こんなポスターを作ってくれている方々がいます。http://fukkou-noroshi.jp/


すっかり変わりはててしまったけど、懐かしい釜石の町と、地元の人々がたくさんうつっています。


胸が熱くなります。


この熱さがしぼんでしまわないように、


どんどんポスター広げていただきたい。


http://fukkou-noroshi.jp/

東北の震災から一ヶ月がすぎました。


本当にあっという間の一ヶ月です。


私が育った岩手県の釜石市も大きな被害を受け、


あの海も町並みも、


もはや記憶の中にしか存在しません。


町がなくなってしまいましたから・・・。




3月11日当日は、あの大きな揺れに驚いたものの まだまだのんきなものでした。


地元には津波警報ながれているだろうな、

でもいつものことだし、

今回もきっと大丈夫。


そう思っていました。



しかし、その後テレビで津波の衝撃的な映像を見て、電話もぜんぜんつながらず、一気に不安が押し寄せてきました。


岩手の家族は 親戚は 友達は・・・



不安で眠れない夜を過ごしました。



その反面、どうも津波が現実とは思えずCGでも見ているのではないかと不思議でなりませんでした。


脳が現実と認めたくないのか、それとも現実と処理しきれていないのか・・・。 



不思議な感覚のまま、それでもテレビとネットにかじりつき、家族や友達の安否の手がかりを探すのに必死でした。



いまさらですが、ネットって本当にすごいですね。


グーグルのサイトで家族の安否情報を求めていたのですが、

それを見た連絡先を知らない遠い親戚からメールがきました。


私の家族を探してくれていました。

ありがたいことです。

そして遠い親戚と私をつなげてくれたネットに感謝しました。



今までつぶやく意味がわからず、まったくやっていなかったツイッターからも 本当に多くの情報をいただきました。



テレビよりもずっとずっと現地の動きが見えたような気がします。


すべての情報が正しいとはかぎりませんが。。。




数日後、家族が無事であるという情報が入りました。


家が流されてしまいましたが親戚も無事でした。


弟が瓦礫を乗り越え何時間もかけて自転車で祖父母の家に行き、祖父母が無事であったことも確認してくれました。



でも同級生や、小さいころからお世話になった近所の方、友達のご家族、、、  

亡くなってしまった方もたくさんいます。



私の母校の中学校は 今はご遺体の安置所になっているそうです。



テレビの津波の映像が自分が思っているよりも衝撃が大きかったようで、被災していない私が何日か津波に襲われる夢を見ました。


私でこんななんですから、実際に経験している方は いったいどんな夜を過ごしているのでしょうか?



家族を失った方は 

まだ見つかっていない方は、

ご両親を亡くしてしまった子供達は、

子供を亡くしてしまった方は、

すべてが流されてしまって いったいどんな気持ちでいるのだろう?



想像して、

胸が押しつぶされそうな気持ちになりましたが、

地元の方の本当の気持ちは その立場になってみないとわからないですよね。。。




人間の本質は窮地にたったときにわかる。というようなことがよく言われていますが、


テレビであんな状況にいる地元の人の口から


「ありがたい」

「おかげさまで」


という言葉をたくさん聞き、

ああ、これが地元の人の本質か。と 気づかされました。



岩手に住んでいたときは 周りの人とのつながりが窮屈でわずらわしくさえ感じていましたが、 このつながりがこの状況でいろんな人を助けています。


不器用さは謙虚さであり、我慢強さでもあったのですね。

あの状況で我慢強さはすばらしい強みです。



火事場泥棒的な人は どの時代にもどの場にもいますが、



今は謙虚に、いろんなことに感謝しながら、協力しあって耐えている地元の方を誇りに思っていますし、



そんな姿から、逆にパワーをもらっている気がします。



たぶんそう感じているのは私だけではないはずで、


そのパワーがまた支援しよう、応援しようという力を生み、


地元に戻っていくのだと思います。




どう言葉にしてよいのかわからず、この日記を書くのに何時間もかかってしまいました。


そのわりにはやはりうまく言葉にできていませんが、



心から 一日でも早く復興して 平穏な日々を取り戻せることを祈っています。


私も私ができるパワーの恩返しができたらと思っています。























お寺で写経をしてきました。


最後にお願い事を書いて、そのお寺に奉納します。




今回の地震、津波で亡くなった方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。



一日でも早く、一人でも多く、 みんなに平和な日々がもどりますように。



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