KEN筆.txt

プロレス、音楽、演劇、映画等の表現ジャンルについて伝えたいこと

【イベント情報】
「Road to 7・24RYOGOKU~大日本プロレスchライヴVol.2」
★7月7日(木)新宿・ロフトプラスワン(開場18:30/開始19:00)
〔入場料金〕前売2000円、当日2500円(飲食別)
【第1部】グレート小鹿会長×登坂栄児社長禁断の公開大日首脳会談(MC:鈴木健.txt)
【第2部】小鹿会長退場後、登坂栄児×鈴木健.txtによる第1部の90分ノンストップ検証(という名の陰口)
〔イベント特典〕20名様に二大首脳陣とのスリーショット権が当たる抽選会を実施
〔会場販売〕大日本プロレス東京大会会場売店
〔一般発売〕イープラスにて発売中
〔取置予約〕kenpitsu.txt@gmail.comに氏名、イベント当日に連絡が取れる連絡先、希望枚数を送信。チケットを確保し、当日受付にて前売料金でお受け取りできます。なお、入場は整理番号順となります。e+分と会場販売&取置予約分の2列入場となりますので、どちらで購入しても条件に差はありません
〔問い合わせ〕ロフトプラスワン(TEL03-3205-6864)



【編集&執筆媒体情報】
〔書名〕月刊スカパー!2016年6月号
〔発行〕ぴあ株式会社
〔価格〕500円
〔内容〕連載「鈴木健.txtの場外乱闘」32回のゲストはプロレスリングNOAH・丸藤正道。「ルチャ・ワールドカップで違う自分を発見する楽しみ」

〔携帯サイト名〕週刊プロレスモバイル
〔コーナータイトル〕「EYEコラム」月曜更新「週モバ野郎NOW」
〔5月23日更新〕千のコスチュームを持ち、ロックアップで勝つ男を発掘

〔サイト名〕中日新聞プラス 
〔コラム名〕達人に訊け!「鈴木健.txtの文化系名古屋プロレス講座」
〔URL〕http://chuplus.jp/blog/list.php?category_id=237
〔5月18日更新〕段ボールとガムテープのスペシャリスト! 名古屋プロレスの優良企業・高井プランニング業績報告会

〔サイト名〕FIGHTING TV SAMURAI公式サイト
〔コーナータイトル〕鈴木健.txtの場外乱闘番外編
〔URL〕http://www.samurai-tv.com/jougai_full/
〔5月10日更新〕第12回ゲストは新日本プロレス・獣神サンダー・ライガー選手です。「『ライガー頑張る』ってデカデカと書いといて!」というご本人のリクエスト通りのタイトルにしたら、本当にこの取材直後、IWGPジュニアヘビー級戦で頑張る姿を見せてくれました

〔サイト名〕女子SPA!
〔記事名〕人形レスラーもインタビュー プロレスマスコミの底力【鈴木健.txtインタビュー】
〔URL〕http://bit.ly/1LOka6s
〔取材・執筆〕尾崎ムギ子さん
〔内容〕プロレスマスコミがどんな思いでプロレスに携わっているかをインタビューしていただきました。ありがとうございます

【講座情報】
「プロレス女子も大歓迎!!~鈴木健.txtの文化系プロレス講座」
〔講座日時〕6月まで毎月第3土曜日15時30分~17時
〔会場〕名古屋・栄中日文化センター(名古屋市中区栄4-1-1中日ビル4F/地下鉄栄駅地下街直結徒歩3分)
〔受講料〕1回分2500円+税
〔入会金〕3500円+税※中日文化センターの他の講座をすでに受講している方は必要ありません
〔申し込み・問い合わせ〕フリーダイヤル0120-53-8164(10時~19時※日曜は17時まで) 
〔HPからの申し込み〕http://www.chunichi-culture.com/programs/program_164977.html
〔主な講義内容〕
第6回(6月18日)試合リポートを書くポイント
詳細は→http://chuplus.jp/blog/article/detail.php?comment_id=4492&comment_sub_id=0&category_id=237

【TV出演情報】
〔本放送〕
■サムライTV「DDT5・29後楽園ホール大会」:6月2日(木)22:00~24:00/リピート放送:6月3日(金)15:00~17:00、6月4日(土)20:00~22:00、6月5日(日)24:00~26:00、6月6日(月)18:00~22:00、6月9日(木)18:00~20:00、6月16日(木)13:00~15:006月21日(火)8:00~10:00
※実況:村田晴郎、コメンテーター:鈴木健.txt

■サムライTV「みちのくプロレス6・10後楽園ホール大会」:6月16日(木)22:00~24:00/リピート放送:6月17日(金)20:00~22:00、6月18日(土)10:00~12:00、6月19日(日)24:00~26:00、6月20日(月)15:00~17:006月23日(木)18:00~20:00、6月30日(木)13:00~15:00
※実況:村田晴郎、コメンテーター:鈴木健.txt

■サムライTV「DDT6・12エディオンアリーナ大阪第2競技場大会」:6月21日(火)22:00~24:00/リピート放送:6月22日(水)20:00~22:00、6月23日(木)8:00~10:00、6月23日(木)24:00~26:00、6月26日(日)10:00~12:00、6月28日(火)18:00~20:00
※実況:村田晴郎、コメンテーター:鈴木健.txt

■サムライTV「DDT6・26後楽園ホール大会生中継」:6月26日(日)12:00~15:30/リピート放送:6月26日(日)20:30~24:00
※実況:村田晴郎、コメンテーター:鈴木健.txt
http://www.samurai-tv.com/

■GAORA SPORTS「WRESTLE-1 6・8後楽園ホール大会」:6月25日(土)19:00~21:00/リピート放送:6月29日(水)23:00~25:00、6月30日(木)26:15~28:15
※実況:高橋大輔、解説:鈴木健.txt
http://www.gaora.co.jp/wrestling/1776080

〔リピート放送〕
■サムライTV「DDT5・15名古屋国際会議場イベントホール大会」:5月28日(土)15:00~17:00、5月30日(月)20:00~22:00、5月31日(火)13:00~15:00
※実況:村田晴郎、コメンテーター:鈴木健.txt

■GAORA SPORTS「WRESTLE-1 5・4後楽園ホール大会」:5月29日(日)12:00~14:00
※実況:高橋大輔、解説:鈴木健.txt

【WEB番組出演情報】
■SUCCESS TV!
Abema→https://abemafresh.tv/success_channel/13115
ニコ生→http://live.nicovideo.jp/watch/lv262912959
※同番組内「リング☆ドリーム」コーナーにてじっさいのプロレスの話を交え解説

【ニコニコプロレスチャンネル出演情報】
ニコニコプロレスチャンネルは月額税込540円ですべての番組を視聴できます→http://ch.nicovideo.jp/nicopro

〔鈴木健.txt出演予定〕
【本日放送】プロレスリングNOAH5・25新宿FACE大会中継:5月27日(金)22:00~24:00 http://live.nicovideo.jp/watch/lv263541585
※コメンタリー実況:鈴木健.txt

■JWP女子プロレス5・22花やしき座大会中継:5月28日(土)21:30~23:30 http://live.nicovideo.jp/watch/lv264006176
※コメンタリー実況:鈴木健.txt

■【全国のプロレス会場について語ろう!】【全編無料】鈴木健.txtのオールナイトニコプロ:5月28日(土)24:00~26:00 http://live.nicovideo.jp/watch/lv263553128

■プロレスリングFREEDOMS×琉球ドラゴンプロレス5・26新木場1stRING大会中継:5月29日(日)21:00~23:30 http://live.nicovideo.jp/watch/lv264442916
※コメンタリー実況:鈴木健.txt

■KAIwith翔太インタビュー:5月31日(火)22:00~23:00 http://live.nicovideo.jp/watch/lv263542678

■ニコプロ一週間6月1日号:6月1日(水)22:00~23:00 http://live.nicovideo.jp/watch/lv262065068
※レギュラーコメンテーター:高山善廣&週刊プロレス・佐藤正行編集長

■KAIENTAI DOJO6・3新宿FACE大会直前スペシャル:6月2日(木)22:00~23:00 http://live.nicovideo.jp/watch/lv264443622

■小橋建太の鉄人談話6月号:6月4日(土)20:00~21:00 http://live.nicovideo.jp/watch/lv264323211
※MC:小橋建太、ゲスト:中嶋勝彦、アシスタント:鈴木健.txt

■ローカルプロレス団体PVサミット:6月4日(土)22:00~23:00 http://live.nicovideo.jp/watch/lv264388990

■新日本プロレス6・7仙台サンプラザホール大会見ながらトーク:6月7日(火)18:30~21:00 http://live.nicovideo.jp/watch/lv264446646

■新日本プロレス6・7仙台サンプラザホール大会二次会:6月7日(火)22:00~23:00 http://live.nicovideo.jp/watch/lv264447034

■ニコプロ一週間6月8日号:6月8日(水)22:00~23:00 http://live.nicovideo.jp/watch/lv262856134
※レギュラーコメンテーター:高山善廣&週刊プロレス・佐藤正行編集長

■全日本プロレス6・9伊勢崎市第二市民体育館大会中継:6月12日(日)21:00~23:00 http://live.nicovideo.jp/watch/lv264445300
※コメンタリー実況:鈴木健.txt

■ニコプロ一週間6月15日号:6月15日(水)22:00~23:00 http://live.nicovideo.jp/watch/lv263968281

■新日本プロレス6・19大阪城ホール大会見ながらトーク:6月19日(日)16:00~19:00 http://live.nicovideo.jp/watch/lv264447504

■新日本プロレス6・19大阪城ホール大会二次会:6月19日(日)22:00~23:00 http://live.nicovideo.jp/watch/lv264447713

■ニコプロ一週間6月22日号:6月22日(水)22:00~23:00 http://live.nicovideo.jp/watch/lv264210149
※レギュラーコメンテーター:高山善廣&週刊プロレス・佐藤正行編集長

〔タイムシフト視聴可能番組〕
■【全編無料】ニコプロ一週間5月25日号 http://live.nicovideo.jp/watch/lv260911049 6月1日(水)まで公開
※レギュラーコメンテーター:高山善廣&週刊プロレス・佐藤正行編集長

■関本大介インタビュー http://live.nicovideo.jp/watch/lv263647847 5月31日(火)まで公開

■河野真幸の「どーのこーの」第7回 http://live.nicovideo.jp/watch/lv263443909 5月31日(火)まで公開
※MC:河野真幸、アシスタント:鈴木健.txt

■WWEエクストリームルールズ2016見ながらトーク http://live.nicovideo.jp/watch/lv263552715 5月30日(月)まで公開

