1 | 2 | 3 |最初 次ページ >> ▼ /
2005-01-31

独占企業の終焉

テーマ:M&A関連
また大型買収が発表された。以下ソース。

米SBC、AT&T買収160億ドルで合意

 【ニューヨーク=篠原洋一】米通信2位のSBCコミュニケーションズは31日、同3位で長距離通信最大手のAT&Tを買収することで合意したと発表した。買収額は160億ドル。両社の2004年売上高の単純合計は713億ドル強と、ベライゾン・コミュニケーションズを抜き米最大、世界ではNTTに次ぐ2位となる。1984年の分割まで米通信市場を独占していたAT&Tだが、通信自由化に伴う競争激化で収益が低迷していた。

 買収は株式交換と現金を組み合わせる。AT&Tの株主は同社株一株当たりSBC株0.78株、合計で150億ドルを受け取るほか、総額10億ドルの特別配当を現金で得る。両社株主や米連邦通信委員会(FCC)、司法省などの承認を経て、06年半ばまでに買収を完了させる計画だ。買収後もSBCのエドワード・ウィテカー会長兼最高経営責任者(CEO)が現職にとどまり、AT&Tのデビッド・ドーマン会長兼CEOは社長に就任する。知名度の高い「AT&T」を社名やサービスのブランド名に残す公算が大きい。


AT&Tが会社として消滅するのに何の感慨もないが、今回の買収劇は結局AT&Tの地域分割に始まる一連の再編が失敗だったってことなのだろうか?

以下、通信業界には詳しくないので表層的なコメントになる。脳内ソースをふんだんに使っているので、信憑性はゼロ(ソースにあたる誠実さもゼロ)。

AT&Tはもともと電話を発明したグラハムベルに端を発する由緒正しい企業だ。独占企業として米国通信市場に君臨してきたAT&Tが長期、国際、地域会社に分割されたのは80年代の前半だったと思う。その後、NCRを買収して笑われて、独立させて笑われるというお茶目な再編を何度も繰り返し、今回買収されて企業自体が終焉を迎えるというわけだ。

企業が競争原理の中で力を失っていくのはやむをえないことと考えている。これまでのAT&Tの再編の過程で、多くの競合企業が生まれ、より高度なサービスが、より安価に提供されるようになったことは、消費者利益の観点から好ましい話である。競争を促進するためにAT&Tを分割した当時の判断は間違ってはいなかったと思う。

翻って考えるに、わが国の通信市場はどうだったか。これまでの再編によりNTTグループ、KDDIグループ、ソフトバンクグループが総合サービスを展開するプレーヤーとして位置づけられるのかな。

AT&Tの事例と対比して考えると、結局NTTの再編って何だったのかと素朴な疑問が・・・。グループとしては遠心力が働いているし、かといってグループ内に競合が生まれてきているわけでもないし、単にバカ社長の数が増えただけのような気がする。

地域会社にしてもNTT東日本の管轄の人がNTT西日本のサービスを利用できるわけでもないからなぁ。もう一回統合して重複部門リストラしたほうがいいんじゃないのか。こんなアホみたいな重要会議している場合じゃないだろ。どうかNTTがAT&Tより笑える結末を迎えますように。

(補足説明)
リンク先の記号は、以下のように修正して読むと楽しく読めるかも。
束=NTT東日本、酉=NTT西日本、だった=NTTデータ、
ドキュモ=NTTDoCoMo、禿=孫正義、
共鳴=NTTレゾナント、混む=NTTコミュニケーションズ
でんでん虫の目=NTT ME、でんでん虫施設=NTTファシリティ
ヅラ=大前研一、ひろし君=奥田碩経団連会長、
跡取り=豊田章男(豊田はKDDIの株主、大口取引先)
教祖=京セラ稲盛(KDDIの株主、豊田の敵)
飯田橋=KDDI オヤジ=小野寺社長(小野寺を音読みするとオヤジ)
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2005-01-30

