2014年07月28日

絶妙な流れと最後の山越え

テーマ:台湾編

【これまでの総歩行距離(海外+国内)】約21,300km
【あゆみと歩いた距離】5,887km
【台湾で歩いた距離】627km

【記事内の行程】宣蘭県大同郷 獨立山→(25km)→明池→(19km)→桃園県復興郷 巴陵

【現在地】フィリピン マニラ市 

(台湾徒歩縦断の旅は終了)




台湾の滞在は期限ぎりぎりの90日。

ついに台湾を出国したが、ブログはなかなか台北に辿りつかない。

もう少々お待ちを。



疲労回復のため、一日で歩ける距離を2日かけて歩き、獨立山という所まで歩く。

これから最後の山越えが控えているのだが、さらにもう一つ問題があった。


梨山か南山の銀行ATMでお金を下ろそうと考えていたのだが、どちらでも下ろせなかったので、手持ちのお金が残り少ない。

コンビニがあればATMで下ろせるのだが、山越えルートにはしばらくコンビニもない。

また携帯電話の期限が切れていて中華電信にも行きたい。食料も乏しいから買い出しもしたい。

かと言って、最寄りの都市である宣蘭市の方まで行けばその分引き返してこなければならないし、

平地でもう一泊することになって暑いし、ここまでくれば早く台北に近づきたい。

かくなる上はリヤカーを何処かに置いて、バスで宣蘭まで出て手早く用事を済ませてとんぼ返りしてくるか。

「効率的にテキパキと行動」

それが2人の一番苦手とするところだからちょっと厳しそうだ



この日は順調に午前中にキャンプ予定の中学校近くまで来た所で声をかけられた。

声をかけてくれたのは台湾電力の人だった。


お茶でも飲んで行きなさいと言ってくれてるので、せっかくだからいただくことにする

台湾電力
私達の話をきいて、何だかすごく喜んでくれている。

私の隣の人が中央からここの事務所に視察に来ているような雰囲気だ


台湾電力

事務所前で記念撮影。

そして宣蘭に行くことを話すと、なんとこれから宣蘭に向かうから車に乗せて行ってあげよう、と言う話に。

こんな好都合な話があっていいものか?

