Dr. 清水公一 の未来医療を考えるブログ

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第10回東京女子医科大学病院緩和ケア研修会

2月10日、11日と2日間、緩和ケア研修会が開催されました。

「がん患者の療養場所の選択および地域連携についての要点」が、ぼくの講義のテーマです。

過去、少しづつチャレンジな内容や方法で講義をしてきました。そして、今回は、とくにチャレンジな講義内容にしてみました。

「認識技術」という観点からみた現代医療、緩和ケア、そして地域連携。

なぜうまくいかないのか?その本質的問題点を解析。
「科学技術」と「認識技術」のアンバランスという観点から解析。

科学技術とは、目にみえるもの、観察できるもの、計測できるもの、つまり「物質」を対象とした技術。物質を変化・移動・運動させる技術。自己の外側を変化させる技術。外から満たすことで「不安」を解消する技術です。

一方、認識技術とは、目にみえないもの、観察できないもの、計測できないもの、つまり「非物質」「感情」「意識」「心」を対象とした技術。観点を変化・移動・運動させる技術。自己の内面を変化させる技術。自己の内面から「不安」を解消する技術です。

今までの医療、緩和ケア、地域連携は、科学技術を進歩・発展させることで対処してきました。別の観点で表現すると、環境、行動・能力といったリソースを向上させることで対処してきました。

けれども、どれだけ、環境・行動・能力といったリソースを向上させても、科学技術を進歩させても、本当の安心はえられません。

あれがたりない、これもたりない、これがないと無理だ。どんなに、リソースを向上させる医療、のぼっていく医療をやっても、一時の安心しか得られません。次から次へと患者さんにも、家族の方にも、そして医療者にも「不安」がわいてきます。

認識技術とは、別の観点で表現すると、判断基準を観る技術です。自分の判断基準を観る、相手の判断基準を観る、そして、観点を変化・移動・運動させる技術です。

科学技術を表としたら、認識技術という裏をつけた医療、緩和ケア、地域連携をすることで、本当の安心、人と人がつながった関係性、人間の尊厳が回復します。

医療とは、対人関係です。そして、判断基準と判断基準の出会いです。相手の苦しみを軽くする、なくすることが医療であるならば、相手の判断基準を援助することが医療、緩和ケア、地域連携です。

どうやったらできるでしょうか?

それらの内容を、イメージと論理で解説しました。

科学技術に認識技術という裏をつける、新しい医療、緩和ケア、地域連携。もし実現できたらどうですか?緩和ケア研修会は、そんな新しい医療を実現するために、そして、裏をつける認識技術のイメージと論理、そして、体験するワークを学ぶことができます。

そんな内容を話してみました。うーん・・・。反応はいろいろですね。熱心に聴いている20台の若手医師もいるし、興味なさそうに聞いている中堅医師、拒否するように反発している年配医師。それぞれの判断基準、観点固定の世界が広がっていました。

「太平の眠りを覚ます蒸気船、たった4杯で夜も眠れず」

緩和ケア研修会が、少しでも、がん治療の黒船になることを望んでやみません。そして、イメージと論理、そして体験・体感するワークで、認識技術の練習・習慣化が広まることを期待しています。

参加者の皆さま、2日間お疲れ様でした。そして、会を企画・運営されました、東京女子医大がんセンター事務局の方たち、それぞれのパートを担当されたファシリテーターの方たち、お疲れ様でした。感謝いたします。

次回は9月。またよろしくお願いします。
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