バイアウトファンドのカラクリ

テーマ:M&A関連
豊田自動織機、集配金サービス大手を195億円で買収

以下ソースより
 豊田自動織機は24日、現金輸送など集配金サービス大手のアサヒセキュリティ(東京・港、光井良之社長)の全株式を主要株主の米カーライルグループなどから取得し、完全子会社にすると発表した。買収額は195億円。豊田自動織機は物流センターの運営を軸にスーパー向けなどの配送受託を事業化しており、現金輸送などのノウハウを得て一貫したサービスを提供。繊維機械や産業車両などに次ぐ事業の柱に育てる方針だ。

 アサヒセキュリティの前身はダイエーの出入金管理会社で、カーライルが2002年に95億円で買収していた。現在の株主構成はカーライルが90%、ダイエーが5%、アサヒセキュリティの経営陣や従業員が5%となっている。豊田自動織機は3月をメドに全株式を取得し、役員の派遣も検討する。

 アサヒセキュリティは東海旅客鉄道(JR東海)やイオングループなど約1万600社の顧客を持つ業界最大手で、05年2月期の売上高見込みは220億円。集配金サービスはこれまで銀行などが手がけていたが、近年は外注化が進み需要が拡大。「市場規模は年7000億円に達する」(光井社長)という。
(以上日経より)

 アサヒセキュリティは2002年2月にカーライルがMBOによりダイエーから独立させた会社です。投資からほぼ3年で95億円の投資が195億円になったわけです。金額がカーライルの出資金額か、企業価値かはっきりしない部分がありますが、仮に両方ともカーライルの出資金額とすると、この投資のIRRは27.1%となります。バイアウトファンドのIRRとしては平均的といったところですが、一般的な株式投資のリターンを考えるとかなり高いと思われる方も多いのではないでしょうか。

以下にアサヒセキュリティの過去の実績を記しておきます。

決算期   売上高    営業利益
───────────────────
2002年2月  164億円   984百万円
2003年2月  178億円  1,331百万円
2004年2月  196億円  1,480百万円

売上・営業利益とも順調に伸びています。2005年2月期は売上220億円の見込み。
事業成績は出来すぎかも知れません。おそらくダイエーの傘下から離れたことが、取引先に安心感を与えたのかな、と。

ここで考えてみてください。バイアウトファンドの人間は、みな投資先企業の事業に関しては素人に過ぎません。必ずしもアサヒセキュリティのように成長するとは限らないのです。何故バイアウトファンドが高いリターンが見込めるのか、その仕組みをご説明します。

分かりやすく説明するため、投資時と回収時に企業価値の変化はないものと仮定します。例えば、企業価値は100億円で変わらないとしましょう。

企業価値は、株式価値とネットデットを足したものですので、投資時には株式25億円、借入75億円で買収したと考えましょう。投資先のキャッシュフローから毎年15億円づつ借入を返済したとすると借入は5年で完済されます。

ここで、企業価値は100億円で変わらないと仮定したので、5年後には株式価値100億円、借入0億円となります。すなわち、投資時点の25億円が4倍の100億円になったわけです。これはIRRにして約32%に相当します。企業価値はまったく変わっていない(ファンドはなんら企業を成長させていない)のにもかかわらずです!!

要は、投資先企業のキャッシュフローで借入を返済するだけでも、高いリターンが見込める投資になりうるのです。これに加えて、リストラクチャリングも激しく行われます(これは企業価値が向上する要因になります)。

バイアウトファンドの投資対象先は、従って、比較的売上の予測(キャッシュフローの予測)がたてやすく、安定している企業が多いと言えます。

基本的なバイアウトファンドのカラクリは、このように非常にシンプルなものです。シンプルですが、資本の論理の本質として、企業の経営者に意識して欲しいところです(ファンドに買われる前にね)。

(2/7 追記)
ハーバード留学記で西武鉄道のTOBの件を説明しています。私の上記説明では分かりづらい方もいらっしゃるかと思いますのでご参考まで。
AD
いいね!した人  |  コメント(10)  |  リブログ(0)
2005-01-29

近況報告のようなもの

テーマ:日記とかもろもろ
毎度ご訪問いただきましてありがとうございます。

個人的な息抜きのつもりで始めたこのブログも、早いものでもう2ヶ月と9日(中途半端)。なるべく毎日更新しようと思っておりましたが、忙しさのあまり更新できないこともしばしばあり、猛省している次第です。

