キャラクターをヒットさせたい人のためのブログ

「ヒットキャラクターを出したい!」そんなキャラクター作家、イラストレーター、企業広報、宣伝部の人たち向けのブログです。

15年来のお付き合いになる、ソニー・デジタルエンタテインメント福田社長との対談が「talked.jp」に掲載されました。

 

お互いが違う立場でキャラクターに関わり、福田社長はインフラの変化に対応し現在も素晴らしい経営を行っており、弊社は、キャラクタートレンドの波を追いかけながらなんとか今に至っている。この15年、お互いが違う視点でキャラクター業界を見ており、ウチはライセンス、ソニーデジタルさんはデジタルの分野でキャラクターに関わってきたが、案外お互い知らない事も多く非常に楽しい対談でした。

 

こうやって話をすると、やはり15年いろいろとあったとつくづく感じました。

 

自分は16年前にキャラクターのポータルサイトを目指し、「イーキャラメッケ」を立ち上げた。

今でいうpixvのようなサイトでした。まだ自分で登録するシステムではなく、オーディションを行ない、審査を通過した作品のみ登録を行っていました。

 

あのままネットでキャラクターを育てていたらまた別の人生を歩んでいたかもしれません。

 

今回の対談では、いつもブログで書いている事プラス、自分のライセンスビジネスの歴史や原点についても話しています。

 

キャラクターやデジタルインフラの15年のトレンドを見る事も出来ると思いますので皆さんのキャラクタープロデュースに役立つと思います。

 

ぜひご覧になってください。

 

「talked.jp」

http://talked.jp/35/index.html

 

 

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先週、プリントパックさんで年賀状を、土曜にはLINEスタンプが発売になった「もい鳥」。

 

そして、先日チラ見せした新企画商品。

こういった一度旬が過ぎたキャラクターが

新しいライセンス契約が出来ていることは、ある意味、奇跡が起きている事と感じます。

以前に「ライセンスビジネスにはトレンドがある」という事を書きました。

もい鳥がヒットした時期は「クリエイターキャラクター」がトレンドの中に入れる、ある意味、最後の時期でした。2000年前後の裏原ブームに始まったクリエイターブームを受け、キャラクター業界でもキャラクターブック、フィギュア、アパレル、キャラクターグッズから続々著名なクリエイターが登場しました。 

自分も2001年から新人クリエイター発掘を目的とし、イーキャラブック大賞というコンテストを開催。第一回グランプリの「ライトン生活」は20億を超える市場を作りヒット作品の仲間入りをしました。「もい鳥」は2005年のグランプリ作品でした。トレンドカテゴリーとしての「クリエイターキャラクターブーム」はそのころ終焉を迎えようとしていました。キャラクターブックを扱う出版社も減り、売場も減っていく時期でした。(今はキャラクターブックの売場がほぼありません)そのころのキャラクター業界は、「絵本ブーム」まっ盛り。クリエイターブームとかぶるように、2002、3年あたりからリサガス、くまのがっこう、オリビア、クリフォードそしてスージーズー、こびとづかんなど国内外の「絵本ブーム」が来ていました。

さらに、絵本ではないもののスポンジボブ、ケアベアなど海外コンテンツも人気で国内クリエイター作品は数作品がヒットするも、「海外作品」がもてはやされる時代でした。

そのような時期に発売した「もい鳥」は健闘したと思います。「普遍的なかわいさ」を持った作品なので、最低限のヒットにはつながりました。自分はそのキャラクター性を信じていました。

しかし、その後は「海外作品」ブーム、なめこ、つみねこなどの「アプリキャラ」、そして「ゆるキャラブーム」、「LINE」キャラクター(コニ―、ブラウン)の時代になります。

直近の3年くらいは、「北欧ブーム」「アニメブーム」や「アナ雪」、「モンスターユニバーシティ」、ピクサー作品などのディズニー、「SHOW BY ROCK!!」や「ぐでたま」など定番と併せ新作もヒットさせるサンリオ、「PEANUTS」を展開するソニー・クリエイティブプロダクツ、「ポケモン」、「妖怪ウォッチ」、東映アニメ作品や「ラブライブ!」「弱虫ぺダル」「おそ松さん」などの大手企業が絡む作品が市場を席巻する時代となりました。