■プロレスリングNOAH5・20後楽園ホール大会中継 http://live.nicovideo.jp/watch/lv263541240 5月29日(日)まで公開
※コメンタリー実況:鈴木健.txt

■全日本プロレス5・21横浜ラジアントホール大会中継 http://live.nicovideo.jp/watch/lv263443805 5月29日(日)まで公開
※コメンタリー実況:鈴木健.txt

■WRESTLE-1 5・15Blue Field大会中継 http://live.nicovideo.jp/watch/lv263443403 5月28日(土)まで公開
※コメンタリー実況:鈴木健.txt

テーマ:
音楽は記録としてアーカイヴされていくものだから、リアルタイムで体感せずとも作品のよさに触れることはできる。だが出逢えたことの悦びを味わうならば、ライヴに勝るものはない。人生において何度となく自身の幸運を噛み締めるシチュエーションは訪れるが、夢中になれるアーティストが目の前で奏でる現場へ身を置くたび「この時代に生まれてよかった」と思うのだ。

数年ズレていたら出逢わぬままだったかもしれないし、時代が違えば嗜好を構築するバックボーンも変わる。それによってまったく違った人生を歩んでいた可能性もある。さまざまな物事のタイミングが合致して今、自分はこの場所で音楽を聴いていられるんだという感慨――。

プラスチックスが活動していたあの時代、私は中学生でようやくYELLOW MAGIC ORCHESTRAによって音楽が自分を形成するひとつになり始めた頃。そこから派生したものを聴くにはもう少し時間を要したため、リアルタイムで見ることができなかった。

3枚のオリジナルアルバムからフライパンの上で踊るポップコーンのごとく弾き出される音にまみれては体が揺れ、そしてその後には必ず「もっと早く知っていればよかった_| ̄|○」とため息をついたものだった。もっとも、出逢ったところで中坊だから財力もなく、ライヴハウスに足を運んで夜な夜な先端のカルチャーを満喫するなどというのは別世界のオハナシである。

初めてプラスチックスのライヴにいったのは1988年11月で、今はなきINK STICK芝浦FACTRYでおこなわれた2日間限定の復活ライヴ。ようやく見ることができたというのに、不思議なほどその時の記憶が抜けている。自分の中にあったイメージは佐久間正英が生ベースを弾く前のサウンドであり、CR-78の「ポッポコポッポコ」とTR-808「タンタカタンタカ」の違いが「あれれ? こういうものなのか」との思いを生じさせたのか。

何よりも、プラスチックス解散後ソロになった立花ハジメの「LIVE TAIYO-SUN」があまりに衝撃的すぎた。おびただしい数のモニターを並べ、自作の楽器「アルプスシリーズ」をガンガン打ちならしながらRADICAL TVのCGとライヴ映像を混ぜ合わせて出力するそのアイデアは、斬新かつカッコよかった(特に青山スパイラルホールではなくその前年、ラフォーレミュージアム赤坂で演った統一感を崩したステージングの方)。もしもタイムマシンあるならば、YMOの“凱旋公演”や解凍P-MODELの1992年渋谷公会堂ライヴと並んでその場にいきたいと思う、夢のようなテクノショーだった。

限定復活ライヴよりも前にそれを見ていたため、立花ハジメソロの方がプラスチックスと相似形に映ったのだ。一方のMELONは、自分にとって“歌モノ”。この時から、私にとって生涯のベストヴォーカリストは中西俊夫となり、あれから35年が経った今もその認識に変わりはない。

MELONもそうだが、WATER MELON GROUPとして色気を漂わせた「SEXSANOVA」や「FLY ME TO THE MOON」に、あるいは『ピテカントロプスの逆襲』でスネークマンショーのギャグにはさまれながら、ファンキーな唸りで渡り合ったナンバー「TRANCE DANCE INTERNATIONAL」にシビレたクチだった。また、NHKでも放送された日本青年館ライヴにおける「THE GATE OF JAPONESIA」のギターソロは、人間の使う言語よりも雄弁な音による歌声だった。

まったく違う個性を立花ソロとMELONがすでに発揮し、それをキャッチできていたから自分の中でプラスチックスの限定復活はお祭り的位置づけの域を脱しなかったのだろう。ライヴに関しては一期一会と受け取る性分なので「一度でも実体験できたんだから、これ以上は望まない」となり、そのままプラスチックスは追憶として血中テクノ濃度の高い私の体内を循環し続けた。

時は流れ2007年。人生の年輪を重ねたメンバーたちが集い、プラスチックスは19年ぶりにステージへ立つ。そこへチカがいない代わりに、生ドラマーの屋敷豪太が参加。その時点における限りなくベストに近い布陣。MELONで中西と一緒だったことから、オリジナルメンバーのように思えたファンも多かったはずだ。

生ドラムによるサウンドは、言うまでもなくあの頃のプラスチックスとは違う。そもそもその他の機材も同じではないのだから再現するにも限界がある。ならば、2007年時点の現在形を見せた方がいい。4人のメンバーが一堂に会しプラスチックスの楽曲を演っているだけで「生きててよかったー」と思えたのだから、それ以上は望まなかった。「ここにチカがいれば…」を口にするのは、キッチュとはほど遠い野暮な言い草だ。

2010年5月のライヴはUSTで見て、布袋寅泰のサプライズ登場に驚いた。その後は、断続的に掘り起こされるお宝映像や音源に触れては喜び「TOP SECRET MAN」と「PATE」をヘビーローテーションするうちに時は流れていくのだろう…そう思っていた。

昨年出版された『プラスチックスの上昇と下降、そしてメロンの理力・中西俊夫自伝』を読み、岡崎京子の描く時代が明確に浮かんでくると同時に、どこかおとぎ話のような感覚にも見舞われた。これほどの月日が流れてから明かされるエピソードの数々はお宝アイテムと変わらぬキラめきを放っていたが、すべては戻らぬ情景だから…との思いに帰結するのだった。

そんな中、プラスチックスは今年で結成40周年を迎えた。例によって再発やお宝のラッシュとなり、ファンにとってもそれはそれで嬉しいわけだが、合わせて5月10日にライヴもおこなわれるという。最初は2007年のような形式かと思ったものの、会場がBLUE NOTE TOKYOと聞き、なんとなく「今回はちょっと違うのでは…」と直感した。

ジャズクラブのBLUE NOTEでテクノバンド(とされる)が演る――その場にいたわけでもないのに、フュージョン色の強かったYMOが六本木のPIT INNに出演していた頃のような味わいが得られると勝手な思い込みをしながら、光の速さで予約。「今後、当店に出演してほしいアーティストは?」の項目に“POLYSICS”と入力したので、結成40周年で実現するかもしれない(来年20周年です)。

ジャズとはあまり密接していない自分だが、やはり音楽を聴く者としてBLUE NOTEはいってみたいと思っていた。今でもオールスタンディングのライヴには足を運ぶものの、どちらかというと積み重ねられた歳月の分、じっくりと味わいたい。

テーブルに座り、運ばれてくる料理に舌鼓を打ちながら徐々に落ち着かなくなってくるのがわかった。むしろ2007年のスタンディングの時の方が、平常心で待つことができた。この高鳴りはいったい何なのだろう。


▲BLUE NOTE TOKYOの入り口。みんなこの前で記念撮影をしていた

第1部のほぼ定刻に、これといった前触れもなくスーッとステージに現れたのは中西俊夫&立花ハジメ。まるでリハーサルの音合わせのように、ふわっという感じで「TOP SECRET MAN」が始まる。2人編成のプラスチックスである。

サウンドはスネア、バスドラ、ハイハットのシンプルなリズムと、ツインギターのみ。間奏のキーボードソロのメロディーを中西が口ずさみ、立花もリフで続く。意表を突かれたオーディエンスがリアクションを忘れる中、続いて「COPY」へ。

こちらも同じ編成だが、何十年経っても頭に染みついている歌詞が体よりも先に喉を反応させる。先ほどまで料理を食べてモグモグしていた大人たちが「アッチモコッチモコピーダーラケ」と、アッチデコッチデ中西の口の動きをコピーする2016年のTOKYOというのも、なかなかの光景である。

2曲を終えたところでキーボードのmomo、ヴォーカルのリンダdada、そしてオリジナルメンバーの島武実が呼び込まれる。3曲目「I AM PLASTICS」からリズムボックスの音がよりチープになるや、全体がタイムスリップしたかのような空気の動きを覚えた。当時は生ドラムと比べて軽い音とされたが、CRのサウンドは一気にその場の時代性を変えてしまうほどの音圧を誇っていた。

「これ、あの時代に聴いていたらあまりのカッコいい音に息もできなくなっていただろ!」すごいものへ触れた時に生じる体の反応が、すでに口の奥までこみあげてきていた。心臓がバクバクと音を立てながら、血液に乗せて体中へテクノ特有の快感を巡らせている。

リズムボックスによるフィルはなく、一定のパターンを繰り返して曲が終わったところでボタンを押し止めるという、じつに人力な手法だった。そのため、演奏や歌とともにピッタリ決まるのではなく、少し鳴り続ける。でも、それを気にする者などいない。ドラムの代わりというよりも、メトロノームの豪華版的位置づけ…それが、現在形のプラスチックスには合っていた気がする。


▲左よりmomo、リンダ、中西、立花、島のプラスチックス(PLASTICS_officialツィッター @PLASTICS_TYO より)

4曲目の「WELCOME PLASTICS」では始まってすぐに中西がストップ。「あがってるの、ハジメちゃん?」と突っ込んだあとに「俺か、あがってるのは」とテレ笑いを見せてからリスタート。キーボードのmomoは当時の佐久間スタイルで、左手でベースラインを、右手でシンセのメロディーを弾く。

打ち込みに馴れきった耳で聴くと、そのズレによって生じるうねりがたまらない。機械では再現できぬテイストを、見事なまでに蘇らせてくれた。

「世界の街の みんなのアイドル 輝く栄光 5人の若者」の部分を「5人の老人」と歌詞を変えるトシに、笑いが起こる。「5人じゃなくて3人だろ!」と誰もが頭の中で突っ込むと、2番では「5人の若者」とオリジナルのまま歌い、喝采。演奏を終えると「できたー!」と一息つく中西に替わり、5曲目はリンダのヴォーカルで「DIAMOND HEAD」がスタート。

このあたりから中西のヴォーカルにも艶が増してくる。そして、ギターと歌声を包み込んでからめとるようなベース音が心地よい。

曲と曲の合間に喋りを入れる中西とは対照的に立花は言葉を発さず、ギターを刻むことに没頭している様子。黒のワイシャツとスボンにアルミホイルを巻きつけるだけでカッコよく見えるあたり、センスの賜物だ。