リヤカーも事務所敷地内に置かせてもらえることになって、そのまま車に乗せてもらう


宣蘭へ
宣蘭へは結構な距離があって、車でも時間がかかったから、もし一日に二本しかないバスで行ってたらどんなことになったか。


そして、車はまずコンビニに寄ってくれてお金を下ろし、バスターミナル前を通って場所を確認させてもらってから、

中華電信前で降ろしていただいた。

これは理想的な順番で、私が中華電信で電話のSIMカード更新手続きをしている間にあゆみが買い出しを済ませ、一目散にバスターミナルへ。

獨立山を通る最後のバスの出る10分前にバスターミナルに到着した。


恐らくこの一連の流れるような行程以外に私達が明るいうちに獨立山に戻れる可能性はなかったと思う。

帰りのバスはないから帰りはヒッチハイクしかなかっただろうし、下手すれば宣蘭のホテルに泊まることになっただろう。

これも全て台湾電力の皆さんのおかげだ。本当にありがとう。

それにしても運の強い二人だ



テント

バスで獨立山に戻り、台湾電力の隣の中学校でテントを張らせてもらえることになった

テントで落ち着くと、ほんの数時間前にここに着いたばかりなのに、宣蘭へ往復し全ての用事を済ませて戻ってくるという

離れ業が信じられない思いだ



國中
7月に入り小中学校は夏休みに入っていて、陸上部の生徒だけがトレーニングをしていた。

皆なかなか良い体をしている



夜
夜にはバイクで来た二人連れが近くにテントを張り、私達を夕食に誘ってくれた。

山登りに行った帰りらしく、食料も余るからといろいろ食べさせていただいた。



朝
翌朝には近くに住む人が早朝から来て、ミネラルウォーターのボトルや産みたての卵、そしてライチを差し入れしてくれた。

毎日毎日優しい人にしか会わないぞ。

いいのか?こんな恵まれた旅で。

いいことにしよう



これで最後の難関も越えられそうな気がしてきた


道

標高300m。

ここまで下がったのは太魯閤出発前以来だ。

汗がじっとりとにじむ



上り口
ここから一気に標高1,200mまで上る。

山越えの前なら問題なく越えられただろうが、疲労が蓄積してるのだけが少し心配だ




谷
谷のスイカ畑を見下ろしながらリヤカーを押す



上る

角度も急だ。



ヘアピン

地図でヘアピンカーブの数を数えたら全部で27個。
最初の10個までは上っても上っても数が減っていかない気がしてきつかった。

半分の14個くらいになるとようやく気分も少し楽になる。
でもまだまだ先は長い。

27個目を過ぎた時は心底ホッとした。

まだまだ距離はあるものの、後は緩やかな上りのみ


見下ろす

スタートした谷が遥か下に、通ってきた道が右手に見える


ついに目的地の明池(ミンチー)に到着。

地図には派出所とあっても閉鎖されていたことが何度もあったから、今回は確かにあることを確認してあった


駐車場
他にテントが張れそうな場所は全く見当たらず、派出所に行ってみるとパトカーを置く駐車場に張らせてもらえることになった。



警察官と

この人がお巡りさん。お世話になりました。


差し入れ果物
派出所を訪ねてきた人にいただいた差し入れ。

マンゴーとバナナと龍眼

龍眼は名前は知っていたが食べるのは初めてだった。

ライチに似ているが、小さくて、種はおおきい。ライチの野生版みたいな感じか。


しかし太魯閤を出発以来、毎日なんらかの果物を食べている。

無くなりかけたな、と思うとまた別の果物をいただき、一日として果物が切れた日がないほどだ。


何度も繰り返してしつこいようだが、台湾人の親切さは驚くほどである



スクーター犬2

バイクで来ていたカップルが私達に声をかけてきた。

どうやら私達のことを知っていたようで、よく聞いてみると天祥やの派出所での話が新聞に載っていたとの話を初めて知った。


それより気になるのは足元の犬だって?
実はこの光景は台湾では特に珍しいものではない



スクーター犬
足元に犬を乗せたスクーターは町でもよく見かけるし、スクーターで犬連れで旅行している人もたまに見かける。

犬もよく黙って乗ってるな、とかんしんする。

台湾の犬は我慢強いみたいだ




桃園県へ
翌日峠を越えてついに桃園県に突入。

もうほとんど上りはない。



立体図

ついに文字通りに最後の山を越えて、台北が目前に近づいてきた。

うん、今回ばかりは二人とも珍しく頑張ったな。



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2014年07月26日

暴走キャべトラとバカわんこ

テーマ:台湾編

【これまでの総歩行距離(海外+国内)】約21,200km
【あゆみと歩いた距離】5,843km
【台湾で歩いた距離】583km

【記事内の行程】宣蘭県大同郷 南山→(12km)→四季→(13km)→獨立山

【現在地】新北市淡水 (台湾88日目 台湾徒歩縦断の旅は台北にて終了)




台湾出国期限まで残りわずか。

昨日は日本からの友人と一緒に初めて台北のシンボル「台北101」を見に行った。

と言っても5階まで。展望台は500元もしたので却下。

でもこういう機会がなければ最後まで見に行くこともなかったかもしれない。

とにかく出不精な2人だ。








急な下り坂をリヤカーに引っ張られつつ歩いて南山の町に到着。標高は1,200m。

標高が下がってくると気温も徐々に上がってくる。

思っていたより小さなこじんまりとした町で梨山の方がずっと大きかった。


キャベツ

この辺はキャベツの産地のようでどこに行ってもキャベツが目立つ




この町を出た後もしばらくは下り道ばかりが続くけど、その後にもう一つ最後のキツい上り道が残っている。

体や足の疲れ具合から言って、このままの調子で歩き続けると一気に上り切れる自信がない。

この辺でゆっくりしたい所だけどこの町はどうだろう?


國小
テントを張る場所はすぐに見つかった。

またも小学校にお願いした。

でもテントを張れるのは午後5時をまわってからだそうだ。

2泊させていただくことになったが、翌日はテントを片付けて夕方までは何処かに居なければならないということだ。

まあテントが張れるだけいい。


あゆみが学校のトイレから戻って来て言う。

「トイレでふみさんが大好きな物を見つけたよ」

トイレで?いったい何だろう?


行ってみると確かにそこには私の大好きなものがあった。


あったのは台湾立体地形全図


立体地図

私は地図が大好きで特に地形図、中でも一番好きなのが立体地図だ。

立体地図だと今まで歩いてきた道や川筋、峠などが手に取るようにわかって楽しい



立体地図

険しい中央山脈と、手前の海岸沿いに細長く続く海岸山脈、その間に挟まれた花東縦谷(花蓮から台東まで続く谷)の

特殊な地形もとても分かりやすい


ああ、この地図欲しいなあ

台北に行ったら売って無いかなあ


それとは別に小学校の校舎の壁には大きな世界地図が貼られていた。

世界の国々の名前を漢字で書くとどうなるのか、それだけでもなかなか興味深いものだ。


で、日本は、というともちろん「日本」なのだが


日本地図

日本で書かれていた地名は首都の「東京」と「北海道島」のただ二つ。


台湾人の日本人好きはかなりのものなんだけど、とりわけ大人気なのが「北海道(ペイハイタオ)」だ


あゆみが三ヶ月の台湾滞在中に覚えた数少ない中国語のフレーズの一つがこれだ


「我的故郷是北海道(ウォーダクーシャンスーペイハイタオ)」

それを聞くと台湾の人は目を輝かす「ペイハイタオ!」


よせばいいのに私も付け加える

「我的故郷是四国(スークォ)」

「徳島」と言っても絶対わかってもらえないから「四国」と言うんだけど、そこで大抵の人の視線は宙を泳ぐ

ふーん、スークォ・・




まあ、そんなことはさておき


次はシャワーだ。

小学校では浴びられず、派出所にもシャワー設備はなかった。

ガソリンスタンドにもなく、結局教会で使わせてもらった。




寝る場所が確保できて、シャワーが浴びられたら、残るは食事だけだ



レストラン

あゆみがお気に入りの場所を見つける。

彼女が重視するのは味以外には清潔感だ。
その店しかないならばどんな店でも入るが、選択肢があるなら清潔感のある店を選ぶ。
もちろんトイレの有無も重要だ



店のおっちゃん夫婦と

この店のおっちゃんは少し日本語ができて、なんやかんやといろいろと世話を焼いてくれた。

店はいつも忙しく、奥さんは働きづくめのようだ。

奥さんは壁の写真に飾られているように、昔は映画に出演したこともあるんだそうだ。

そして、おっちゃんは世話焼きではあるが何だかそそっかしくて、店でちょっとした騒ぎもあったのだが、

何と前村長であり、その前は大同郷の郷町でもあったと出発時に聞いて驚いた。
出発の時にはジュースやらいろいろ持たせてくれた上に、朝食代も払わせてもらえなかった。

おっちゃん、ありがと!


