【ロンドン=木村正人】なぜ、アイスランドの火山噴火による空の混乱が長引いているのか。

 今回、噴火したエイヤフィヤトラヨークトル火山は氷河に覆われている。地下から上昇してきたマグマが氷河を溶かして内部に水蒸気が充満し、強力な爆発を起こしやすい構造になっており、より大量の火山灰を吹き上げた。

 しかも、同火山はマグマのケイ素成分が多いのが特徴で、噴火で粉々に砕け散った火山灰の粒子が0・1ミリ未満とかなり小さくなる。このため、より上空高く漂い、広範囲に拡散しやすい条件が整っていた。

 欧州上空は平日、1日約2万8千便が飛び交う航空過密地域であることも混乱の規模を大きくしている。

 エイヤフィヤトラヨークトル火山は前回1821年に噴火した際は、2年間活動を続けた。今回の噴火も活動停止の兆候はまだない。

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