ほおー」
小出「思います。で…温度計自身…」
水野「ええ」
小出「の、情報にしても」
水野「はい」
小出「巨大な圧力容器という、直径が5メートルもあるようなもの、高さが20メートルもあるような、構造物の、まあところどころにそれが設置されているだけであって」
水野「ええ」
小出「温度、それぞれの温度が違う、違ってしまうこと自身は私は全く不思議でないと思ってきた」
水野「はい」
小出「のですが」
水野「ええ」
小出「え……三百何十度も示すというようなことであれば、それは機械が故障してると思わざるを得ませんので。」
水野「へえー、はい」
小出「え…今回のものに関しては東京電力の発表でいいだろうと、私は思います」
水野「ほおー。でもそうしますとね」
小出「はい」
水野「その、計測する機会を元に、中がどうなってるのかを、こう考えるしかない、わけですけど」
小出「そうです」
水野「言ったらその、計測器が全くアテにならないってことでしょ」
小出「そうです。そういうことです」
水野「っていうことは、他の温度計もアテにしてもいいんですか?」
小出「えー、もちろんいけないのです」
水野「他の計測器…」
小出「いけないのです。」
水野「ほおー」
小出「え……もともとー、今回の事故が起きてからみなさんも気がついていただいたと思いますけれども」
水野「ええ」
小出「現場に行くことすらができないのですね。」
水野「はい」
小出「見ることもできない、触ることも、できない、どんなふうに壊れているかということは自分で確かめることができない」
水野「できない」
小出「んで……もともとあった計測器の情報を頼りにするしかない、わけですけれども。」
水野「ええ」
小出「こんな事故が起きるなんてことは、誰も思っていませんでしたので。計測器自身がろくに配置もされていなかった」
水野「ああー」
小出「そんなかで次々と計測器が…死んでいってしまうという」
水野「ええ」
小出「そういう状況が今、進行していると、いうことだと思います」
水野「今日、野田総理はですね」
小出「はい」
水野「え…国会で、冷温停止状態にかわりはないと」
小出「(苦笑)」
水野「おっしゃられたんですね」
小出「はい(苦笑)」
水野「あの……ま、確かに冷温停止という…本来の冷温停止は元々ありえないんだと」
小出「はい」
水野「小出さんおっしゃって…」
小出「そうです」
水野「来ました。だけど、まあ、あの、冷温停止状態、というね」
小出「はい」
水野「いわゆる、う…100度、以下に抑えられて安定してるってことですか?」
小出「いや…はい…ようするに、そういう言葉を勝手に彼らは作ったわけですけれども。はい」
水野「まあ、百歩譲ったとしても」
小出「はい」
水野「冷温停止状態にかわりはないと」
小出「はい」
水野「それを裏付ける、ことは、出来るんですか?」
小出「できません」
水野「っていうことなんですね」
小出「はいあの、原子炉圧力容器の中に、もうすでに炉心がないと、私はいっているし」
水野「はい」
小出「東京電力も政府も言っているわけですから。圧力容器の温度が100度以下になるかどうかなんてことは、もともと大したこととは違うのです」
水野「意味が、ないんですね、今や」
小出「はい、そうです」
水野「ああ……」
平野「先生あのー、まあ、一連のこの…温度の一喜一憂っていう状態なんですけど」
水野「ええ」
平野「そもそもですね、こうっやって壊れたその、計測器をそのまま東電が、こう、あの、その都度発表して。なにか僕らに、なんかこう一方的な情報を与えてるんですけど。これは事故処理を客観的にするチームをですね、つくって。評価を伴って、僕らに示してくれるような体制を取る必要があるんじゃないですか」
小出「はい」
平野「もうずうっと、もう東電のいいぱなしですよね」
水野「そうですねえ」
小出「はい。まあ私はそう思いますけれども。これまで原子力…というのは、東京電力、あるいは電力会社の、あん…安全保安院も含めた、そういう組織でずうっとやって来た、わけですね。で、それが事故を起こしたちょ…あとも、そのままの体制が続いてしまっている、のです。それを何とかしなければ私はいけないと思いますけれども。え…… 何も変わらないまま、従来のまま、進行してしまっているということに、私は大変な違和感を覚えています」