学校より

小学校校庭の端からの景色。 

畑が多い



南山をでる

南山の町を後にして谷をさらに下り続ける




モニュメント

町の入口に立っていたモニュメント






キャベツ2
とにかくキャベツだらけだ



キャベトラ

収穫したキャベツを積んで高速で走るトラック。

その中に一部、狂ったようなハイスピードで走るトラックが居て、私達は

「暴走キャベトラ」

と呼んでいた。


暴走キャベトラが近づいてくると轟音と軋るブレーキ音ですぐわかるので私達はできるだけ道路の端に寄り、

停まってトラックが通り過ぎるのを待つ








キャベツ

キャベツの積み方は結構いい加減で、収穫されたのをそのまま積み上げているだけのようだ




落ちたキャベツ

暴走キャベトラが落としていったに違いないキャベツが転がっていることもある・・・



スプリンクラー

さらに下っていくと谷を埋め尽くしているのはスイカ畑と変わった

畑の中でスプリンクラーが螺旋模様を描いている



さらに標高が下がり、段々暑くなってくる。

まだ少し足が痛いし、この日はあまり歩かないことにした。

四季という小さな町に到着。



とりあえず衛生所(日本の保健所みたいなもの)の前にリヤカーを置かせてもらって町を見てみたが

食事のできる店はなかった。南山で買っておいたカップラーメンでも食べるか。


すると衛生所の人が声をかけてくれた

「シャワーを使いたくない?」

なんと、向こうかシャワーの申し出があるとは。ありがたや


保健所前

その後キッチンも使わせてもらって、さらに建物の前にテントまで張らせてもらえることになった


昼食

差し入れもいただく




昼寝

そして昼寝。テントの中は少し暑いが寝られないほどではない。


ん、テントの奥の動物の姿に気が付いた?

このわんこは町の派出所に立ち寄った時からずっとついて来た野良犬だ。

餌をやる訳でも構ってやった訳でもないのに、まるで私達の飼い犬の様にピタッと付いてくる



私は犬が好きなのだが、情が移ると別れる時に寂しいし、犬の方はもっと悲しいだろうから

野良犬に餌をやったり、可愛がったりしないようにしている


でも追い払ったりはしなかったので、番犬のようにずっと傍で控えているので、皆にその犬は私達の犬か?と聞かれた


雨がポツポツきたので屋根のある小学校にテントを移動させてもらった

相変わらず離れないわんこ


キャンプ

絶えず寄ってくる蚊や蝿をいつもバクっと噛もうとしている様がバカっぽくて私に似ていると言って、

あゆみはその犬を「バカわんこ」と呼んでいた


何処かに行くと心配そうに付いてくる



バカワンコと
戻ると寄り添うようにピタッと足元につく。

絶対元は飼い犬だったに違いない。

ついて来たのは私達が追い払わなかったから、そして他の人の様に車に乗って去ったり、家の中に入ってしまったりしなかったから。

私達が消えてしまわないことに一縷の望みをかけたのかもしれない。


もし明日ついて来たらどうしよう。

可愛らしくて愛おしくても撫でてやる訳にはいかない

望みを持たせたら余計悲しませるだけだ。


夜は当然の様にテントの横で眠り、朝も当たり前の様に私達に付いてくる



ちょっと惜しい
一晩厄介になった小学校の正門横の石。

なんか惜しい


前を行き、後ろを行きしていたバカわんこが町から遠ざかると前に来なくなった。

決して振り返らない様に早足で進む。

後ろで頭を傾げてこちらを見ているわんこの姿が目に浮かぶ


良かった。町から去るほどの勇気はなかったようだ。

安心すると同時に一抹の寂しさを感じる。

「あのバカわんこなら連れて帰って飼ってやりたいね」

全く同感だが、動物を飼えないのが旅人の宿命なのだ


元気で居ろよ、バカわんこ





谷
谷を埋め尽くしているスイカ。
洪水が来たら恐らく全滅だろうなあ



西瓜

スイカ畑ばかりを眺めながらどんどん下る


標高も500mを切り、蒸し暑くなってきた





ルート

谷をどんどん下って、そのまま平野まで出ると宣蘭の町。

だけど山越えをして西を目指す。

この暑さを考えると台北までできるだけ平地に出ずに山の中を歩きたい


台湾地図

進んだのは2日合わせて25km。





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2014年07月24日

梨山から南山へ

テーマ:台湾編

【これまでの総歩行距離(海外+国内)】約21,200km
【あゆみと歩いた距離】5,791km
【台湾で歩いた距離】531km

【記事内の行程】台中市和平区 梨山→(25km)→黄万春→(23km)→宣蘭県大同郷 南山

【現在地】新北市淡水 (台湾85日目 台湾徒歩縦断の旅は台北にて終了)



台湾の歩き旅が終わってから、新竹、台中を訪ねたりと慌ただしく時が過ぎ、ほとんどブログを更新することもできなかった。

昨日は台風が台湾に上陸してたし。


今日も、台湾ではもう6度目になるスライドショーをしたり、日本からの友人を迎えたりで相変わらずバタバタした日々は続くが

何とか少しずつ更新していこう







30kmの下り道を歩いてたどり着いた梨山。

ホテルに泊まって休養をとると決めた以上、一刻も早くホテルの部屋に落ち着きたい。

腿も張ってるし、体もだるい。


梨山のホテル
しかし梨山のホテルは私達の予想以上に高かった。しかもその日は土曜で週末料金で数割増しだ。

疲れた体に鞭打つて他のホテルも見に行く。

うーん、さらに高い。

結局最初に行ったホテルがまだ安く、部屋も綺麗だということがわかった。

でもまた戻るのか?

坂を下ってきたから戻るということは坂を上りなおすということだ。

辛いけど仕方ない。

ヘロヘロになってリヤカーを押して元のホテルに着き、やっとシャワーを浴びて綺麗なベッドに横になることができた。

これは誰が何と言おうと幸せな瞬間だ


元気が戻ってくると次は腹が減る


マンゴー食べる

途中でいただいたマンゴーを、風呂場で私達の洗濯バケツの蓋の上で切って部屋で食べる

部屋中にマンゴーの甘い香りが漂う




翌朝目を覚まして窓の外を眺めると


梨山からの雲海

谷に雲海が出ていた

思っていた通り良い眺めだっ。窓際の部屋で良かったな


足はまだ痛い。
休養日で良かった。これで歩くのはちょっとキツいところだ


果物屋

梨山は高山茶とともに果物でも有名で数多くの果物屋が並んでいる


黒猫

こんな所にもクロネコヤマトが・・




町

梨山の町はなだらかな尾根筋の途中にある高原の町で景色も良く、標高は2,000mで夏でも涼しい。
台中と梨山を結ぶ一番近い国道8号線が、1999年の921地震で崩れて、未だに復旧されていないため、訪れる人も減ってしまったそうだが