昨日ようやく修士論文を提出いたしました。大学院もどうにか卒業できそうです。これで私の中の懸案事項が一つ消え、落ち着いて勉強ができるようになると思っています(仕事もしろよ。by上司)。

ここ数ヶ月は修士論文のことが頭から離れず、読む書籍や論文も自ずと限られたテーマのマニアックなものが多かったので。今後は、みなさまにご紹介できる書籍も多くなるのではと考えています。

そういえば、あれどうなったの?と聞かれる前に書いておきますが、
「Financial Modeling」の翻訳プロジェクトは順調に進んでいます。現在原稿が仕上がった段階で、校正を経て、春ごろには店頭に並ぶのではないかと。もう少し進んだ段階で、このブログでも内容のさわりをご紹介したいと思います(それでご購入いただければ感無量)。

ファイナンスの出版関係でもう一つ企画が進行中(お手伝い程度ですが)ですので、具体化しましたらご報告いたします。また勉強し直さないとなぁ。

書きかけになっていたエントリーも復活させたいと思いますし、他の方のブログにも積極的に絡んでいこうかな、と考えています。

まぁ、ともあれ、そんな感じで頑張ったり怠けたりしていきたいと思いますので、暇があれば覗きにきて下さい。

またのご訪問をお待ち申し上げております。


AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2005-01-26

CSK子会社インサイダー

テーマ:ニュースに脊髄反射
証券監視委、CSK子会社元役員らのインサイダー取引告発

インサイダー取引で損失・・・。後出しじゃんけんで負けるようなもんか。

漢(おとこ)だな。

確か、インサイダー取引で有罪となった場合、その取引で得られた利益は没収されるはず。損失が出ている場合は補填されるのか?そんなわけないか。


以下ソースから引用。


証券監視委、CSK子会社元役員らのインサイダー取引告発

 証券取引等監視委員会は26日、CSKの子会社であるCSKコミュニケーションズ(COO、那覇市)に関するインサイダー取引で、別の子会社でグループ内の財務関係業務を行っているCSKベンチャーキャピタル(東京・新宿)の元専務、佐伯賢治容疑者(57)と金融関係会社社長、成沢祐光容疑者(58)を東京地検に告発した。

 大証ナスダック・ジャパンに上場していたCSKコミュニケーションズは、株式交換によりCSKの完全子会社となることを2002年9月に発表した。この事実を公表前に知った佐伯容疑者はCOO株を買い付け、事実を聞いた成沢容疑者も同社株を買い付けた。この取引で、成沢容疑者は226万円の利益を得たが、佐伯容疑者は損失を被った。証券監視委が、インサイダー取引で損失を被っての告発は初めて。
いいね!した人  |  コメント(3)  |  リブログ(0)
2005-01-26

通常の三倍のスピード

テーマ:日記とかもろもろ
出張戻り。ただいまー。
長野県に行ってまいりました。寒うっ。雪とか普通に積もってるし。

今日は将来の株式公開に向けた資本政策の話。非常に率直に意見交換できた良いミーティングでした。

今後が楽しみです。

て、いうか、アクセスが通常の三倍のスピード(笑)で伸びているのですが…。

赤い彗星(古い…)が現れたのかと一瞬戦慄。

多分、昨日のエントリーで緑の切込隊長(色的には量産型)にトラックバックをかけたせい。

何か、おっかない。はやく寝よ。


いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2005-01-25

コンプライアンスの重さ

テーマ:ニュースに脊髄反射
浅田農産が自己破産申請した。

鳥インフルエンザの被害にあったのは不運だったのかも知れないが、その後の消費者を欺く行為によって、会社が自己破産に追い込まれたわけだ。最初に異変に気がついた時に適切な対応をしていれば、ここまで深刻な経営状態にはならなかったものと思われる。かようにコンプライアンスは企業の命運を左右しかねないものだ。