平野「そうですねえ。保安院も報告受けるだけで」
小出「はい」
平野「なんにも、自分たちで現場で使用としてませんものねえ」
小出「あはあ、もちろんです。え……現場は何よりもその東京電力の現場の人達が一番よく知ってるわけで。多分保安院にいる、官僚の人たちは、まずは力にならないというそういう状態、だと今は思います」
水野「うーん。現場の作業員の方の声でですね」
小出「はい」
水野「え……その、温度よりも、え……いれている水、冷却するための水がどんどん増えていることのほうが問題じゃないかという情報もあるんだそうです。」
小出「はい。」
水野「それはどうなんですか」
小出「そうですね。ですから今度、今回の場合には、温度があがったということで、みんなが心配をしたのですけれども。温度計なんてものは、その…全体の中の一部分の情報しか過ぎないのですから。そんなものだけに目を奪われて、え……大変だというふうに思って流量を増やしたりすればですね。そのことによって今度はまた汚染水が増えてしまったり、その汚染水を処理するための、ま、装置があるわけですけれども」
水野「ええ、ええ」
小出「それに負荷がかかったり、また、あちこちでトラブルが出てきてしまうということになるはずだと思います」
水野「あの、保安院の院長はですね」
小出「はい」
水野「今日、国会でこんなふうにいってますね。全体としては原子炉は比較的安定的に管理されている」
小出「(笑)。はい。え……」
水野「比較的、安定的に管理されている、っていう、その保安院の立場をどうご覧になりますか」
小出「え……事故の当初はですね。もう、本当に打つ手もない、まま、どうなってるかすらがわからない。手探りのまま、何とかしたいと思ったけれども、なにもできないまま次々と原子炉が爆発してし…いってしまったと。いう、事実がずうっと進行していたの、ですね」
水野「ええ、ええ」
小出「それでその時、そういう……あの…本当に破局的な、事故がドラスティックに進行した時期に比べると、現在は、え……う……かなりまあ安定してるという言葉を使いたくなるぐらいに、時間が過ぎている。のですね。それはそうだと私は思います。え…でもだからといって、これで安心していいのかといえば、そうでは私はないと思っています。う…溶けてしまった炉心が今、どこにあるかすらわからないという。温度が本当にどの測定器が正しいのかも実はわからなかったという。そういう状態で進行してるわけですし。え……先日も何度か聞いていただきましたけれども。4号機の使用済燃料プールなんていったこれからどうなるのかという大変な問題もまだ目の前にあるわけですから。」
水野「ええ」
小出「あん…安定的だとか、安心だとかいうような言い方をして欲しいとは私は思いません。」
平野「うむ」
水野「はい…。どうもありがとうございました」
平野「どうもありがとうございました」
小出「はい。ありがとうございました」
水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんに伺いました」
(関連新聞記事)毎日新聞
福島第1原発:「温度計故障と断定」一時400度超
2012年2月13日 21時58分
http://mainichi.jp/select/today/news/20120214k0000m040062000c.html東京電力福島第1原発2号機の原子炉圧力容器底部の温度計が上昇している問題で、東電は13日、「温度計の故障とほぼ断定した」と発表した。東電は「格納容器の中は多湿なため、時間がたつことで温度計につながる回線の切断や絶縁不良などを起こしたのではないか」と分析している。
問題の温度計は1月末から徐々に上昇傾向を示し、12日午後には保安規定で定めた規制値の80度を超えたため、東電は経済産業省原子力安全・保安院に報告するとともに、地元自治体に状況を説明した。温度計はその後も上がり、13日午後2時に91.3度を表示。温度計が正しく機能しているか確かめるための検査直後の同3時過ぎには計測限度の400度を超す値に急上昇。その後、夕方に275度前後となるなど、大きく変動した。
同じ高さにある残り二つの温度計は35度前後を示し、さらに低下傾向にある。核分裂で生じるキセノン135は検出限界未満なため、核分裂が連続する臨界は起こっていないと説明している。しかし、残る温度計も今回と同様に故障した場合、原子炉内の状態を把握するのは極めて困難で、深刻な事態となる。