プラスチックスのリリックは、歌詞そのものの意味合いよりも韻によって奏でられるリズムが重視されたもの。英語の意味がわからなくても体感で覚え、そして今でも魔法のようにスラスラと出てくる。6曲目の「IGNORE」は口ずさむオーディエンスが多かった。嗚呼、トシのヴォーカルがあまりにプラスチックスしていて…。

7曲目はノリのいい「DELUXE」。冒頭に漂っていた慎重ぶりもどこへやら、フリーダムに歌い、奏でる4人。リズムだけが島とともにクールな顔をしながら全体を引っ張る。このナンバーのラストは、ピッタリと決まった。

「I LOVE YOU OH NO!」はリンダの「ノーノーノーノー アイドンニージュ」とベースラインが合唱しているかのよう。チカの不在を補ってあまりあるパフォーマンスもまた、現在形のプラスチックスだ。

続く「DELICIOUS」でも女性ヴォーカルがフィーチャリングされたあと、一転して「PARK」ではトシ節が脳に染みる。テクノ色の包装紙に包まれた極上のバラードは、まさに中西俊夫の真骨頂。

11曲目の「DIGITAL WATCH」は手弾きによる低音のシークエンスフレーズが、いかにも80年代。そうか、曲を聴くとメインのフレーズより先にベースラインを拾ってしまう自分の音感は、プラスチックスやYMOのシンセベースによって植えつけられたものだったのかと、今さらながら気づいた。

1980年の時点で来たるべきネット時代を予見していた「TOO MUCH INFORMATION」に続き「CAN I HELP ME?」はリズムのBPMをやり直し。ハモンドオルガンチックなシンセの音が軽やかに踊る。そして――。

言葉にすると陳腐なものになってしまうが、14曲目の「COMPLEX」は…ヤバすぎた。これほどチープな音にまみれていながらしっかりと疾走感があるのはどういうことなのか。

momoが両手で奏でるシンセとベースによって水を得た中西の歌声と、立花のセンス奏法ギターがカシャッと無機質な音を立ててハマった。この日演奏された中では、もっともあの頃のプラスチックスに近かったように思う。気がつけば横向きにステージの方へ向けていた体が、より前のめりとなっていた。

「GOOD」のトキメキなギターの音色によるイントロが、さらに気持ちを引きずり込む。このあたりになるとオーディエンスも声を出さずにはいられなくなったようで、中西が「次、PEACE」と言うと「イエーッ!」とレスポンスが。その男性いわく「一番好き!」らしい。そういうことを、よい大人になっても言えるこの空間が素晴らしい。

ギターだけでなく間奏からハーモニカも吹いて忙しい立花。すでにホイルは服から剥がれてしまっている。17曲目は「ROBOT」。「IBM NHK TDK FBI」とアルファベット3文字の名称を連呼するだけでこのグルーヴ感! そのままラストナンバーの「CARDS」へと突入。

当時も、そして2007年の再結成ライヴでもクライマックスに演奏されタテノリとなった曲。さすがにこの時だけは立ち上がりたくなったが、我慢して座ったまま体を揺らす。間奏からはリンダがCARD代わりにチェキを客席へ投げるパフォーマンスも。さらに終盤の“怒濤パート”では中西の「CARDS!」連呼と立花のサックスがセッション。その瞬間、プラスチックスは世界で一番BLUE NOTEが似合うバンドとなった。

「CARDS」が終わったあと、立花がソロ曲である「ROBINS EYE VIEW OF CONVERSATION」のフレーズをサックスで演りドッと沸く中、メンバーはいったん退場。しかし、すぐに戻ってきて中西が「島ちゃんトイレいっちゃった」と言い、4人でアンコールの「恋の終列車」を始める(すぐに合流したが)。

そしてオープニング曲の「TOP SECRET MAN」を5人ヴァージョンで。このナンバーをCRのリズムで披露するのはいつ以来になるのか。やはりこちらの方がしっくりくる。間奏のシンセソロ&ベースラインは、テクノを語る上で不滅のフレーズと言いたい。

1時間25分で20曲を演奏したプラスチックス。アーカイヴとは違う、生の息づかいと独特の空気感に満ちた至高のひとときだった。自分は人に誇れるほどのいいことなんてしていないから、こういうライヴを見た時は「前世でよほど世のため、人のためになったんだな」と思うようにしている。

そして2枚目のアルバムタイトル“ORIGATO PLASTICO”を、そのままメンバーに返したくなった。もう一度集まりたくてもそれがかなわぬところへいってしまった佐久間正英、そしてライヴと前後し発刊された『情報過多 TOO MUCH INFO』のインタビューで「プラスチックスの佐藤チカ。それは終わってることだと思うんですよ」と、自身の立場を明確にしたチカ。

あのステージ上にはいなくとも「5人の若者」は現在も、そしてこれからもプラスチックス――それが、影響を受けた者たちのコンセンサスなのではないだろうか。「WELCOME PLASTICS  いつまでも  走り続ける 僕らはプラスチックス」と聴いたからには、その呪縛から永遠に逃れたくはないのである。(文中敬称略)


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ザ・グレート・サスケの大予言最終回
~ムーの太陽信者の集い“信じる者は救われる”~

★12月14日(月)東京・新宿ロフトプラスワン(開場18時、開始19時)
〔出演〕ザ・グレート・サスケ(ムーの太陽)
〔進行〕鈴木健.txt、村田晴郎
〔お布施代〕前売2500円、当日3000円(税込/飲食別)
※当日は整理番号順の入場となります
〔発売場所〕イープラス(http://bit.ly/1ZMZLap
〔取置予約〕KEN.txtメールアドレス(kenpitsu.txt@gmail.com)にて受付中。お名前、イベント当日に連絡が取れる連絡先、希望枚数を送信してください。チケットを確保し、当日受付にて前売料金でお受け取りできます
〔特典〕手売分チケット購入者及び当日取置予約をされた方にはたこ焼きマシンさん提供「ローカルプロレスラー図鑑+2016」お試し版(サンプル)を贈呈
〔INFORMATION〕
ロフトプラスワン http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/
鈴木健.txtツィッター  @yaroutxt

今年も年末恒例の大予言が開催! 2016年のプロレス界はおろか、政治、経済、世界情勢、発明機器など世の中で起こることがわかってしまうありがたいイベント。ロフトプラスワンにおける演目の中でも屈指の腹筋崩壊率を誇り、6年連続満員に。昨年に続き、ムーの太陽信者参加イベントとして予言を超越したザ・マスターのお告げがこれでもか!とばかりにサク裂することが予想される。進行はサムライTVみちのくプロレス中継の実況コンビ。



前半は昨年の予言の“答え合わせ”で、後半は2016年の予言をおこないます。ちなみに2015年に起こることとして出た主な予言は以下。これが的中したかどうかをザ・マスター本人に問い詰めます。



・公立高校が軒並み廃校に
・一流大学の学費が18%一気に値上がりする
・12月12日から消費税が10%に
・同じく12月より安楽死が法律で認められる
・トヨタ、ソニー、京セラ、JALなどの大企業が週休3日制を導入
・ネットカフェが24時間営業ではなくなりネットカフェ難民で新宿西口が溢れ返る
・日本のロシア大使館が年に3回、テロに遭う。理由は言えない
・インドネシアのクラカタウ火山が噴火する
・ポルトガル、イギリス、フランス、スペインなどのヨーロッパ主要国が干ばつに見舞われる
・世界的に気温が上昇し、日本は最高気温48℃を記録
・暑さのゆるキャラ「暑いんだゾウ」が登場
・水の都・ヴェネツィアが水没する
・空と地盤に電磁波を送り、重たい雲を生成して人工的に雨を降らせる装置が12月より一般発売される。値段は1650万円で全世界同時発売。ただし免許制
・STAP細胞がやっと見つかる
・iPhoneが2度に渡りヴァージョンアップ。7月にiPhone777(トリプルセブン)が、12月にiPhone8マン(エイトマン)が発売。777は尺定規のように細長い形状で、縦二つ折り。8マンは超薄型で丸めることができる
・プロ野球は阪神と楽天が優勝
・ブレイクするプロレスラーは長瀬館長、山本SAN、力。長瀬館長と山本SANは週プロの表紙に
・ボウリングが大ブームになる
・DDTが株式上場。高木大社長がヴァージョンアップ
・7月13日前後にプロレスオールスター戦開催。大会名は「日本プロレス」
・G1クライマックスは中邑真輔が優勝。理由は「いいやつだから」
・2015年に引退するプロレスラーは佐野直
・アカデミー主演男優賞はマシュー・マコノヒー、主演女優賞はアン・ハサウェイが受賞
・佐野魂両国大会の観衆は7650人
・プロレス大賞MVPは飯伏幸太
・ムーの太陽はサークルなのでお気軽に参加できる。強制・強要はしないが、サークルに入らないと末路は地獄に堕ちる


なお、ウルトラマンロビンさんはイベントに出演いたしません

〔追加情報〕11月26日、水道橋の「
広島焼き・鉄板焼おっこん」にて開催されたサスケを囲む会月例会にお邪魔し、その場にいる皆様向けに“予言お試し版”をしてもらったところ、今後の「ザ・グレート・サスケの大予言」についてマスターから「今年で終わる!」との予言がありました。マスターの予言は必ず当たりますので、今回が最終回となります。これにともないイベント名を「ザ・グレート・サスケの2016年大予言」から「ザ・グレート・サスケの大予言最終回」に変更させていただきます。私以外の誰かが企画し、続けていただけるならば歓迎ですが現体制ではラストとなります。マスターの予言芸を見納めしたい方は当日ぜひいらっしゃってください。
https://youtu.be/2YAwjukmPUY


