夏が来ると思い出すのは小学校3年生の頃。

尿検査でひっかかって小さい病院に行くと
「うちでは対処できないので医科大学に行ってください」

あれよ、これよと入院が決定した。

たくさん血をとられた。.

でもマミーに誉められたくて痛いのを我慢した。

「一人で大丈夫よね?」って聞かれて「うん」って答えちゃったけど薄暗い病院に点滴の音、患者さんの吐く音なんかすべてが怖くて寝られなかった。

夏休みはまるつぶれ。
 
1日7回以上の血糖測定に4回のインスリン注射、点滴に採血…

自分で注射が打てるようにならなければ退院できないって言われた。

小さい子達はお母さんが注射を打ってくれるんたけどマミーは最初から拒否。

「私がもし死んだら、この子も死ぬってことでしょ?自分で注射を打てるようにしなさい」

がびーん。

 


「なんでこんな病気になっちゃったの?なんでみんなと違うの?」
 
泣いてマミーに聞いた「それはね、ここにいるお医者さんや看護婦さん患者さんに出会うためだよ、みんな好きでしょ?」って言われた。
 
「うんうん」って答えてまた更に泣いた。

子どもながらその意味が分かった。

この病気の発症率は毎年10万人あたり1.5人~2人です。

私がこの病気になったことで99999人が助かったとと思ってる(笑)

小学校の時は気にせず打っていた注射も中学になると人前で打つことが恥ずかしくなった

中学入学当初に「ナタって薬中なんだぜ」って噂されたことがきっかけだったかな

とても理解しづらい病気だ。

いままでの彼氏はみんな理解しようと努力してくれた。

だけど、まわりからは「結婚しても子ども作れるの?」とか言われたこともあったし、「親には余計な心配かけたくないから、病気のことは言わないでほしい」って言われて傷ついた。

体の中身は見えない。見える苦しみもあるけど、見えない苦しみもある。

1型糖尿病のアナタ
糖尿病を持つお子さんがいるママパパ
恋人、友達が糖尿病な方

 

少しでも伝えられるものがあれば・・・と思いブログを始めました。