記者会見した松本純一原子力・立地本部長代理は「今後データをさかのぼってどの時点で計器不良を起こしたのか確認し、評価をまとめて保安院に説明したい」と話した。
検査直後に温度表示が急上昇したことについて保安院の担当者は「検査は非常に低い電圧や電流で行う。温度計が正常なら、検査が原因で故障することはない」と説明した。
NHK
2号機温度上昇 温度計故障か
2月13日 19時16分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120213/t10015991021000.html東京電力福島第一原子力発電所2号機で、原子炉の一部の温度計の値が上昇している問題で、東京電力が調べたところ、温度計の電気抵抗の値が通常とは異なっていることが分かり、東京電力は温度計の中の配線の一部が断線して故障している可能性が高いという見方を示しました。
福島第一原発2号機では、原子炉の底にある温度計の1つの値が上昇して、12日午後、冷温停止状態を維持できているか判断する保安上の目安の温度、80度を初めて超え、13日正午には94.9度まで上がりました。
一方で、同じ高さにある別の2つの温度計の値が33度前後まで下がるなど、ほかの温度計は低下傾向を示していることから、東京電力は故障したのではないかとみて電気を流して温度計の状態を調べました。
その結果、温度計の電気抵抗が通常とは異なり、およそ1.7倍と大きくなっていることが分かり、東京電力は、温度計の中の配線の一部が断線した場合にこうした現象が起きるとして、故障した可能性が高いという見方を示しました。
東京電力は、さらに別の方法で断線していないか調べたうえで、この温度計が故障していることを最終的に判断することにしています。
また、ほかの温度計が示している値から原子炉は十分冷やされているとして冷温停止状態は維持できているとしていますが、当面は、現在の原子炉の注水量を維持して、慎重に監視を続けることにしています。
原子炉の状態把握の難しさ “熱電対”とは
今回の温度計の問題は、メルトダウンを起こした原子炉の状態を正確に把握することが、いかに難しいかを改めて浮き彫りにしました。
原子炉の内部の温度を測る温度計は“熱電対”と呼ばれる計器を使って測定しています。
“熱電対”は異なる金属でできた2本の電線をつなげて電気回路にしたもので、つなげた部分の2か所の接点に温度差がある場合、電圧が発生し、その大きさから温度を推定します。
東京電力によりますと、福島第一原発の原子炉や格納容器の温度計は、すべて熱電対タイプで、今回の事故では、メルトダウンが起きて、原子炉の温度が一時的に300度から400度という高温にさらされたため、回路の電気抵抗が変わるなどして、温度計が正しく測定できない可能性があるということです。
このため、東京電力は、すべての温度計の信頼性を評価し、このうち2号機の原子炉周辺に取り付けられた40の温度計については、評価の結果、正常だったのが2つで、1つが断線して計測が不能、33の温度計は、計測結果に影響を及ぼす可能性がある「絶縁性能の低下」などと判定されました。
この33の温度計については、事故と同じような状況を作って模擬実験を行った結果、1つを除いて、温度計の指示値と実験で得られた値との誤差が、およそ8度の範囲に収まり、使用可能と評価され、今回、問題となっている温度計もこの中に含まれていました。
2号機では、これまでに少なくとも6つの温度計が故障しており、最近では、ことし1月に原子炉の底から制御棒を挿入する配管に取り付けられた温度計が故障しています。
今回の温度計が故障かどうか、まだ確定していませんが、今回の問題は、原子炉に近づけず、容易に温度計をはじめとした計器類の修理ができない状況のなかで、メルトダウンを起こした原子炉の状態を正確に把握することが、いかに難しいかを改めて浮き彫りにしています。
“故障も考慮し別の方法も”
また、原子炉の設備や構造に詳しい法政大学の宮野廣客員教授は「原発の温度計は、異なる2つの金属に流れる電圧の変化から温度を測る構造になっているが、原子炉容器の壁に溶接されている温度計の先端が高温にさらされて外れたり、中に水が入ったりすると、金属の絶縁体が劣化し、故障する可能性がある」と指摘しています。