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鈴木 FMWを離れてW★INGを設立するとなった時、どうやって選手を集めたんですか。
茨城 関川から始まって、ビクターがくっついてきて…齋藤(彰俊)クン以外は多かれ少なかれFMWにいた選手じゃない。(木村)浩一郎にしても徳田(光輝)にしても。
鈴木 それはイバラギさんの方から声をかけたんですか。
茨城 サブミッションアーツまでいって、麻生(秀孝)さんに会って保坂(秀樹)と浩一郎をあげるっていう話はしました。齋藤クンは…。
高橋 松永(光弘)の知り合いだったんじゃなかったっけ?
鈴木 同級生です。なんで旗揚げから参加しなかったんですか。
茨城 わからない。金村(キンタロー)は…そうだ、齋藤クンが「こういうやつを知っているんです」っていうんで電話をしたんだ。
鈴木 金村選手、誠心会館所属だったんですよね。
茨城 でも1試合やっただけでしょ?
高橋 アニマル浜口ジムにもいたんだってね。この前聞いた。
茨城 えーっ!? 金村なのに?
鈴木 そんなに驚くことじゃないでしょ。
茨城 戸井(マサル=現・克成)はカルガリーにいて寿司屋でバイトしてた。
高橋 イバラギさんも寿司屋やってたよね?
茨城 いやー…(口ごもる)。
鈴木 ハワイでやっていました。自分で握らず全部機械に任せるという。
茨城 大剛鉄之助さんの紹介で来た。茂木(正淑)も最初、FMWに入るって言ってたんだけど、有刺鉄線はできないってなって入らなかった。
鈴木 あと、旗揚げ戦のみ出たジェット・ジャガーとモンゴルマンはどうやって呼んだんですか。
茨城 なんでだか憶えてないけど、新宿にあった(ジェット・ジャガーの)道場にいってんだよね。モンゴルマンは…わかんない。
鈴木 ヘッドハンターズとか、よく見つけてきましたね。
茨城 日本に来る前はまだ痩せててね。ムーンサルトができるっていうから呼んだら、じっさいはできなかったんだって。
鈴木 ええっ!? だって旗揚げ戦でヘッドハンターAの方が出したじゃないですか。
茨城 あれ、ぶっつけ本番だったんだって。
鈴木 本当ですか!?
茨城 やらないと呼んでもらえないぞって言われて。でもBの方はできなかった。度胸がなかったのかね。
鈴木 ものすごく食べるという事前情報はなんだったんでしょう。
茨城 あれはホントだったでしょ? そっち、週プロで企画したじゃない。
鈴木 来日してすぐ渋谷で連れ出ししたんですよね。大食漢というか、2人ともすぐにお腹が減ってくるんですよ。それが腹いっぱいになったら30分ごとに続く感じでした。
茨城 ウチのマンションに金村とかデブチャンズ(ヘッドハンターズをこう呼ぶ)とかジプシー・ジョーが居候していたんだけど。
鈴木 気まずいマンションですね。
茨城 同時期じゃないよ。まあ、食べたよね。
鈴木 そうやって元同僚がライバル団体を設立したわけですが、フロントとしてはどういう思いだったんでしょうか。
高橋 イバラギさんがジャパン女子をやめた時と同じだけど、自由にできていいなあって思っていましたね。W★INGって、なんであんな名前にしたんだろうって。
茨城 俺の知り合いがつけてくれたんですよ。全女で一緒だったんです。そいつと横浜で会った時に。
鈴木 それまでの団体名は○○プロレスとかレスリングとつくものだったのが、いきなり“ウイング”なわけですから、斬新すぎます。
茨城 団体名がコールされたのって、W★INGが最初だったでしょ。
鈴木 “シンニッポン”“ゼンニッポン”というコールはまだ発生していないですね。
茨城 コールはしやすかったよね。言いやすいっていうんで思いついたんじゃないかな。
高橋 僕も何かが違っていたらいっていましたよ。
茨城 営業力があれば、もっとやっていたのに。
鈴木 W★INGが潰れたのは自分のせいではなく、営業がいなかったからと言いたいんですか。
茨城 そうじゃなくて、営業力があればお金が回るじゃない。
鈴木 大迫社長から離れてからは代表取締役になったんですよね。それまでは2番手が合っていると自分で思っていたのに、トップになってでも続けたいと思ったわけですか。
茨城 それでやめましょうとはできないでしょ。それで選手も本当に出るかわからない状態で12月の後楽園(W★INGプロモーションとしての再スタート)をやることになったんだけど、何か目玉になるのが必要っていうんでメキシコにいってさ、知り合いだったからマスカラスを呼ぶことになったんだけど、これもすんなりとはいかなかった。本人は来るつもりでいたんだけど、大迫和義があなた(筆者)と同じ苗字のマスコミからマスカラスの電話番号を聞いて「イバラギの方は中止になったから」って連絡した。マスカラスがこっちに確認してきたから来られたけどね。
鈴木 デスマッチ路線でやるからと分裂したのに、マスカラスを呼ぶという。FMW以外にデスマッチをウリとする団体ができたことを、大仁田さんは意識していたんですか。
高橋 してたと思うよ。それでファイアーデスマッチを兵庫県の三田でやったんですよ。中山香里のお父さんがプロモーターの売り興行だったんだよね。僕としては、興行という分野においては負けたくないっていう意識だった。
鈴木 W★INGとしてはFMWに勝たなきゃという意識だったんですか。
茨城 いや、全然。
鈴木 カクン。
茨城 だって向こうは会社として確立しているし、こっちはそんな余裕ないもん。
鈴木 選手はFMWよりすごいデスマッチをという感じでやっていたじゃないですか。
茨城 アイデアは出していたけど、そんなさあ、大仁田厚を見返したいなんていう思いはない、ない。
鈴木 FMWにはなくてW★INGにあったのが怪奇派の外国人選手でした。ジェイソン・ザ・テリブルはどうやって見つけてきたんですか。
茨城 ジェイソンは…写真を2人分提示されて、ウチのカラーだったらこっちだと。その時点では実力なんてわからない。今みたいにネットに情報が出ているわけじゃないから。でも、その前にプエルトリコで関川と話していたんだって。もちろん、その人間がジェイソンだとはその時点では知らなかったんだけど。


▲トークショーの日に、イバラギさんが小脇に抱えていたW★INGパンフに掲載された週刊プロレスの広告。ポーゴ様と若き日のハイテクノロジースーサイドを自社の広告に持ってきたのを思い出した。後列一番右に注目! 上段にはおどろおどろしい怪奇派のオチとしてどんぶり飯をかっ食らうビクターが。当時は、広告でけっこう遊んだ

鈴木 イバラギさんがW★INGへいってしまったあとのFMWは、どうやって外国人を呼んでいたんですか。
高橋 どうだったっけかなー。営業だったからわからないんですよ、そっちの方は。
鈴木 シーク様やサブゥー、プロボクシング世界王者のレオン・スピンクスまで呼んで巡業に参加させていましたからね。
高橋 すごいことだよねえ。
鈴木 当時、スピンクスが残した名言で「俺は東京にはいったことがあるが、日本にはいったことがないんだ」というのがあったの、知ってます?
高橋 へぇー!
茨城 どういう契約で来たんだろうね?
鈴木 そういう問題ですか! グレゴリー・ベリチェフとかソ連勢は?
高橋 ソ連は…売り込みがあったんじゃなかったかな。
山本 それ、荒井さんから聞きました。フランスベッドのコネクションだったそうです。
鈴木 フランスベッドといえば、旗揚げ初期にFMWをバックアップしてハヤブサ選手やミスター雁之助選手たちがアルバイトをやっていましたよね。その関係だったんですか。
茨城 大仁田が香港かどこかにいった時、たまたまフランスベッドの会長が隣に座ったんだって。ということはだよ?
鈴木 はい。
茨城 これはさ…。
鈴木 なんでしょう?
茨城 ビジネスクラスだったっていうこと?
鈴木 どうだっていいですよ!
茨城 何回もソ連の大使館にいったよ。
鈴木 よくイバラギさんが大使館の中に入れましたね。門前払い食らいませんでした?
茨城 誰がよ。
鈴木 では、このあたりから質問も兼ねて。あの選手はどうなったとか、この選手はどうして参戦したとか、聞きたいことがあれば…。
――ボツワナ・ビーストが来日して浅子さんとアフリカンデスマッチで対戦するという発表があったのに来日せず流れましたよね。あのデスマッチはどんな形式だったんですか。
鈴木 ボツワナ・ビーストは、全日本に来たジャイアント・キマラ2号ですね。
高橋 ネーミングが先にありきだったと思う、たぶん。なんで来なくなったのかもわからない。
鈴木 大仁田さんの頭の中にしかアフリカンデスマッチの試合形式はないということですので今度、大仁田さんに聞いてみてください。ほかには?
山本 ミスター珍さん。
茨城 ジャパン女子の時に1回、レフェリーやりに来たんだけど選手の反発食らったんだよ。
高橋 高齢で全日本プロレスでは使われていなかったですよね。そこに大仁田さんの高齢レスラーをあげようという考えが合致したんじゃないですか。
鈴木 それまで珍さんは週プロで連載を持っていたんです。「ミスター珍のThat's談」という、外国人選手にインタビューするコーナーだったんですけど、スタン・ハンセンが「オー、それは恐れ入谷の鬼子母神」とか、ブルーザー・ブロディが「ナールホド・ザ・ワールド」とか言うんですよ。
高橋 あとはジャージーもほしかったんじゃないですか。珍さん、キャピタルのジャージーを卸していて、それであの時期にFMWのジャージーがよくなったんです。
鈴木 オレンジのジャージーから、ブルーに赤のラインが入ったものに変わりました。
――1周年記念大会に来る予定だったソウル・キングと、後楽園×2で来たパンディータについて。
鈴木 パンディータもよく発掘しましたよね。ああいうコミカルなものを呼べば受けるという目論みはあったんですか。
茨城 どうなんだろうねえ…。
鈴木 なんか、さっきから答えを濁しますよね。
茨城 そういうわけじゃないよ。昔のことだから憶えてないんだよ。ゴングが都下の森林に連れていって撮ったのは憶えている。
鈴木 週プロは新宿で放し飼いにしたんですよね。アルタ前の交差点をパンダのマスクにジャンパー姿で歩かせたのはまだいいとして、全身パンダの着ぐるみになってもらって都庁の前で撮ったという。今だったら捕まるかも。
茨城 俺もやったよ。
鈴木 あの時、立ち会ったんですよね。
茨城 それじゃなくて、アンドレ・ザ・ジャイアントを明治神宮に連れていった。
鈴木 関係ない話じゃないですか。ソウル・キングは、先ほど話に出たゴールド・ウイリアムスというのが来日しなくなって、代わりに送り込まれた弟子という。
高橋 売り込んでくる外国人の中にけっこういたんですよ、アメリカで空手をやっているといってプロレスをやりたいんだと。でも、本当に空手家だったのかどうかは怪しい。
鈴木 呼ぶ前に確認しなかったんですか。
高橋 そうだよねー、しなきゃダメだよね。
鈴木 山本さんは印象に残っているFMWの外国人はいますか。
山本 外国人じゃないんですけど、旗揚げ戦で当時は大宝さんがリングアナをやっていて「サンボ対空手!」とか言い出してビックリしちゃって。何が始まるんだ!?って思いましたね。
鈴木 それまでの異種格闘技戦では考えられない組み合わせですもんね。
山本 話がさかのぼるんですけど、実は僕も大仁田さんに誘われたんです。「レッスルマニアをやりたいんだよ」って言われましたね。要は通常のプロレスもあって、女子もあって、ミゼットもあってと。FMW旗揚げ時のコンセプトですよね。旗揚げ前から考えていて、それでリングアナやってくれないかって言われたんですけど僕はその時、婚約していて。婚約中に会社をやめるわけにはいかないじゃないですか。
鈴木 じゃあ、少し時期が違っていたら…。
山本 僕がFMWのリングアナをやっていたかもしれません。大仁田さんのことが大好きでしたから。
茨城 サンボ対空手ってコールしてたかもね。
鈴木 当時はサンボ対空手っていわれたらUWFの世界観で受け取ってしまうから、どんだけすごいのが始まるんだってなったんです。それがサンボ・キッドvs松永光弘だったり、柔道対サンボといって徳田光輝vs浅子文晴だったり。ボートピープル・ジョーは誰のアイデアなんですか。
高橋 ボートピープル・ジョーって…●●でしょ?
鈴木 いやいや、正体じゃなくて。ベトナムから難民が日本に漂流してきて、そのまま上陸しプロレスラーになって参戦したという触れ込みでした。
高橋 その感性はウォーリー(山口)さんじゃないの。
鈴木 そうだったんですか。というわけで高橋さん、超戦闘プロレスFMWでボートピープル・ジョーを出してください。中身は誰でもいいんで。
茨城 あれさ、後藤クンがアレするんでアレだったんだよね(小声)。
鈴木 アレするんでアレじゃまったくわかんないです。
茨城 日本に帰ってきてアレ(フード)を被ったんでしょ。
鈴木 旗揚げ戦の名古屋ではボートピープル・ジョーの試合があって、4日後の後楽園ではジョーの試合で後藤さんが入場して「帰って来たぞー!」って正体を明かすというサプライズでした。
茨城 あれ、俺が連絡したの。ジャパン女子時代にデスピナ・マンタガスを呼ぼうとしたんだけど、俺がやめたんでキャンセルになって、それで電話番号を知っていたんで連絡がとれたんだよ。
鈴木 イバラギさんが出したミラクルのビデオで、大仁田&後藤&ドラゴン・マスター(ケンドー・ナガサキ)&栗栖正伸のバックステージでのやりとりが収録されているんですけど、そこでFMWに不信感を抱いた後藤さんが大仁田さんと別の控室へ閉じこもっちゃうんですよ。大仁田さんが「後藤はどこへいったんじゃーっ!」って錯乱していて、後藤さんが控室で「教えてください。俺はいったいなんのためにFMWへ帰ってきたんですか」ってつぶやくんです。そこまでは収録されているんですけど、実はそのあと後藤さんに振られて、週刊ファイト紙のベテラン記者だった松下正雄さんが「そんなこと言われてもわしゃ知らんよー」っていうグンバツな返しをしたのに、なんでカットされているんですか。
茨城 そんなことあったっけ?
鈴木 ありましたよ、その場にいたんですから。プロレスラーが抱いた疑問を知らんのひとことで片づけるマスコミって、すごいと思うんですよ。マスターが残っていたら、今からでもYouTubeにアップしてください。ほかに質問はありますか。
――徳田光輝はどうして途中でW★INGからいなくなったんですか。
茨城 わかんない。
鈴木 代表なのにわからないってどういうことですか!
茨城 関川がかわいがっていたんだけど当時、ガイジンが泊まっていた池袋のホテルに集合して巡業にいくはずが、来なかった。やめますっていうのもなかった。何年か前に電話でちょこっと話したけど、あんまり表には出たくなさそうだったな。
鈴木 高橋さん、中牧昭二さんが突然、FMWをやめたのはなんだったんですか。
高橋 やっぱりこの世界は先に入れば年下でも先輩だから、中牧さんも年下の人間に下扱いされていたじゃないですか。だからだと思いますよ。中牧さんを紹介した●●さんも、そういう位置で使われるとは思わなかったんじゃないですかね。あとは家族もいたから生活もあったんだと思う。
鈴木 某誌の編集長もやられた●●さんの紹介だったんですか。
茨城 あれ? 俺のところ(W★ING)に来た時は別の人の紹介だったよ。あれは参ったよね。お客さんが入団を認めてくれないんだもん。
鈴木 戸田で金村選手がテストマッチをおこなって、玉砕する姿を見れば観客も認めてくれると思ったら3回ぐらい延長しても認められなかったという。


