講談社は20日、15日に発売された京極夏彦さんの小説「死ねばいいのに」を電子書籍化し、米アップルの新型携帯端末「iPad(アイパッド)」など向けに6月上旬から配信すると発表した。同社によると、大手出版社が文芸書の新作を電子配信するのは初めて。

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 価格は単行本1785円に対し、アイパッド版は900円(発売開始2週間は700円)。アップルの多機能電話「アイフォーン」版やパソコン版も同価格で、携帯電話向けは1章105円(全6章、第1章は無料)。

 京極さんは「紙の本の発売とほぼ同時にアイパッドが登場することになり、実験台を買って出た」とあいさつ。野間省伸副社長も「新たな手段で作品を読めるチャンネルが増える」と、出版市場の活性化に期待を示した。同社は近く、五木寛之さんの小説「親鸞」を、秋には京極さんの次作を電子書籍化する予定。

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