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2010-11-17 19:06:20

11月KEN研記録

テーマ:ブログ

 まず、授業者の吉永から、前回議論になったレーダーチャートを、レーダーチャートと推薦文に変更したことなどの説明がありました。

中村:本時ではレーダーチャートはどうなるのか。

吉永:最後のまとめとして使う。

中村:本時の中では使えないのか。

吉永:レーダーチャートが強すぎると、読みが評価的になってしまうので、そうしなかっ     た。

前田:推薦についてはいつごろ知るのでしょうか。

吉永:今紹介したい、という思いが日記に出てきている。せっかくだからみんなで冬休み前に紹介し合おうということになっていて、それを単元の最初に子どもたちにしたせたい。

前田:レーダーチャートの特徴とは何か。レーダーチャートはアンバランスなものは顕著に見える。バランスよくきれいな五角形にしたくなるんじゃないか。推薦するときにわらぐつの中の神様のレーダーチャートと重ねると、違いがよく見えてくるのではないか。

吉永:レーダーチャートを使う際のデメリットでは、数値化することはどうかということがある。子どもたちがどういう考えで数字をつけたのかが大事。レーダーチャートのアンバランスさが逆によいのでは。へこむところがあってもいいと伝える。

前田:私は五角形でもかまわないと考えている。わらぐつの中の神様と重ねれば見えてくるのでよいのではないか。

大塚:人物像をレーダーチャートにすればよいのでは。やさしさや仕事の思いなど。同じ価値観だから重なるんだね、というようにするという方法ある。レーダーチャートというよさをいろんな場面で使えばよいのでは。

吉永:読みを総括するという使い方をしている。

中村:本時を9時間目、レーダーチャートを書くところではだめなのか。レーダーチャートが浮き出てこないのでは。

M:推薦が柱で、レーダーチャートがツール。なんとなく好きだというのを気づくのがチャート。項目の置き方が全て。

森:子どもたちに観点を決めて、読ませたほうが子どもたちの読みが深まるのではないか。

細川:子どもの読みをレーダーチャートにまとめてはどうか。

前田:推薦を単元の柱にするのか、人物を読むというのを単元の柱にするのか。

吉永:人物像を読み取ることと、そこから感じられる作品の魅力を結ぶものがレーダーチャートではないか。気づかなかったものを気づくことができるのではないか。

中村:人物の読みをチャートでまとめていくことで、読みが深まり、それを推薦文につなげていけばよいのではないか。

森:最初に自分がつくったチャートと交流後のチャートの変化を見ることもできる。

斉藤:観点を決めるとほかの本と比べられるという点もあるが、自由につけてもよいのでは。推薦するときの道しるべになるのではないか。

今村:推薦文を書くというところで、わらぐつの中の神様を読んでから書くのと読まないで書くのでは違うのかを考えていた。

三枝:人物像についていろいろな観点で読むとおもしろいのでは。大工さんのときにやるならば、おみつさんもやって、大工さんとおみつさんの価値観の共通性が見えたらおもしろい。

高城:自分だったらレーダーチャートをどう書くか、考えてみた。授業を見てみたい。


吉田(司会):12月に人物像の場面でレーダーチャートをどう使うのか、2次と3次をどうつなぐのかを授業で見てみたいです。


2010-10-28 13:06:49

10月KEN研記録

テーマ:ブログ

今回の指導案は読みを共有する手段として、レーダーチャートという提案であった。そのことについていろいろな意見が出されました。


質問:同じことを言っていても、違うことを表す場合がある。どういう観点 

   を立てるかも大事になってくる。

答え:ほとんどの子は情景描写がよかったといって、観点を入れていた。

   回は自分で読む力に変えていきたい。こういう観点もあるんだ、とい

   う形にしたい。一人読みの読む力をつけさせたい。

質問:読みのフレームに落として子どもの視点を増やしたいんですよね。わ 

   らぐつの中の神様でフレームが広がることを提示できればいいので

   は。

答え:構成のおもしろさ、象徴の2点を気づかせたい。話を読み味わう良さを

   味わわせたいので人物像をしっかりととらえさせたい。

質問:レーダーチャートは突き放して読むことにつながらないか。

答え:子どもたちは読んだものをもとに、最後客観視してまとめていきたい

   と考えている。

最後に大熊先生から以下のようにお話がありました。

おみつさんは、「はく人がはきやすいように、あったかいように、少しでも長持ちするようにと、心をこめて、しっかりしっかりわらを編んで」いるのに大工さんが「使う人の身になって、使いやすく、じょうぶで長持ちするように作る」と言ったのを「とてもたのもしく、えらい人」というのは不自然な気がする。自分と同じ価値観の人をえらい人と思うのか、という点が気になる。おみつさんが自覚していないのだろう。


