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2013-08-01 14:36:55

あなたはだんだんきれいになる

テーマ:回想
人間として、気持ちの良い人とは
どんな人なのかという問いを私は持つ。

気持ちの良いというものは、
至極私的価値観に依拠するものだけれども、
それでもある種の「共通」部分があるとする。

そんなときに大好きな高村光太郎の詩を思い出した。
智恵子の傍らで彼はどんなことを思い、この詩を綴ったのか。

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「あなたはどんどんきれいになる」高村光太郎

をんなが附属品をだんだん棄てると
どうしてこんなにきれいになるのか。

年で洗はれたあなたのからだは
無辺際を飛ぶ天の金属。
見えも外聞もてんで歯のたたない
中身ばかりの清冽な生きものが
生きて動いてさつさつと意慾する。
をんながをんなを取りもどすのは
かうした世紀の修行によるのか。
あなたが黙つて立つてゐると
まことに神の造りしものだ。

時時内心おどろくほど
あなたはだんだんきれいになる。

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無駄なことやものが多すぎる。
じゃあそのものをいかに落としていくのか。

ここ最近「世界」からどう見られているかということ
ばかりにフォーカスしていた自分がいたような気がする。

それを開放してくれる方々との出会いが多くある近頃。
女性だけではない、人間としてきれいになりたいものだ。

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2013-07-09 09:51:58

「信じる」こと

テーマ:ブログ
「信じること」

詩人の谷川俊太郎さんの詩で
こんな詩がある


葉末の露がきらめく朝に
何をみつめる小鹿のひとみ
すべてのものが日々新しい
そんな世界を私は信じる
信じることは生きるみなもと


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今朝SNSを通じて、
大学の頃の友人が外資系のCAとして採用されたことを知った。

彼女は、この1年ずっと悩み続けながらも
今ようやくこの答えにたどり着いたと綴っていた。

私の想像にも及ばない、
言葉にすることで意味を失うほどのものであったに違いない。

そんな彼女の報告を見て、ふと今の自分の生に置き換えてみた。

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昨日僕にとって大きな出来事があった。

詳しくを書き綴ることはできないのだけれども、
仕事の関係で、信じることが間違いでないということを
教えてくれるような、そんな出来事であった。

そんなこともあったからか、
友人の報告に感情を抑えることができなかった。

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いつからから「信じる」という言葉を馬鹿に
してしまっている、そんな気がする。

年齢を増していくにつれて、大人になるにつれて
夢がかなうことなんてありえないと多くの人が口にする。

恐らくそれは、
「信じる」ことをやめてしまった結果じゃないのか。

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僕は若者支援のNPOという仕事柄、
本当に多くの高校生と大学生と出会いのご縁を頂く。

彼らの置かれている環境は本当に多様だし、
そもそもなにが「よい」「わるい」などで判断できるものではないし、
「個」をそのようにケースとして、またモデルに収斂することに違和感を覚える。

彼らは一様にこんなことを口にする。
「夢なんてない。普通に生きて普通に死んでいきたい。」

今の仕事を始める前の僕であれば、
「夢を持とうよ。そんなんじゃダメだよ。」と言っていたはずだ。

けれども、最近は
「夢を持つ必要はないと思うよ。
本当に自分がやってみたいと思えることが見つかればそれをやればいい。」

そんなことを彼らに伝えるようにしている。

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(月並みの言葉だが)
不安定な時代だと言われるけれども、
僕は今の時代を、今の社会を、絶望視していない。

なぜなら、僕は
絶望の先にある希望を信じてやまないからだ。

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改めて僕はこんなことを考える。

「信じる」ことをいつからダサいものだと捉え、
「信じる」ことは全くを持って無駄だと、
そんなことを思ってはいないだろうか。

僕は高校生や大学生に夢を持てとも言わない。
そもそも、そんなことを言う権利はどこにもない。

けれども、自分を信じる、
ひいては人間の可能性を信じることをやめてほしくないと思っている。

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高校生や大学生は、社会に出ている先人を見て、
自らの生を捉えていく。

そんな時に、
「信じることなんてダサいことだ」と切り捨てている
大人を見て、彼らが育ったとしても、それは不運だったというのだろうか。


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「信じる」こと。
決して簡単なことではない。

けれども、この行為に生が体現されている。
そんな風に僕は考える。

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2013-01-19 21:06:20

「僕があり、あなたがある」

テーマ:日々・日常
詩人であり、彫刻家でもある高村光太郎は
妻・知恵子に想いを馳せこんな詩をかいた。

「僕はあなたをおもふたびに 一ばんぢかに永遠を感じる
僕があり あなたがある 自分はこれに尽きてゐる」

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昨日、僕は大切な友人の結婚式に出席した。
そのとき、二人の結婚を祝う言葉としてある人がこの詩を詠んだ。

この詩を選んだ方の感覚はさることながら、
この詩がぴったりとはまってしまう二人の姿を見ていて、
気がつけば僕の手は震えていた。

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色々な方との出会いのご縁で、
このようにおめでたい席に出席させて頂く機会があるのだけれども、
どうも昨日出席した式、事柄自体を上手く咀嚼できていない自分がいる。

それは決して批判的ではなく、悲観的でもない、
それこそ「言葉にならない」という表現がしっくりくる状態。

言葉に上手く言い表せないけれども、
あえて言葉にするとすれば、「初恋を知った時のような気分の高揚」
が未だ消えない。

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高村は言った。

あなたを思うたびに、私は永遠を感じる、と。
「えいえん」ではない、「とわ」を。

あなたの世界とわたしの世界が重なること。
それは、決して理科実験のように先の予測できる化学反応ではない。

だからこそ、重なり合いが上手くいかないこともある。
重なり合うことは運命だったのか、各々の意志だったのか。
そんなこと誰もわからないはずだ。

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長らく、僕は他者との「永遠」を信じることをやめている。
いや、昨日の時点まではそうだったと言ったほうがいいかもしれない。

先日までの雪空がまるでなかったかのように、
二人の永遠を見守る空は、どこまでも高く感じられた。

永遠を誓う祝いのバルーンが参加者の手から放れる。
バルーンは、あてもなく飛び始める。

僕は嬉しい気持ちになり、物思いにふける。
ふと気がつくと、バルーンはどこまで高い空に吸い込まれる様に飛んでいく。

そう、行き先なんて決まっていない。
それでも重なり合うことを決めたんだっけ。

永遠を信じ、あなたを感じること。
僕も、永遠を感じなければ。
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