続く尾根 町の目の前に続くなだらかな稜線。

この後、この尾根を下って谷まで下り、奥に見える反対側の稜線を上る。




下る

梨山に2泊して出発。

もう少し休養を取りたいところだけどホテルにもう一泊する余裕はないし、同じ町でホテル泊からテント泊に切り替えるのは

ちょっと切なすぎる。

でも下り道だし、景色は良いし、気分よくスタートした。

足もまずまず回復したようで、昨日のようにひょこひょこ歩きではない



なかなか気分の良い道だ。


国道は脇の斜面を下りているが、私達はかなりの急坂だがショートカットになる田舎道をとった。

地図では途中で国道に出られるようになっている



梨山を背景に

後ろに見えているのが梨山の町

下からの眺めもいい




断崖注意

これはなかなか生々しい標識だな




調子に乗ってどんどん進んでいたところに、下から来た車の人が言った

「道はないぞ」

「えっ?」

他にもいろいろ言ってくれるが、聞き取れるのは数語だけで

「下に道はない」

「上に5km行けば道はある」

というのだけはわかった


ルンルン気分から一気にテンションが下がる

あの急坂を登るのか?


諦めがつかず、近くを通りかかった人にも聞くがやはり同じことを言う


「はぁぁぁぁーー」

大きなため息がでる


引き返す

でも上るより方法はない。

上り始めると、溜まっていた疲労が一気に戻ってきた。

一時間ほど歩いてようやく国道に出る道を見つけた。


体力的にも精神的にも受けたダメージが大きい坂道だった





茶畑

気を取り直して国道を進む

茶畑が広がっている


高山茶いただく あゆみがトイレを借りた家で、「梨山高山茶」をいただく。すっきりとしていて美味しい!


ただ一人英語が話せた女性はとても美人だった。

北部の山地に住む原住民のタイヤル族(泰雅族)は美人が多いと有名らしい



すももいただく その後も道を下っているといろんな人が声をかけてくれる
この人達はすもも(プラム)をくれた






弁当

道端で、梨山で買っておいた弁当を食べる



すもも食う

プラムは今がシーズンのようで、甘酸っぱくて旨い



道路が全く無さそうな谷底や対岸でもお茶や果物が栽培されててどうやって収穫するんだろうと不思議だったが

その方法を見つけた

かご

こいつだ





ワイヤー
谷にはあちこちにワイヤーロープが延びていて、これで道路脇まで運んで、トラックで遠くの町まで運ぶのだ



尾根を下りきり、再び上りに。

下りは足が張るけど、やっぱり上りがキツい


町 ああ、こじんまりとしたきれいな町があるな。

でもあそこに下りたらまた上がってこないといけない



おばあちゃん 出会ったおばちゃん。

またプラムをいただく。

もう十分だと言っても、たくさんあるからとどんどん持たせてくれる




女人探偵

ところどころにある「女人探偵」の看板が怪しい


雲行きも怪しくなってきた。

あまり何もない所で、当てにしていた派出所は閉鎖されていた。

まずいぞ。
ここで雨に降られるとつらいな。




すももいただく

通りかかった車の人から再びプラムをいただく。

このお兄さんは宜蘭市の人で家に招待したいと言ってくれていたが、残念ながら宜蘭は通らない。

私達を見かけてわざわざどこかでプラムを買ってきてくれたみたいだ。


ありがたくいただいておこう。

よし、今日はプラムパーティーだ!!




小さな集落があって、そこにお寺を見つけた。

屋根もある。

あそこで聞いてみよう。




お寺

お寺の人は快くテントを張らせてくれた。

ああ、よかった。

やっぱり台湾の人って優しい



肉粽

夕食には、これも途中の道ででいただいたバーツァン(肉粽) 、インスタントラーメン

そしてたくさんのプラム。

お寺の脇のトイレを使って水浴びもさせていただいた




谷
翌日はありがたいことに峠まではなだらかな上りだった。

下りはきついが、その先に南山の町が見えている。

何とか頑張ってあそこまでいけばゆっくりできる。

想像以上に体に疲労が蓄積していることがわかったのでもう少し休養が必要だな

南山、良い町だといいなあ




3D地図

梨山からは谷間の道に入る。この道は宜蘭(イーラン)市まで続いているが、私達は途中で左の山を越える予定





台湾ルート図

ずいぶん山の中を進んでいる。

やっと台北も近づいてきたぞー





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2014年07月16日

梨山に至る長い道のり

テーマ:台湾編

【これまでの総歩行距離(海外+国内)】約21,200km
【あゆみと歩いた距離】5,770km
【台湾で歩いた距離】510km

【記事内の行程】南投県仁愛郷→(32km)→台中市梨山

【現在地】新竹市(台湾78日目 台湾徒歩縦断の旅は台北にて終了)



新竹からバスで台中に向かっている。
その経緯はまた後ほど。



で、話は山中に戻る。


今朝も早朝に出発。
今日は下りとはいえ、太魯閤(タロコ)に入って以来最初の町となる梨山まで30km以上の距離がある。
4日間の上りで疲れた脚にはちょっとつらい。

しかもあゆみは体調の悪くなる数日間に入った。まずいな



道
山が深いせいか大木が多い



下り道は足で突っ張りながら歩かなければならないので、脚に負担がかかる


梨山見える
7,8km進んだ所で遠くに集落っぽいのが見えた。

方向からすると目的地の梨山の方だ


差し入れこの日もまた通りかかったバイクの人などにお菓子を頂いた。


遠景
うん、やはりあれは梨山の方向だ。

町はあの裏っ側かな





茶畑

斜面にはお茶畑が。

梨山や大禹嶺は高山茶の産地で有名な所だ。

しかしよくこんな急斜面に作るなあ。

ここはまだ道から近いからいいけど反対側の斜面なんか道も無いのにどうやって収穫するんだろう


茶畑と梨山
梨山が少しずつ近づいてきて、もうすぐそこに見えるようになった。

しかしそこからが長かった。

それもそのはず、これからまた逆方向の谷に向かって歩くのだ




工事待ち
しかもこの辺には工事現場がたくさんあった。
ここは通行制限があり、一時間に10分しか通れない。
タイミング悪く、まだ30分以上は待たなければならない。
あゆみはしんどそうだ