▲同じくW★INGパンフより。中牧さんと所ジョージさんが大学時代の同級生であることが晒されている。1段目左から2番目が所さんで、3段目左から2番目の堀内孝雄チックな髭面がナカマッキー

――一時期、FMWにグレート・カブキさんが上がるという話があって、実現しなかったのはなぜだったんですか。
鈴木 SWSに所属していた頃のカブキさんが、FMW後楽園大会へ来たことがありました。
高橋 あれはカブキさんの方から上がりたいっていう話があって、それで僕も交渉にいったんです。本人は乗り気だったんですけど…やっぱり大仁田さんも後藤さんも先輩にあたるじゃないですか。使う立場としてはやりづらかったんでしょうね。それで話が立ち消えになってしまった。
鈴木 じゃあ、そこで参戦させようとなったらカブキさんはSWSをやめていたのかもしれないですね。
高橋 そうですよね。
鈴木 はい。それでは部屋を借りている時間も近づきましたので、最後の質問を。
――なんでW★INGをたたんだんですか。
鈴木 ウハハハッ! 直球すぎる質問が最後に来ました。
茨城 いや、俺はさあ、時間も時間なんで(会場内の)イスをたたんでたんだけど。
鈴木 そんなネタはいいですから、早く答えてください。
茨城 要は地方の売り興行のお金が回収できなかったんですよ。支払いが何千万単位で滞って。そこにきて父親が亡くなったんで…もともとこんなに長くやるとは思っていなかったから。やむなく(代表に)なったわけだし。
鈴木 あまり自分のせいとは思ってないようです。
茨城 そんなことよりもさ、今日Tシャツ持ってきたから。これから販売を…。
会場係員さん すいません、お貸しする時間が過ぎましたのでお早めに退室をお願いします。

FMWのルーツは新宿駅ホームのベンチ~高橋英樹×茨城清志トークバトル前編
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さる8月1日、池袋にて超戦闘プロレスFMWを旗揚げした高橋英樹さんと、元W★INGプロモーション代表・茨城清志氏によるトークショーが開催された。当日は、進行役を務めたのだが、選手が出演しないにもかかわらずマニアックなファンの方々にお集まりいただいたほか、ジャパン女子プロレス時代に2人と同僚だった山本雅俊リングアナウンサーにも足を運んでいただき、ところどころ話に入っていただいた。単にFMWvsW★INGという図式だけで語るのではなく、あの時代の団体関係者がどんなことをやっていたのかがよくわかる内容となったので、2回に分けて紹介する。


▲左からジャパニーズキニョネスこと高橋英樹さん、ヤマモこと山本雅俊さん、そしてイバラギングマイウェイこと茨城清志さんのジャパン女子フロント三銃士(写真提供:ヤマモさん)

