Oracle：REDOログの操作に関するSQL

よく使うREDOログの操作に関するSQLのまとめ。
大抵はこれで事足りるはず。細かい設定がしたければ、マニュアルをみる。

よく使うOracle SQL/コマンドまとめ

REDOログの状態確認

SELECT L.GROUP#, L.ARCHIVED, L.STATUS, L.BYTES, LG.MEMBER
FROM V$LOG L, V$LOGFILE LG
WHERE L.GROUP#=LG.GROUP#
ORDER BY L.GROUP#;

※以下のように読む
GROUP#：REDOロググループの番号
ARCHIVED：アーカイブログモードの場合、アーカイブされているかどうかの値（YES|NO）
MEMBER：REDOロググループの属するメンバーのOSログファイル名
STATUS：REDOログの状況
・INACTIVE・・・使用されていない。このREDOグループへのスイッチ可能。
・ACTIVE・・・使用されていないが、CheckPointが完了していない状態。 このREDOグループへのスイッチ不可。強制的にCheckPointを発生させることでINACTIVEにすることができる。
・CURRENT・・・現在使用されているREDOログ。
・UNUSED・・・作成直後のステータス。 このREDOグループへのスイッチ可能。

REDOロググループの追加

ALTER DATABASE ADD LOGFILE GROUP グループ番号
 ('ファイル絶対パス', 'ファイル絶対パス', …) SIZE xxxxK|M|G;

REDOロググループの削除

ALTER DATABASE DROP LOGFILE GROUP グループ番号;

※STATUSがINACTIVEまたはUNUSEDの場合に実行可能。
物理ファイルは削除されないので、後からOSコマンドで削除する。

REDOロググループへのメンバー追加

ALTER DATABASE ADD LOGFILE MEMBER
'ファイル絶対パス'
TO GROUP グループ番号;

※サイズは他のグループメンバーと同じになる。

REDOロググループからのメンバー削除

ALTER DATABASE DROP LOGFILE MEMBER
'ファイル絶対パス';

※STATUSがINACTIVEまたはUNUSEDの場合に実行可能。
物理ファイルは削除されないので、後からOSコマンドで削除する。

REDOログのスイッチの実行

ALTER SYSTEM SWITCH LOGFILE;

CheckPointの実行

ALTER SYSTEM CHECKPOINT;

REDOログファイルのサイズの変更
REDOログサイズを変更する場合は、REDOロググループを作り直す必要がある。
手順1：REDOログの状態を確認
手順2：INACTIVEのロググループを削除
　　　　（削除したいロググループのステータスがCURRENTまたはACTIVEの場合は、
　　　　REDOログのスイッチとCheckPointの実行を行い、INACTIVEの状態にする。）
手順3：削除したREDOロググループのファイルをOSコマンドで削除
手順4：REDOロググループを変更後のサイズで作成

REDOログファイルのOS上ファイルの配置変更
手順1：DBをShutdown

SHUTDOWN IMMEDIATE

手順2：REDOログファイルを新しい位置に移動（OSコマンドで実行）
手順3：DBをマウント状態まで起動

CONNECT / AS SYSDBA
STARTUP MOUNT

手順4：REDOログ・ファイルのメンバー名を変更

ALTER DATABASE RENAME FILE
'元のファイルの位置（絶対パス）', ' 元のファイルの位置（絶対パス） '
TO
' 新しいファイルの位置（絶対パス） ', ' 新しいファイルの位置（絶対パス） ';

手順5：DBをOPEN

ALTER DATABASE OPEN;

よく使うOracle SQL/コマンドまとめ