土砂崩れ跡

対岸から見た所
こういった土砂崩れの跡はあちこちに見られる。

やっと通行が出来る時間がきたが、
停まっていた車の列30~40台が一斉に走りだし、砂埃がもうもうとしてる中を歩く




待つ
しばらく行くとまたも工事現場が。
しかも今回は通行制限が始まったばかりで、まだ車の列もない。つまり50分間は待たなければならないということだ。
こうなれば腰を据えて待つしかない。

警備係のおばちゃんがアイスをくれ、食べながら待つ。




現場
これが現場。コンクリートの吹き付けをやっているが、ほんの応急処置に過ぎないように見える。
上の方は手付かずで、ちょっと大雨が降ればまた全部埋まってしまいそうだ




監督
車の列も多くなり、警備係のおばちゃんや待っている車の人、現場監督が雑談をしている。
日本では有り得ない光景だ。
台湾では初対面の人同士でも気軽に話をする。
急いでいる人も居るだろうが不平を言う様子も見られない。

台湾人についての私の個人的印象を一言で言えば「寛容」である(「親切」は言うまでも無い)。
良くも悪くも。
歩いて旅してる分には良い部分しか目に付かないが、生活するとなるとまた違ってくるかもしれない


差し入れ


警備係のおばちゃんは日本にも行たことがあって、私達の旅の話をすると
「一番だねー」
と桃をくれ、車で待ってた台北の会社の社長さんはなんとマンゴーをくれた。
わーーい!


歩く
制限が解けて歩き出す

あゆみはずいぶんきつそうだ。

車の列を避けつつ間を縫って土埃だらけの道を急いで進んでいると、いきなり体に水がかかった。
道端の水道管に穴が開いて水が吹き出していたのだ。
急いで通り抜けつつ、後ろを来るあゆみに声をかける
「気を付けて」
「えっ」
と言ってあゆみが立ち止まった所はちょうど破れ目の真ん前だった。
「わー、なにこれ?」
あゆみは運悪く頭から水を浴びてしまった。

声をかけない方が良かったな。もう遅いか

濡れると埃が服にくっつく。
あゆみの一番嫌いな状態だ


到着
ついに到着。

私も腿やふくらはぎが筋肉痛で、しかも
汗まみれの上に埃まみれだ。
休養も必要だし、ここでは奮発してホテルに泊まろう

そしてこの町でちょっとゆっくりすることにしよう。
景色も良さそうな町だし



立体地図
よし、これで最大の難所は越えたぞ。
山中の道はまだまだ続くけど。



ルート図
ずいぶん山の奥まできたな




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2014年07月15日

新聞記事の大きな反響!

テーマ:台湾編

【これまでの総歩行距離(海外+国内)】約21,100km
【あゆみと歩いた距離】5,738km
【台湾で歩いた距離】478km

【記事内の行程】南投県仁愛郷→

【現在地】新竹市(台湾77日目 台湾徒歩縦断の旅は台北にて終了)





一昨日の朝、台湾徒歩縦断の旅を終え、とあるホテルで泊まっていたのだが、一本の電話で目を覚ました。

電話は片言の日本語で、私達はその日の新聞に載っていることを知ったのだ。


{A653A48F-3E78-430E-82A8-0ACC7BF4F506:01}

台湾の新竹市在住の日本人、庄野さんに日本語に翻訳していただいたので、掲載させていただこう

日本人徒歩台湾縦断、台湾人の人情厚さに感激

台湾で最も美しい景色は人情です。

日本からの児玉夫妻は僅か手押し車一台で3ヶ月を掛けた台湾一周旅行を計画。

5月11日屏東県鵝鑾鼻(オランピー)岬を出発。毎日7~8時間花東街道を北上。路上、食料、飲料等の

もてなしを受けながら2人して昨日、暑い新北市を通過。"台湾人はすばらしい"と感動している。

48歳の児玉文暁さんは小さい時から世界一周の夢があり、1995年に初めて徒歩旅行を決行以来、

ポルトガル、スペイン、フランス、スイス、ウルグアイ、アルゼンチン、チリ、ニュージーランド、

オーストラリアを踏破。2005年に帰国後、手押し車にテント、食材等生活必需品を積み、自炊しながら、

都会、観光地を避けて日本各地の人情風情と触れ合いながら日本縦断省エネ旅行に出発。

2006年児玉さんは北海道旅行中に奥さんのあゆみさんと知り合い、あゆみさんは2年後に職を捨て

2人での日本縦断旅行が始まった。1年の内3ヶ月は旅行、9ヶ月はスキー場、旅館、酒蔵、等で

アルバイト。

昨年末沖縄で結婚式を挙げ、台湾は結婚後初めての旅行先、言わば、新婚旅行先である。

児玉さんは9年前台湾旅行の経験があり、台湾人の熱情と友情に感動、今回は奥さんを伴っての再挑戦。

花東街道を北上しながら原住民の歌や踊りに触れ合ったり、太魯閣(タロコ)の風景を楽しんだり、

花蓮の吉安小学校で講演をしたり、旅を楽しんだ。

北上時、花蓮から4日かかって手押し車を梨山(海抜3,000m)まで押し上げ、現地人から果物を送られて

激励された一幕もあった。

"実は私旅行はあまり好きではないんです。旦那さんと知り合ってから一切が変わりました。不思議なものです。"