 自分は、震災以降、大幅に小売店の傾向が変わった事が影響していたと感じています。小売店がより安定して売れる大手作品に目を向け、これから育てて行く必要のあるクリエイター作品に目を向けなくなったと感じています。(ハンドメイドやセルフプロデュースアート雑貨商品は別ですが)

そして、LINEクリエイターズスタンプが始まり、「カナヘイ」作品が再び注目を浴びる事となります。ヒットカテゴリーとしては、来年以降「LINEスタンプクリエイター」という分野が出てきそうな予感がしています。

さて、話を「もい鳥」に戻します。

「ヒットカテゴリー」には全く当てはまらない「もい鳥」でしたが、市場が無くなってからの5年間様々な試みをしてきました。

2011年から香港の展示会に出展し海外のパートナーを探しました。海外で話題を作り国内に戻そうという試みでした。2012年からは大失敗をしましたが、2年間小売店を運営し売場を維持しました。2014年には「もい鳥」の作者さんによる別作品の出版を行い、そのキャラクターと一緒にプロモーションしたり、香港のエージェントに中華圏でプロモーションをしてもらうべく、翻訳をしたり、市場を作るべく、様々な展開を行ってきました。結果、どれも「トレンド」にはまることがなく、市場を刺激するには至りませんでした。他のキャラクターでもそうですが、こういった目に見えない、売上につながらなかった活動をしている時は、一番提案を行っているのですが、エージェントは、一番お金にもならず苦労をする時期にも関わらず、クリエイターさんたちには何もしていないように見られ、「ちゃんと動け」とばかりに不満をぶちまけられる事もしばしばです。そんな時はお礼を言われる事もありません。

 先日あるライセンスをしている企業の方が「売れない作品は今後も絶対売れない」として話されていました。「売れなくなったら次を探せばいい」という考えです。逆もしかりで、売れなくなるとクリエイターさんは、エージェントから離れて行きます。生活があるのでそれは間違った考えではありません。

売れなくなったらキャラクターを捨てる企業と売れなくなったらエージェントから離れて行くクリエイター。新たなパートナーを探す事はキャラクタービジネスにおいては両者正しい考えです。

しかし、キャラクター自体は消える事はありませんし、ファンも消えません。「売れない」のは、トレンドカテゴリーではなくなり、キャラクターとファンの間にある「商品を作る」「出版をする」会社がなくなり「商品を扱う小売店」がなくなるだけです。 

ファンの皆さんにはご満足いただける展開ではないですが、我々はニーズが無い間も、以前あった商品を買い上げて売場を作ったり限定商品を企画したりして細々ですが、ファンに継続的に発信していきます。市場を刺激するためにも減少したファンの皆さんにイベントで何かを届けられればと活動します。そうする事は、全く利益になることではなく、むしろ企業としては売上につながらない自殺行為でもあったとも反省しています。

ただ、弊社ではキャラクターは「捨てる」のではなく、「再度浮上できる機会」を窺い、その間に出来る事を継続する事が「長くキャラクターを愛していただける」展開につながるものという信念でキャラクタービジネスに取り組んできました。キャラクターを「ビジネスのみ」としてだけ考えたら、ウチの会社の考え方は甘く、ばかげた、そして間違った経営観念だと思います。

自分がキャラクタービジネスを始めた2000年前後と比べ、2016年の現在は格段にキャラクターの寿命が短くなりました。「アナ雪」のような大ヒット作品ですら2年と市場を維持できていません。ケアベアをライセンスしていた時は、極力長くファンに親しんでいただきたく2007年~2011年までは市場を継続できていました。そんなケアベアも市場を作れなかった事を理由にアメリカとの契約が終了しました。

 今の日本のキャラクター市場に、2007年に誕生した「キャラクターブック」という、「トレンドではないカテゴリー」の作品が入る隙はほぼありません。しかし、来年が酉年という事、LINEスタンプやiMessageステッカーなど自社で在庫を持たずに展開出来るビジネスが誕生した事で、奇跡的に商品化でも手を上げていただけるライセンシーさんとのご契約も出来る事となりました。

 「もい鳥」は「トレンドカテゴリー」ではないので、以前ほどの市場は作れないかもしれませんが、「普遍的な可愛さ」を持った作品なので、またヒットする可能性はあると信じています。少しでも多くの展開に広がり、ファンの皆さんに喜んでいただける事を願っています。

