2015年11月22日

今季から新しいインフルエンザワクチン

テーマ:感染症
昨季までは、インフルエンザワクチンは3価だった。3種類のタイプに対応していた。A型のH1N1型、H3N2型と、B型は山形系統またはビクトリア系統のどちらか。流行タイプを予測して選んでいた。

しかし、B型が両方流行してしまうという事態を受け、今季からは4価となった。B型も両者が入っている。

その分接種費用が値上がりしているようだ。価格を据え置いているクリニックもあるが。
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2015年10月24日

大村智先生

テーマ:感染症

『大村智ー2億人を病魔から守った化学者』

馬場錬成著

中央公論新社


ノーベル医学賞を受賞されたので、どのようなお方なのかなと思い読んでみました。

凄い。

確かにノーベル賞に値する業績を挙げられているが、加えて経営者としても活躍し、特許収入で得た財を世のため人のために生かし切っているところが、常人ではないという印象を与えます。


ノーベル賞受賞理由であるイベルメクチン(およびその誘導体)が、たった1回の内服で、アフリカの風土病だけでなく、皮膚難病として知られている疥癬の特効薬でもあり、2006年に保険収載されたということも初めて認識しました。


大志を抱いている一流の研究者は、研究面で信義にもとる行為はしないが、一流大学(プリンストン大学など)の教授であってもそのようなふるまいに及ぶことがある、ということにも触れられています。まあ、お祝いの際にはどうでもよいことなのですが、そのような恥ずべき行為は白日のもとに晒される日が来ることもある。超一流の研究者は、権威主義的ではなくリベラルだ、ということも良く伝わってきました。

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2014年09月01日

デング熱

テーマ:感染症

2008年2月6日付の本ブログの記事にデング熱について記載している。

人から人への感染は無いが、国内の蚊を介した感染はやはりあるようですね。

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2011年01月26日

化膿菌

テーマ:感染症

Staphylococcus aureus

Streptococcus pyogenes

Pseudomonous aeruginosa


Streptococcus pneumoniae

Haemophylus infulenzae

Neisseria gonorrhoeae

Neisseria miningitidis

Bacteroides

Crostridium perfringens

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2010年09月14日

耐性アシネトバクター

テーマ:感染症

日経メディカルオンラインのメールマガジンはふだんは見ずに捨ててしまうことが多いが、今回たまたまあけてみていたら、青木眞先生の面白いコメントを発見した。


「MRSAがテロリストが大きなナイフを持っているようなものだとしたら、耐性アシネトバクターは100歳を超える老人がナイフを持たされて座っているようなものだ」


MRSAですら、いるだけで悪さをしていないことはよくある。耐性アシネトバクターが予後に影響を及ぼしている可能性に先生は極めて懐疑的。マスコミはこの件では騒ぎすぎで、厚生労働省も臨床的に価値の低い調査にエネルギーを割くようなことはやめたほうがよい、ということ。


マスコミもニュースバリューを考える際に、専門家に話を聞くべきでしょう。

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2009年11月19日

新型インフルエンザ感染が若年者に多い理由

テーマ:感染症

アメリカでの調査では、30歳未満では新型インフルエンザに反応する抗体を有している人の割合は4%であったが、60歳以上では34%存在した。


また残念ながら、季節性インフルエンザワクチンの接種で新型インフルエンザにも反応する抗体ができた人の割合は、9歳以下では0%、18~64歳では12~22%、60歳以上では5%以下であった。


NEJM 361:1945-1952, 2009

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2009年05月09日

Hibワクチン

テーマ:感染症

インフルエンザはインフルエンザウイルス(A, B, C型)感染でおきるが、インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)という細菌も存在する。グラム陰性短桿菌。


最初にインフルエンザにかかっている人の続発性細菌性肺炎の原因菌として分離されたためインフルエンザ菌という名前がついた。実際にはインフルエンザの原因ではないと後で判明したが、名前だけ残った。


