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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、先日、ヘイトスピーチ法案が参議院本会議で可決されました。
この法案は、この後衆議院に送られ、今国会で成立する見込みです。
ヘイトスピーチとは、特定の人種や民族を標的に差別をあおる言論のことですが、今回の法案で罰則規定を設けなかったのは、その取扱いに対する国としての明確な方針が、まだ定まっていないからかもしれません。
人が人を差別するのは、簡単に言えば、それは自分に対する信頼の欠如、つまり自信の無さの現れだと言えるでしょう。
たとえば、自信の無い人たちが、他の民族よりも劣っていることが自分たちの価値を損なうことに繋がらないと思えば、その人たちは、他の民族に憧れを抱くことになるかもしれません。
多くの日本人が、アメリカやヨーロッパの人たちに憧れを抱くのは、この場合だと言えます。
これに対して、自信の無い人たちが、他の民族よりも劣っていることが自分たちの価値を損なうことに繋がると思えば、その人たちは、自らに自信がないがゆえに、安易な方法によって自分たちの価値を高める行動を取ることになるでしょう。
それは、他の民族を見下すことであり、それが、差別であり、虐待であり、排斥という行動へと繋がります。
言わば差別とは、自分たちに対する自信の無さの裏返しの行為なのです。
そう考えると、私たちが人生を生きる上で自分に対する自信を取り戻すことは、非常に重要なことだと言えるのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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