私たちにとって本当に大きな存在で、なかなか受け止めることができず、本日の告別式に出席してもなお涙が止まりません。
白藤は上京する以前から兵庫から東京にお稽古に通い、豊秋師匠の近くで三味線を習いたいと東京の大学に入りました。
武田は大学を卒業する頃から唄を豊秋師匠に習い始め、憧れの津軽民謡を学びました。
プロ活動をスタートしてから、活動をいつも気にかけてくださり、お稽古後にご飯をご馳走になりながら、先人たちの音源や映像をたくさん観せていただいてたくさん貴重なお話を聞かせてくださいました。
「昔はこうゆうことがあった。
この民謡にはこんな歌詞やリズムもあるんだ。」
とたくさん、たくさん。。
なかなか全部を吸収できずに、お稽古に行けば「民謡のリズムを忘れてるぞ」と言われてハッとすることばかりでしたが、お稽古場の空気が本当に大好きで教わるって本当に大切で素敵なことだなと行く度に思いました。
本当は他流派同士でデュオで活動すること自体も難しいことだと思うのですが、それを温かく見守り、道が外れかければ修正してくださり、新しい挑戦も応援してくださる師匠でした。
たくさんの愛をもらった分、もっと上手くなって恩返しがしたかった。。。
思えば今はそんなことばかりが出てきてしまいますが、、、
津軽民謡に関わる多くの人に、流派関係なく手を差し伸べてくださる師匠でした。
豊秋師匠の想いを少しでも未来に繋ぐべく、頑張っていきたいと心に誓っています。
素晴らしい唄と、三味線を本当にありがとうございました!!!
心よりご冥福お祈り申し上げます。