コンプライアンスで想起される企業は、少し前なら雪印。最近では三菱自動車か。いずれも輝かしい経歴が笑い話に思える迷走振りを露呈した。

これら日本を代表する迷門企業の一角に、新たに加わりかねない企業が。

ディスクを飛ばしたり、ボタンをロックする珍機能を満載したPSPを鳴り物入りで販売したソニーである。

先日、日経ビジネスを読んで、正直あーあって思った。以下引用。


「それがPSPの仕様だ」

ボタンを押しても画面が動かないことがある問題は、あくまでも使い方の問題に過ぎない。

これが、私が考えたデザインだ。使い勝手についていろいろ言う人もいるかもしれない。それは対応するゲームソフトを作る会社や購入者が、この仕様に合わせてもらうしかない。

使用する液晶画面はこれ以上小さくしたくないし、PSP本体もこれ以上大きくしたくなかった。ボタン位置も狙ったもの。それが仕様。

これは僕が作ったもので、そういう仕様にしている。明確な意思を持っているのであって、間違ったわけではない。世界で一番美しいものを作ったと思う。

著名建築家が書いた図面に対して門の位置がおかしいと難癖をつける人はいない。それと同じこと。

以上日経ビジネスより


なんか、撤退を転進と言い張ってた大本営みたいだ。末期症状なのかねぇ。PSPを買う人はゲーム機を買うわけで、芸術作品を買うわけじゃないからなぁ。世界で一番美しく、かつ使えないゲーム機。いらねー。

面白すぎて、ここに書くのが躊躇われる。うまく料理する自信がない。で、他人のところから。この手の問題取り上げさせたら、多分この人が一番煽り上手。


切込隊長のとこ1
切込隊長のとこ2
どーでもいいけど凄いコメント数・・・。


「それが○○○の仕様だ」は是非流行らせたい。私も言い訳に使ってみたいが、メーカーじゃないからなぁ。契約書を作ることはあるから、こんな感じになるかな。訴訟の嵐になりそう・・・。


(契約書の不備に対して)
条文を読んでも意味が判らないことがある問題は、あくまでも読み手の問題に過ぎない。

これが、私が考えた契約書だ。使い勝手についていろいろ言う人もいるかもしれない。それは契約をするクライアントや弁護士が、この仕様に合わせてもらうしかない。

使用するフォントはこれ以上小さくしたくないし、契約書自体もこれ以上大きくしたくなかった。捺印位置も狙ったもの。それが仕様。

これは僕が作ったもので、そういう仕様にしている。明確な意思を持っているのであって、間違ったわけではない。世界で一番美しい文体で作ったと思う。

著名文筆家が書いた原稿に対して設定がおかしいと難癖をつける人はいない。それと同じこと。

あぁ、言ってみたい。でも言えない・・・。


ソニーがどう事態を収拾するか、しばし注目したい。三菱自と違って人命に影響ないから致命的にはならないと思うが、消費者のソニーブランド離れが加速すると回復に時間がかかりそう。

「It's a SONY」が不良品の代名詞にならないことを願う。

いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)
2005-01-25

無借金経営の幻想

テーマ:ファイナンス関係
1月23日付け日経新聞の記事。

上場企業の3社に1社が実質無借金に・昨年9月末

以下引用

 上場企業の財務が改善している。現預金などの手元流動性が借入金などの有利子負債を上回る実質無借金の企業は昨年9月末に全体の3社に1社にのぼることが、日本経済新聞社の調べでわかった。3月末にはNTTドコモやヤマハなども仲間入りする見通し。資産売却に加え収益力の向上で有利子負債を削減した結果、企業は投資などに充てる資金面での自由度が高まっている。

 対象は金融と新興市場を除く3月本決算上場企業1687社。連結で実質無借金の企業は9月末に591社と3年前より70社程度増え全体の35%を占めた。バブル崩壊で財務が傷んだ10年前は全体の27%(単独ベース)だった。


ふーん。

手元にキャッシュがあれば資金面での自由度が高まるのは当たり前の話。でも手元にキャッシュを置くことは、投資家の要求するリターンを得られないので、一刻も早く、配当か自社株買いで投資家に返してしまうのが賢い経営者と思う。

この記事を読んでいると、実質無借金はいいことだ、という暗黙の前提が置かれているようだ。

これに限らず、日本の企業には無借金信仰があるように思われてならない。
「借金は悪」という考えは、日本の公開企業が依然として中小・零細企業の発想がDNAに染み付いているせいだろうか。