そのうえで「ほかの温度計がすべて下がっていることを考えると、局所的に1か所だけ温度が高くなるのは考えにくく、この温度計が故障したと考えるのは妥当だと思う」と話しています。
その一方で、「ただし、想定を超えることはいくらでもあるので、実際に温度が上がっているという可能性を考えておくことも重要だ。常に温度を監視しながら注水量を増やしながら水をかけて冷却することが必要だ」と話しています。
また、「今ある温度計が故障してなくなる事態も想定して、事前に配管や貫通部を使うなど、外から温度を測る別の方法を考えておく必要がある」と指摘しています。
Radio News たね蒔きジャーナルhttp://www.mbs1179.com/tane/index.shtml※毎週金曜日は小出先生の解説はお休みです。
小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ
http://hiroakikoide.wordpress.com京都大学原子炉実験所助教 小出裕章氏講演会情報
http://healing-goods.info/koide/※
2月5日(日)茨城県小美玉市、2月11日(土)佐賀県佐賀市、2月12日(日)佐賀県神埼市、2月18日(土)徳島市、2月26日(日)東京都町田市で講演会があります。
京都大学原子炉実験所HP
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/原子力安全研究グループ 福島原発事故の現状について 小出裕章助教ら
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/小出裕章 原発と憲法9条/小出 裕章

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●「私が原子力に反対をする根本的な理由」(
4月13日『FMわぃわぃ』インタビューより)
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10月31日『FMわぃわぃ』インタビュー←やっと見つけた!この動画、あまり知られていなかったみたい より)
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「チェルノブイリ原発の事故以降、私は多くの集会に参加する中で、大人は汚染食料を食べて下さいと言ってきました。ただ食べるのではなく、大人は事実を噛みしめながら食べてほしい。目をつぶって噛むのではなく、目を見開いて食べてほしいのです。3.11以降、地球の裏側の国々が原発ゼロへ向け舵を切きました。惨劇の渦中にあってもなお、自分の住む国が原発をなくそうとしていない意味を、噛みしめる責任が私たちにあるはずです。」
「そこに居続ければ被曝をする。避難をすれば、心が潰れる。どちらを選択しても人に苦痛を強いる原発など、絶対になくすべきです。」
「原子力の場が、あらゆる所で弱い人々に犠牲を強いながら成り立っているという事実を、知って頂きたいと思います。」
「『除染はできない』と考えるべきです。」
「被曝はどんなに微量であっても、『必ず危険』なのです。」
「原発震災を防ぐ最良の方法は、原発をなくすことです。」
目次
序章
私たちはどこへ?
ウランは貧弱な資源
汚染食料は大人が頂きましょう
今なくさずに、いつなくす? ほか
第1章 福島
原爆470発分の放射能が大気中に
本当のことは分かっていない
汚染数値を見えなくする「基準値」
「僕、大人になれるの?」 ほか
第2章 チェルノブイリ
村々が消え、放射能の墓残る
最小限の被曝でも危険
幼いほど被曝影響が大きい
放射能は、煮ても焼いてもなくならない ほか
第3章 日本
「地雷原の上でカーニバル」
「安全神話」、国が認めた
「やらせ」で民意を偽装
電力需給「赤信号」のウソ ほか
第4章 世界
原発廃絶へ向け歩み始めた諸外国
「永遠」に管理が必要な高レベル放射性廃物
他者へのまなざし
国境を越えて果たすべき責任 ほか
著者について
小出裕章(こいで・ひろあき)
1949年東京生まれ。京都大学原子炉実験所助教。原子核物理学者。
