試合に勝って、勝負に負けた。みたいなもんか?
テーマ:ニュースに脊髄反射アニメ「宇宙戦艦ヤマト」に登場する戦艦や人物に似たキャラクターを配したパチンコなどの映像が著作権を侵害しているかどうかが争われた訴訟で、東京地裁は27日、販売差し止めなどを求めた映像制作会社側の訴えを退け、遊技具メーカー側の勝訴判決を言い渡した。清水節裁判長は「宇宙空間を背景に先端部の発射口から光線を発する飛行物体を描いた映像などは、特に目新しい表現ということはできない」と述べた。
問題となったのは、遊技具製造大手の三共(群馬県桐生市)などが製造したパチンコやパチスロなどに使用された映像。「大ヤマト」のタイトルで、宇宙空間を飛行する戦艦や軍帽を目深にかぶった熟年の艦長が登場する。原告側は「宇宙戦艦ヤマトや沖田十三艦長をまねたものだ」と主張していた。
清水裁判長は「宇宙を戦艦が飛行することはアイデアにすぎず、著作権法の保護対象ではない」と指摘。宇宙戦艦ヤマトの外観は、艦首に発射口があることを除けば、戦艦大和のプラモデルにも似ているとして、「ありふれた表現だ」と述べた。
また、乗組員などの人物について「アニメの登場人物は顔や服装などの細部の違いで相当に異なった印象を受ける」と指摘し、著作権の侵害は認められないとした。
パチンコやパチスロはすでに販売を終了しているが、店によっては現在も使われているという。 (12/28)
(asahi.com)
著作権に関して造詣の深い松本御大の事案だけに興味深い。
このニュースの趣きを堪能するには若干の予備知識 が必要。
要は、昔、ヤマトの著作権に関して、漫画家の松本御大とプロデューサーの西崎某氏が激しく争って、すったもんだの挙句和解が成立したと。で、著作人格権は西崎某氏に帰属することになったが、松本御大にも「大銀河シリーズ大ヤマト(仮)」というパッチもん映画を作る権利が認められたと。そんな感じ?
で、今回の事案は、三共with松本御大が著作権の侵害で訴えられているわけで、画像がないからよく分からないかも知れないけど、この「大ヤマト」とかいうパチスロの映像は、結構「宇宙戦艦ヤマト」に似てる。まぁ、どっちも松本御大が丹精こめて同じモチーフで描いてるんだから似てるのは当たり前。
裁判の結果は、三共with松本御大側の勝訴ということで、著作権マフィアの面目躍如というところか。むしろ悲しいのは、裁判官に、あんたの作品はありふれた表現だとお墨付きをもらってしまったこと。今後の松本御大のクリエイターとしての仕事に影響しないか心配(笑)。裁判に勝っても素直に喜べないだろうなぁ。
余談になるけど、この裁判官は「アニメの登場人物は顔や服装などの細部の違いで相当に異なった印象を受ける」と指摘する前に、あだち充の作品でも見たほうがいいと思う。本当に。








