2010年03月22日(月)
MCR「Track Back System」
テーマ:演劇・ライブ
うぉ。久々に寝違えた・・・頭を後ろに倒せん。。。
土曜日。午後に引き続きMCR。こちらもなかなかフィジカルな作品。「24」の様に、ある意味リアルタイムで進行していた。「マシュマロ~」に比べ全体的にかなり粗い出来だったが、2つの作品を一日で回すとあんな感じになってしまうのかもしれない。作品自体はMCR番外編といった印象で本公演ほど芯の太い話ではなかったが、ただの馬鹿騒ぎではないところがMCR。
「戦隊ヒーローは、実は何でもない人」という解釈がなかなか興味深い。正社員として「ヒーロー」という職についている訳でもなく、ケガをした時の保障がされる訳でもなく、だったら本物のヒーローもデパートの屋上でショーをしているバイトのヒーローも同じではないか、という趣旨の話。なるほど。
確かに日本のヒーローものというのはその辺りの設定が微妙だ。地球平和何とか隊に所属していたり、ジムのインストラクターをしながら突然変身したり、要するになんなのよといった「社会的現実性」が欠けている。まあだからこそ子供たちを狂喜乱舞させる素材になり得るのであろうが。地球平和何とか隊は国家公務員なのだろうか・・・その辺りの社会のシビアさを早い段階で子供に教えるのも有りかもしれない。あ、それじゃ夢を壊すか。
海外のスーパーヒーローも設定自体は微妙といえば微妙だが、設定は細かく日本以上にシビアかもしれない。バットマンは大金持ち。しかも両親が殺されて・・・という経歴がかなり詳しく説明される。スーパーマンはサラリーマンで、恋愛事とかはもう完全に大人の世界だ。日本の戦隊物もそろそろもっと現実を見せる作品にしていく必要が出てくるのかもしれない。ブルーがリストラされて、レッドが採用面接をしたり。ちなみにロビンはバットマンに給料をもらっているのだろうか・・・?
近藤美月さん。。。この人に驚かされるのは何回目になるだろうか。一番最初にレッドが暴走した時には動揺した演技を見せていたので「今回はついに普通の女優さんか!」と思ったのだがそれは大間違いで。。。「私大変なんて・・・ないですからっ!」って何だよ。で、何なのだよ、あのステップは。「だっ!」って返事の返し方は何なのだよ。近藤さんを観ていると、ハーポ・マルクスを初めて観た時の衝撃が毎回戻ってくる。あの「無邪気な狂気」。マルクス兄弟の作品の台本で、ハーポが出てくるところには「ここでハーポ登場」としか書かれていなかったという話を聞いた事があるが、近藤さんの場合もそんな感じなのではないだろうか。後はお任せ、的な。どこまで台本に書かれていて、どこまで演出されているのかが大変興味深い。あ、もう一回同じ作品を観てみればよいのか。
ただ、この人は「不思議ちゃん」ではない。不思議ちゃんは天然だ。戸川純さんみたいな人々だ。近藤さんの場合は計算されているはずである。ただ、どこからが計算なのかが全く見えないのである。「愛すべきガイキチ」の域に達し始めている。普段がどんな状態なのかを知りたい気もするが、普段からあのままでいて欲しいという願望もあるので、知らない方が良いのかもしれない。今後も追いかけたい貴重な女優さんだ。
司会のお姉さん役の伊達香苗さんもかなりぶっ飛んでいてとてもいい味を出していたのだが、近藤さんの陰に隠れてしまっていた。残念。マネージャー役の堀靖明さんがとてもうまかった。
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MCR
MCR EXPO '10S
「フジヤマタイガーブリーカー」
「Track Back System」
2010/03/17(水) ~ 2010/03/22(月)
駅前劇場
脚本・演出 櫻井智也
出演者 櫻井智也 おがわじゅんや 北島広貴 上田楓子 江見昭嘉 福井喜朗 渡辺裕樹 小野紀亮 伊達香苗 高橋優子 近藤美月 堀靖明
MCR EXPO ‘10S 「フジヤマタイガーブリーカー」は、
MCRで過去に上演した二作品を
大幅リニューアルでお届けする前向きな清算会です。
簡単に言うと再演二本立てです。
「TrackBackSystem」
(初演:2007年12月22日~27日@フジテレビ内マルチシアター)
2007年にフジテレビでイベントがありまして、そこで上演した作品です。
「寒風吹きすさぶデパートの屋上で繰り広げられるヒーローショー。
しかし、何が気に入らないのか「色々レンジャー」の「レッド」が謀反を起こした!
「いつかはヒーローになりたいと願う人」たちの前で繰り広げる「いつまでたってもヒーローになれなかった人」たちの愚痴と寝言!畜生!泣き言はやめろ!
