ketchup 36oz. on the table ~フードアナリストの小さな日記

映画中心のブログだったのですけれど、突然トラックバック機能がなくなってしまって…。どうしたものかと思っていたのですが、とりあえずコチラはコチラで再開します。料理のこと、お酒のこと、レストランのこと…“FOOD”な話題を語っていきます。


テーマ:

『20世紀少年 -最終章- 僕らの旗』 


第1章の公開から1年!待ちに待った最終章…引っ張りにひっぱった完結編です。

当初より原作とは異なる結末であることを明らかにし、試写会でさえもラスト10分間のシーンはカットする、という徹底ぶりだった、本作の出来栄えは?!



ketchup 36oz. on the table ~新作映画レビュー-20世紀少年最終章1


ketchup 36oz. on the table ~新作映画レビュー-20世紀少年最終章2

(C)1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館

(C)2009 映画「20世紀少年」製作委員会


そもそもは小学生の他愛のない想像から始まった物語なのだ、ということを思い知らされることになる。

第一章や二章では決して感じることのなかった、リアリティーのなさ…


それは例えば、オッチョが兵器を構えるシーンや、新型ロボットが本当に二足歩行をするシーンに、否が応でも白けてしまう自分に気づいちゃう、ということだ。

ユキジの、若々しい胸のはりと無理をした老け顔メークとのギャップに、作りモノをた易く見抜けてしまう自分に気づいちゃうのだ。


ましてや、この最終章での高須役の小池栄子は全く怖くないし、小泉響子役の木南晴夏にも前作の切れはない。


かつてわくわくしながら空想した夢が、現実化することに対する空虚さや白々しさ…それは既に大人になってしまった自分自身に対しての苛立ちに他ならない。

この最終章は、そんな収拾のつけ方をしながら、エンドクレジットへと進んでいく。


それでも、原っぱでの最終決戦には熱くなるし、ケンヂとカンナの再会には涙する。

けれども、クライマックスであるはずのライブシーンにのめり込みきれないまま、エンドクレジットを迎えるのだ。


この、おいてけぼり感とは一体…。

で、こういう終わり方で良いのだ、それ以上何を望むのだ、と大人の僕が子供の頃の気持ちのままのもうひとりの僕に呟く。



と、…これまで書いてきたそんな感想は、エンドクレジット後のもうひうとつの物語で、心地よく翻される。

このラスト10分で、やられちまう。


映画の料金が1,800円だとすれば、そのうちの1,500円分はラスト10分間のためであるといって良いのではないだろうか。


“誰がともだちか”、ではなく“何故ともだちなのか”が、わかる完結編…


まぎれもなくこの映画は、その名のとおり“本格科学冒険映画”なのだ。

そしてそれ以上に、これは“恥ずかしいくらいピュアな青春ロック映画”なのである。


ああ、なんて爽やかなエンディングなのであろう。…まいっちゃうなぁ。



監督・脚本: 堤幸彦
原作・脚本: 浦沢直樹
脚本: 長崎尚志
出演:唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、平愛梨 、藤木直人、石塚英彦、宮迫博之、佐々木蔵之介、山寺宏一、古田新太、高橋幸弘、佐野史郎、森山未來、小池栄子、神木隆之介、黒木瞳 他

『20世紀少年-第1章- 終わりの始まり』 レビュー


『20世紀少年 -第2章- 最後の希望』 レビュー


『20世紀少年 -最終章- 僕らの旗』 公式サイト


20世紀少年<最終章>ぼくらの旗 - goo 映画


20世紀少年〈最終章〉ぼくらの旗@映画生活

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