今日の話し合いを生かして指導案がどう変わるのか、楽しみです。


2010-10-28 11:26:51

9月KEN研記録

テーマ:ブログ

まず授業者の吉永先生から子どもたちは読書活動を日々重ねており、本をよく読んでいるという児童の実態を説明し、「単純で素朴な愛の形にふれてほしい。働くことを愛し、人の身になって考え、人間のねうちは見てくれでなく心だと思っている若者と娘が、私は今でも好きなのです。」という作者の思いが紹介されました。

それから授業者の思いとして、①おみつさんと大工さんのものの考え方に触れ、今の自分たち=マサエのものの考え方、生き方(見かけに左右されるもののとらえ方、何でもほしいものが手に入る、人任せ)を振り返らせたい。②地味で目立たないけれど、深い尊敬とあたたかい心の結びつきを大切にさせたい→どこにでもある普通の、だけれども温かい家族の物語としての価値もとらえさせたい。という2点が挙げられました。

 片山順先生から、作者の工夫を読むという観点から考えると、たくさんの工夫があることがわかる。女性のみの交流で、男性不在の設定の意義があること、構造の効果、前と後の対比という工夫が挙げられました。

 大塚先生から、構成という視点から挿話が作品全体からどのような影響を与えるのかを読み取らせたいという意見がでました。

 吉永先生から日々の暮らしの中で美しいもの、きれいなものにあこがれる時期があってどのように手に入れるのかという手段、こつこつ働くことの大切さ、人を思うことの大切さを気づけるのではないかと考えました。

 寺岡先生から雪下駄とわらぐつを対比させると吉永先生のようになっていくし、変化を捉えさせると主題が変わってくると思いました。

 吉田先生からこの作品を読んで、種あかしのところがおもしろい。是非それを子どもに経験させたい、とらえ方によって主題は変わるのかという意見がでました。

 大熊先生から、それぞれの子どもがどうとらえるかを決めることはできない。今西祐行も自分の思いをこめているが、読者にゆだねるという考え方である。読者論的に考えていくとよい。また女三世代と言うが、まさえのお母さんの存在が弱い。おばあちゃんが孫に語る設定になっている。話の構成上そうなっているのではないか、というお話がありました。

 川畑先生から大工さん、よく見抜いたという点で男性色もあるという意見が出ました。

 氏井先生から今日「わらぐつの中の神様」を学習したが、男女とも大工さんがおみつさんのすばらしさに気づけたことがよかったという意見、雪下駄が大事だからこそはけなかったという意見など、大工さんに感情移入した子どもが多かったという意見もでました。

 他にも、マサエになりきっているから、大工さんの話が多かったのではないか、男性からどう見られるかを女性は気にするので、自分を認めてくれた大工さんという視点になってしまうのではないか、どうしておばあちゃんが昔話をマサエに語ったのかを考えさせるのがおもしろい。もっと深まったところで議論ができるのではないか、おばあちゃんがものを大切にしてほしい、というよりは話したくなっちゃったのかな、お母さんの効果について思ったのは、お母さんは何度か聞いていると思う。お母さんも何度も聞きたくなる話という効果があるのではないか、という意見が出ました。

 またお母さんはお嫁さんか、娘なのかという話題もでて、親子だったらまた同じ話していると言うんじゃないか、「おじいちゃんは、おふろおそいわね。」とお母さんは心配しているからお母さんはすでに知っているんじゃないか。という点で話がもりあがりました。

最後に大熊先生から、主要語句は「わらぐつ」「くつ」である。わらぐつ系列、雪下駄、スキー靴というところで全体を貫いている。

「道具箱をむしろに置く」→道具を大切にする。

「よし、もらっとこう。いくらだね。」→値段を聞く前に買うことを決めている。おみつさんと価値観が同じだと大工は分かる。初めてであった大工さんとおみつさんとのやりとりをもとに、大工さんとおみつさんの気持ち、言葉を考える方法もあるのではないか、というご指導を頂きました。

この教材研究がどう指導案に生かされるか楽しみです。


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