2~3日、当ブログをお休みにしていましたのは、
タイトル通り『白内障』の手術を受けるためでした。

この2~3年、急に視力が落ちて来て見えにくくなっていました。
仕事とかネットのし過ぎで、疲れているだけだろうと、たかをくくっていました所
眼科で『白内障』の診断結果が。

何度も通院後、都内の総合病院の眼科の優秀な先生を紹介するから、
手術を早く受けた方が良いと示唆されましたので、
2ヶ月後の予約を入れました。

それが、一昨日だったと言う訳です。

本当は、このようなレポートを書いて良いものだろうか?と悩みましたけど、
この病気は、病気と言うより目の老化と言えるものでして、
遅かれ早かれ(手術する、しないにせよ)皆さん通る道なので、
私の体験が、今後の皆様に少しでもお役に立てればと思い、
書く事にいたしました。


ずっと、色々な先生から
『白内障手術は、そんなに大した事ないよ。すぐに終わるよ』
と、言われていましたので、
まぁ、当日にもそれほどナーバスにならずに手術に臨みました。


病院に予約の時間に行き、手術着に着替え、頭に髪の毛が落ちないように紙の帽子をかぶり
用意万端整いました。


まずは、瞳孔を広げる目薬を3回に分けて差します。

血圧を測り(この時上118下80でした、、、正常)
点滴をします。
なぜ、点滴するかと言うと、手術中、ナーバスになって血圧が異常にあがってしまって
目が充血して、手術続行不可能になる場合があるので、
その際に速やかに、血圧を抑える薬を入れられるため、なんだそうです。

人によっては、パニックになる患者もいるそうな。

自分はそうならないように、願いました。

そうこうしているうちに、凄く眩しくなってきました。
瞳孔が開いたせいです。

そして、いよいよ手術室へ。

凄く広い、明るい、新しくて清潔!

手術椅子に座ると、160度くらい倒されて寝た状態に。

そして、顔と目の入念な洗顔と消毒後に、
先生の『始めます』の声。『お願いします』とは言ったものの
どんどん不安になります。

右目の手術だったので、右目だけ露出するような袋を被されて
その右目にパラフィンのような紙で固定され、その上でまぶたが閉まらないように
しっかりと二重に固定。まったくまばたきも動く事も出来ない。

『えっ、これで手術するの?全部、見えてるじゃない』
そうなんです、先生の顔も、手術のための非情そうな機械も、照明も、、、
凄く、恐くなりました。


しかし、その瞬間、もの凄く強烈な光が当てられました。

『凄く眩しい!!でも、目をつぶれない。逃げられない』

まるで、太陽を裸眼で見つめているかのよう。

でも、そのおかげで、回りが見えなくなり、逆に落ち着く事になりました。
恐くなくなりました。

そうですね、あの見えた状態で、メスがどんどん迫って来たら、
自分もパニックになっていたかもしれない。

そして、その光は太陽から、万華鏡に変わり、とても幻想的でした。
それはそれで、楽しんだかな。

手術はどんどん進み、私の目にメスが入り、白内障の原因である水晶体を
バキュームして行きます。
その際に、機械から音が鳴るのですが、これがまるで音程の悪いテルミンみたい。

『音程悪いぞ』って、何度も頭の中で叫びましたし、
その音程に合わせて、即興で曲も作っちゃいました。
まるで、作曲家みたい(作曲家じゃ!)

そして、バキュームが終わると、今度は真っ暗になりましたけど
すぐに眼内レンズを挿入されて、また幻想的な世界に戻りました。


手術も無事成功に終わり、所要時間10分足らず。
後で聞くと、血圧は150まで上昇したそうです。
やはり、かなりナーバスだったんですね。

手術中は、麻酔も良く利いて、痛くはなかったですけど、
目を変な風に押された感じとか、目の奥の方に、何か嫌な気分を感じたりとかはしました。



2日経った今では、眼帯も取れ、仮に眼鏡も作り、
前よりも明るく、そして凄く良く見えるようになった世界を堪能中です。

ちょっと、目がゴロゴロして違和感があり、また、目の速い動きは苦手のようですが
凄く良い状態だと思います。

ご心配には及びません。

何より、この目が見えにくい事による、万年頭痛が、現在取れて無くなっているのが
凄く有り難いです。

このまま続きますように。



しかし、私は生涯4回手術を受けていますが、今回のは2番目に
イヤ~な感じの手術でした。
(一番は扁桃削除)

だって、なんだかんだ言っても、『目』ですよ。

目は、やはり恐いですね。


残った左目は、今後、もっと大事にします。

なお、今日からお仕事に完全復帰します。

少し、眩しいけど、なんとかなります。

その証拠に、今朝も早くから『サクラ大戦』の一曲が書けましたもの。