 最近よく、キャラクターライセンスの講師をしていますが、様々な権利元が「キャラクターのリバイバル」のヒントを探すべく参加してきています。そして、最近では、「こんな有名なキャラクターでも?」と困っている会社が多く、復活に向けたコンサルティングを行う機会も少なくありません。

多くのキャラクターが次から次へと新しく訪れる「トレンドカテゴリーの波」に飲まれ消えて行く中で、ムーミンのようにいくつかのキャラクターは復活しています。それは誰かが継続的に火を絶やさない活動をしてきた結果でした。

自分がキャラクタービジネスを始めた2001年にマイティマウスというアメリカのキャラクターをプロデュースしました。作者のポール・テリーさんが1970年代に大手アニメスタジオに権利を売り渡していたので、その後その権利は様々な会社の手に渡っていました。自分がVIACOM社と契約した翌年、たまたま60周年を迎え、ギャラリーROCKETでの様々なアーティストによるアート展やVANS、PORTERとのコラボやセレクトショップでの展開、PLAZAでの商品展開とご本人が生きていたら「自分の作品が現代風によみがえってる」と少しは喜んでいただける展開にはなったと思います。まさか権利を譲渡した時、アジアの小国のキャラクタービジネスを始めて間もない日本人がこのような展開をするとは夢にも思わなかったのではないでしょうか。

キャラクターは作品に触れた誰かが引き継いでいく可能性もあり、決してなくなるものではないと思います。こういったリバイバルの実績が、他のキャラクターがひとつでも消えない実績につながっていけばと思っています。



LINEスタンプ「もい鳥~はじめてのスタンプ~」

http://line.me/S/sticker/1348078

 プリントパック「もい鳥」の年賀状

→ http://bit.ly/2e8A3yg 

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今年の映画業界の大きな話題と言えば「君の名は。」の大ヒットですね。

「踊る大捜査線」を超え、邦画では歴代4位の興行収入となったようです。

 

その「君の名は。」の新海監督のインタビュー記事をネットで拝見した事があります。

 

監督のご自宅には、古典作品や昔話の本がたくさんあるそうです。監督は、作品を「カテゴリー」で捉えられていて、「ヒット作品の物語にはルーツがある」事に気づかれたそうです。

 

ウチの会社にも多くの作家さんからの作品持ち込みが多くありました。そのルーツには、「1年前にヒットした作家さんの作品」など直近の作家さんの作風にルーツを持つ物が多かったです。なんだかヒットに追随するだけのものが多く、新しいはずなのに「ありがち」に見えてしまう作品が多かったです。

 

以前、ある分野で日本一の作品(現在も日本一の記録を破られていない作品)を出された作家さんにヒットの秘訣を聞いた事があります。作品を作る前に入念な調査や実際にその場所に取材に行き雰囲気を掴み、作品を作られるという話を聞きました。そして、先生は古典作品にも精通されており、古典作品の要素の一部を作品に加えるそうです。

それは、「設定」「印象的なシーン」「ストーリー」など。「日本人にはそういった作品を受け入れるDNAがある」とも話されていました。

 

キャラクターも同様で「妖怪」「モンスター」は古来からあるカテゴリーです。大手アニメ会社も作品を作る上で、童話や児童文学作品をベースにした作品を制作します。(もちろん著作権をクリアしながらです。)

 

キャラクターを作る上でカテゴリーも重要です。古典に準拠したカテゴリーを設定し、その中に古典作品の印象的なシーンや設定を織り交ぜるといい作品に近づくかもしれません。

新海監督とその日本一作品を作られた方がもう一つ挙げているヒットの要素として、現代風なアレンジも挙げらあれます。古典の作品をリメイクしただけだとなかなか現代の人にもピンときません。auのCMも日本昔話の登場人物だけのやり取りだったらあれだけの話題にはならなかったと思います。

 

日本でヒットさせたいときには日本人のDNAに訴えかける要素を、全世界でヒットさせたい場合は、世界中の人たちのDNAに訴えかける要素を加える事でヒットに近づくかもしれません。発信手法も現代に合ったものだといいと思います。

一昔前だと、「キャラクターブック」や「絵本」など出版社に「採用されないと作品が発表出来ない」時代だったのですが、今は「LINEスタンプ」「電子書籍」「YOU TUBE」などのインフラを使って表現方法も個人でクリエイト出来るので、いい時代になったと思います。

 

作品を作る前に、古典や童話、昔話を研究しぜひヒットに近づく作品作りをしてみてください。

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