原子力エネルギーの可能性に魅せられ1968年に東北大学工学部原子核工学科に入学するも、原発立地住民との出会いなどを通じて原子力の持つ危険性と差別性に気づかされ、以来40年間、原子力の危険性に警鐘を鳴らす研究・発表活動に尽力。福島第一原発の事故発生以降も、情報が錯綜する中で事態の推移を的確に指摘し、原発問題に正しく向き合うための提案・発言をし続けている。「隠される原子力・核の真実」(創史社)、「原発のウソ」(扶桑社新書)など著書多数。
単行本(ソフトカバー)
出版社: 出版共同販売 (2012/1/20)
著者: 小出 裕章(京都大学原子炉実験所 助教)
装画・挿絵:ソン・ジュンナン
編集・発行人:成 良守
発行元:エイシア出版
販売元:出版文化社
私たちは、原発を止めるには日本を変えなければならないと思っています。/飯田哲也 / 上杉隆 / 内田樹 / 江田憲司 / 開沼博 / 小出裕章 / 古賀茂明 / 坂本龍一 / 高橋源一郎 / 田中三彦 / 藤原帰一 / 保坂展人 / 丸山重威 / 和田光弘

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緊急刊行!自民、民主、官僚、電力会社、企業、司法、アカデミズム、新聞、テレビ―この国において「原発を推進してきた」「それに加担してきた」当事者たちが現在まで行ってきたことと、その責任を徹底的に検証する。原発推進行政と戦ってきた14人だからこそ語れる、リアルな言葉を結集。
単行本: 411ページ
出版社: ロッキングオン (2011/12)
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>SIGHTの原発問題特集が単行本になりました!SIGHTの6月30日発売号(48号)と9月30日発売号(49号)の、原発問題を考える巻頭特集を、1冊にまとめた単行本です。
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【インタヴュー】
飯田哲也(NPO法人 環境エネルギー政策研究所所長)
上杉隆(ジャーナリスト/自由報道協会代表)
江田憲司(衆議院議員/みんなの党幹事長)
開沼博(東京大学大学院学際情報学府 博士課程)
小出裕章(京都大学原子炉実験所 助教)
古賀茂明(元経済産業省大臣官房付)
坂本龍一(ミュージシャン)
田中三彦(翻訳家/サイエンスライター)
藤原帰一(国際政治学者/東京大学法学部・同大学院法学政治学研究科教授)
保坂展人(世田谷区長)
丸山重威(ジャーナリスト/関東学院大学教授)
和田光弘(弁護士/新潟第一法律事務所所長)
【対談】
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【次号予告】・小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)福島第一原発の行方……半永久的に続く放射能封じ込め
・広瀬隆(ジャーナリスト)地震列島の原発……地震活動期の日本 今すぐ原発停止を
・上杉隆(ジャーナリスト)メディアと記者クラブ……大手メディアの存在意義は失われた
・与那嶺路代(琉球新報ワシントン特派員)沖縄基地……ますます広がる沖縄と政府の溝
・斎藤貴男(ジャーナリスト)日本の格差社会……勝ち組か、負け組か 二者択一の厳しい社会
・落合恵子(作家)高齢者福祉……「いのち、から」を見直す世の中に
・小森榮(弁護士)青少年の麻薬汚染……若者がハマる 脱法ドラッグの罠
・丸川哲史(明治大学政治経済学部准教授)中国の民主化……十三億の声が押す中国の対外政策
・板垣雄三(東京大学名誉教授)アラブ革命の波紋……中東市民革命を抑圧する世界の悲惨
・川上泰徳(朝日新聞編集委員)パレスチナ問題……「イスラム的解決」がキーワードとなる
・金平茂紀(ジャーナリスト)アメリカの貧困……大統領選を左右する米国の貧困問題
・コリン小林(エコーエシャンジュ事務局長)EU経済危機……資本主義の限界にEUが目指すべき道
・田中優(未来バンク事業組合理事長)地球温暖化……自然エネルギーが人と自然を守る
・池田香代子(児童文学者)児童労働根絶へ……子どもの明日を奪う世界に終止符を
