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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、先日、NHKのニュースを見ていたところ、ニュースが終わった後に新しい朝ドラの番宣が流れていました。
番宣が始まると、ナレーションが入ります。
「朝ドラのヒロインは、夢に向かって成長していきます。
ところが、今度のヒロインは、まさかの夢アレルギー」
そして、ヒロインが、次のようなことを言います。
「夢を持つなんて以ての外、地道にコツコツが一番」
ここで、私は首をひねる。
地道にコツコツ生きるのも、立派な夢ではないのか、と。
相も変わらず、「夢とはこういうものである」という価値観の押し付けがここにはあります。
そもそも、夢を実現するためには、地道にコツコツ努力することが最も必要なことです。
ただ夢を抱けば、自ずと実現するというわけではありません。
問題は、どのような夢を抱いているか、ということではないのです。
夢をどのように利用しているか、なのです。
たとえ、大きな夢を抱いていたとしても、それを現実逃避の言い訳にしていたのでは何の意味もありません。
そして、多くの人が、実際、現実逃避の目的のために夢を利用しています。
つまり、夢を実現するために地道にコツコツ努力をしてはいないのです。
ただ、
「いつか俺も」、
「いつか私も」
と口で言っているだけなのです。
重要なことは、夢があるとかないとかそんなことではありません。
その人が、人生を前に進んでいるかどうかを見極めることなのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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