あゆみさんは少しの英語とボディーランゲージを通して、台湾人は非常に親切な事、途中は大部分、

小学校や派出所に宿泊させてもらった事、道々出会った多くの友達、食べ物やお茶を頂いたり、

"がんばれ"と励まして頂いたり日本ではなかなか得難い経験でしたと言っている。

ご夫婦は台湾の夜市が大変お気に入りで、特に臭豆腐と台湾ビール、中でも台湾人の人情味が一番

好きだと言っていた。

自由新報 台北報道 記者 頼」





その新聞記事を読んで感銘を受けた息子に変わって電話をかけてきたお婆ちゃんらしい。
新聞記事を届けると同時に私達を昼食に招待したい、とのことだった


そして現れたのが施志平さんだった

施さんは登山をしたり、8年前に中学生だった息子と一緒に自転車で台湾を一周したりして、

最近も半月ほど東京に旅行に行っていたそうで、そういうこともあって私達の旅に共感してくれたようだ

昼食に餃子の店に連れて行ってもらったのだが、その時に施さんは前日の新聞記事さんにも連絡を入れていて一緒に昼食をいただいた。






昨日、再び電話で目を覚ます。
新聞記事を読んだ人が食べ物の差し入れをしたいと言うのだ

そしてその日の新聞にもまた私達のことが掲載されていたことを知る



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それは昨日の施さんとのことだったのだ


その後、新聞社から連絡があり、記事の反響が大きく、私達の連絡先を知りたいという電話が何件も入っていて教えても構わないか?
というものだった。

そして遠く高雄からも招待したいという電話もいただいた。
高雄は少し遠いし、台湾縦断の出発前に旅の準備のために立ち寄って一週間ほど滞在していたこともあって、辞退させていただいた。

しかしありがたい話だ。


台湾の皆さんの温かい人情を受けつつ、自由気ままに旅を続け、そのことの記事でまたさらに親切な申し出をいただく。

何だかバチが当たりそうなほど恵まれているなあ




ちなみに最初の記事の
「3ヶ月歩いて9ヶ月仕事する」
は本当は
「3ヶ月仕事して9カ月歩く」
で、元記事の段階での勘違いである。

まあ普通そう思うわな・・・





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2014年07月13日

4日連続の上り坂

テーマ:台湾編

【これまでの総歩行距離(海外+国内)】約21,100km
【あゆみと歩いた距離】5,738km
【台湾で歩いた距離】478km

【記事内の行程】花蓮県秀林郷 碧緑神木→(16km)→大萬嶺→南投県仁愛郷

【現在地】新北市三重区 (台湾75目 台湾徒歩縦断の旅終了)




ついに台北(のすぐ横)まで歩いて台湾徒歩縦断の旅は昨日で終了!

やっぱり平地は暑かった。

太漢渓(川)沿いの自転車道を歩いてたんだけど、日陰が無く、暑さに負けて便利商店(コンビニ)で休憩。

その時に流れで新聞の取材を受けることになって、それが早くも今朝の新聞に出てた



{6F66E773-0922-4F29-BDC8-91A267DC36B2:01}
いやあ、最後まで中身の濃い日々だった。
台湾の皆皆様、非常感謝!




でも、話は2週間前にさかのぼるのだ。




早朝、碧緑神木を出発する。

標高2,150mの朝は少し肌寒い。

連続四日目となる上り坂。
足も重くなってきて力が入らないが、今日の高低差は500mくらいのはずで、これまでよりは少ないからなんとかなるかなあ


谷
これまで通ってきた谷が重なりあって見えている

あの谷の奥に見える山のさらにずっと先から歩いてきたのだ


崖
切り立った岩の崖



途中で下り坂になる。
上り道の途中の下り坂はあまり嬉しくない。
下りた分は確実に上らなければならないからだ


だらだらと長く下った後、また上りがあって、關山の集落に着いた。
ここにはガソリンスタンドと派出所があることは知っていた。
前日はシャワーが浴びられなかったので期待が高まる

 

派出所
きれいな派出所があった

入口の横の壁にはなんと水やシャワーの提供のことが書かれてる。

恐る恐る聞いてみると、OKが出た!
やったー!

あゆみはさらに食い下がって洗濯機まで使わせてもらえることになった
さすがは洗濯が命のあゆみだ


お巡りさん
台湾の警察官はとっても親切でフレンドリーだ。
ありがと~、お巡りさん





(その時のことや天祥の派出所でのことが実は新聞に掲載されていたことを2週間後の今日初めて知った)




桃
今日もまた通りかかった車やバイクにいろんな差し入れをいただいた。
この夫婦からは美味しい桃を。



2,500m
またも上り続けて、とうとう標高2,500mに到達!

ここまでくればしめたもの。後は惰性でもなんとか乗りきれる!!





峠着
そして、ついに峠のある大萬嶺(ターユーリン)

上りきったぞ~!






だが、しかし。
実はこの時、あゆみには峠で留守番してもらって、私一人で近くの山に登ってくることを考えていた。



その辺に見えてるあまり知られていない山でさえ、日本で富士山の次に高い北岳(3,193m)よりもずっと高いのだ。

わりと近くにある合歓山は道路から片道1時間ほどで登って来られて標高は3,422m。

脚は痛いが、空荷ならそのくらい行って来られそうだ。

そう思って調べてみると、山の上り口までが片道11kmある。
今から往復22kmプラス登山?そりゃ、余りにもしんど過ぎるな。


じゃ、もっと近くの山は?
上り口がここから近い山だと登山に片道数時間かかる。
もう一日余裕があれば行けるけど、明日は30km歩かなければならない。

諦めよう。まあ昨日歩きながら思い付いたことだし。

バスで行けば登れないことはなかろうが、ピークだけに登ることにはあまり興味はない。
山に登るのなら全てを歩きで、0mから頂上までを自分の脚で登りたいのだ。

ちなみに私が今まで0mから登った山で一番高い山は標高6,960mだ(これはちょっと自慢・・)



私が登山のことを考えて調べている間、あゆみは着々と実務を進めていた



道端へ
なんか道端の奥に歩いていくぞ
あんな所に何があるんだ?



