やる気の源は何でしょうか?
1つは自由ということでしょう。子供の勉強に照らし合わせれば、今日はこの科目のここをやりたいと・教えてほしいという願いを聞き入れることで、やる気もアップするのかもしれません。
ただ、それは意味がないことがあります。往々にしてあります。
成績が、5段階評価で3以下の子には、特に要注意です。
自分がやりたいようにやるということは、裏を返せば、やりたくないことは避けている可能性が高いのです。面倒くさいことはやらない、暗記はきらいなどです。
食事にたとえるなら偏食と同じ。
しかし、願いをまったく聞き入れないのもやはりダメ。
その調整が個別指導の1つの要だと思います。
ポイントは、2つ。
まずは、学年と成績とか学力の実力に応じて対応を変化させること。傾向でいえば、小学生より高校生、成績が2より4の生徒の要望を聞き入れる割合は高くなります。
それから、要望の種類をよく吟味すること。「ここが分からない」というのには、丁寧対応する必要があります。そのために個別指導の塾に来ているのですから。ただ、分からない部分の理解のために前の段階に戻った説明から必要ということはあるので、すぐにその部分をやることができない場合がある。
別の要望として「《次》はここのあたりをやりたい」とくることがある。これはさらに要注意。勉強の流れの中でソコがいいと言うような生徒の指摘ははずれている場合がけっこうある。先を読めないのにあたかも確信をもって的はずれなことを今まで行ってきたから、成績があがらなかったのだから。
まあ、いずれによせ、基本は数ヶ月レンジの中で、今日何の授業を行うかと講師が決めていることが大事です。生徒からの要望を取り入れるのはあくまでも全体の中での微調整です。
たまに、「生徒のやりたいところをやる」を全面的に授業に取り入れることが善だと勘違いして、新たに仲間になる講師がいますが、その方には懇切丁寧に反論することにしています。