インフルエンザ菌は莢膜型と無莢膜型に分類される。莢膜型は莢膜多糖体の血清型によりa~fの6種類に分類される。莢膜があると食細胞(好中球、マクロファージ)の貪食に抵抗を示し、莢膜型のb型菌(Hib)が特に5歳未満の小児で髄膜炎、喉頭蓋炎や肺炎などの原因となる。小児の細菌性髄膜炎の約60%がHib菌によると報告されており、全国で年間600人の小児が発症していると推定されている。死亡率は約5%で、てんかんや聴力障害などの後遺症が24%程度に残る。生後3ヶ月から発症が見られ、1歳で発症のピークを迎え、以降4歳まで比較的多く見られる。5歳以降は発症が激減するようだ。


この細菌に対するワクチンはWHOにより推奨されており、世界100カ国以上で使用されている。ワクチンによりHibによる髄膜炎の発生を100分の1に減らせるそうだ。2008年12月から日本にも導入され、任意接種となっているが大人気で品薄状態が続いている。初回免疫4週間隔で3回実施すると抗体保有率が92%、初回免疫後1年に追加免疫を実施すると100%になるそうだ。DPTワクチンとの同時接種が推奨されている。


細かいことだが、Hibワクチンに添付されているシリンジがガラス製で、皮下注射の際血液の逆流が無いかとうかつにピストンを引っ張ると簡単にシリンダーから抜けてしまい、貴重なワクチンが無駄になるので要注意。

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2009年04月30日

豚インフルエンザ

テーマ:感染症

新型インフルエンザがフェーズ5に入った。


フェーズ4は、豚インフルエンザが変異し人から人への感染が確認された状態(新型インフルエンザ発生)。

フェーズ5は、2カ国以上で持続的な感染が確認された状態。

フェーズ6が世界的大流行。


発熱前の感染者が、公共の移動手段で成田から都内に出勤し、帰宅するだけでおよそ1000人と接触すると考えれば、海外でフェーズ6に突入すれば日本でも水際作戦は不可能だ。


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疑問点が2つある。


一般的には、インフルエンザで死亡するのは小児か高齢者である。小児ではウイルス性肺炎でも重症化することがあるし、脳症の可能性がある。高齢者では体力低下のため続発する細菌性肺炎でも重症化する可能性がある。今回メキシコでは成人でも死亡例が報告されているという一方で、メキシコ国外では成人は軽症、死亡例は幼児と一般的な弱毒型のインフルエンザの病像を呈している。ウイルスに国境などないはずなので、メキシコでの死亡報告にはインフルエンザ以外の原因もふくまれているのではないか、ということ。それとも、メキシコには成人の免疫力が低下するほど貧しい地域があるのか。あるいは、メキシコには強毒株が存在しているのか・・・。


もうひとつは、春に発生している事実をどう考えるべきかということ。インフルエンザは気温があがると活動性が落ちるはずであり、南国では発生しない。メキシコでは高地で発生したのか?たまたま豚インフルエンザが変異したのがこのタイミングだっただけだとすれば、流行は冬に発生した場合にくらべ小規模に留まる可能性があるのではないか。


ただ、強毒型だったとされるスペイン風邪も春に発生していたことを考えると、本当に心配すべきなのは今年の秋・冬からの季節なのかもしれない。最悪のシナリオは、春に発生した新型インフルエンザが、ひと夏を生き延び、次の冬シーズンに大流行する。しかも、ウイルスが人や豚に人畜共通で感染している間に、強毒性を獲得する事だ。


強毒性とは、下気道に感染できるためのより高温環境下で増殖できる遺伝子を獲得することで得られる。豚インフルエンザは鳥よりは毒性という意味では危険度が低いらしい。鳥は人より体温が高いので、人に感染した場合にもともと強毒性の可能性が高いようだ。ただ豚は鳥インフルエンザにも人インフルエンザにも感染できるので、豚の体内で人と鳥の強毒遺伝子が組み替えを起し、それが人に感染したら最悪だ。メキシコではこれが起こっているのか?