鈴木 えー、これまでイバラギさんはFMWやW★INGにゆかりのある選手や関係者のトークイベントをおこなってきましたが、自分が表に出ることは頑なに避けていました。まるで何かから逃避しているかのように…でも、今日は見たところ債権者の皆さんはいらっしゃっていないようなので、ご安心ください。というわけで、どういう風の吹き回しなのか本人が表に出るというので、とりあえず身柄を拘束いたしました。本日の試みはチョー貴重だと断言できます。それではまず、13年間の空白を経てFMWを再興させました高橋英樹さんをご紹介いたします。高橋さんはFMW時代、営業部長として活躍された方です。そもそも、なぜこのタイミングでFMWをもう一度やろうと思ったのでしょうか。
高橋 前に働いていた全日本プロレスを、ジャイアント馬場さんの十七回忌を機にやめたんです。やることはやったなと思ったんですけど、FMWが13年前にああいう形でうやむやのうちに終わってしまって、それでもハヤブサは今でも車イスの生活を続けながら復帰を目指していると聞いて、FMWっていうのをやれるのは俺しかいないと思ったんですね。それで支援者の方々に相談したらやりましょうと言ってくれて。
鈴木 その支援者の中にこの方(イバラギ氏)は入っていたんですか。
高橋 あー、頭のどっかにイバラギさんのことは入っていましたよ。基本的に仲いいんで。フロントはFMWvsW★INGとかないと僕は思っている。同じ釜の飯を食った人って、そういうもんでしょう。そこに座っているヤマモ(山本雅俊さん)もそうであって。
鈴木 お二人が知り合ったのはどういう形だったんですか。
茨城 えー…ジャパン女子という団体があって、旗揚げ前だったな。自分はその頃、T紙(なぜか東京スポーツ紙とハッキリ言わない)の特派員みたいな感じでやってて、帰ってきてある人の紹介で江戸川橋にあった事務所にいったんです。ほんで、ドアを開けたらそっち系の人みたいなのが座っていて、それが高橋。隣にはすごく太った人が座っていて…浅子っていうんだけど。
高橋 サンボ浅子選手ね。
鈴木 本名の浅子文晴でジャパン女子の営業をやっていたんですよね。
高橋 『ビッグレスラー』に載っていた社員募集を見て、旗揚げした年(1986年)の3月に入ったんです。そのあとに山本さんが入ってきた。
茨城 俺がいったその翌日に(グラン)浜田がソチとエステル・モレノを連れてメキシコから帰ってきたんだっけか。
鈴木 高橋さんから見たイバラギさんの第一印象は、やっぱり胡散臭かったですか。
高橋 胡散臭かったっていったら胡散臭かったかな。その頃は浜田さんがブッカーをやるってなったんですけど、やっぱりレスラーだから好きにやられてしまうとなって、それで英語が喋れる人はいないかっていうことで…イバラギさんが登場したんじゃなかったっけ? (紹介したのは)永島(勝司)さん? ウォーリー山口? あれ? フランク井上?
茨城 (モゴモゴ何かを言うが聞き取れない)
鈴木 ねっ、言葉を濁すでしょ?
茨城 濁してないよ! 横井さんっていう人がいて、その人の紹介だよ。誰も隠してないよ。
鈴木 要は外国人選手を呼ぶためにジャパン女子へ入ったと。
茨城 それまではマスコミだったわけだからフロントはやったことないんだけど、プロレス関連の仕事に就けるんだからいいかなって。
鈴木 それでじっさい、どんな選手を呼んでいたんですか。
茨城 んーと、シェリー・マーテル。マッドドッグ・バションの妹でビビアン・バション。タッグのルナティックス。
鈴木 デメンティアもそうだったんですか。
茨城 そうなんだけど、デメンティアは俺がやめたあとに来たんで、その分のギャラをもらっていない。
鈴木 それを今、ここで言われても。数えるほどしか呼んでないんですね。
茨城 そんなことないよ!
山本 1シリーズ4、5人呼んでいました。
鈴木 それでメキシコからは浜田さんが呼んでいたと。モンスター・リッパーとか。
高橋 モンスター・リッパーってメキシコなの?
茨城 カナダ、カナダ。メキシコでもやっていたけど。
鈴木 その時、高橋さんは営業を?
高橋 営業と広報をやっていました。
鈴木 ジャパン女子で一緒だったお二人のうち、どちらが先に離れることになるんでしょうか。
高橋 ジャパン女子って旗揚げしてすぐ給料が出なくなったんだよね。8月に後楽園で旗揚げして、翌々日の大宮スケートセンターがガラガラ。
茨城 プロレスの興行に関しては素人の集まりなのに、大阪城ホールでやったよね。
高橋 少女隊呼んでね。
鈴木 それで早々とイバラギさんは見切りをつけたと。
茨城 (高橋氏に)当初は一緒にやめる予定だったのが居ついちゃったよね?
鈴木 イバラギさんと違って立場的にやめられなくなったんでしょう。
高橋 そうですねー。
鈴木 FMWができる前の年の12月に、ジャパン女子のリングで浜田さんと大仁田さんが試合をやりましたよね。あの時はいたんですか。
茨城 1月の頭にやめたから、いた。でも、FMWの前に話があって全女にいったんだけど、気持ちの上で今日やめて明日いくっていうのは嫌だったんで、ひと月遊んで。
鈴木 高橋さんはジャパン女子からFMWですか。
高橋 ジャパン女子で給料が出なくなって1年ぐらい経った時、ウォーリーから電話があって全日本プロレスの広報が胃に穴が開いてやめたんで、代わりを探していると。それでキャピタル東急にいって馬場さんと元子さんと面接して入ったんです。
鈴木 胃に穴が開いたって聞いているのにいくのはすごいですよ。それで、この二人がやめたあとも山本さんは残ったと。完全に被らされましたね。
山本 うらやましかったです。自由にやっているなーって。
鈴木 山本さんが苦労している時に、全女で気ままにガイジンを呼んでいたと。
高橋 よく山賊(全女が経営していたレストラン)でただ飯食っていたよね。
茨城 ただ飯じゃないよ!
鈴木 払ったんですか? 払ってないでしょ。
茨城 払ったよ! 当たり前じゃない。
鈴木 いや、その当たり前ができないからイバラギさんはこうなっているわけで…。
茨城 向こうとは時差があるからさあ、電話で会話するのにほとんど休憩がないんですよ。だから空いた時間を見計らって食いにいって、それで戻って…。
鈴木 そんな全部の時間いる必要はないんじゃないですか?
茨城 いや、それ以外にも雑務とか…あって…(語尾が聞こえない)。
高橋 一日中会社にいて「ハロー」しか言わない。
茨城 だって(山賊は)社員は100円引きだったんだよ。
鈴木 そんな全女と全日本に分かれたお二方が、どうやってFMWでまた一緒になったかなんですが。
高橋 大仁田さんはたぶん、イバラギさんに一番初めに相談しにいったんですよ。で、パイオニア戦志(の旗揚げ戦)で剛竜馬さんとやったあとあたりに、イバラギさんが俺に「いやー、ニタがね、女子プロも格闘技もミゼットも集めて団体を創るって言ってんだよ」って言っていましたもん。
茨城 俺が全女をやめたあと、ジャパン女子が2つに分かれたんだよね。
鈴木 いや、JWPとLLPWはもっとあとのことでしょ。
山本 いやいや、そっちじゃなくてジャパン女子とグッズの方を担当するJWPプロジェクトに分かれたんです。
茨城 それでそっちの部署から(どっちを指しているかは不明)ガイジンを呼べないかって言われて、いってみたら当時、コーチとして呼ばれていたニタがいた。それで近くの喫茶店で雑談をしていたら団体できないかなって話された。
鈴木 あの時代、新日本と全日本以外で団体を旗揚げするというのは相当なことじゃないですか。聞いた時、率直にどう思いました?
茨城 資金面であるのかというのはあったよね。当時の大仁田は住むところがないぐらいの状態だったから。極端にいえば喫茶店のコーヒー代さえなかったから、新宿駅のホームのベンチに座って話していたよね。
鈴木 FMWは5万円から始まったというのが定説ですが、じつはその前があったと! 新宿駅ホームのベンチからFMWは始まっていたんですね。
茨城 それで何回か会って、後楽園飯店のところに喫茶店があったんだけど、そこにいったら雄介(ウォーリー山口)がいるんだよ。
鈴木 その時点で、2人の間で話は固まっていたんでしょうね。高橋さんに連絡したのはどの段階だったんですか。
高橋 連絡というよりも、やめたあともよく会ってはいたんですよ。そこでFMWのことを聞いていたんで。入るってなったのは、10月に旗揚げしてから…ああ、テッド・タナベが最初は営業をやっていたんだけど、やっぱり新興団体だけに知られていなくてうまくいかなかったんです。
鈴木 テッドさんもジャパン女子経験者ですよね。
高橋 それで営業経験がある人間はいないかってなって。俺はもう全日本をやめていたんですけど、そこに大仁田さんから連絡が来たんです。
鈴木 ということは、FMWへいくために全日本をやめたのではなく、その前の時点でやめていたんですね。胃に穴が開いたんですか?
高橋 ご存じの通りのキツさで。ただ、プロレスは馬場さんのところが最後だと自分は決めていたんで、ほかのところにいくという考えはなかったんです。それで芸能プロダクションの仕事をやっていたんですけど、テッドがやめて人がいないからどうしても来てくれと。それで12月の後楽園(日本初の有刺鉄線デスマッチがおこなわれた日)の翌日から合流しました。イバラギさんもいたな。あと荒井クン、W★INGのリングアナをやる大宝や営業の遠藤クンも。
鈴木 遠藤さんは営業ながら面白いアイデアを出す人でしたよね。あの馬込にあった小さい事務所へそんなにスタッフがいたんですね。
高橋 ウォーリーがやっていた「マニアックス」っていうショップを閉じて、そこが空いていたんで事務所に貸してもらったんだよね。地下にはリングもあったし。
鈴木 あのリングで、のちにプロレスラーになる人たちが練習しているんですよね。
高橋 邪道&外道に大塚(MEN'Sテイオー)もいたねえ。でも、入ってみたら最初から借金の山で。
茨城 人件費、維持費だけでもかかるわけだからね。
鈴木 旗揚げした翌年8月の汐留を迎えるまでは大変だったでしょう。
茨城 あれは国鉄の持ち物で俺、知っている人がいたんだよね。だから借りられたんですよ。
鈴木 イバラギさんがいたから伝説の地を借りられた!
茨城 知らなかった?(ドヤ顔)
鈴木 知らないですよ。ただ一日中電話の前に座っていたわけではなかったんですね。
茨城 仕事の鬼だから。
鈴木 (スルーして)高橋さんは当時、何をモチベーションに営業で頑張っていたんですか。
高橋 早く借金返して給料ほしいと。出なかったですから…憶えてますよね?
茨城 ……憶えていない。
鈴木 ああ、濁した! イバラギさんはもらうもんはもらっていたんじゃないですか。
茨城 そんな20年以上も前のこと、憶えてないでしょ。大宝たちは当時、10万だったのを憶えている。俺は最初、ベースボール(マガジン社=月刊プロレス誌の海外通信員を務めていた)で40万もらっていたからね。
鈴木 何、自慢してんですか。
茨城 それで、俺も大宝と同じ額だったっていうことを言おうとしたの。
高橋 でも、独身だったから俺もそれぐらいですよ。
茨城 俺、家賃10万以上のところに住んでいたからさ。
