こんばんは。


3月12日に実施されたJRのダイヤ改正で北陸特急から「雷鳥」が


なくなり、高山線からはキハ58が引退した。


「食パン」こと419系も新型車両の投入に伴い引退することになった。


恐らく今頃北陸線には残念ではあるが、食パンは走っていないだろう。


食パンは元々



イキルワケ


↑昼間は座席車で、夜間は寝台車で走ることが出来る583系だった。


しかし、583系の活躍の機会は国鉄末期徐々に縮小され、


廃車も相次いだ。


そうした中、国鉄末期地方都市を中心に列車の本数を増発し、


利便性をよくする、いわゆる「シティー電車」が始まった。


当時の国鉄の財政状況は非常に逼迫(ひっぱく)しており、


新型車両を作って投入するほどお金には余裕がなかった。


そこで、不要になった583系を近郊型改造した上で、


仙台周辺、北陸、九州へと配置した。


仙台と九州に配置になった車両を715系と称し


北陸に配置となった車両が419系と称した。


顔や形、基本的な性能は同じだが、715系と419系の違いは


直流でも走れるか?である。


前者は交流電車で、後者は交直流電車となっている。


715系については詳しいところまで知らないが、419系については


1984(昭和59)年に583系から近郊型改造(419系化)が行われ、


1985(昭和60)年春から北陸地方で走り出した。


419系自体、私と”同級生”である。


「自分が生まれた年に製造された新形式車両は?」


と聞かれたら、419系や京阪電車の600形くらいしか出てこない。


これがあと1~2年程度遅いと、205系や211系と言うんだろうが・・・。


話が少しそれたが、715系も419系も10~15年程度使用することを


前提に作られ、改造規模は小規模に留まっている。


715系自体は1990年代後半に消滅し、新型車両に置き換わっているが、


419系については今まで新型車両に置き換わることなく今年春まで


走り続けた。最近の419系を見ると、「疲れている」と言う感じがし、


「そろそろ引退したい!」とそれ自身が言っているような感じもした。


「雷鳥」やキハ58のように「お別れセレモニー」のようなイベントは


企画されていなかったが、ある程度以前から


「419系は2011年春まで」と言うウワサはあった。


”同級生食パン”に乗れるのは、泣いても笑ってもこれが最後。


そんなつもりで3月3日(木)、4日(金)北陸へと行った。



イキルワケ


↑以前撮った写真だが、静岡5:01発127F岐阜行きは


大垣の313系(転換クロス車)で運転される。


これに乗り豊橋を目指す。


米原到着までは「お休みタイム」なので、寝たり起きたりを繰り返す。


豊橋からは7:08発2503F大垣行き快速に乗り大垣へ。


大垣でトイレ休憩後、8:50発2107F米原行き特別快速


(岐阜~米原間は各駅停車)に乗り換え。


先行する貨物列車が遅れて通過していったため2107Fは


大垣を3分遅れで発車。そのままの遅れで米原に到着。



イキルワケ


↑米原からは9:40発139M敦賀行きで北陸へと入る。


521系の2両で、福井地域鉄道部所属の車両である。


この列車は以前にも乗ったことがあり、終点敦賀でお客を一旦降ろしたあと


敦賀始発の10:42発241M福井行きも同じ車両で走る。


今回もそういうことか?米原発福井行きの普通列車である。


521系が止まっているホームの反対側には?



イキルワケ


↑新型車両の225系がいた!


回送で車庫に引き上げるようだったが、車内を簡単に見てみると、


JR東日本のE233系と雰囲気的には近い。