トラウマ
ちょっと前に某所であるいきさつからある話で盛り上がっているのを目にしたので、思い出した話を書きます。(なんか、すごいイミフだなw)
ちなみに、これから書く話は、そこで盛り上がっていた話題とはほとんど関係ありません、一部を除いて。
私、実は子ども時代のある体験がもとで、恐ろしいトラウマがあるのでございます。
あれは幼少の頃、そう、まだ幼稚園に通っていた頃でございました。
私はとにかく寝つきの悪い子どもでして、毎夜 8 時ぐらいには布団に入るよう言われるのですが、そのままいつまでーも起きていて、12 時近くになってもまだ寝ていない、そんなことも珍しくない子どもだったのです。
母親は毎日のようにキレまくっておりました。
や、そんな、キレられても、寝れないもんは寝れないんだからしょうがないんですけど・・・
なんていうことは、お利口さんの私は口が裂けても申しません。
母親の目を盗んでは布団から抜け出したり、ごそごそ転げまわったり、母親の神経を逆なでするようなことを存分にやりながら、やがて眠気が訪れるのをひたすら待ったものであります。健気な子でありました。
そんなある日。
私はまたいつものように、夜が更けても更けても、らんらんと冴えた目をぱっちり開けたまま、眠らずにがんばっていたのでございます。
すると、どこからか聞きなれない妙な音が聞こえてまいりました。
「ピリリ~リラ~♪ ピリリリリラ~♪」
不思議な節回しです。何の楽器でしょうか。聞いたことのない音色でした。
「おかーさん、あれなあに?」
無邪気に尋ねる私に、母はこう言い放ちました。
「・・・あれはねえ・・・」
「うん」
「あれは・・・ 夜寝ない子をさらいに来る人だよ」
ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!
それからというもの、私はあの音色を聞くたびに恐怖に震え上がり、聞こえているあいだはぎゅっと目を固く閉じ、微動だにせず、「自分は眠っている!」とひたすらアピールするようになりました。トイレに行きたくなっても、「今行ったらさらわれるんじゃないか・・・ というか、私が布団からいなくなったら、母は私があいつにさらわれたと思って心配するんじゃないか・・・」などと考え、なかなか行けない日もあったほとでございました。思い出しただけで泣けてきます。
ちなみに、母親から教えられたその「子さらい」の名前は「ぴっぴ」です。
長靴下の女の子の名前のようなアクセントの置き方ではなく、「ぴっ↑ぴ↑」です。
「早く寝ないと『ぴっ↑ぴ↑』が来るっ><」
私は毎夜恐怖に震えながら布団に入ったものであります。
しかし、そんな呪縛もやがて解ける日が来ました。
ある日テレビで「おかあさんといっしょ」を鑑賞していた私は、じゃじゃ丸のこんなセリフを耳にします。
「今日はらーめん屋をやるぞ!」
そう言ってあのネコだかアライグマだかなんだかよくわからないイジワルだけと憎めない奴は、おもむろにラッパのようなものを取り出し、それを高らかに鳴らしたのです。
「ピリリ~リラ~♪ ピリリリリラ~♪」
!!!!!!!!!!!!
「ぴっ↑ぴ↑」だ! な、なんでじゃじゃ丸が「ぴっ↑ぴ↑」を・・・
私は激しく混乱しました。
そして、「これは何かの間違いである。きっとじゃじゃ丸がなんか間違えたんだ」、そういう結論に至りました。
しかし、その後もテレビなどであの独特の節回しを耳にする機会は増えていき、私もアホではないのでうすうす勘付き始めます。
そして、ある日思い切って母に尋ねたのでありました。
「・・・おかーさん、・・・あのさ、『ぴっ↑ぴ↑』ってさ・・・ホントは・・・ら、らーめん屋さんじゃないの・・・?」
はっ! あなた、どうしてそれをっ!!!!
みたいなことには当然ならず、母はあっさり「そうよ」と認め、私の呪縛は解かれたのでありました。
大人というのはときに、軽い気持ちで子どもに事実と違うことを吹き込むものです。
それが招いた悲劇・・・
幼少の頃の私の体験を通じ、皆様の心に刻み付けていただくことができれば、本望でございます・・・
こんな悲劇をっ >< もう二度とくり返さないためにっ ><
で、某所で盛り上がっていた話題はこれ。
歌いだしがね・・・w
某船長、ネタぱくってすみませんw
でも未だにプチトラウマですよ、ほんとにw
本物聞くとなんかちょっと怖いもんw
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