電柱と洗濯物
なーんと。


道端の電信柱の影にあったのは派出所で洗濯させてもらった洗濯物だった。
あゆみの特に大嫌いなことの一つは、洗濯した物を干さずに濡れたままにしておくことだったのだ



私も登山は無理だとようやく見極めをつけ、テントを張ることを考え始める。


峠は私達が思い描いていたような場所とは大分違っていた。

テントが張れそうな場所はバス停くらいだが、日が暮れる頃まではテントを張る訳にもいかないだろう。

疲れてるから早く横になりたいなぁ

仕方ない。少しだけ先に進もう




トンネルへ
狭いトンネルを抜けるとお隣の南投県だ




キャンプ

トンネルを抜けた所の脇にちょっとしたスペースがあって、そこにテントを張る。

台湾で屋根の無い所でテントを張るのは久しぶりで、たぶんまだ2,3回目だ。

恵まれてるな


洗濯物も堂々と干せる。

さあ、昼寝しよう!




峠へ
やっと一番キツい、4日連続の上り道が終わった。

これで明日、梨山まで歩けばひとまずは安心だぞ。

もう一息だ





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2014年07月11日

上り坂三日目

テーマ:台湾編

【これまでの総歩行距離(海外+国内)】約21,100km
【あゆみと歩いた距離】5,722km
【台湾で歩いた距離】462km

【記事内の行程】 花蓮県 秀林郷 慈雲橋→(21km)→碧緑神木

【現在地】新北市 三峡区(台湾73目)



18日ぶりについに平地に出た。
涼しかった山中の日々ともお別れで、新北市に入り、いきなり都市部に迷いこんだ感じだ。



さて、太魯閤からの上りの三日目


道
早朝に休憩所を出て出発。
標高1,000mを越え、ずいぶんと涼しくなった。
歩く日は大体5:00頃に起床している。
涼しいうちに歩くのが楽なのと、午後には大抵天気が悪くなるからだ。





歩き始めてしばらくすると、山の中に突然一軒の食堂が現れた。

山中の店
こんな所に??
道端に大きなトラックが何台か停まっている
トラックの運ちゃんが食事しに寄るのだろう。ちなみに台湾では運転手のことを「ウンチャン」という。
昔の日本語の名残だ



弁当を注文
看板に「弁當(ビェンタン)」とあったので昼食用に弁当を注文する。
が、中学生くらいの子供二人しかいないぞ!
手際も悪い。お母さんが留守で、代わりにやってるのかな?

時間はかかったが、無事出来たようで安心した




1,500m
よし、やっと標高1,500m。
でもまだ峠まで1,000m以上の標高差がある



昨日の道
前日歩いた道が下の方に見えている。
脚にも疲れが出始めているようだ




トンネル
狭いトンネル。ここに大きなトラックが来ると怖いので急いで通り抜ける



岩
岩を穿った道が続く


次のカーブを曲がったら、坂が少しなだらかになるかな

急坂
淡い期待を描いて曲がって、先に急坂が見えると萎える。

でも進むしかない



2,000m
よし、ついに2,000だ!
あと残り600mだ。
やっと登ってきたぞ、と言う気分になれた


この日は地図に書いてあった派出所で水をもらえないか、あわよくばシャワーも浴びさせてもらえないものかと期待していたのだが、
行ってみると閉鎖されていて、がっくり。


道端の休憩所で一息入れる!
岩の上に倒れ込むとあゆみが靴まで脱がしてくれた。ありがとー



ここで今朝、少女達が作ってくれた弁当を食べることにした

弁当
形はともかくたくさん詰まってる。
うんうん、いいぞ。少女達!



差し入れ
通りかかる車やバイク、自転車の人達が私達のリヤカーの文字を見て写真を撮りたがる。
この人達はいろんな物を差し入れしてくれた



お菓子
ライチに水のペットボトル、そしてお菓子類。
これらは花蓮のお菓子で、どう見てもお土産用に買ってきた物に違いない。しかも三袋も。
そういうものをポンとたまたま通りかかった私達にくれるのは、やはり台湾の人は底抜けに親切というか寛大というか、
やっぱりどこか違うなあ



ご神木到着
この日の目的地、碧緑神木に到着し、休憩所で昼寝する。
ここには地図でトイレがあることがわかっていたのだ


ここでもいろんな人に声をかけられ、写真を撮られる。
この日だけで10組以上の人達に写真を撮られたかな。

台湾の人にお世話になり続けている私達が出来るお返しと言えば写真に写ることくらいだ。
カメラを向けられたら快く受けることにしている。


またも差し入れ
この人達は何か必要な物はないか、と聞いてくれた。
水はどうだ?

水はもちろんありがたいです
と答えると持ってきてくれたのがこれだ


水
なんと6リットルの水ボトル。
これは嬉しかった



ご神木とテント
暗くなってからテントを張る。
屋根の向こうに見えているのが御神木だ。
一晩失礼させていただきますね





太魯閤
この日は慈雲橋から碧緑神木まで。
昨日もだけど、地図で見ると今日も大して進んでない気になるなあ





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2014年07月10日

いよいよ太魯閣(タロコ)に入る

テーマ:台湾編

【これまでの総歩行距離(海外+国内)】約21,100km
【あゆみと歩いた距離】5,701km
【台湾で歩いた距離】441km

【記事内の行程】 花蓮県 秀林郷 富世→(18km)→天祥→(20km)→慈雲橋

【現在地】桃園県復興郷 三民 2日目 (台湾72目)