高橋 なんでそんないいところに住んでいたんですか!
茨城 いやー…(語尾が聞こえず)。
鈴木 やっぱり汐留以後はよくなったんですか。
高橋 まあまあよくなったかな。その前だっけか、人もだんだん呼べるようになって、イバラギさんがリッキー・フジをカナダから呼んだんだったよね?
茨城 まあ…ね。浅子もやりたいっていって来たりとかね。
高橋 工藤(めぐみ)たちもイバラギさんが連れてきたんでしょ?
鈴木 全女をやめた3人(天田麗文、コンバット豊田)を後楽園に招待したんですよね。なんだかんだいって、人脈は持っているんだよなあ。
高橋 そういうところだけは強いですよね。栗栖正伸さん、桜田さん(ドラゴン・マスター)を連れてきたのもイバラギさんのアイデアでしたよね。
茨城 栗栖はね、レスラーになる前から知っていたんですよ。ロサンゼルスのオリンピックオーデトリアムで当時、ベースボールの通信員をやっていた人に「こいつ、プロレスラーになりたいらしいぞ」と紹介されて。新日本に入ったあとに電話をもらったりしていた。
高橋 ポーゴさんもイバラギさんでしょ?
茨城 関川はパット・オコーナーのところにいく予定がダメになって、俺のところに連絡がきたんだけどね。
鈴木 こうして聞くと、けっこうFMWに貢献しているんですよね。そうそう、最弱空手家の異名をほしいままにしたレイ・バレラ&コディ・テンプレトンはどこから見つけてきたんですか。
高橋 あれは売り込みが来たんじゃなかったっけ? 団体をやっていると、海外から資料とか送ってくるんですよ。
茨城 旗揚げして、汐留前に大仁田とアメリカ遠征にいったんですよ。そのツアー中にウルトラマン(アミーゴ・ウルトラ)やワイルド・ブルマンを見つけて。
鈴木 ワイルド・ブルマン! 牛男の異名で鼻輪をつけて試合をするんですよね。当時、地方にいくと宣伝カーの荷台に乗せて「今日はこういう男が出場する」って街の中を走るわけです。
高橋 やったわ、やった。(宮城県)白石だっけか。
鈴木 さっき話に出た遠藤さんが鎖をくくりつけて、牛皮を羽織って角をつけたブルマンが「モーッ!」とか叫んで、地元の皆さんを驚かせるんです。それでなんかすごいのが来たぞって街の噂になって見に来るという。
高橋 あれも遠藤の発案だった気がする。
鈴木 李珏秀は?
高橋 あれは…あの“オヤジ”って言われた人でしょ?
鈴木 マネジャーの方ですよね。
山本 あの“オヤジ”って人は何をやっていた方なんですか。
高橋 ……。
茨城 ……。
鈴木 誰も知らないという。上田勝次さんは?
高橋 当時、大仁田さんは八王子方面に住んでいて、当時のジャパン女子の持丸社長さんが近くだった関係でコーチになったんですよ。それで上田さんもそっち方面でトラックの運転手をやっていたんだと思う。社長経由で紹介されたんじゃないですかね。
山本 持丸さんが「今度、オニッタっていうのが入るよ」っていうんですよ。
鈴木 外国人選手みたいですね。
山本 そうしたら来たのが大仁田さんで。プロレスファンでしたから、大仁田厚だ!って興奮しました。あれは大仁田さんがかわいそうでしたよね。大仁田さんは選手の面倒も一生懸命見ようとしたのに、選手側は嫌なやつが来たみたいに思うのってあるじゃないですか。
鈴木 当時、キューティー鈴木さんのイメージビデオが出たじゃないですか。
山本 『ジャンピングinエルニド』ですね。
鈴木 そうそう! そのビデオの中で、キューティーさんと大仁田さんの砂浜での特訓シーンがあるんですけど、どんな特訓をするのかと思ったら水をかけるキューティーに対し、コーチの大仁田さんが「そっちが水ならこっちは砂だーっ」とか言いながら砂浜の砂をキューティーめがけて投げているだけなんですよ…なんですか?
茨城 (別の話をしたそうだった)ビースト・ザ・バーバリアンっていたじゃない。パンフレットか何かで見ただけで、これ面白そうって住所も何もわからないのになんとか探し当てて呼んだの。
鈴木 名前だけで見つけ出すってネットがない時代であることを考えるとすごいですよね。汐留の話に戻すと、最後の方は売るチケットがなくなってしまって、ポスターを切って裏にマジックで書いて当日券にしたという伝説がありますが、本当ですか。
高橋 したかもしれない。全女や全日本でもそういうことがあったんですよ、昔は。
茨城 あの時、天候がよくなかったんですよ。ヘリコプター借りて空撮しようと思ったんだけど…。
高橋 ええ、本当に!? どこにそんな金があったのよ。
鈴木 なんでそんな勝手なことをするんですか。
茨城 いや、ビデオ用に。時間は忘れたけど飛び立って。結局、天候が悪くなって飛ばなくなった。
高橋 でもあの時、降らなかったでしょ。
茨城 雨が降らなかったら飛ぶってわけじゃないから。
鈴木 汐留大会で史上初の電流爆破デスマッチをおこない、大仁田厚がブレイクします。その後、1周年記念大会を両国国技館でやると発表しながら貸してもらえずに駒沢体育館に変更されましたよね。
高橋 やろうという発案はありました。それでじっさい貸してもらうよういったんですけど「デスマッチをやっているから貸せない」って言われました。しかも「お宅は1万人も集められるの?」とまで言われて。
鈴木 じゃあ、そこでOKが出たら本当に旗揚げ1年で両国やっていたんですね。その駒沢からビクター・キニョネスが登場しました。
茨城 俺、W★ING創るまでビクターとほとんど話したことない。
高橋 ソ連チーム(グレゴリー・ベリチェフ)も駒沢だったよね。
鈴木 駒沢の目玉として一度来日が発表されながら、結局来なかった空手家のゴールド・ウイリアムスはなんだったんでしょうか。
茨城 今聞いて、そんなのいたような気がするなあっていうぐらいしか憶えていない。初期は後藤も呼んでいたしね、フロリダにいたから。
鈴木 ザ・グラジエーターとかがそうですよね。
茨城 名前が地味だったから、グラジエーターって俺が考えたんだよね。
鈴木 グラジエーターの名付け親はイバラギさんだったと!
茨城 ただの“バーバリアン”をビースト・ザ・バーバリアンにしたのも俺。
鈴木 それはあまり重要ではないです。今をときめくウルトラマンロビンさんも2試合ほど出ましたよね。
高橋 (山形県)酒田でいなくなったんだっけ?
鈴木 いなくなったのではなく、酒田の平和を守ることを優先したんですよ。
高橋 ウルトラマンロビンもジャパン女子にいたんだよね。
茨城 何年か前にスポルティーバ? あそこにいったら飯食ってんだもん。
鈴木 ロビンさんだって飯ぐらい食いますよ。
高橋 FMWに来たウルトラって、最初は帰ってきたウルトラマンっていうリングネームだったでしょ。
茨城 あれは大宝の命名ね。
高橋 それが途中からアミーゴ・ウルトラに替わったのは、円谷プロに帰ってきたウルトラマンを使わせてほしいって話にいったんですよ。でも「ウチはもうウルトラマンロビンに使わせているからできない」って断られて。それでアミーゴに替えたんですよ。あれ、よく承諾取れたよね。
鈴木 取れなかったら名古屋の平和を守れないですから。
高橋 バルタニア星人とかもそうですよね。バルタン星人だと怒られるからって、あれは荒井クンだったな。
鈴木 そうやって、どうにか抜け道をみんなで考えた時代だったんですよね。ここに抜け道のスペシャリストもいることだし。
茨城 なんだよ、それ!
山本 ジャパン女子に福士っていうレフェリーがいて、そのあとに入ってきたのがタナベだったんですけど、そのあとにレフェリー志望で入ってきたのが尾内(隊員)だったんですよ。
高橋 当時、中京地区のファンをテッドと浅井クン(ウルティモ・ドラゴン)と尾内が牛耳っていたんですよ。
山本 浅井クンより尾内の方が先輩なんですよね。
鈴木 それは話がややこしいです。
山本 それで山本小鉄先生が浅井クンを連れてきて「ウチ(新日本)には背が小さくて入れないけど、練習を見てやってくれ」っていうんですけど、そこに尾内がいて浅井クンの方が「あ、尾内さん!」ってなって、尾内が「やあ、浅井クン元気?」って。メキシコへ修行にいきたいって言ったら「メキシコなんてやめなよ。ヨーロッパだよ、ヨーロッパ。ランカッシャーレスリングだよ」って今と同じ口調で。
鈴木 ロビンさん、ランカシャーではなくランカッシャーって弾みますもんね。
高橋 邪道&外道もヨーロッパでデビューしたんだよね。あと、ジャパン女子にいたウラ・キヨノも。
鈴木 ウラ・キヨノ?
山本 キヨ・ホンダのことですよ。
鈴木 キヨ・ホンダを知っている人いますか?(誰もいない)
高橋 だからさ、ジャパン女子ってティン・パン・アレイみたいなものでさ。
鈴木 YMO前のという意味ですか。
高橋 その後、世に出る数々の人たちがいた団体だったんですよ。
鈴木 それでイバラギさんはどの時点でFMWをやめたんでしたっけ。
茨城 大仁田が俺をやめさせようとしているって聞いたんだよね。ビデオ問題じゃないの?
鈴木 FMWのビデオは「ミラクル」というイバラギさんの個人会社が製作・販売していました。
茨城 クエストの社長さんに聞いたら、なんだかんだでビデオを作るのに100万はかかるという。そんな金は会社になかったから、じゃあ俺が作って会社にパーセンテージを入れますよっていうことで始めたんだけどある日、大仁田に呼ばれて大手のレーベルから出すことになったんで素材を貸してくれっていう話をされた。こっちは給料出ないからビデオの売り上げで食っていたわけだからね。それである日から会社にいかなくなった。
鈴木 ミラクルが出した最後のビデオは91年の「後楽園×2」ですから、そこまではいたことになります。
高橋 当時、大仁田さんはいろんな人に不信感を抱いていたと思うんですよ。FMWを一緒に作った大迫さん(初代W★ING社長)とか。
鈴木 組織が大きくなるとそういう歪みは出てくるものです。
茨城 その頃は関川も日本とプエルトリコをいったり来たりしていて、それで日本へ帰ってきたら俺がいなくて「イバラギはどこへいったんだ!?」ってなったみたい。それで渋谷かどっかで大迫和義と偶然会ったんだよ。その時に団体をやるっていう話を聞いたんだけど、あの人は格闘技へのこだわりがあった。それで仕方なくW★INGの前に「世界格闘技連合」って入れるようにした。
鈴木 我々は“セカクレン”と呼んでいました。
高橋 大宝と遠藤もやめるってなった時に、荒井クンと俺は「どうする?」ってなったんですよ。それでいろいろ考えたんですけど、ここまでになりながらFMWを捨てるのは嫌だよねってなったんです。
鈴木 FMWの3文字へのこだわりが踏みとどまらせたと。で、イバラギさんはW★INGを設立するわけですが――。(つづく)
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7月17&18日にニコニコプロレスチャンネルにて実施しました「プロレステーマ曲グランプリ2015」のトーナメント結果です。事前にファンの皆様からエントリー曲のリクエストを募り128曲が決定。1回戦から決勝戦まで3位決定戦を含む128回分のアンケート投票を実施し勝ち曲を決めていった結果、以下のようになりました。

