今日、知り合いの経営者様からご報告をいただきました。
「来年3月をもって会社を閉めようと思います」
とおっしゃるので事情を聞いてみると、
売上が激減してる上に、
残った商いもほとんど利益が出ない。
個人の財産も全て投入して、
支えたがこれ以上は無理とのことでした。
非常に真面目な方で、取引先への支払いは
全財産投げ売ってでも支払いたい。
迷惑をかけた状態で終わりたくない、
と言いながらも深刻な表情でした。
会社、仕事、住む所、生活費、全て失うのですから。
もう少し早くお話を聞けていれば良かったのですが。
そこで、債務整理や再生の仕方、
銀行融資の保証の仕組み、
不動産競売の欠点と対応策、
将来の展望などをお話させていただきました。
すると、表情も明るくなり、
会社整理後の再出発のイメージが出来たようで
現在の問題処理にも気力が出てきた様子でした。
よくよく聞いてみると、
整理が出来た後は人生終わらせてもいいと、
思っていたようで
私としても、
今日お会い出来て良かったと感じる1日でした。
このようなことは、学校では教えてくれないし、
まして銀行は回収のことばかりで
知っていても教えようとはしません。
どうも、日本には「切腹の文化」が
根強く残っているようで、
攻める側も、攻められる側も
最終的には、切腹、って潜在的に
思っているように思います。
私は、これは間違っていると思います。
ビジネスはビジネス、命とは別の次元の話。
何度でも、チャレンジしたらよい。
経営者よ。強くなれ!