新・光神話 パルテナの鏡・ファーストインプレッション
本日発売されたアクションシューティングゲーム、3DS「新・光神話 パルテナの鏡」。
2010年6月に行われたE3 2010で初公開されてから約1年9ヵ月。
ここまで本当に長かったけど、ついに入手する事が出来ました!
今回の記事では、本作のファーストインプレッションをしたいと思います。
▼3DSソフトとは思えないスケール&臨場感
「空中戦」→「地上戦」→「ボス戦」と3つのパートに分かれている本編の1ステージ。
始めに空中戦をプレイする事になるんですが、移動はオートで行われ、
大空を目まぐるしく飛び回る事になるからまるでアトラクションを体感しているかのよう。
3Dとの相性も抜群なので、ONにするとより迫力が増します!
大空から街を見渡せるなど、ステージのスケール感も凄いですね・・・。
3DSでここまでの表現が可能だったのか!?と改めて思わされました。
▼ピットとパルテナ様の掛け合いが楽しい!
プレイ中は常に下画面で主人公のピットとサポート役のパルテナ様が
ゲームのヒントを教えてくれつつ、面白可笑しいトークを繰り広げてくれます。
任天堂ゲームの先入観が強いと、「何この脱力感w」と思わずにはいられないでしょう!
時には初代パルテナプレイヤーには嬉しい懐かしネタがあったりも。
誰が脚本を書いているのか知りませんが、きっと桜井さんなんだろうなぁw
惜しいのが、ゲームプレイ中はメインとなる上画面を夢中で見る事になるため、
下画面でやり取りしているピットとパルテナ様の姿をあまり見れない事。
パッと見た感じではコロコロ表情が変わっているので、もっとじっくりと見たい。
▼操作は簡単!だけどカメラ移動には難あり
基本的に使用するのはタッチスクリーンとスライドパット、Lボタンのみ。
過去に桜井さんが関わったゲームと同じく、少ないボタンで、
シンプルな操作を実現しています。
ただ、これは3DS体験会の時点でも思いましたが、
自分で視点を動かす事になる地上戦ではカメラ移動が難しく、
おまけに回避も必要なので敷居が高く感じました。
カメラ移動はオプションで「早い」に設定したら少しはマシになりましたが、
やはりタッチペンでカメラ移動&照準移動はスティック操作や
ポインター操作よりもやり難いですね。そんな事もあって地上戦は、空中戦と比べて
取っ付きが悪いような気がします。もしかしたら、ここが不満で投げる人が出てくるかも。
▼自分に合った難易度に!
本作には「悪魔の釜」システムというものが搭載されていて、
「悪魔の釜」にハート(この世界のお金)を入れれば入れるほど
難易度が高くなって、レアなアイテムが貰えるようになっています。
という事は、難しくすればするほど見返りが大きくなるって事ですね。
この辺は個人差があると思いますが、初期の難易度は
個人的に凄く簡単に感じました。で、そうなって来ると個人的には
基本弾を撃って先に進むゲームという事もあって単調で、
緊張感の無いゲームに感じてしまうんです(チェックポイントも多いですしね)。
ところが「悪魔の釜」にハートを入れて難易度を高めたら、
一転して凄い手ごわく、緊張感にあるゲームになりました!
なので、レアアイテムに興味が無くても、ある程度の腕を持った人は
難易度を上げた方が、ゲームらしい緊張感を持ったプレイが出来ておススメです。
桜井さん(※)の作品っていつもそうなんですが、難易度設定が本当に幅広くて、
自分に合った難易度でプレイしないと楽しめない事が多いんですよね。
例えば僕の場合、初めて「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズを
プレイした時は低難易度を選択してしまったので、
簡単操作で簡単な、緊張感の無いゲームという微妙な印象を持ってしまったんです。
ところがその後高難易度でプレイして、奥の深いシステムを理解し、やり込むほど
見返りがある仕組みが分かったら一転して大ハマりしてしまいました。
今回の「新・光神話 パルテナの鏡」も、それに通じるものを感じましたね。
※桜井さん・・・ゲームクリエイター桜井政博さんの事。
「星のカービィ」シリーズや「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズの生み親としても有名。
▼過去に桜井さんが関わったゲームの良いとこ取り!
・「桜井フォント」を使用したメニュー画面。
・「カービィのエアライド」や「大乱闘スマッシュブラザーズX」でお馴染みの、
条件を満たしたらチェックシートが埋められて行き、ご褒美が貰えるシステムを搭載。
・「大乱闘スマッシュブラザーズX」でお馴染みのフィギュアモードを収録。
タマゴを沢山使えば使うほど新しいフィギュアを入手できる可能性が高まる。
・「大乱闘スマッシュブラザーズX」でお馴染みの「食べ物」が回復アイテムとして登場。
・メニュー画面にも遊び要素を用意。
・遊び方ムービーを収録。
・プレイ時間など様々なデータをみる事が可能。
・サクサク動き、テンポが良い!
それ以外にも過去に桜井さんが関わったゲームの良い所をこれでもか!というほど
盛り込んでいて、桜井ゲー好きは思わずニヤリとしてしまいます。
テンポの良さはWii「大乱闘スマッシュブラザーズX」では
ボリュームを重視するあまりやや不満でしたが、今作では多少の
ロード時間は存在するものの、快適と言えるレベルになっていました。
▼ARカードについて
本作は専用のARカードに対応しています。これを読み込ませると、
フィギュアやハートが手に入るだけでは無く、複数のARカードを読み込ませ、
互いのARカードを向き合わせると「バトル」をする事が出来ました!
バトルはオートで行われ、勝敗は攻撃力・耐久力・素早さ(攻撃間隔)や
3すくみによる強弱関係などによって決められるようですが、
数十秒で終わってしまって本当におまけレベル。
でも、自分たちでルールを作って遊んだら面白そう。
※近いうちに自分が手に入れたARカードを紹介します。
全体的にはカメラ移動や独特な難易度システムによって
少し好みが分かれる所はありますが、レアアイテム収集など
リプレイ性が高く、コツが分かればハマる作品だと思います。
今まで数多くの3DSソフトをプレイしたけど、力の入れようは間違いなくトップクラス。
まだほとんどプレイしていないので、これからどう面白くなっていくのか楽しみ!
▼おまけ
本作に同梱されている3DSスタンド。思ったよりもコンパクトで
あまり高級感はありませんが、しっかりと本体を固定できるので
3D映像で本作を楽しみたい場合はピッタリなアイテム!
おまけにPSVITA用としても使えるしね!
※充電しながらでも可能という素晴らしい程汎用性が高い。