意見陳述――2011年5月23日参議院行政監視委員会会議録/小出 裕章 (著), 後藤 政志 (著), 石橋 克彦 (著), 孫 正義 (著)

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2011年5月23日、末松信介委員長が議長をつとめる参議院行政監視委員会には、小出裕章、後藤政志、石橋克彦、孫正義の4人が参考人として出席し意見を述べた。彼らは事故前から原子力の危険を警告してきた人たちであり、再生可能エネルギーによる発電を現実的に構想しようとしている人である。彼らの声に、議会が初めて正面から意見を聞いた。そして、原発災害の現状、原発がもつ危険性の本質、地震国である日本での原発のあり方、エネルギー経済危機解決の道筋などについて、真摯に審議を繰り返した。
マスメディアではほとんど取り上げられなかった5・23の行政監視委員会。この日、議会は公共性の精神と合理性とを取り戻そうとしていた。この日はわたしたちのささやかな希望。わたしたちは、けっして、この日を忘れない。
目次
五月二三日のちいさな希望―まえがきにかえて 中尾ハジメ
開会 委員長 末松信介
参考人意見陳述
小出裕章 後藤政志 石橋克彦 孫正義
質疑応答
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震災、原発不安、金融危機。
差し迫る状況を受けとめ、
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【特集】●3・11からの再生
執筆/小出裕章、五十嵐太郎、金子勝、西尾漠、上杉隆、石田瑞穂、松原聡、鈴木亘、杉下恒夫、俵万智
●放射能を"正しく怖がる"ための科学の教室 ●涌井貞美 ●アラブの春 ジャスミン革命 ●立山良司/保坂修司 ●日本外交 「食うか、食われるか」の用語集 ●佐藤優
★巻末付録
ニュースのおさらい
〔どうした/そもそも/どうなる〕の3ステップで 気になるニュースをはじめから理解し直す!
人物ファイル
この1年の話題の人々から読む世相の風景
★コラム特集
待ったなしとなった相撲改革 ●杉山邦博 2012年に開業する東京スカイツリー ●山田雅夫 新語・流行語だじゃれグランプリ! ●中川ひろたか&荒井良二 世相フラッシュ*コラム●やくみつる
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泊原発3号機を再び動かした政治献金リストなぜ原発を再稼働させるのか?
福島の苦悩をよそに、野田首相が国連で原発再稼働宣言。
われわれの国は、原子力マフィアの「植民地」なのか?原発利権に徹底的にメスを入れ、異例のベストセラーとなった『原発の深い闇』第2弾が早くも登場。官僚の“傀儡”野田政権の誕生で、原発再稼動&推進の流れが息を吹き返します。こうしたなか、食品の偽装&ロンダリングを通じて、内部被曝のリスクが全国に拡大し始めています。この第2弾では、食品偽装と放射能汚染、放射線をめぐる巨大な利権の正体、そして東電処分のまやかし、闇社会が背後に控える原発利権の見えざる部分……。京大の小出裕章氏、評論家の広瀬隆氏の協力も得ながら、原発と放射能のもっと深い闇を徹底的にあぶりだします。
小出裕章 核=原子力のこれから 生まれ故郷で語る/小出裕章

¥700
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発売日:2011/10/11
このブックレットは、8月27日の市民集会「3・11原発震災以降を私たちはどう生きるか」
(参考)
Ustream 小出裕章 第2回核・原子力のない未来をめざす市民集会@台東2011.8.27から、小出裕章さんの講演を収録しました。中学生以上の方へ、学習用としても最適です。後半では、日本の「高速増殖路計画の」これまでの経緯と、「日本がそれを諦めない本当の理由はなにか」ということについて10頁以上にわたって詳しくとりあげています。
SIGHT (サイト) 2011年 11月号 [雑誌]

¥780
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発売日:2011/9/30
SIGHT 49号●総力特集
私たちは、原発を止めるには日本を変えなければならないと思っています。