そんな、個人レベルのストレスをまるで社会問題のように言い放ったりする阿鼻叫喚英雄活劇。」
ってな感じですけど、簡単に言うとドタバタする話です。
「笑えて、少し切ない」ではなくて、こういった「バカバカしいところをとにかく疾走」したがるのも、まあ、MCRらしいかなと思っての再演です。
初演より更に突き抜けようかなとは思ってますけど、どうですかね。
スタッフ
作・演出:櫻井智也
舞台監督:金安陵平/山本賢吾
舞台美術:袴田長武(鴉屋)
照明:久保田つばさ(M Light)
音響:平井隆史(末広寿司)
宣伝美術:GEWGAW
撮影:メリケンサック
当日運営:塩田友克
制作:MCR
協力:JVCエンタテインメント株式会社/krei inc./イマジネイション
劇団SHOW-JIN/CoRich舞台芸術/シアターガイド/テアトルプラトー
企画・製作:MCR
土曜日。午後に引き続きMCR。こちらもなかなかフィジカルな作品。「24」の様に、ある意味リアルタイムで進行していた。「マシュマロ~」に比べ全体的にかなり粗い出来だったが、2つの作品を一日で回すとあんな感じになってしまうのかもしれない。作品自体はMCR番外編といった印象で本公演ほど芯の太い話ではなかったが、ただの馬鹿騒ぎではないところがMCR。
「戦隊ヒーローは、実は何でもない人」という解釈がなかなか興味深い。正社員として「ヒーロー」という職についている訳でもなく、ケガをした時の保障がされる訳でもなく、だったら本物のヒーローもデパートの屋上でショーをしているバイトのヒーローも同じではないか、という趣旨の話。なるほど。
確かに日本のヒーローものというのはその辺りの設定が微妙だ。地球平和何とか隊に所属していたり、ジムのインストラクターをしながら突然変身したり、要するになんなのよといった「社会的現実性」が欠けている。まあだからこそ子供たちを狂喜乱舞させる素材になり得るのであろうが。地球平和何とか隊は国家公務員なのだろうか・・・その辺りの社会のシビアさを早い段階で子供に教えるのも有りかもしれない。あ、それじゃ夢を壊すか。
海外のスーパーヒーローも設定自体は微妙といえば微妙だが、設定は細かく日本以上にシビアかもしれない。バットマンは大金持ち。しかも両親が殺されて・・・という経歴がかなり詳しく説明される。スーパーマンはサラリーマンで、恋愛事とかはもう完全に大人の世界だ。日本の戦隊物もそろそろもっと現実を見せる作品にしていく必要が出てくるのかもしれない。ブルーがリストラされて、レッドが採用面接をしたり。ちなみにロビンはバットマンに給料をもらっているのだろうか・・・?
近藤美月さん。。。この人に驚かされるのは何回目になるだろうか。一番最初にレッドが暴走した時には動揺した演技を見せていたので「今回はついに普通の女優さんか!」と思ったのだがそれは大間違いで。。。「私大変なんて・・・ないですからっ!」って何だよ。で、何なのだよ、あのステップは。「だっ!」って返事の返し方は何なのだよ。近藤さんを観ていると、ハーポ・マルクスを初めて観た時の衝撃が毎回戻ってくる。あの「無邪気な狂気」。マルクス兄弟の作品の台本で、ハーポが出てくるところには「ここでハーポ登場」としか書かれていなかったという話を聞いた事があるが、近藤さんの場合もそんな感じなのではないだろうか。後はお任せ、的な。どこまで台本に書かれていて、どこまで演出されているのかが大変興味深い。あ、もう一回同じ作品を観てみればよいのか。
ただ、この人は「不思議ちゃん」ではない。不思議ちゃんは天然だ。戸川純さんみたいな人々だ。近藤さんの場合は計算されているはずである。ただ、どこからが計算なのかが全く見えないのである。「愛すべきガイキチ」の域に達し始めている。普段がどんな状態なのかを知りたい気もするが、普段からあのままでいて欲しいという願望もあるので、知らない方が良いのかもしれない。今後も追いかけたい貴重な女優さんだ。
司会のお姉さん役の伊達香苗さんもかなりぶっ飛んでいてとてもいい味を出していたのだが、近藤さんの陰に隠れてしまっていた。残念。マネージャー役の堀靖明さんがとてもうまかった。
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MCR
MCR EXPO '10S
「フジヤマタイガーブリーカー」
「Track Back System」
2010/03/17(水) ~ 2010/03/22(月)
駅前劇場
脚本・演出 櫻井智也
出演者 櫻井智也 おがわじゅんや 北島広貴 上田楓子 江見昭嘉 福井喜朗 渡辺裕樹 小野紀亮 伊達香苗 高橋優子 近藤美月 堀靖明
MCR EXPO ‘10S 「フジヤマタイガーブリーカー」は、
MCRで過去に上演した二作品を
大幅リニューアルでお届けする前向きな清算会です。
簡単に言うと再演二本立てです。
「TrackBackSystem」
(初演:2007年12月22日~27日@フジテレビ内マルチシアター)
2007年にフジテレビでイベントがありまして、そこで上演した作品です。
「寒風吹きすさぶデパートの屋上で繰り広げられるヒーローショー。
しかし、何が気に入らないのか「色々レンジャー」の「レッド」が謀反を起こした!
「いつかはヒーローになりたいと願う人」たちの前で繰り広げる「いつまでたってもヒーローになれなかった人」たちの愚痴と寝言!畜生!泣き言はやめろ!
そんな、個人レベルのストレスをまるで社会問題のように言い放ったりする阿鼻叫喚英雄活劇。」
ってな感じですけど、簡単に言うとドタバタする話です。
「笑えて、少し切ない」ではなくて、こういった「バカバカしいところをとにかく疾走」したがるのも、まあ、MCRらしいかなと思っての再演です。
初演より更に突き抜けようかなとは思ってますけど、どうですかね。
スタッフ
作・演出:櫻井智也
舞台監督:金安陵平/山本賢吾
舞台美術:袴田長武(鴉屋)
照明:久保田つばさ(M Light)
音響:平井隆史(末広寿司)
宣伝美術:GEWGAW
撮影:メリケンサック
当日運営:塩田友克
制作:MCR
協力:JVCエンタテインメント株式会社/krei inc./イマジネイション
劇団SHOW-JIN/CoRich舞台芸術/シアターガイド/テアトルプラトー
企画・製作:MCR
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