書くことを通して自分が一元化してきていることを感じる。
一元化すなわち、書くことは生きることであり、生きることには生きているかぎり終わりがないように、書くことには終りがない。書くことと生きることとのあいだに間隙を置きたくない(辻邦生氏が小説を書く態度でもあった)。
〔書くことの中に生きることがあり、生きることのなかに書くことがある。生は行為であり、行為は生を証する。音楽が生であるように。〕
地球という独楽(こま)。地球は回ることを止(や)めたら死ぬだろう。独楽が回り続ける限りで立っているように。生きるとは、「動く」ことによって「在る」こと。地球は宇宙力学という全体の中で、しかし自ら回りつづけることによって独り楽しむ。角砂糖を紅茶に入れて何分何秒で溶けるか「計算」できるだろう。角砂糖にとって知ったことではない。
ところでいまのぼくの課題は絶対安静。