確かに代表者の個人保証を求めてきた日本の金融慣行の下では、会社の借金=個人の借金という図式が成り立つのも不思議ではない。所有と経営が未分離な中小・零細企業ならなおさらである。

加えて、過去数年の金融機関によるいわゆる「貸し渋り」で痛めつけられた記憶が依然として鮮明であることも要因に挙げられるかも知れない(余談だが、私の経験上、「貸し渋り」と文句を言う企業に限って、逆立ちしても貸せない財務状態にあったように思う。)。

勢い余って、会社の業績が上がったとたん、せっせと手元キャッシュを積み上げているようだが、本当にそれでいいのか?

昔のエントリーで書いた記憶があるが、現預金+企業価値=借入金+株式価値という等式を紹介したように思う。

この式を少し変形すると、次のようになる。

企業価値=借入金+株式価値-現預金

この式において、キャッシュリッチな企業というのは、借入金<現預金という状態にあるが、このことが意味するものは、企業価値<株式価値ということである(分かりますか?)。

つまり、企業価値と株式価値の差額に相当する部分が、キャッシュとして(無駄に)滞留しているというわけ。魅力的な投資対象事業がない、という言い訳でキャッシュを溜め込んでいる企業もあるように思う。

株主としては、その余剰資金を事業につぎ込んで企業価値を高めて欲しいところだが、上記の日経の記事を読む限り、手元で死蔵させているようだ。将棋にたとえれば、持ち駒にした飛車角を使わずにおいているようなものか。

ということは、株主として本来要求すべきなのは、配当として余剰キャッシュを返してもらうこと。そしてその資金でより有望な企業に投資すればいい。無駄に銀行の預金残高を積み上げておくのなら、配当で返してもらって、タンス預金にでもしたほうがまだマシってもの。

スティールパートナーズや村上ファンドの行動が新聞を賑わすケースが多いが、これは株主として当たり前の行動だと認識している。一般には好意的に受け取られていないようだが・・・。

経営者が、余剰キャッシュは株主のもの、という本質を見失わなければ、彼らの付け入る隙は生じないと考えるが、いかがなもんか。

まぁ、要は、企業価値を高める投資対象があれば、借金してでも投資すればいいし、投資対象がないのであれば、いつまでも手元に残してないで、借金を返すなり、投資家に還元するなりすればいいんじゃないのってこと。

書き忘れたが、銀行等債権者からするとキャッシュリッチな企業はありがたい。返済原資は手元キャッシュがもっとも確実だからだ。今回のエントリーは株主の視点から書いている。そして経営者は(銀行のではなく)株主の代理人に他ならない。この点、企業の経営者は認識を欠いているように思われてならない。
いいね!した人  |  コメント(4)  |  リブログ(0)
2005-01-22

国際人

テーマ:日記とかもろもろ
大学時代のバイト先の友人と10年振りに会った。
転職して私のオフィスの近くの出版社で勤めているとのことで、ランチを共にした。

彼女はバイトをやめた後、ドイツに留学していた。そして現地でカザフスタン人の旦那を見つけ、「何とかコフ」というカザフスタン風の名前に変わっていた。旦那の母国語はカザフスタン語。当然彼女は理解できない。旦那は日本語があまり得意ではない。自然、家庭内の共通語はドイツ語に。

毎日が国際交流で、日々文化摩擦が起きている。互いが違うことを認めることから、相互理解は始まるのだなと。違いが明白であるからこそ、むしろ相手を理解しようとする努力が生じるのだろう。「以心伝心」がベースの日本では、日本人同士のほうが誤解を生じやすいのかも知れないなあ。

いずれにしても、ドイツに留学してカザフの旦那を見つけてくるのは、確率的に考えると極めて稀有な事例なのだろうな、と妙なことに感心してしまった。

ちなみに、当時私たちは、郵政省のファミリー企業で視覚障害者向けのパンフレットを作成するバイトをしていた。パンフレット作成といっても、原稿は既にパソコンに入っており、点字プリンターで打ち出して、製本するだけの簡単な仕事だった。