先日台湾でも雨を降らせた台風が日本を通過中。大きな被害がなければいいけど。




花蓮を出て16日。

台湾の中央山脈を越えて西側の平野部への入口とも言える復興に着いて、ほっと一息ついた。

半月ぶりの便利商店(コンビニ)で久々にWi-Fiを使える。

目標地の台北までも最早二日ほどを残すのみ。

長かった台湾山中の旅をぼちぼち更新していくとしよう








富世國小
太魯閤(タロコ)渓谷への入口、富世で、またまた小学校のお世話になる。

最初の頃は小学校に着くと筆談帳にいろいろ書いて、テントを張りたいことを伝えていたが、

何とかそれくらいのことは中国語でも言えるようになった。

それも言うことがほぼ決まっているからで、向こうから中国語でわーっと言われるとさっぱりわからない。

でも学校なら英語ができる人がまず間違いなく一人はいるから楽だ。

朝方に霧雨が降っていたがすぐに止んだ



岩
さあいよいよ太魯閤突入だ





歩道
岩肌を削って作った道が延びている。今は散策歩道として使われているようだ




崖崩れ
ここは土砂崩れで道が完全に埋まってしまったので急遽上の方に道路を作り直したのだろう、

というのが一目で分かる。



登る

坂道を押すあゆみ

基本的に山道の登りは私が押し、比較的なだらかな道や平坦な部分をあゆみが押す、というふうにしてるが、

あゆみも頑張って登り坂も押す。

私もずっと押しっ放しじゃなく、交替してもらえるというだけでずいぶん気が楽になる


これを一人で押し続けるとなると考えただけで気が滅入りそうだ



渓谷

私の故郷、徳島の大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)にもこんな感じの所があるが、ちょっと規模が違う。

さすがに負けたな


谷
道のほとんどが岩を削って作ったものだ


道
しかも崩れやすそう

実際よく落石があるそうだ。

このルートは日本の統治時代に開かれたのだそうだ。

よくぞ、こんな所に!

と思う道が延々と続く



昼食
旧道の入口で、富世で買っておいたパン等で昼食。
岩の壁が頭上遥かまで切り立っていて圧迫感がある



トンネル
トンネルも多い。
反射タスキを付け、リヤカーの前後にライトを点滅させ、自分達も頭にヘッドランプを点ける



派出所
一日目の目的地、天祥に到着。
ここには小さな集落があって食堂や店が並んでいる。
ここが食事や買い物の出来る最後の場所でもある。

体が汗でベトベトで、シャワーが借りられないか派出所に行ってみた。
日本じゃあまり考えられないが、台湾では警察は結構気軽に顔が出せて、嫌な顔をされたりすることがないのだ。
しかし全ての派出所にシャワーの設備がある訳ではない


お巡りさん
ここにはシャワーがあり、浴びさせてもらってさっぱりした。
お巡りさん、ありがとう

食堂でご飯を食べてのんびりする。
実は太魯閤国家公園内は原則キャンプは禁止だったのだ。日が暮れてから公園でテントを張る



まめ潰す
足の指にマメが出来たあゆみ。
針で刺して膿を出して消毒する





天祥
台湾北部の立体地図。赤い線が歩いたルート
一日歩いた天祥でもばまだまだ谷の底で、標高で言えば500mにも満たない。
これからが上りの本番だ



朝
翌朝も天気が良い。天気予報では雨だったのに。
私達は天気には驚くほど恵まれている。
このまま好天が続けばいいな




親子
近くでテントを張っていた台中からバイクで旅行中の親子。
台湾ではスクーターに二人乗りで旅行するのが結構定番だ



事故
歩き始めると、道端に脱輪したトラックが。
治安の良い台湾の旅で、一番危ないのは交通事故だ。気を付けなければ。


上の道
坂の上方に見える道路。
この後、ぐる~っと回ってあそこまで行くのだ


廻頭湾
ここが一番奥の「廻頭湾」と呼ばれる場所
ここから折り返して歩き続けると、今朝出発した天祥の直上近くに出る



1,000m
そしてようやく標高1,000m地点へ。
先は長い



坂
ぐねぐねと曲がりくねった道が延々と続く


落石
落石の跡もあちこちにある



慈雲橋という赤い橋を渡った所に屋根のある休憩所を発見。
今日はここまでにしよう

リンゴいただく

休憩に来たご夫婦にリンゴをいただく。
果物は特にありがたい


休憩所
昼寝して夕方になると、車の通行もほとんどなくなる。



太魯閤
昨日出発した太魯閤入口の管理所にあった立体地図。
緑色と黄緑色の付いた部分が太魯閤国家公園だ。

こんな曲がりくねった道が続く道もなかなかないだろう。

峠のある大萬嶺まで上り道はまだまだ続くのだ





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2014年07月08日

台風の大雨で停滞中

テーマ:台湾編

【これまでの総歩行距離(海外+国内)】約21,100km
【あゆみと歩いた距離】5,663km
【台湾で歩いた距離】403km
【記事内の行程】 花蓮県 新城郷 富世→
【現在地】桃園県復興郷 高坡(台湾70日目)




太魯閣渓谷より山中の道に入り、三週間目になる。
難所は全て抜けて、後はトコトコと下るのみ。

桃園県に入り、台湾歩き旅もいよいよ終盤だ。


台風の影響を受け、大雨が降っていて今日は移動せず休養日。
暴風圏内からはギリギリ外れているようだ

大きな台風らしいけど、沖縄は大丈夫かな?



小学校跡にテントを張らせてもらっていて、風雨が特に激しくなると少々細かな水滴がかかることがあるが、特に問題は無い。

広い屋根がある所で良かった。



台湾に入って以来、ほとんど奇跡的に雨に降られていなくて、雨での停滞さえ初めてかも。


疲れも溜まっていたので調度良い休養だ。





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2014年07月02日

疲労蓄積

テーマ:台湾編

【これまでの総歩行距離(海外+国内)】約21,100km
【あゆみと歩いた距離】5,663km
【台湾で歩いた距離】403km
【記事内の行程】 花蓮県 新城郷 富世→
【台湾で入った温泉】3湯
【現在地】宣蘭県大同郷 南山台湾64日目)




梨山を出て、下って上ってまた下り、山間の小さな町、南山に着く




梨山で休養をとったつもりだったが、歩き始めてみると、考えていた以上に脚に疲労が蓄積していたことが分かった。

この後、またグッと下った後、もう一つ最後の峠が残っている。
標高こそ低いが標高差は900mと大きく、もしかするとここまでで一番急角度な登り道かもしれない。
距離は短いから太魯閣からの山越えの前なら問題なかっただろうけど。

まだしばらく山中の道は続くし、もう少し休養が必要なようだ







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