きだみのる鍼灸整骨院のブログ

御徒町で伝統的な鍼灸、整骨などの治療院をしているかたわら、
ストリートダンスや格闘技選手のトレーナーをしています。


テーマ:

またしても久しぶりのブログとなってしまいました(汗)

 

治療院の方もぼちぼち忙しかったのですが、
ダンサー治療家たちへの勉強会
格闘技選手たちへの指導
などが多かったんですね。

 

どちらも事前にやることを明確にして、
どうすれば上達するかを考え

常に工夫をしています。

 

それは、普段の治療や主婦の皆さんへの

健康体操教室
の延長線上にあります。

 

そのため全てに一貫性があり、
それぞれの相乗効果をもたらします。

 

さて、ゴールデンウィーク中も

定休日以外は通常通りに治療をしていたのですが、今回の表題にもあります様に、

 

“本番で緊張しやすい体の状態”

 

について考えさせられたことが多くあったんです。

 

試合直前の格闘技選手、

ダンスバトルやショー直前のダンサー

などが主張する


“緊張した時の体の状態”


が共通していることが多いと感じたのです。

 

それは、

 

●首や胸、肩など上半身に力が入ってしまい呼吸が浅くなる

 

●両脚の太もも(特に前側)に力が入ってしまい脚が重くなる

 

の二点です。

 

 

これは何も言われずとも、

そこを治療したくなる様な状態なので、

本人たちも特に本番直前には

強く自覚しているんだなあと感じました。

 

 

本番の緊張のための興奮から

血圧や血流なども上がってきますし、

普段から力んでいるところが

余計に硬くなってしまうのも自然な流れでしょう。

 

 

本番に慣れること、

精神状態のコントロールも

またそれなりの鍛錬が必要でしょうが、

体の状態を変えることも必須であります。

 

むしろ体から入ると

精神が落ち着くことが多い様です。

 

俗に「心技体」などと言われますが、

鍛えていく、整えていく順番はまったくの逆で

「体・技・心」

だと感じます。

 

私自身、武道を続け、

現役選手らに指導していて強くそう思います。

 

 

 

前置きが長くなりましたが

【緊張しやすい体の状態】

と言うのは確かにあり、

 

その体から整えていくことで

それを克服しやすくなることの説明です。

 

 

ず、

【上半身が力んで呼吸が浅くなる】

と言うことの原因ですが、

 

頭と腕や肩の重さの中心部である

【胸】がそのポイントになります。

 

 

腕は左右の対にありますので、

胸の上の方の【鎖骨の下】の辺りが

その【支点】

とも言うべき場所になっております。

 

 

まず治療でここをやわらげ、

動物はよく動いていても

人間がしなくなった動き

をエクササイズで指導していきます。

 

 

頭と肩腕の付け根部分を脱力させ、

 

“頭や腕に散っていた重心バランスを胸の支点に集める”

 

のです。


上体の重心バランスを

体幹部の胸で統一させます。

 

 

これは、

【太ももの前が力んで脚が重くなる】

と言うことについても同様です。

 

治療でゆるめてから、

身体操作のエクササイズ指導です。

 

“足裏まで重心を落とす”

 

ことが目標です。

 

 

それにはまず

 

【足裏の中心部の軸】

 

を体感させるため、足裏に触れてあげ、

そのラインんテープなど貼ってあげます。

 

その後、膝を軽く曲げ伸ばしの動作を繰り返してもらいます。


上下に軽く揺れる、ダンスのリズムトレーニング的な動作です。

 

 

足裏の真ん中が体感できると、

骨盤から太もも、ふくらはぎやすねを

重心線が貫いて落ちていきます

 

 

 

ここでダンサーなどは

 

「意識しなくても足裏でしっかり地面をつかんでいる感じ」


とか


「片足ずつしっかり乗ってるのがわかる」

 

などの反応を示してくれます。

 

 

この時点でもかなり動けるのですが、足の真ん中がわかったら、

 

“かかとと爪先の使い分け”

 

も知らなければなりません。

 

そこで

 

【踵重心と爪先重心で行うスクワット】

 

を指導します。

 

 

 

この際に必要になるのが、

先にあげました上半身の脱力に必須な

【胸の支点】

による感覚です。

 

 

上半身の重心が一本にまとまっていてこそ

足裏に落とすことが可能

になるわけです。

 

 

ダンスは動きのキレのために体を締める、

 

格闘技は強い打撃を生み出すために腕肩が力む、

 

と言う事をしてしまうのが普通ですからね。

 

 

踵と爪先でしゃがむ動作の際、

 

“上半身のどこで踵や爪先とのバランスを取るか”

 

もとても重要です。

 


ダンスで分かりやすいのが、

 

「体幹部の前が動かない」
「背中が動かない」
「横のしなりがない」

 

などですが、それが両脚の動きにも影響し

 

“脚の表現力”

 

にも関わってくるのです。

 

 

長々と書いてしまいましたが、

これらの改善させるエクササイズや指導法は、

高齢者の方も参加している主婦の皆さんの

体操教室でやっているのとほぼ同じです。

 

人体の一番、基本的な操作は、

年齢も運動経験の有無も関係ない

ということなのです。

 

でなければおかしいですしね。

 

ダンスでも格闘技でも

ある程度の実力も持った人は、

こうした根本的な体の操作の改善

からしないとさらなる向上は難しい

と言うことを分かってらっしゃる様です。

 

 

 

さて、今日は定休なので事務作業、掃除をした後、夕方からはキッズ格闘技選手たちへの稽古会です。

 

彼らも試合が近いですから私もさらに工夫を重ね、いい動きをしっかり身に付けさせてあげたいと思います。

 

私も毎日が勉強です。

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