平成28年12月29日(木)19:00〜、下北沢 ザ・スズナリにて。

作・演出/詩森ろば

出演/
杉木隆幸 (ECHOES)
酒巻誉洋
佐野功
根津茂尚(あひるなんちゃら)
寺井義貴(ブルドッキングヘッドロック)
三原一太(はらぺこペンギン!)
岩原正典
李千鶴
小玉久仁子(ホチキス)
田中千佳子(チタキヨ)
ししどともこ(カムヰヤッセン)

あらすじ/
多くの肢体不自由者とその介護者にとって生きるための必須アイテム。
「車」。
本作品は実際にあった福祉車両の開発とその困難を描く詩森ろばの新作です。

「4センチメートル」は、
車椅子を車椅子ごと載せるために、
普通車両を改定するための車高の差。
4センチメートルが分ける健常と障害の距離。
その距離のなかにある、
問題と希望を音楽劇のかたちで描きます。
(公式サイトより)

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題材はいたってこの劇団らしい。福祉車両開発現場での男たちの想いと情熱。

でも、チラシの雰囲気がなんとなくポップだ。
なにせこの作品はミュージカル!

風琴工房でミュージカルを観る日がくるとは予想していなかった。

そして、チラシの雰囲気によく似合うチャーミングな美術である。主宰が「ピタゴラスイッチ」という言葉を使っていたが、まさに言い得て妙というヤツだと思った。

‪福祉車両開発に携わる人々を描いた社会派ミュージカル。

硬派な内容をエンタメとして見せるアレコレに演劇としての面白さが満載。

働く者の矜持と理想に観ていて胸が熱くなった。大きな組織でも、それを動かすのは人の想いなのだ、と信じられる幸福な物語。‬


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