冬シーズンにはワクチンが間に合う可能性があるので、是非ワクチン製造を急いでいただきたい。冬までに毒性が高くなっている可能性がある以上、新型インフルエンザのワクチンを優先するのは理にかなっているように思う。

現在メキシコ以外に広がっている弱毒型の新型インフルエンザは、むしろ成人はかかっておいた方がワクチン接種と同様の状態になるので、強毒型の新型が流行したときにはむしろ免疫がついていて安全かもしれない。渡航歴がない発熱患者の医療機関の診療拒否がニュースになっているが、過剰対応もいいところだ。厚生労働省は、新型インフルエンザが蔓延している国のリストを公表し、更新している(http://www-bm.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/index.html )。5/5時点ではメキシコ、アメリカ(本土)、カナダの三カ国だ。この三カ国から帰国して10日以内の発熱や、帰国者と接触後の発熱は発熱相談センターに電話相談すべきで、近所の医院にいきなり行ってはいけない(東京都:http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2009/04/20j4u501.htm )。


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いずれにせよ、不要不急の海外出張は控えること(外務省:http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars.asp )、日本でも流行が始まってしまったら自覚症状がある人はマスクをし出勤を控え、他者への感染を防止することが大事だろうか。一般的には解熱後3日経過すれば人にうつさなくなる。特に小児や高齢者では薬物治療も必要かもしれない。強毒型ならもちろん年齢に関係なく薬物治療が必要だ。

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2009年03月27日

エイズ治療の突破口?

テーマ:感染症

極めて特殊な状況下で、エイズ治療の突破口が見つかったのかもしれません。


CCR5(chemokine receptor 5)がエイズ感染に必須らしい。欧米人の1%ぐらいにCCR5の遺伝子が32塩基欠失した多型(CCR5 delta32)が存在します。この多型のホモ接合型の人は、エイズに感染しないらしいということが急性骨髄性白血病の移植治療により判明しました。


エイズに感染した急性骨髄性白血病の人が骨髄移植を受けたのですが、たまたまこの移植された骨髄がCCR5 delta32のホモ接合型だった。その結果、エイズウイルスが無治療でもほぼ消失したという報告がありました。


CCR5 delta32のホモだと、他のウイルス感染には逆にかかりやすい可能性があるようですが、それはアフリカに存在するウイルスなど特殊なものらしい。アフリカではそのためにCCR5 delta32多型を有する人が淘汰され、逆にCCR5を足がかりに感染するHIVが増殖したのかもしれません。


CCR5をターゲットにしたエイズ治療あるいは予防法が開発されるかも知れませんね。


それにしてもすばらしい症例報告です。臨床医の「誇りであり、あこがれ」ですね。


文献: Long-term control of HIV by CCR5 Delta32/Delta32 stem-cell transplantation, NEJM 360:692-698, 2009

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2008年11月07日

急性気道感染症でのプロカルシトニンの有用性

テーマ:感染症

プライマリケアを対象に、プロカルシトニンが0.25μg/L以上か未満かで抗生剤を使用するかどうか決定するという臨床研究が行われた。疾患の内訳は風邪5.6%、急性副鼻腔炎22%、急性咽頭炎ないし扁桃腺炎が18%、急性気管支炎が25%、市中感染の肺炎16%など。


結果、抗生剤使用率が対照群で97%に対しプロカルシトニン群では25%に抑制された。肺炎では対照群100%に対しプロカルシトニン群で58%。プロカルシトニン群に特に不利益はなかったという。


日本ではプロカルシトニンは敗血症が疑われる時のみ保険適応があり、定性ではカットオフ値が0.5μg/Lのキットが使用されている(筆者の勤務先では)。高感度CRPならぬ高感度プロカルシトニンを使えば、こういう利用法もあるということでしょうか。


文献: Procalcitonin-Guided Antibiotic Use vs a Standart Approach for Acute Respiratory Tract Infections in Primary Care. Matthias Briel et al. Arch Intern Med 168:2000-2007, 2008

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