プロレスファンが選ぶ今年のプロレス神曲はスタン・ハンセンのテーマ曲となりました。どの組み合わせも極力意味のあるものにしましたので、改めて1回戦からひとつずつ確認していただければと思います。なお、遅れ馳せながらエントリー曲リクエストに応募いただいた方、そして当日アンケートに参加していただきました視聴者の皆様に心より御礼を申し上げます。

▼トーナメント1回戦
○世界最強タッグ決定リーグ戦「オリンピア」vsレッスルキングダム「レッスルキングダムのテーマ」●
○大日本「BJW Deathmatch wars」vsDDTオープニング「Get Ready」●
○平田一喜「TOKYO GO」vs梶トマト「トマトダンス」●
○竹田誠志「ロッキンポ殺し」vsロッポンギヴァイス「RPG Vice」●
○大和ヒロシ「進み続ける限り」vs米山香織「米山です。」●
●ZERO1オープニング「Lonsome Ryder」vs旭志織「スーパーヒーロー」○
○豊田真奈美「Mystic Eyes」vsアイスリボンEDテーマ「ぉめでとぉ!毎日が記念Be→」●
○木高イサミ「不死身のエレキマン」vs紫雷美央「FOXY FIGHTER」●
●DRAGON GATE「DRAGON STORM」vsW・シウバ&大鷲透「Sand Storm」○
○DDT旧オープニング「INTO THE LIGHT」vsユニオン「UNION ROCKER」●
○永田裕志「MISSON BLOW」vs黒潮“イケメン”二郎「HELLO」●
○J・シーナ「The time is Now」vsF・ベイラー「Catch Your Breath」●
●小林邦昭「洗脳された部屋PART1」vsT・みちのく「YAMATO PART4」○
●望月成晃「傷だらけの栄光」vsA・大塚「AO Corner」○
○K・カシン「スカイウォーク」vsE・ゲレロ「I Lie, I Cheat, I steal」●
●KENSO「TOKYO DRIFT」vs真霜拳號「Shadows on the east改」○
●内藤哲也「STAR DUST」vs後藤洋央紀「覇道」○
○川田利明「Holy War」vsタイチ「Pageant」●
○B・ベイダー「Eyes of the world」vsS・マイケルズ「Sexy Boy」●
○PRIDE「PRIDE」vs引き分けのテーマ「カクトウギのテーマ」●
○関本大介「Crown of winners」vs入江茂弘「タチムカウ~狂い咲く人間の証明~」●
○桜庭和志「SPEED TK REMIX」vsKUSHIDA「KUSHIDA MAKES YOUR ROCK」●
○A・小林「愛をとりもどせ!」vsC・ジェリコ「Break the walls Down」●
○ヤンキー二丁拳銃「大人の勲章」vs殺人魚雷コンビ「勇士の叫び」●
○M・マスカラス「スカイハイ」vsR・スティムボート&維新力「ライディーン」●
○藤原喜明「ワルキューレの騎行」vsサンドマン「Enter Sandman」●
○新日本オープニング「The Score」vsレッドブル軍団「THE RED SPECTACLES」●
●丸藤正道「HYSTERIC」vsK・オメガ「Dr.Wily」○
○P・デヴィット「Real Rock'n Rolla」vs田口隆祐「MASTER OF DROPKICK」●
○FMW&佐々木義人「FMWテーマソング」vs金村キンタロー「Come Out And Play」●
○AJスタイルズ「STYLES CLASH」vsK・オメガ「DEVIL'S SKY」●
○高木三四郎「FIRE!」vs大家健「BAD COMMUNICATION」●
●岡林裕二「Angry Golem」vs飯伏幸太「27」○
●伊東竜二「DRAGON ROAD」vs葛西純「DEVILL」○
●みちのく&G・サスケ「インテグラルハート」vsバラモン兄弟「バラモンのうた」○
○高山善廣「DESTRUCTIVE POWER」vs安生洋二「JAMES BROWN IS DEAD」●
○大仁田厚「WILD THING」vsD・アンブローズ「Retaliation」●
○新崎人生「キャ・カ・ラ・バ・ア」vsB・ワイアット「Live in Fear」●
●坂口征二「燃えよ荒鷲」vsT・J・シン「サーベルタイガー」○
○ジャイアント馬場「王者の魂」vs里村明衣子「ROCK YOUR LIFE AWAY」●
○フジタ“Jr”ハヤト「I BELIEVE」vs拳王「失恋モッシュ」●
○獣神T・ライガー「怒りの獣神」vsハヤブサ「Fight With Dream」●
●G・カブキ「ヤンキーステーション」vsG・ムタ「MUTA」○
●NWA世界王者「ギャラクシーエクスプレス」vsザ・ファンクス「スピニング・トーホールド」○
○大森隆男&征矢学「Get Wild」vsR・ウォリアーズ「アイアンマン」●
○藤波辰爾「マッチョドラゴン」vsトリプルH「THE GAME」●
●田村潔司「FLAME OF MIND」vsK・アングル「Medal」○
●諏訪魔「DDS」vs柴田勝頼「Takeover」○
●船木誠勝「TO-U」vs鈴木みのる「風になれ」○
●長州力「パワーホール」vsUWF&山崎一夫&佐藤光留「UWFメインテーマ」○
●ジ・アンダーテイカー「Rest in Peace」vs男色ディーノ「スリル」○
○B・ブロディ「移民の歌」vsA・ザ・ブッチャー「吹けよ風、呼べよ嵐」●
○S・ハンセン「サンライズ」vsA・ザ・ジャイアント「ジャイアントプレス」●
○オカダ・カズチカ「RAINMAKER」vs飯伏幸太「Golden☆Star」●
○棚橋弘至「HighEnergy」vsHARASHIMA「SOUMATO」●
●小橋建太「Grand Sword」vs田中将斗「DANGAN」●
○蝶野正洋「CRUSH」vs武藤敬司「TRIUMPH」●
○前田日明「キャプチュード」vs高田延彦&朱里「Training Montage」●
○天龍源一郎「Thunder Storm」vs阿修羅・原「ASHURA」●
○ジャンボ鶴田「J」vsB・レスナー「Next Big Thing」●
○ストーンコールド「I Won't Do What You Tell Me」vsザ・ロック「If  You Smell」●
○三沢光晴「スパルタンX」vs武藤敬司「HOLDOUT」●
○A・猪木「炎のファイター」vsH・ホーガン「Real American」●
○中邑真輔「Subconcious」vs橋本真也「爆勝宣言」●
※昨年の決勝戦と同一カードは前回と同じ結果に

▼トーナメント2回戦
●PRIDE「PRIDE」vs世界最強タッグ決定リーグ戦「オリンピア」○
●高木三四郎「FIRE!」vsW・シウバ&大鷲透「Sand Storm」○
○平田一喜「TOKYO GO」vs大和ヒロシ「進み続ける限り」●
○真霜拳號「Shadows on the east改」vs旭志織「スーパーヒーロー」●
○バラモン兄弟「バラモンのうた」vs豊田真奈美「Mystic Eyes」●
●竹田誠志「ロッキンポ殺し」vsA・小林「愛をとりもどせ!」○
○大森隆男&征矢学「Get Wild」vsT・みちのく「YAMATO PART4」●
●K・オメガ「Dr.Wily」vsK・カシン「スカイウォーク」○
○木高イサミ「不死身のエレキマン」vsヤンキー二丁拳銃「大人の勲章」●
●葛西純「DEVILL」vs大日本「BJW Deathmatch wars」○
●DDT旧オープニング「INTO THE LIGHT」vs男色ディーノ「スリル」○
●新日本オープニング「The Score」vsUWF&山崎一夫&佐藤光留「UWFメインテーマ」○
●藤波辰爾「マッチョドラゴン」vs藤原喜明「ワルキューレの騎行」○
○獣神T・ライガー「怒りの獣神」vsP・デヴィット「Real Rock’n Rolla」●
●A・大塚「AO Corner」vsストーンコールド「I Won't Do What You Tell Me」○
○新崎人生「キャ・カ・ラ・バ・ア」vsフジタ“Jr”ハヤト「I BELIEVE」●
●後藤洋央紀「覇道」vs柴田勝頼「Takeover」○
○中邑真輔「Subconcios」vs永田裕志「MISSON BLOW」●
○桜庭和志「SPEED TK REMIX」vsK・アングル「Medal」●
○大仁田厚「WILD THING」vsFMW&佐々木義人「FMWテーマソング」●
●T・J・シン「サーベルタイガー」vsザ・ファンクス「スピニング・トーホールド」○
○関本大介「Crown of winners」vs飯伏幸太「27」●
○蝶野正洋「CRUSH」vsG・ムタ「MUTA」●
○三沢光晴「スパルタンX」vsAJスタイルズ「STYLES CLASH」●
○棚橋弘至「HighEnergy」vsJ・シーナ「The time is Now」●
○A・猪木「炎のファイター」vsB・ベイダー「Eys of the World」●
●オカダ・カズチカ「RAINMAKER」vsM・マスカラス「スカイハイ」○
○B・ブロディ「移民の歌」vs高山善廣「DESTRUCTIVE POWER」●
●ジャイアント馬場「王者の魂」vsS・ハンセン「サンライズ」○
●川田利明「Holy War」vs小橋建太「Grand Sword」○
●前田日明「キャプチュード」vs鈴木みのる「風になれ」○
●ジャンボ鶴田「J」vs天龍源一郎「Thunder Storm」○

▼トーナメント3回戦
●世界最強タッグ決定リーグ戦「オリンピア」vs UWF&山崎一夫&佐藤光留「UWFメインテーマ」○
●平田一喜「TOKYO GO」vsW・シウバ&大鷲透「Sand Storm」○
○大日本「BJW Deathmatch wars」vsA・小林「愛をとりもどせ!」●
○獣神T・ライガー「怒りの獣神」vsK・カシン「スカイウォーク」●
●新崎人生「キャ・カ・ラ・バ・ア」vs男色ディーノ「スリル」○
●ストーンコールド「I Won't Do What You Tell Me」vs蝶野正洋「CRUSH」○
○天龍源一郎「Thunder Storm」vs藤原喜明「ワルキューレの騎行」●
●真霜拳號「Shadows on the east改」vs棚橋弘至「HighEnergy」○
●大仁田厚「WILD THING」vs鈴木みのる「風になれ」○
○中邑真輔「Subconcios」vs柴田勝頼「Takeover」●
○大森隆男&征矢学「Get Wild」vs桜庭和志「SPEED TK REMIX」●
○関本大介「Crown of winners」vs木高イサミ「不死身のエレキマン」●
●ザ・ファンクス「スピニング・トーホールド」vsM・マスカラス「スカイハイ」○
●A・猪木「炎のファイター」vsバラモン兄弟「バラモンのうた」○
○S・ハンセン「サンライズ」vsB・ブロディ「移民の歌」●
●小橋建太「Grand Sword」vs三沢光晴「スパルタンX」○

▼トーナメント4回戦
○UWF&山崎一夫&佐藤光留「UWFメインテーマ」vs大日本「BJW Deathmatch wars」●
○バラモン兄弟「バラモンのうた」vsW・シウバ&大鷲透「Sand Storm」●
○獣神T・ライガー「怒りの獣神」vs鈴木みのる「風になれ」●
○S・ハンセン「サンライズ」vsM・マスカラス「スカイハイ」●
○棚橋弘至「HighEnergy」vs大森隆男&征矢学「Get Wild」●
○三沢光晴「スパルタンX」vs蝶野正洋「CRUSH」●
○中邑真輔「Subconcios」vs男色ディーノ「スリル」●
○天龍源一郎「Thunder Storm」vs関本大介「Crown of winners」●

▼トーナメント準々決勝
○獣神T・ライガー「怒りの獣神」vs UWF&山崎一夫&佐藤光留「UWFメインテーマ」●
●棚橋弘至「HighEnergy」vsバラモン兄弟「バラモンのうた」○
●三沢光晴「スパルタンX」vsS・ハンセン「サンライズ」○
○中邑真輔「Subconcios」vs天龍源一郎「Thunder Storm」●

▼トーナメント準決勝
○S・ハンセン「サンライズ」vs獣神T・ライガー「怒りの獣神」●
●中邑真輔「Subconcios」vsバラモン兄弟「バラモンのうた」○
※昨年優勝曲、ベスト4で敗退

▼3位決定戦
●獣神T・ライガー「怒りの獣神」vs中邑真輔「Subconcios」○

▼決勝戦
○S・ハンセン「サンライズ」vsバラモン兄弟「バラモンのうた」●

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