バイトをしていたのは、24時間体制でプリンターの騒音に耐え、用紙を補充し、インクを交換し、製本するという、終わりの見えない単純作業に耐えられる本当の勇者のみであった。当然ながら、ほとんどが私の知人の暇人軍団であったのは言うまでもない。

ある者は新聞記者になり、ある者は保険の営業をしている。またある者はシステム会社に勤め、ある者は出版社に勤める。勤務先が破綻した者もあれば、頑なにフリーターを続ける者もいる。そして、こんな駄文を書き散らかしている暇人もいる。

人生さまざまですなぁ、と他人事のように呟きながら、10年という歳月の重さを噛み締めた。何のオチもないまま、おしまい。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2005-01-21

どうやら私は青森市営バスの運転手になれないらしい

テーマ:ニュースに脊髄反射
青森市営バスでは大卒は運転手になれないらしい。

何故か「中国新聞」より引用

学歴を低く偽り2人免職 青森市営バスで3人目

 青森市交通部は21日、高卒以下でないと受けられない市営バスの運転手試験で、大卒・短大卒を隠して合格、要件を欠いたまま勤務したとして大卒の43歳と短大卒の35歳の男性運転手2人を20日付で懲戒免職処分としたと発表した。

 同市交通部では昨年10月に別の男性運転手が短大を卒業していたことが発覚、懲戒免職に。今回処分された2人は市の調査に対し「詐称は認識していた」と話しているという。

 昨年10月の処分後、青森市は受験資格の制限ができた1996年以降に採用したバス運転手を含む技能職員190人全員から聞き取り調査をした結果、2人が学歴詐称を認めた。
                            (1/21付)

青森市営バスでは、大卒になると喪ってしまう特殊能力を使ってバスを運転しているようだ。

大学に入ってなくしたもの・・・。なんだ?

視力は大学に入ってから落ちたような気がする。
でも個人差あるから関係なさそう。

ピュアな心か?
そんなもん近頃の高卒は生まれながらに持っていないはず・・・。

正直よく分からん。なぜオーバースペックが認められないのか?
年齢制限なら、まぁ理解できる。養成するのに時間がかかる場合もあるだろうから、若い人間でなければ採用できないというのもありだ。
でも今回は学歴だからなぁ。

そうか、最近の大学はワンダーランドだから、学力は高卒時点がピークと判断したわけか・・・。どうも違う気がする。

学歴詐称して入社した社員を擁護するつもりはないが、学歴制限の必要性が理解できない。また詐称が発覚した社員を懲戒免職にする必然性があるのか。
なんか腑に落ちない。

以下、脳内ソースなので記憶違いがあったらスミマセン。

「アファーマティブ・アクション」というのがある。社会的に低いポジションに置かれている階層の人々を積極的に登用しようという動きだ。

かつて米国において黒人や女性は本人の能力に関係なく、不利な立場に置かれていた。これを是正するために、官庁や企業、学校は、これらの階層の人々を(本人の能力に多少目をつぶって)採用、入学させていったと聞く。結果として、弱者の地位は向上したらしい。能力的に最適だったかは知らん。

青森市営バスがそこまで考えて、あえて大卒は駄目よ、高卒以下を引き立てよう、という方針を採っているのだろうか、と思ったりもしたが120%違うな。

うーむ。なんか無性に青森市営バスの運転手になりたくなってきた。
履歴書送ってみっか。学歴詐称して。
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)
2005-01-20

どっちの論文ショー

テーマ:日記とかもろもろ
修士論文が佳境に入った。だいたいまとまってきたが、なんかしっくり来ない。

修正したら泥沼の消耗戦になりそう。間に合うのか?

締め切りまであと一週間…。納得いくまで修正するか、今のベースで完成させるか?

さぁ、どっち?

って、書いた瞬間に三宅裕司の顔が浮かんだ。

で、TVつけたら関口だ!メッシュなんとかしろ!

黒ゴマタンタン麺?
海老天カレーうどん?

なんか萎えた。
もう正直どっちでもいい。

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
1 | 2 | 3 |最初 次ページ >> ▼ /

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。