「政治と原発」江田憲司(衆議院議員/みんなの党幹事長)
「官僚と原発」古賀茂明(経済産業省大臣官房付)
「アカデミズムと原発」小出裕章(京都大学原子炉実験所 助教)「地元フクシマと原発」開沼博(東京大学大学院学際情報学府 博士課程)
「司法と原発」和田光弘(弁護士・新潟第一法律事務所所長)
「企業と原発」田中三彦(翻訳家/サイエンスライター)
「メディアと原発」丸山重威(ジャーナリスト/関東学院大学法学部教授)
「日本人と原発」坂本龍一(ミュージシャン)
「総論対談」内田樹(哲学者・神戸女学院大学名誉教授/武道家・凱風館館長)×高橋源一郎(文芸評論家/作家/明治学院大学教授)
原発・放射能 子どもが危ない (文春新書)/小出 裕章・黒部 信一

¥798
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発売日:2011/9/16
放射能から子どもを守るために今、絶対に知っておくべきこと──
四十年間原発に反対し続けてきた反骨の学者とチェルノブイリを支援するベテラン小児科医による決定版放射能に最も弱いのは、細胞分裂の活発な子どもたちです。
低線量の放射能は「ただちに」健康に害は与えません。しかし、数年後、十年後に何が起きるのか?「癌や白血病、奇形が多発する」という人もいれば、「害はない」「むしろ体に良い」という人さえいます。特に子どもを持つ、あるいはこれから子どもを持とうとしている人は、いったい何を、誰を信じたらよいのか、と思っているのではないでしょうか。
この本では、『原発のウソ』『原発はいらない』などのベストセラーで知られる、今最もその言動が注目を集める原子物理学者の小出裕章さんと、長年チェルノブイリの子どもたちを支援してきたベテラン小児科医の黒部信一
※さんという最強のタッグが実現しました。
低線量の放射能による癌も、一般の癌と何も区別はつきません。いわば「放射能の完全犯罪」です。十年後、数十年後に後悔しないために、今、絶対に知っておくべきこととは?
一般に信じられている放射能についての誤解を解きながら、データや図表を駆使して、原子物理学者と小児科医の立場から「子どもと放射能」についての正しい知識を伝えます。
「私は、未来の子どもたちから、つまりこれから被曝をしながら生きていかなければならない子どもたちから『お前はどうやって生きてきたのか』と問われるでしょう」(小出裕章)
この本には、学者としての、医師としての良心と魂の叫びが詰まっています。「子どもと放射能についてのQ&A」付き。
【目次】
第一章 何があっても子どもたちを守らなくてはいけない──小出裕章
低線量被曝の危険性を認めない政府や原発推進派
ただちに影響は出なくてもいずれ影響が出る
第二章 子どもと放射能の基礎知識──黒部信一
放射能の影響を受けやすい子どもたち
低線量被曝でもさまざまな健康被害が急増
DNAの二本鎖切断
第三章 子どもたちが置かれた被曝状況──小出裕章
福島市の子どもたちの尿からセシウム検出
「福島産」を避けても内部被曝は避けられない
第四章 子どもたちの健康被害──黒部信一
チェルノブイリで何が起きたか
甲状腺癌の見つけ方
第五章 子どもと放射能のQ&A
被曝を少しでも少なくするために気をつけることは?
野菜は洗えば安心?
第六章 弱い人たちを犠牲にする原発というシステム──小出裕章
劣化ウラン弾で子どもたちに癌や白血病が多発
強者が弱者を踏みにじる構造
終章 原子力を終わらせるということ──小出裕章
未来の子どもたちから問われること
※黒部信一 1941年、東京生まれ。1966年、慶應大学医学部卒業。その後、総合小児科医として、国立埼玉病院医長、吹上共立診療所所長を経て2010年より堀ノ内病院小児科勤務。現在、「未来の福島子ども基金」代表、「チェルノブイリ子ども基金」顧問。著書に『院長先生のここがまちがい小児医療』(現代書館)。
黒部信一のブログhttp://kurobe-shin.no-blog.jp/参考・YouTube動画
YouTube 児玉龍彦 田中俊一ほか「放射能汚染 なぜ拡大したのか」ニュースにだまされるな!ゲスト 田中俊一(元日本原子力学会長)
児玉龍彦(東京大学先端科学技術研究センター教授)
黒部信一(小児科医)
菅井益郎(國學院大學教授)